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2021年12月30日木曜日

年末年始、身体を動かすゾ!

 年内全ての仕事を終えて、年明けまでお休みをいただいています。

この休暇中は、身体を動かすことを意識的にしていこうと思います。


コロナ関連で少し仕事が不規則だった時期もあり、体力筋力の低下が自分自身気になっています。

美味しいものをゆっくり食べ、ゆっくり休めるときには休んで、身体をしっかり動かす。


そんな休暇にしていきたいと思います。

2021年12月21日火曜日

【お知らせ 2022年1月16日】学習会&交流会を開催していきます

 数年前に一時的に開催していた「支援者の集い」。

諸事情で、当時は継続していくことが難しかったのですが、ぐるんぱの事務所も用意できて、さらに「こんなことやっていきたいな」という僕自身のビジョンも湧いてきて…

学習会と交流会をセットにしたような企画をしていこうと思います。


頻度は月に1回~2か月に1回のペース(月1回を目指したいです)。

参加費は500円(外部から講師を呼んだりするときには、別途設定するかもしれません)。

という感じでやっていきたいと思います。


以下が第1回のスケジュールです。


日時:2022年1月16日(日)14:00~

場所:ぐるんぱ事務所 宗像市日の里1-2-2-203

参加費:500円(当日現金で)


今回は1時間程度、「手立てを見つめ直す」みたいなテーマで話をしたいと考えています。

その後、時間の許す方は残って頂いて交流会を考えています。

支援者、保育園や幼稚園の先生、保護者でもどなたでもどうぞ。


事務所もマンションの一室と、そんなに広くないので万が一(笑)申し込みが多いときにはある程度で打ち切らせてもらうかもしれません。


いろんな人の出会いと交流の場になれば良いな、と思います。


申し込みは永田まで↓。

電話:090-5724-0660

メール:gurunpa.munakata@gmail.com

2021年12月14日火曜日

仕事に対する心持ちは人それぞれ

 どんな業種、職種でもそうだと思うんですが、仕事や労働に対する心持ちは人それぞれです。

当然のことです。


僕の仕事に対する心持ちと言うのは、ブログを読んでいただいているうちになんとなく、温度感を知って頂いたり、実際にお会いする方ももちろん「永田はこんなスタンス」という事を知って頂いていることと思います。


どんな温度感で仕事をするのが良いとか、悪いとかって基本的にはないと思っています。

仕事に対する熱量だけでなくて、背景もあって「ここまで出来る」「ここからは出来ない」という差も個人差があって当然です。

不誠実な仕事ぶりというのは、もちろん良くありません。

それでは仕事ではありませんから。


ただ…


まずは仕事に誠実に向き合い、与えられた役割を果たす。

それでいいと思うのです。

その上で、熱量の高い人は「さらに」という気概で仕事に臨んでいいと思うのです。


その温度差がある時には、「この人はこういう仕事の仕方」という理解を互いに深めて、フォローをしたり、して貰ったりすればいいのです。

もちろん「こんな風にできない?」少しでも良くしようという議論はあって然るべきです。

でないと、仕事を成り立たせることはかないません。



仕事なんで星の数ほど、無数にあるわけです。

お金を稼ぐ方法なら、いくらでもある中で、その業種、職種を選んでいるのですから「好き」あるいは「嫌いじゃない」、そういう土台には大抵の方がいらっしゃるはずなんですから、そこを汲むというのも大切かな、と。


温度差があるから、圧力をかけて排除…それじゃ寂しいし、風土や文化は閉鎖的なものになってしまいます。


これ以上書くと、文章力の無い僕では収拾がつかなくなりそうなのでこの辺で^^;



2021年12月1日水曜日

サポーターさんとのやりとり

 女の子のプールの行為については、どうしても異性である僕では請け負えないので、女性にお手伝いをしてもらっています。

ぐるんぱでは、雇用契約を結んではいないけれど、手伝ってくれている人もいます。

もちろん謝礼をお支払いしながら。

「有償サポーター」と約束ごとだけ交わしています。


今日も、女の子のレッスンがあり、サポーターさんに更衣のお手伝いをしてもらいました。

その方に依頼してから2か月、かな。

関係性もしっかり築いてくれて、保護者対応も丁寧にしてくれて、とても助かっています。


僕では見落としたり、気づかなかったり、気にしなかったりする点にも配慮してくれて、「僕でない人に任せる」意味を大いに満たしてくれています。

こうやって人柄を出しながらサポートに当たってくれているから、子どもとの関係性も良くなるんだろうな、と心から感じています。

(もちろん人柄を出せば何でもOKという訳ではないから、やはりサポーターさんの人柄の良さ故でしょう)


