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2025年5月23日金曜日

ステップアップには奥行きもあるし、平坦なステップもない

当たり前ですが、ステップアップには奥行きがあります。
よく平面的な図で階段のようなものでステップアップをイメージさせますが、実際のステップはそんなに平面的ではないです。

それからそれぞれの段階、ステップには砂利が落ちていたり、凹凸があるものです。

だからステップアップって自覚しにくい。
でもだからと言って、歩みを止めているとは限らないのです。

そのことを知って待つ。
これが支援の基本だと思うのです。

2025年2月11日火曜日

気が付けば2月、気が付けば10年目

 ぐるんぱを立ち上げて先月で丸9年が経過し、10年目に突入しました。

これだけの期間、やってこれたのは多くの方に応援してもらったり、支えてもらっているからだと思います。
特に家族や親せきを中心とする近しい関係の皆さんには迷惑も心配もかけっぱなしの9年だった気がします。

支えてくださっている方たちの期待に応えるためにも、僕は自分自身の行いを信じ続けていこうと改めて思っています。

今年度、学習サポートは高校受験を迎える子たちが多くいます。
そこそこ長い付き合いの子たちが卒業していくのは寂しい感じがしています。
それでもやはり自分の道を自分で選択していき、そこに踏み出そうとする子どもたちを見送るのは嬉しさもあります。

過去の卒業生たちもそれぞれ頑張っているようだと耳に入ってきます。

細々ではありますがこれからもぐるんぱらしく、子どもたちの成長に立ち会っていきたいと思っています。


3月以降、卒業生が出て平日の夕方や夜を中心に枠が開くところが出ます。
お気軽にお問い合わせください。

2024年12月27日金曜日

今年もお世話になりました。2025年もよろしくお願いします。

 気が付けばブログも3か月放置になっていました。


今年は下半期とにかく忙しかったという印象です。

現場を預かっているインクルささぐりのこと。

ぐるんぱのこと。

プライベートなこと。

とにかく目まぐるしく一日一日が過ぎていきました。


それでも楽しみを日々の中に見つけて過ごしてきました。


実りの多い一年でもありました。

今年は下半期に依頼を受けて講座をする機会を数回頂きました。

来年もすでに1月は2回講座をすることが決まっています。

こんな風にして、ぐるんぱのこと、就労のこと、療育のこと、障がいのことなど多くの方に知っていただけるとありがたいです。

頑張ります!



皆さん、本当に今年一年お世話になりました。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。

よいお年をお迎えください。

2024年9月12日木曜日

すんごい寡黙な子が挨拶してきただけで一日の疲れが吹っ飛ぶ!

 3年前から関わっている中学生男子。


ものすごく人見知りで、出会った頃は「YES」「NO」も首を振るだけ。

保護者からの情報で言葉はしっかり出るという情報を疑いたくなるほどに声を出さない子でした。

今も余計な話はほとんどしないし、僕が冗談を言っても眉一つ動かさない(これは僕のジョークのセンスの問題かもw)子です。

そんな子ですが、数か月前からボソッと挨拶らしきものを口にしている感じがありました。


そして今日「彼の声」を初めてしっかりと聞くことが出来ました。

僕はもう返事が来ようが来なかろうが同じあいさつで迎え、同じあいさつで送り出してきました。

それに返してくれたことがとにかくうれしくて。


自己満足かもしれないけど、こういう姿もそのうちに彼の社会生活の中で活きる日が来るんじゃなかな、とかそうなるといいなと願ったりします。

2024年8月31日土曜日

議事録を効果的に残すために

議事録を残す意味は、端的に言うと「関係メンバーへの確認、合意、決定した内容の共有」です。
ここから逆算をすると議事録に残すべきものが浮き彫りになるはずです。

例えばこんなものは必須でしょう。
・会議スケジュール(日時、場所など)
・参加者名
・決定事項
・(発生したのであれば)タスク担当者、期限
・保留事項が生じればと保留理由、どのように処理するのかなどのメモ。

