1985年生まれ福岡県宗像市在住。西南学院大学国際文化学部卒業。 2008年福岡県警察に入職するが突発性難聴を発症し退職。 難聴や精神の落ち込みを様々なサポートで乗り越え、支援者という立場に回りたいと考え、2009年障がい児者支援団体に就職。障がい児者に療育的プール活動と学習支援活動を提供する指導員として勤務。 2016年福岡県宗像市で療育活動を提供する知的・発達障がい児者支援団体「ぐるんぱ」設立。知的・発達障がい児者、その他困り感を抱える子どもたちへの療育的プール活動と学習支援活動、福祉事業所顧問、保護者学習会主催などの事業を展開。一般企業へも発達障がい啓発・対応研修も行う。 「オムツの取れなかった10歳児がプールを始めて3か月でオムツが取れた」「家庭学習が定着した」「自傷・他害行為が減った」「従業員の仕事効率が上がった」など各家庭や社会生活に寄り添う支援を実践。 お問い合わせは、下記のいずれかへどうぞ。 メール:gurunpa.munakata@gmail.com 電話:090-5724-0660 ぐるんぱHP:http://gurunpa-munakata.jimdo.com/
2019年4月30日火曜日
「何度言っても…」ということは、効果が無いという事
「同じことの繰り返しで…」
いろんな相談事と向き合う中でという言葉をお聞きすることは多いです。
この言葉の中で、気になるのは、手立てを打ってはいるけれど、行動が繰り返されているというところです。
ということは、その手立てが相手にとって効果のあるものとなっていない可能性があるのです。
では、どのようにして考えていけば良いのか?
「どう伝えれば良いのか?」
というところから考えていく必要があります。
伝えることは変えずとも、伝え方が相手に合っていない、ということはあり得ることです。
「これまで」してきたことを手放すのは勇気がいることかもしれませんが、それで効果が無くて「困っている」のであれば、それは、手立てとしては手放すべきです。
それに固執するのは、こちら側のエゴかもしれません。
このように言う事が出来るのは、「職業支援者だから」と思われるかもしれません。
そうです。
僕はあくまで職業支援者。
ご家族とは違う視点で、ご家族のしにくいことをしていくことが、僕の役割だと考えています。
ご家族の気持ちに寄り添うことと、手立てはイコールではないと思っています。
我が子の願いを“どのように”叶えるのか
2019年4月29日月曜日
ゴールデンウィーク初日
お母さんたちのスキル発掘
もちろん、お仕事として、です。
2019年4月24日水曜日
「切り替えが苦手」とは言うものの…
「切り替えが苦手」。
この仕事をしていると、子どもたちの様子を話す中で、こういう言葉を何度も聞きます。
でも、そうかなぁ?と思うことがとっても多いです。
今日、夜に学習サポートをしていた中学生の男の子もそうです。
「切り替えが苦手で、何をするにも時間を要してしまう…」と言う話を聞いていました。
でも、この子の場合は、「切り替えが早い」こともあります。
どんな時か?
一番分かりやすいのは、終わりの時です(笑)
学習の終わりの際には、とても早く片づけをしていきます。
そして、終わりとなった途端に他の話を始められたり、鼻歌を歌ったりします。
「当然でしょう?」と言われれば、それまでですが、勉強の終わりも場面の切り替えです。
本当に苦手だと、「さ、休憩」となるまでにも時間を要するんです。
形だけ休憩でも、頭の中はまだ勉強モードだったり。
いますよ?勉強に入るのも、終わるのも苦手な子って。
そういう子を見ると、「あぁ、確かに切り替えが苦手なんだろうな」と思います。
でも、この子は「切り替えられるときがある」のです。
「勉強は必要」という思いが大人は強くなるから、そこへ向かうのが苦手だと「切り替えが苦手」ということになっているのかもしれません。
「切り替えが苦手」なのと「勉強に向かうのが億劫(億劫でないにしても、向かえない理由がある)」のとでは、サポートの方法が異なると思います。
それを見極めて、理由を知って、彼が自信を持ったり、生きやすくなっていったりすれば、良いのかなぁ。
そんなことを考えています。
2019年4月18日木曜日
東郷駅そば!NAFU CAFEさんのご紹介~絵画お届けサービス~
第一号!
東郷駅、日の里口のロータリー内にあるNAFU CAFE(ナフカフェ)さんです!
店内に入って直ぐの壁に掛けて頂いています!
是非ともお立ち寄りください!