今日の僕とのレッスンを終えて、更衣室に戻る際のこと。

サポーターさんのもとに戻る時に、明るい声で「たーいま(ただいま)!」と言いながら更衣室に向かう姿を見て、とても嬉しくなりました。


今日はお手製のモノでしょう。

紙で作った腕時計を手に巻いていた女の子。

プールの際にはもちろん外さなければいけないけれど、お気に入りで外したくなかったのでしょう。

レッスンが始まる際には、更衣室の外まで聞こえる声で駄々をこねていましたw

サポーターさんが上手に伴走してくれていたのでしょう。

気持ちの良さそうな声(?)というかのびやかな声で駄々をこねているのが聞こえてきて、それだけで「あぁ~、良い付き合いしてくれているんだろうな」と更衣室でのやり取りを想像しています。

そういう関係があっての「たーいま!」。

この関係性も含めて、僕は責任もって伴走していきたいと思っています。

12月になってレッスンが増えています

 オミクロン株なる変異ウイルスがまた気になるところではありますが、福岡の感染者数で言うと落ち着いた数字が続いており、ぐるんぱの活動もほぼ通常、と言うところまで来ています。


この「感染者数が少ないうちに」という流れでしょうか。

長らくお休みしていた子、新規の子。

プールのレッスンが増えました。

この地域で、プール活動を提供している人がほぼいないからでしょう。

受容があることを改めて強く感じています。


僕一人で実施できるレッスン数には限りがあるので、他の人たちにも手伝ってもらいながら、プールも学習も、ぐるんぱらしく行っていっています。


こんな時期、時代だからこそ、という点と大切に向き合いながら、明日も明後日も。


2021年11月28日日曜日

お母さんのやりたいことをみんなで

 今日はこれから宗像市の許斐山に登ってきます。

教え子とその兄弟児とお母さんとです。


ふとした会話の中で「お母さんがしてみたいこと」という話になり、山登りのお話になりまして。

初めてなのでサクッと登れる山を選定。


片道40分程度。

ハイキングを楽しんできます。

2021年11月9日火曜日

発信方法にブログを使う理由

 更新頻度は下がっていますが、それでも続けてきている「ぐるんぱのあしあと」。


自分で仕事や活動を展開していて、それを「知って欲しい」と思う人は、絶対にブログは持つべきだと思っています。


この更新頻度でも先月は、アクセス数が1000くらいにはなります。

何もせずとも1000ですよ。

人を捕まえて1000回話そうと思ったらものすごい時間をお互いに取られるわけです。

それを省いて、考え方を発信できるというのはとっても素敵なことだと思っています。


延アクセス数だから、どんな人がどんな読み方をしているかは分かりませんが、1000回は僕の考え方を見てくれている人がいるという事。

実際、ご紹介いただいた新規さんが、「紹介されてから、ご連絡するまでにブログを結構読んで、家族で『お願いしてみよう』ってことになったんです」という嬉しい言葉も頂きました。


ある程度ぐるんぱのこと、僕自身のことを知ってもらってから、お会いすると話もスムーズです。

初回の面談でも、僕が欲しいと思う情報をある程度整理して、限られた時間でより重要な話まで行き着くことが出来ることもあります。


言い方が正しいか分かりませんが、ファンが出来るというのに近い気がするのです。

ホームページだけではなく、記事の集合体で、ぐるんぱ、あるいは永田のことをイメージづくってもらえるので、実際にお会いしてからのギャップも少ないと思います。

「思った感じじゃなかった」を減らすのに、とっても役立っている気がします。


そして、そもそも「ここにこんなことをしている人がいますよーー」っていう発信でもあるから、それをしないうちに「なかなか集客が上手くいかない」だとか「知ってもらうきっかけがない」なんていうのはもったいないです。


ステップアップの方向性

すっかり後進の間が空いてしまいました。

ぐるんぱの活動は、10月からほぼ通常運転に近い形にまで戻りました。
さまざまな事情でお休みをしている教え子、復帰のタイミングを待ってもらっている教え子…
まだまだ会いたいけど会えていない子たちもいますが。