会議の種類によっては、決定に至るまでの経緯などもメモ程度で良いので残しておくとよい場合もあるでしょう。
例えば「A案に決定したが、B案を支持するものがいた。A案になった理由は…」みたいな感じでしょう。


それから議事録の作成担当者は、会議後出来るだけ早く必要な人に共有をするべきです。
その上で「先ほどの会議録です。漏れなどがないか確認していただき、気になることがあれば〇〇(議事録作成者)までご連絡をお願いします」ということまで添えていくべきです。
更新があれば再度送付配布で最新で正確なものを共有していくというところまでが担当者の仕事だと思います。

こういう一手間までやると会議やミーティングで決定したことを丁寧に共有が出来てチームの足並みをそろえやすくなるはずです。

でも、福祉の現場って小さな事業所も多いせいか、こういうことを習わなかったり、気にしなかったりする現場も多い気がします。

管理職レベルはこういうことを一般職員に浸透させることは大切だと思います。


2024年5月21日火曜日

「目の前の子」に届ける

今日は算数のお話を引き合いに出して書いてみようと思います。

ぐるんぱの学習サポートに通ってくる子たちの中には、算数(数学)が苦手な子も一定数います。

意外に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、数って最初は音から入るものです。

例えば小さい子どもとお風呂に入るときに「10数えてから上がろうね」と言って、数が分かっているのか分かっていないのか、という年齢の子どもたちも声に出して数を数えたりします。

その次に「具体物の数」と、それまで「唱えてきた数」の一致をさせていきます。

そしてようやく「数字」になります。

この先に四則演算などがあります。


こういう過程から考えても「声に出す」という行為自体は結構大切です。
でも算数や数学が苦手な子は自信がないので声に出したがりません。

そういう子も一緒に学習していると、口元はぶつぶつと動いている子がいます。
それをキャッチして「良いね、そうやって口にしながらだと分かりやすいよね」と伝えます。

他にも自信がないと途中式を見られたくないのでしょう。
頭の中である程度解き進めてポッと書いて、また頭の中で解き進めて…答え記入。
こういう子もいます。

声に出す。
書き残す。

これを細かにするだけでも幾分か解消される困り感というものもあります。

で、それをどうやって定着させるか?というところが大人の役割かな、と。
ぐるんぱの職員には、こういうことも考えてもらっています。

特性とかそれへの対処の理論というのは、今の時代ネットでいくらでも出てきます。
それに対して「目の前の子」に有効な手立てにすることが、現場では大切なように思います。

2024年5月16日木曜日

学習サポート生徒募集中!

 ぐるんぱは、「習い事」の位置づけです。

そしてメニューの中心は「プール活動」と「学習サポート」です。

ただ、やはりそれぞれに「療育的」な要素は欠かしたくないと思っています。

ですから「プール活動を通して」「学習サポートを通して」見ていきたい、伴走していきたいものがあります。

僕の支援も延々と続けられるわけではなくて、ほとんどの場合いつかぐるんぱ卒業していくことになります。

(プールの場合は年齢制限を設けているわけではありませんが)

その時のことを考えて、地域で社会生活を行うために必要なスキルや経験を得てほしいという願いがあります。

「得てほしい」というと上から目線かもしれませんが…昨今、児童発達支援、放課後等デイサービスなど子ども向けの福祉サービスも充実はしてきています。

それでも、「実費を負担してでも」と考えるご家族がぐるんぱの利用を継続してくださっています。

ということは、何かしらの困り感があるのです。

あるいは不安が。

その困り感や不安は、本人が抱えているケースもあれば、ご家族が抱えているケースもあります。

それを可能な限り汲み取りながら。

同時に子どもの時間を預かるわけだから、子どもの思いも汲み取りながら。

そうやってプールも学習も展開することを心掛けています。


そういう点を了承していただければ、長くお付き合いも可能かと思います。

そして、ここのところ告知や宣伝のように書き続けていますが、今年度学習サポートのスタッフとして心強い仲間を得ました。

スタッフと永田でも連携を密にしますので、安心していただけると思います。


お問い合わせはお気軽にどうぞ。