2019年4月17日水曜日
前に進むためには実務を積み重ねていくしかない
(こういうことがしたい)なんて思い続けていたって、何も変わりません。
乱暴な言い方かもしれませんが、思っているだけで物事が進むなら、こんなに楽なことはないわけです。
実現したいことがあるのなら、そこへ向けて実務を積み重ねていかなくてはいけません。
流れてしまうような作業ではなくて、着実に“積んで”“重ねて”いく必要があるわけです。
大きな夢でも野望でもプロジェクトでも、達成に至るまでに必要なことって、実務以外の何物でもありません。
資料を作ったり、メール対応したり、電話対応したり…
それらが“やりっぱなし”にならないように、“積み重ね”になるように工夫と努力はしないといけないです。
何か一つアクションやリアクションを起こして、「あ!そうか」という気づきがあったなら、それを“やりっぱなし”にせず、記録を取っておくなり、既存の資料やマニュアル的なものを変更するなり、行動を変えるなりして“積み重ね”をしていくことは、必要だと思います。
同じことを何度も何度も繰り返すようでは、前に進まないどころか、信頼を失うことになります。
何か新しいことを始めようと思ったとき、「何から始めよう」と、いつまでも悩んでいる人がいます。
何も思いつかないのですか?
まず、思いついたことをしてみたら良いんじゃないですか?
そしたら、足りないもの、必要なものが見えてきます。
もしかしたら、二度手間になってしまったり、無駄な過程を踏んでしまったりすることもあるかもしれません。
でも、いつまでも悩んでいるよりか、100倍マシです。
「悩んでいる」とか「アドバイスを聞いている」というだけでは、「ただ座っている」ことと変わりません。
やっていくうちに、見えてくるものもあるし、要領をつかめてくるものもあるし、もしかしたらゴールの形だって変わってくるかもしれません。
最近は、毎日ではなくなってしまっているけれど、このブログを更新しているのだって、言ってみれば実務の積み重ねです。
こんなブログでも3年ちょっとで延85000アクセスですよ?
1000記事オーバーですよ?
一記事辺りのアクセス数で言うと大したことないですが、3年間で延85000人相手に話なんか絶対に僕は出来なかったです。
でも、ブログに書いていくだけで、85000回もですよ?いろんな人が僕の考えに触れてくれているのだと思ったら凄いと思いませんか?
文も下手だし、別に面白くもない記事もほとんどだし。
それでも!って感じです。
その甲斐あって、少しずつですが、営業をかけずとも、口コミや紹介で自然に問い合わせが来るくらいには、認知してもらえるようになってきました。
僕の場合、支援もそうです。
積み重ねです。
手立てを講じる。
記録を書く。
振り返りをする。
検討をする。
勉強をする。
こういうことの繰り返しと積み重ねです。
逆に言えば、実務の積み重ねさえしていけば必ず形になっていきます。
これは間違いないこと。
そして、自分自身の中に自信を根付かせるのもまた、実務の積み重ね以外の何物でもないと思うのです。
ってことで、僕は行動に起こしていきます!
実務を積み重ねていきます!
上手くいかなければ引っ込めたって良いわけだし。
引っ込められないのは、無駄なプライドのせい。
自分の取り組みや思いには誇りを持つことは必要です。
でも、目標の実現に邪魔なプライドなら、それは無駄だと僕は思います。
(オレは頑張っている)みたいな自己満足“だけ”で良いのか?って話です。
1年前に「起業を考えている」と相談してきた知人が、1年ぶりに連絡がきたと思ったら「起業を考えている」とまるで初めて相談してくるかのようにして、同じ話をしてきたので、こんな記事を書いてみました。
別に、この記事で説教するつもりではなく。
本人はこのブログを読んでいるかもわからないし。
っていうか、本人にも似たようなこと話してしまいましたしね(笑)
もし、いきなり「独立起業」に自信が無ければ、副業でしてみたって良いわけだし、職場の副業規定に抵触するようであれば、無料でしてみたら良いわけだし…