不器用な僕は、なかなかぐるんぱの「ステップアップ」への道筋を描けないまま時間が過ぎてしまっていますが、いろいろな人と話をしていく中で、「やはりこの路線だな」というところは、改めて定まってきました。

11月になって、それに向けて動き始めているところです。

まだ具体的なことをお知らせできませんが、いままでのぐるんぱプラスα、というところは忘れたくないな、と思っています。

訓練っぽさを出来る限り取り除いて、療育活動を展開していく、そういうことにこだわりたいと思っていたりします。

余暇支援×療育

楽しみつつ、選択肢が広がっていく。

そういうものを目指したいと思っています。

学習
プール
その他にも…


2021年10月8日金曜日

防災意識は一過性じゃダメ。

関東って、九州よりも地震が多くて、防災意識のレベルが全然違うって、SNSを見てると感じます。

色々な立場や状況の人がいるけれど、それでも九州の人で「動きやすい服装」とか「食べられるときに食べる」とか「休むときには休む」とか「モバイルバッテリーを携帯」とか「部屋を片付けておく」…防災と絡めて意識的に取り入れる人って、関東と比べたらとても少ない気がします。

関東の親戚でも、枕元に靴を置いている、っていう人もいるくらいです。
ガラスなどが散乱すると外に出るまでにケガをするリスクが上がるから、とのこと。

一過性にならない防災意識。

我が家でも一過性になりがち。

習慣が身に付くような仕掛けとか工夫から考えないと…😅

2021年9月21日火曜日

共感はいつだってされたい

“共感”っていう言葉だと、しっくりこない部分もあるのですが、代わる言葉が直ぐに見つからないので、“共感”とさせてもらいますね。


今日、学習サポートで一緒に過ごした中学生の男子。

今日は本人でも分からないけれど、虫の居所が悪いようで、到着したときからイライラしていました。

(イライラから切り替えができず、到着も遅れてきました。)


そんな中でも、問いかけには答えてくれましたし、間を取ると、その時沸いた言葉を聞かせてもくれました。

そこは彼との僕との関係性の全身かな、と。

以前の彼だと、こんな日は目も合わせず、ただただ沈黙が流れて、僕が問いかけてみると「うるさいから、静かにしてて」と沈黙を保とうとしていましたから。


今日、そんな彼が「それはそうだよね」とうなずきたくなるような話を聞かせてくれました。


男子「共感、っていうのかな?こうやって僕がイライラしていたりすると『大丈夫?』みたいに寄り添おうとする人たちはいるんだけど、楽しいときには放っておかれることが多いんだよ。普段、それなのに虫の居所が悪いときに『大丈夫?』って、大丈夫なわけないやん。火に油注ぎたいん?」


と。

こういうことをされると「ぶん殴りたくなる」そうです。


教え子「先生はいつでも変わらんけん。僕が機嫌よくても悪くても、良いときには笑うし、いけないときには怒るやん?調子に乗り過ぎたときとか。」

まぁ、そのためにいますから。

教え子「だから今日、来たくなかったけど来れたのは、今日も変わらないっていうのがあったから。だけど、今日は本当に変だから、無用に衝突しそうになったら帰るね。」


30分ほどで、本当に「限界」が来て、お母さんにお迎えをお願いすることになってしまいました。


でも、本当に彼の言うとおりだと思います。

彼の話を日ごろから聞いていると、楽しい話を他でなかなか膨らませられていないような気がします。

楽しいことだって共有したいし、共感して欲しいものです。

分からなくたって「そういうことで楽しかったり嬉しかったりするんだね」と、知ってくれるだけでいいんです。

それをしてくれるだけで、どれだけ幸せになれることか。


“何事もないように”と思いながら関わる大人にはなりたくないものです。

「こんな風に関わりたい」という指針というか方針と言うか…観点?を持って、ブレずにいたいと改めて思いました。

ワクチン接種2回、終了しました。

2回目のワクチン接種が終わり、一週間が経過しました。

宗像市はファイザー製のワクチンを使用していて、比較的副反応は少なめ、とのことでしたが、僕自身はあまり体質に合わないようで、1回目、2回目共に副反応で苦労しました。

