先日小学校中学年の男の子と学習をしているときのこと。
彼は、時計を読むことが苦手です。
プリントなどで問題として時刻の問題が出たときには、時間を掛ければ解けるのですが、掛け時計や腕時計を見てパッと答えることは難しい状況が続いています。
「プリントの問題を解くときみたいにゆっくりで良いんだよ」
と伝えたところ…
「だって、ゆっくりしている間に時計の針は動くじゃん」
とのこと。
まぁ、確かに。
話を聞いていってみると、彼は“正確な時刻”を伝えなくてはいけないと思っていたようです。
普段の会話では「〇時〇分」と言いつつも“だいたい”であることってありますよね?
5分単位くらいで「もうすぐ〇時〇分」と伝えることもあります。
でも彼にとっては、算数の問題と同じように“正確”な時刻を伝えることが必要だと思っていたようです。
それを考えるのに時間がかかるとのこと。
分単位で目盛りが刻んでいない時計だとなおさら分かりにくいそうです。
時間がかかるうちに分針が進めばまた読み直し…と。
それから算数の時計の問題には出てくることのない秒針の存在。
毎秒動いて、「コイツなに?って感じがする」そうです(笑)
もしかしたら、彼にとっては動く針が目につき過ぎるのかもしれません。
まだ仮説の段を出ませんが。
時計が読めない、といっても理由はいろいろだと思うのです。
1985年生まれ福岡県宗像市在住。西南学院大学国際文化学部卒業。 2008年福岡県警察に入職するが突発性難聴を発症し退職。 難聴や精神の落ち込みを様々なサポートで乗り越え、支援者という立場に回りたいと考え、2009年障がい児者支援団体に就職。障がい児者に療育的プール活動と学習支援活動を提供する指導員として勤務。 2016年福岡県宗像市で療育活動を提供する知的・発達障がい児者支援団体「ぐるんぱ」設立。知的・発達障がい児者、その他困り感を抱える子どもたちへの療育的プール活動と学習支援活動、福祉事業所顧問、保護者学習会主催などの事業を展開。一般企業へも発達障がい啓発・対応研修も行う。 「オムツの取れなかった10歳児がプールを始めて3か月でオムツが取れた」「家庭学習が定着した」「自傷・他害行為が減った」「従業員の仕事効率が上がった」など各家庭や社会生活に寄り添う支援を実践。 お問い合わせは、下記のいずれかへどうぞ。 メール:gurunpa.munakata@gmail.com 電話:090-5724-0660 ぐるんぱHP:http://gurunpa-munakata.jimdo.com/
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2020年2月18日火曜日
2020年2月15日土曜日
西海保育園での講演会
今日は、西海保育園で保護者会主催の講演会で講師を務めさせて頂きました。
昨年度に引き続き、です。
ありがとうございました。
昨年もでしたが、保護者に事前アンケートを取っていただいていて、それを元に内容を組み立てました。
発達障がいとは、みたいな話をサッとして、オーソドックスな支援の方向性を説明。
そういう支援の手立てが結局のところ、親子の愛情を深めたり、つながり感を得ていくためのものだ、ということ。
子育てを続けてきているだけで、子どもにとってはサイコーのパパ、ママなんです。
そういう着地点にしたつもりです。
そして、心がけたのは、アンケート内容がデリケートだったので、個別に対応しますよ、ということと、その「相談してみようかな」と思えるような雰囲気を醸し出す、ということでした。
良かったのか悪かったのか分かりませんが…。
終わったあとに小一時間個別の相談を数件、受けてきました。
幾分かでもお土産を渡せていたら良いのですが。
毎回、人前で話すというのは、自分の勉強にもなります。
2020年2月13日木曜日
週に1度だとしても
小学校低学年のダウン症の男の子。
更衣などの介助が必要です。
洋服の前後確認などが苦手です。
手先の不器用さもあって、洋服ボタンを扱うことが難しいので、被るだけ、穿くだけで大丈夫な洋服を来ています。
トレーナーやスウェット、ジャージなどそういう服が主です。
でも、お母さんと話しているうちに、「本当はこんな服を着せたい」「洋服の選択肢が増えたら、お出掛け先も変わると思う」という言葉が出てきました。
そこで、「週に一度という頻度でどのくらいの期間が掛かるか、お約束みたいなことは出来ませんが…例えば、毎日家庭で練習するのは大変かもしれませんが、プールの時には、ボタンのある羽織ものを着替えとして持たせてもらえたら、帰りの更衣の時に練習しますよ」た提案しました。
どんなボタンとか服が練習に良いか選びにくかったら、一緒に探すこともします。
と、添えて。
「なるほど」と。
お母さんの中で納得というか、新鮮な驚きがあったようです。
これまでもお伝えしてきていますが、ぐるんぱのプール活動は「プールを通して」です。
生活に根差したものを目指しているので、こういうことにも出来る限り検討、提案していきます!