「独立起業を志している」なんて、自分に酔いしれている暇は、無いはず。
2019年4月16日火曜日
学生さんたちの力を借りて、一歩前進
僕ではどうしても入れない、女子更衣室での着替えサポートなどです。
今年度、ある女の子の着替えのサポートを引き受けてくれた福岡教育大学の女子大生。
彼女に「ぐるんぱの活動に興味のありそうな学生さんっていると思う?」とたずねてみました。
(すでに手伝ってくれている彼女に、こんな頓珍漢な質問をするか?(笑))
そしたら「いると思いますよ。呼びかけてみましょうか?条件とか、要望とかあれば、声かけてみます」と請け負ってくれました。
お願いして数日。
「何人かから興味があると、連絡が来ましたけどどうしたら良いですか?」と彼女から連絡がありました。
それからあっという間に10人ほどの学生さんが、僕の元へ連絡をくれました。
「ぐるんぱ連絡用」なるグループLINEを作ることに。
お願いしたい更衣のサポートを中心に考えていましたが、想定していた以上の人数が集まったので、着替えのサポートはもちろんですが、これから学生さんにもいろんな提案をしながら、ぐるんぱの活動を広げていきたいと思います。
例えば集団の学習サポートとか。
例えばハイキングみたいな外出とか。
例えばクッキング教室とか。
学習だと、教科学習だけじゃなくて、例えば授業を模して発表の練習とか、集団の中での息抜きの仕方とかも出来るかもしれないな、と思います。
ハイキングだと、当然目がある方が安全に引率が出来るでしょうし、行先での過ごし方も選択肢が広がるでしょう。
クッキングも教室も、場所を借りやすくなるし、補助もしやすくなるし。
集団だけど、きめ細かい。
これ以外にもいろいろと出来るでしょう。
これらが可能になるかもしれないという希望のようなものが見える気がします。
育てる、というとおこがましいかもしれませんが、これから現場に出ていく学生さんたちに生の子どもたちに触れてもらえる機会は提供できる気がしています。
今年度、いろんなことをしてきたいと思います。
ワクワクが止まらない4月中旬。
絵画お届けサービスのチラシを作ってみた。
自分でチラシを作ってみました。
そのうちにプロにお願いするとして、とりあえずはこれでスタートを切っていきたいと思います。
絵画お届けサービス。
これからどうぞよろしくお願いいたします。
2019年4月11日木曜日
保育士さんの積み重ね
泣いて登園する日が続いていました。
それが昨日から笑顔を見せて登園してくれるようになっています。
以下、Facebookに投稿した分のコピペです。
(お、急にどうした😄?)
僕「うん、見せて~。どんなことすると~?」
晴哉「こうすると~。見てて~。」(ニコッ)
晴哉「うん、A先生、優しいと~🎵」
と言うか、確か1人じゃないかな?
先生の真似をする、で笑顔ですよ!
きっと、たーくさん、それぞれの子どもたちの保育について検討を重ねていらっしゃるのだろうなぁ。
ありがたい限りです。
「学校面倒くさい」の言葉の裏にあるドキドキ
新学期が始まって最初のプール。
ただ、今日はどこかトゲトゲ。
送迎を含めて請け負っているのですが、車に乗る直前に何やら呟いていました。
永田「ん?どうした?」と尋ねたところ、
Oさん「面倒くさいって言いよぉやん!」と。
(なんだ?そういえば、さっきも別の職員さんにトゲトゲと当たっていたな…)
今日は放課後等デイサービスを利用しており、そこから直接僕の車でプールに向かうことになっていました。
永田「何が面倒くさいと?」
Oさん「学校!!」
永田「そうなんだぁ。そうだよね。でもそんなに怒りながら言わんでも良いやん?学校が面倒くさいと感じるのは、僕のせいでもないし、○○先生(方デイの先生)のせいでもないやろ?」
Oさん「…はぁい」
彼女自身思うところがあったようで、ちょっぴりシュンとしてしまいました^^;
そして、車を発進させて少しお喋り。
(さて、とプールまでに解れるかな?)