発熱や下痢、頭痛をはじめとする全身の痛み…

数日は症状が残るほどでした。



ワクチンをしても感染するリスクがゼロになるわけではないし、ワクチンが開発された当初は集団免疫云々の話で希望もありましたが、日本よりも接種率が進んでいる海外では、以前一定の感染者を出し続けていて、本当に収束するという日が来るのか?という不安さえ生まれます。

それでも、重症化のリスクは軽減されるし、自分の大切な人たちを守る確率が幾分かでも上がるのであれば、それに越したことないという判断の下で、僕は接種を決断しました。


同時に、ほんのわずかではありますが、「旅行に行けるようになるかも」という希望を持てるようになったのは、僕にとってはとても嬉しいことです。

会いたい人に会いに行きやすくなるというのもまた、嬉しいことの一つです。



長い自粛生活ですが、少しずつ出来ることを増やしていく。
工夫を重ねながら。


2021年8月30日月曜日

メダカを飼い始めました。

朝から久山の猪川に、晴哉を連れて行ってました。
昨日の夕方、網と水生生物用のかごを買って「沢山捕まえる!」と張り切ってのお出掛けでした。

昨日もキレイに晴れていたお陰で、水も澄んでいて、安心して楽しめました。

8時前には家を出て、午前中いっぱい楽しみました。

ずーっと網を持ち歩いてひたすらに遊び続けました。

結果、メダカと思われる幼魚を数匹持ち帰ることが出来、我が家で飼育することになりました。
午後イチ、ナフコへ向かい、水槽をはじめとする飼育セットを調達に行き、我が家のダイニングテーブルの一角が、アクアリウムへと変身を遂げました。

もちろんお世話係には晴哉を任命。
張り切りながらも、真面目な彼は、既にプレッシャーと戦っております。

買ってきたものではなく、自分で捕まえた生き物を。
とにかくいろんなことを感じてほしいものです。
お世話を怠けてしまって、叱られることもあるかもしれませんが、それでも彼自身が、「頑張ってお世話する」という決断をした命。
親としては、彼がどんな風に向き合っていくのか見守り、彼が困ったとき、迷ったときににサポートをするのみです。

2021年8月12日木曜日

福岡も1000人

新型コロナウイルス、福岡県もついに一日の感染者数として1000人を記録したそうです。

今、宗像市の公共施設の多くが閉庁しています。

プールも今週から、お休みになっています。



宗像市の感染者数も、6月までの延べ人数が400人ちょっと。
ですが、7月の1か月で100人を超えました。
8月も、昨日までの統計で80人超え。


日常を大切に、この思いは膨らむばかりです。


2021年7月20日火曜日

夏休みが始まった

小中学生の夏休みが始まりました。

学習サポートを展開している身で言うと、ヘンテコな感じかも知れませんが、宿題たっぷりなんてナンセンスだと思います。

「みんな!めいっぱい遊べーーー!」って本当は言いたいものですw


とはいえ、宿題をやらないと怒られちゃうのは子どもたち。

ということで、今夏も学習サポートは、夏休み中は宿題のお手伝い中心になるわけです。

実際に、どんなサポートをしていくのか?

宿題の代行なんてことはもちろんしません。

まずは学習スケジュールを一緒に立てることが多いです。
どのくらい遊びたいのか?
どのくらい寝たいのか?
どのくらいダラダラしたいのか?
どのくらいなら学習時間が取れそうなのか?
いつくらいまでに終わらせたいのか?
旅行のような既に決まっている予定で、出来ない日があるのか?

とにかくいろんな話をしていきます。

そうしてスケジュールをまずは立てて、それから実際に一緒にいる時間は一緒に進めて。
翌週には、一週間の過ごし方を確認して、リスケが必要なら、さらに練り直して。
これを繰り返していきます。

それから自由研究などの手伝いもしていきます。
自由研究って結構、準備が大変で「こんなことをやりたいらしいんですが」と相談をされることから始まって、一緒に出来そうであれば一緒にやって。


で、お喋りもたーーくさんします。
週に1回あるいは2回会うだけだと、その間にもちろん子どもたちは日常を送っているのです。
夏休みという、とっても素敵な時間を。
その思い出というか、体験というか、いかに退屈だったかw(というような話が出てくることも)をたくさん聞かせてもらいます。



さぁ、楽しい夏休み。
僕も楽しくお仕事をしていきます。

2021年7月17日土曜日

言葉と会話、から考えたこと

ぐるんぱに通ってきている子どもたちの中には、言語理解が苦手な子もいます。

でも、その子たちがみんな、言葉の意味と同じようにコミュニケーション、言語で言うと会話と言うことになりますが、会話の意味というか機能を理解していないか?と言うとそうではないように思います。