週に一度でも、するのとしないのとでは違うはずです。
2020年2月12日水曜日
「貼るだけで使える」という手軽さで
手作りシール。
手描きイラストをスキャンしてシールに印刷。
療育活動の道具って高価だったり、手作りの手間隙が掛かったりするものが多い傾向にあります。
少しでも手軽に。
その発想から「貼るだけで使える」というのはどうだろう?と考えました。
ちょっと検索しただけでは「シール」としては、出てきませんでした。
「イラスト集」
「画像」
「カード」
そんなものは出てくるのですが。
いずれも現場で使おうと思ったら加工が必要になります。
切り貼り、ラミネートなど。
「貼るだけ」で、掛けなくても良い手間隙を省いて…代わりに有意義なコミュニケーションや議論の機会を作ることに繋がれば…と。
ご希望の方はメールで。
一枚350円(送料込み)です。
ぐるんぱらしく手作りの風合いを残したデザインにしてみました。
今後、いくつかシールのバージョンを作っていきます。
ご要望にも応えられそうであれば応えていきたいです。
都度お知らせしていきます。
2020年2月8日土曜日
ラーメン屋さんの火災の件で
昨日、宗像の3号線沿いにあるラーメン屋さんが火事で全焼してしまいました。
消防関係で北九州方面行きは通行止め。
福岡方面行きは、火事に気を取られて脇見運転をした車の玉突き事故で交通規制がかかるという大騒ぎでした。
ニュースを見る限り死者は出ていないようなので、それは良かったですね。
ただ、火事というのはいろんな人の思い出や想いも灰にしてしまいます。
そのことはどこかに留めておきたいものです。
さて…
この件で、特別支援学校のスクールバスも運行に支障が出ました。
その影響で、昨日は昨日でレッスンのキャンセルが出ましたが、今日は保護者から昨日の件で色々と報告がありました。
いつもより乗車時間が長くなってパニックになったり、泣いたり…
放課後等デイサービスの利用をしていた子も到着が遅くなり、到着したと思ったら直に帰宅の時間になってしまったり…
排泄の失敗があったり…
誰が悪いとか、何が悪いとか、そういうものはない話ですが、子どもたちがなかなか大変な思いをしたという事実には目と耳と心を傾けて、「こういうことがあった」という背景を踏まえつつ、必要なケアや支援をしていきたい思います。
2020年2月7日金曜日
子育てを続けている、それだけで素敵だと思う
昨年に引き続き、今年も西海保育園での保護者対象の講演依頼をいただいていまして、準備をしているところです。
僕の取り組んできたことを紹介しつつ、子どもたちのことを考えてもらったり、障がいということについて考えてもらったり、そういう機会を作っていけたらと思っています。
今回は1時間。
事前に保護者にアンケートも取って頂いており、その結果から話の内容を組み立てています。
アンケートの結果を見て思うのは…
子どもとの時間を愛してほしいな、ということ。
「良い親」であろうと保護者が一生懸命になっているのが伝わってきます。
苦しんでいるのだろうな、ということが伝わってくることもあります。
でも、その悩んだり考えたり、あるいは自分を責めてしまいそうになったり…そういうことをしながらも子育てを続けている、それだけで素敵だな、と思うのです。
たぶん、それだけで子どもにとっては「世界一」なんじゃないかな?と。
あなたは、あなたのままで良い。
きっと心の奥底で我が子にそう願う親は多いのではないでしょうか?
子育てをする中で世間体とか、周囲からの視線とかプレッシャーとか…そういうものに晒されて、大人の方も板挟みになりながら子育てをすることになっていってしまう事ってあると思います。
でも、大人の方だって、親だって、「あなたのままで良い」そんなことをメッセージとして含ませながらお話しできたらいいな、と思います。
僕の取り組んできたことを紹介しつつ、子どもたちのことを考えてもらったり、障がいということについて考えてもらったり、そういう機会を作っていけたらと思っています。
今回は1時間。
事前に保護者にアンケートも取って頂いており、その結果から話の内容を組み立てています。
アンケートの結果を見て思うのは…
子どもとの時間を愛してほしいな、ということ。
「良い親」であろうと保護者が一生懸命になっているのが伝わってきます。
苦しんでいるのだろうな、ということが伝わってくることもあります。
でも、その悩んだり考えたり、あるいは自分を責めてしまいそうになったり…そういうことをしながらも子育てを続けている、それだけで素敵だな、と思うのです。
たぶん、それだけで子どもにとっては「世界一」なんじゃないかな?と。
あなたは、あなたのままで良い。
きっと心の奥底で我が子にそう願う親は多いのではないでしょうか?
子育てをする中で世間体とか、周囲からの視線とかプレッシャーとか…そういうものに晒されて、大人の方も板挟みになりながら子育てをすることになっていってしまう事ってあると思います。
でも、大人の方だって、親だって、「あなたのままで良い」そんなことをメッセージとして含ませながらお話しできたらいいな、と思います。
2020年2月5日水曜日
解答欄の○と□の違い
放課後等デイサービスでの学習サポート中。
カタカナの学習中の男の子が、公文のプリントを持ってきていて、一緒に取り組んでいました。
すると方デイでアルバイトをしている大学生が尋ねてきました。
「なんで解答欄が○なのと□なのがあるんですかね?」
と。
ふむふむ。
確かに疑問に思うかもしれないですね。
問題製作者では無いので、もしかしたら製作者の狙いは他にあるのかもしれませんが…一緒に取り組む側として推測できることをお伝えしました。
「多分、□の方は文字の形を練習するんじゃないかな?□の方が中心線は取りやすいでしょう?○の方は、文字の形が取れるようになったことを前提としていて『どの文字が入るでしょう?』という問題だと思うよ」と。
既存の、あるいは既製品の課題を行うにしても、そこに問いを持たずにただただ取り組むというのはとても勿体ないと思います。
何故?を持って取り組むことで、教材選定の根拠を示せるようにもなりますし、教材を提供するときにも、その子その子への狙いを持って活用することが出来るようになります。
こういうことに疑問を持つ、彼女。
あと1年少々で大学卒業。
とっても楽しみです。
「?」をたくさん持って羽ばたいて欲しいですね。
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