永田「学校が面倒くさいんだね。学校の何が面倒くさいの?」
Oさん「勉強。作業実習とか。」
永田「ふーん、今年は作業実習で何すると?決まってる?」
O「まだ分からん。でもね、1年生の時は難しいことがあったと」
永田「そうかぁ、例えば?」
Oさん「何グラムとか計るの。たまに間違えてしまうと」
彼女は昨年度食品加工で、軽量をする場面が多かったようです。
永田「ふむ…間違えるとどうなると?先生とかに怒られると?まぁ、もしかしたら料理だったら味が変わることがあるかもしれんけどさ」
Oさん「ううん。怒られんよ。やり直すのが面倒くさいと。それに恥ずかしいと」
(なるほど。恥ずかしい、か。これだな)
永田「大丈夫よ、間違えながらいろんなことを覚えていくんやけん。僕もいっぱい失敗しながらきたし、今でもしょっちゅう失敗してるよ♪」
Oさん「そうなん?どんな失敗したと?」
永田「そうだねぇ(解すならココだな)…最近で言うとね…プールじゃない日に、お迎えに行ってしまって『え?今日じゃないよ』って言われて気づいたしね。」
Oさん「ふふふ、そうなん?(笑)」
永田「そうよ。他にもね、電話を掛けたいところとは別のところに掛けてしまって、あれれ?ってなったりもしたよ。もう、そんなんばっかり(笑)がっはっは。でもなんとかなっとるわぁ」
Oさん「そうかぁ」
そう言って、しばらく考えているようでした。
次に口を開いた時には、新年度のクラスのことや「JKらしい恋バナ」を聞かせてくれたりしました。
「面倒くさい」と言っていましたが、自信が持てないのかもしれませんね。
(今年も上手に過ごせるかな?)的な不安があるのかもしれません。
少なくとも僕にはそう聞こえました。
ちょっとは解れたかな?
まぁ、他にも、今日彼女と過ごす中で聞こえた彼女の言葉を拾っていくと、楽しみだけど、今年度もどんな一年になるのか見通しがまだ持てない不安があるようでした。
こちらは少しずつ時間をかけて、一緒に考えていきたいところ。
もちろん、ご家族でもいろんなお話を重ねていくのでしょうが、僕には僕の役回りがあると思うので、僕向けの発信には丁寧に向き合っていきたいものです。
プールの様子で言うと、彼女は最近、目覚ましい勢いで上達をしています。
気が付けばクロールでも25メートル足を着かずに泳げる日が出てきました。
泳ぐスピードも上がってきて、今日はこれまでで一番たくさん泳ぎました。
終わった後には、「プール上手になってきた感じがする」と本人も呟いてくれて、僕も嬉しくなりました。
それから「プールの着替え、○○さん(更衣のサポートに入ってくれている学生さんの名前)で良かった。優しいし、面白いけん」とも。
週に一度のプールの時間が彼女にとって、息抜きであったり、発散であったり、運動不足解消の場であったり、「出来る」を体感できる場であったり…そういう有意義なものであり続ける様、一緒に楽しみながら過ごしていきたいと思います。
本当に、新年度。
大人にとってもだけど、子どもたちにとっては、とってもフワフワソワソワしがちな時期なんですね。
ぐるんぱくらいは、変わらない場であり続けたいもの。
2019年4月9日火曜日
シャープペンシルってかっこいい
小学校では鉛筆の使用だったようですが、中学校からシャープペンシルの使用が許可されるらしいのです。
小学校の卒業式でも記念品にシャープペンシルをもらっているようでした。
鉛筆からシャープペンシル。
憧れだったようです。
一緒に学習している間も、何度も芯を出したり引っ込めたりしています^^
でも、まだ上手に使いこなせない様子。
鉛筆と同じような筆圧で使うから、ポキポキと芯が折れてしまうようです。
僕がシャープペンシルでどんどんと筆記していくことが、彼には驚きのようで、目を点にしています。
そうすると、今度はフワーッとした筆圧で、すんごい薄く書いてみるのです。
早く書けるけど読めないくらいに薄くなってしまうのです。
芯の出し加減、力の入れ具合…そういうことに気を取られると、注意力が散漫になって、普段は難なくこなす計算でミスをする…。
なんだか彼自身でも(変だなぁ)と思うようで、首をかしげていました。
いろんなことを体験する春になっているようです。
伝えられるところは伝えて、体験してもらうところは体験して、彼だけの中学生活も謳歌してほしいものです。
2019年4月4日木曜日
応援してもらっているから、明日も頑張れる。
毎日のように顔を合わせる方で、先日「その時計、随分長いこと使ってるの?」と尋ねられまして。
「いえ、ずっと別のを使っていたんですが、壊れてしまって、間に合わせでつけているんです」
と答えておりました。
そしたら今日、その方が「ほら、いつも頑張っているから、私からプレゼント」と、渡されました。
「せっかく頑張ってるんだから、身に着けるものもきちんとしなきゃね」と。
もう、涙が出るほどうれしかったです。
大切に使わせていただきます。
ありがとうございます。
いろんな方がいろんな形で応援してくださいます。
本当に、本当にありがたいです。
こういう事がある度、というとおかしいかもしれませんが、これだけ応援してくださる方がいるのだと思うと、背筋の伸びる思いです。
明日からも、この腕時計をしながら頑張っていきます!