いわゆるオウム返しをする子、それから声をかけられると「はい」という相槌で応答してくる子たちが、提案や支持をしても直ぐに実現できないことがあります。

ですが、彼らは、僕の独り言をオウム返ししたり、それに「はい」と相槌を打つことはありません。
自分に向けられた言葉で無いと判断しているのでしょう。

とすると、会話の、相手を必要とするコミュニケーションの社会的機能とでも言えば良いでしょうか?そういう機能は理解していると言うことになります。


「こういう話をしてもこの子は分かるんでしょうか?」と保護者からお尋ねを頂くこともあります。

こういうお尋ねに対する僕の答えは、大体「言葉一つ一つの意味やこちらの意図をそっくりそのまま理解したり、受け止めたりすることは、直ぐには難しいかもしれません。でもこちらが『あなたに伝えたい』という思いを持っていることは伝わっているんじゃないかと思うんです。」

言語理解が苦手でも、会話的なスタイルを設ける。
もちろん提案や支持と言うことを行って、物事を獲得したり、先に進めていったりするときには、絵カードなどを使う方が効率的だったりすることもあります。

でも、それ一辺倒になってしまうのは勿体ないと思います。

人と接する機会、その中では上手くいかないこと、上手く伝わらないこともあるわけです。

“効率的”なことばかりでは、いけない気もするんです。
殊更、人の成長とか発達とか、そういうことについては。

伝わらなくて、イライラしてしまう。
結構じゃ無いですか。
だって、「どうやったら伝わるかな?」がコミュニケーションなんですから。

2021年7月16日金曜日

とあるご夫婦からの応援

ぐるんぱのプールで使わせていただいている施設では、半期に1度、水着やスポーツウェア(型落ちなのかな?)のセールがあります。
安くて、タイミングが合えば僕もここで水着を買います。

今はスポーツウェアをセールしているんですが、プールで毎日のように顔を合わせる高齢のご夫婦がもうかれこれ2年くらい前から、セールの度に「仕事で使えるやろ」と、洋服を買ってくださいます。

本当に本当にありがたい限りです。

大切に着させてもらっています。
今シーズンもご夫婦で一着ずつ、くださいました。

こういう応援も含めて、沢山の方に支えて頂いているので、誠実に、ゆっくりとでも歩みを進めたいと思うし、キツイ時期も乗り越えながら頑張れます。

もちろん、この投稿を見てくださっている皆さんにも、いつも支えてもらっています。

改めて、ありがとうございます。

2021年7月10日土曜日

とある親子の会話

プールの更衣室で、ぐるんぱとは関係の無い親子がやり取りをしていました。


ブーブー!

口をすぼめて、唇を鳴らしている3~4歳の子がいました。

父「それ、やめて」

ブーブー!

父「ねぇ、やめて」

ブーブー!

父「やめなさい。」

子「なんで?」

父「つばが飛ぶから。今、コロナウイルスのことが大変なのは、知ってるよね?ここに来る人がかかったり、ここで広げたりしないために、きれいにしてくれている人がいるの。それを台無しにするようなことをするのは嫌だな。
あなたも頑張りを邪魔されたらいやでしょ?」

子「ううん。嫌じゃ無い」
ブーブー!

^^;

父「そうかぁ、大変だね。人の頑張りを邪魔する人って、応援して貰えなくなるってことだけど、良いんだね?」

子「・・・それはいや!!」」

父「そうやろ。無理しなくても良いんだけど、人の邪魔をするのは、よくないよね」



なんか、良くないですか?

しかも、このやり取りしているお父さんが、一見すると少し近寄り難いくらいにの強面さん。
かなり明るい頭髪に剃り込み。

このギャップには萌えるw

バランス感覚2

さきほどの記事に続いて、バランスという話をもう一つ。

支援をするとき、バランス感覚というのを僕は大切にしています。


どちらかに偏りすぎていないかな?と。

相手に求めすぎていないか?
こちらだけが頑張りすぎていないか?


例えば、プールではいろんな方が利用する場を使わせてもらっているわけですが、ルールやマナーはもちろん定着するように練習を取り入れていきます。

その一方で、多くの人と交わる機会があるという場は、ある種の文化が成立しているので、その文化に、無い価値観は取り入れて欲しいと思うこともあります。

例えば自閉症と知的障がいを持つ子がいたとして、ルールやマナーは守れるようになっても、周囲から「ん?なんだ?」と思われるような場面がよくあります。

そのときには「こういう子もあなたたちの住む地域にいるんですよ」「今、こういうことを練習しているんですよ」ということが伝わるような工夫をしながら、過ごしていきます。


そういうのって大切だと思いませんか?

異文化交流みたいなものです。

自分の価値観にないものが来れば驚きます。
なじむのに時間がかかることもあります。

それでも“何”がということが掴めるようになってくると、新しい文化とか習慣が根付くように思います。

バランス感覚

物事が成立している以上、そこにはバランスがあるはずなんです。

良いバランスで成り立っている。
バランスが悪いなりに成り立っている。

そういうものだと思うんです。

雰囲気が悪い場があったとして、あるいはばつの悪い人がいたとして。

その場、その人との間柄には、何かしらのバランスがあるのです。

そして、何かを変えようと思うとき、当然そのバランスが変わるわけです。


そのバランス感覚に敏感であることは結構大切な気がします。

特にそのバランスに自分がかかわっているのであれば、なおさらです。

“何か”が変わって、そのバランスが変わろうとしているのに、それに気づかず呑気にしていると痛い目を見ることになったりすると思うのです。
実際に痛い目を見るかはとも書くとして、驚くことになります。

バランスが変わった、変わり始めていると感じたら、「ん?」と周囲に気を配るだけでもしてみると割と驚きを小さく済ませられるかも知れません。


2021年7月6日火曜日

話をするから生まれる

今日の午前中は、ぐるんぱの事務所に来客。

僕と同じようにフリーランスで、療育活動を提供する濱武さんと、宗像市内の相談支援員さん。

たっぷり1時間半、お話をしました。

お互いの価値観というか支援観というか子ども観というか・・・そんなものについて話をして、とても有意義な時間を過ごさせてもらいました。

話をしていると、「こんなことも面白いかも」とインスピレーションが湧いてきます。

出来るか、出来ないか、というよりこうやってワクワクしながら仕事をしていくと、自ずと次のステップが見えてくる気がします。

自分らしく、ぐるんぱらしい路線が見えてくる気がします。

スピーチをするために読むから

昨年、11月から就労支援事業にも携わっているわけですが、朝礼時に、スタッフが順番にスピーチをすることになっています。

当然僕がスピーチをすることもあるのですが、僕は基本的に普段から目を通している書籍の記事から、個人的に興味のあったものを紹介するスタンスを取っています。

こうやってアウトプットすることまで含めて想定して記事を読むと、読み方が変わるのだな、と実感しています。

「世界では、こういうことがあってるらしいですよ」
だけでなくて、
「世界では、こういうことがあっているらしいですよ。僕らも~」
と言う具合に、スピーチに使うことを想定しているから、より自分事に還元するような意識を持ちながら読めるようになった気がします。

世界のどこかで、まるで他人事のような出来事でも、般化して自分たちの立場やサイズに合うように知識として蓄えていくようなイメージです。

活字を読むことがより面白くなっている今日この頃。


2021年7月1日木曜日

大人心が分かっていない

プールの生徒とのやり取り。

子「先生は大人心が分かってないよね~」


永田「子ども心が分かってない?じゃなくて?(^^;」

子「うん。今の(更衣室で全裸で腰を振って踊ってた)を見て、直ぐに止めさせんとか、大人心じゃないね」

永田「大人心が分かるようになると、直ぐに止めさせるんかね?」

子「決まってるやん!ほら分かってない。」

永田「なら止めさせた方が良い?」

子「オレはどっちでも良いけど、先生はしばらく無理やろうね。まずはこれを見ても笑わないようになってからじゃない?」

なんとも分からないやり取りをしていました。

このやり取りを聞いていた周囲の人もニコニコしていたから、多分、あの人たちも大人心が分かっていない人たちなんだろうな~。

いえ、僕もほどほどで止めさせることはあるんですよ?苦情が来て、プールを使わせて貰えなくなると困るし。
でもほどほどなら良いよね、誰にも迷惑になってなければ良いよね、っていうバランスの中でやっているつもりです。

2021年6月26日土曜日

一度やったことは自分の選択肢に含まれていくということ

最初って何事も敷居が高く感じるものです。
あるいは思いつかないところからがスタートかも知れません。

でも、その最初さえ超えてしまうと、次からはその行動、選択が自分自身の選択肢として常に居座るようになります。

このことを意識して行動することはとっても大切。

仕事でも、仕事以外でも。

良いことも悪いことも。



こうやって自分の中に居座らせる選択肢をどんなものにしていくか、で毎日を充実と満足でいっぱいに出来るかが変わってくると思います。


自分に悪いものを一旦取り入れると、それを選択肢から外すことは難しくなります。
自分に良いものを一旦取り入れるとそれもまた選択肢から外れなくなります。


ただ、悪いものの方がラクだったり、即効性があったり、快楽的だったりすることが多いので、選択肢の中にも優劣というか順位みたいなものが付きがちではあるように思いますが。


もちろんこれって主観によるところが大きいので、人からとやかく言われるようなものでは無いです。
でも、この選択肢が似た人が身の回りには集まってきます。

選択肢=価値観

これが違う人は離れていきます。


素敵な人に囲まれていたかったら、自分の中の選択肢もそういうもので満たしていく必要があります。

どんなことが出来る?

こうして自分で事業をしているといろんな人と会うわけですが、「どんなことが出来る人?」という会話が出来るかという基準で人付き合いは広げていきたいと考えています。

「どんなことをしてきた?」ということは、後からでOK。
その人のことをより知るために聞いていくことはあっても、まずは、「今」と「これから」につながる話でたくさん話が出来るかどうかって、僕の中では結構大切です。

今進行中のこと、それがどうなっていくかを思い描いて、ワクワク出来る人たちに囲まれて仕事はしていきたいです。


2021年6月5日土曜日

“自分”の価値観

ミリタリー大好きな中学生。

そんな彼のお父さんは自衛隊員。



この2つの要素があるから、父親がもう憧れの対象なのでしょう。
とても素敵だと思います。

お父さんのやること成すことがかっこよく見える彼の価値観は、かなり父親に依存しています。

このこと自体は随分前から感じていました。
父親との約束はとても誠実に向き合い守ろうとします。

中学生になり、自分自身に目が向き始めた彼が、学習の間に漏らしました。

「僕、ミリタリーが好きだと思うんだけど、これ、僕が好きなのかな?お父さんが好きだから、それで僕も好きだと思っているのかな?」

と。

どちらもあるんじゃない?と僕は答えました。

「あなた自身がミリタリーが好きなのも確かだと思うし、お父さんの影響も少なからずあるとも思うよ。でもそんなものだと思うよ。誰かの影響で何かに出会って、それが好きになるってこと多いよ。特に子どものうちって、家族の影響ってとってもあると思う。そして少しずつ友達とかを通していろんなものに出会って、価値観を作っていくんだと思うよ」

と。

とっても良い時期にいるんだろうな、彼は。

2021年6月1日火曜日

少しずつ回復に

先週末、ようやく父の容態が回復へ転じ始めました。

以前の記事で書いたように、この2週間ほど眠らせた状態で挿管していました。
それが睡眠状態から解除して、管を外すことが出来るようになりました。

ですが、体力等の低下は著しく、何気なく手にしてきていたものも持ち上げたり暑かったりすることが出来ないそうです。
これからリハビリです。

それから意識消失から始まって、どんどんと処置が変わっていったこともあり、目が覚めた父は、自分の於かれている状況の把握にも苦労をしています。
目が覚めてから数日経ちますが、なかなか整理できず混乱しているようです。

2週眠り続けるというのは、そういうことなのでしょう。


誰が悪い、という訳でもないので、慌てずゆっくりと歩み始めて欲しいと思っています。

2021年5月25日火曜日

状況とセットにする

行動って結構、そのときの状況とセットになっています。

例えば、朝に人と会ったときには「おはようございます」だし、別れるときには「さようなら」と言うし。

状況、っていうのには、時間や場所、周囲の人や物、そういうものが含まれます。

また、状況とセットだから行動が身につくとも言えるでしょう。

だから、状況あるいは環境を整えると、自然に行動が引き出しやすくなります。
これが自然性が強くなると、いわゆる習慣というものになります。
習慣にしようと思うのなら、それを実現しやすい環境を用意していかなくてはいけません。

根性論で、「やりなさい!」と声を荒げて繰り返し言うことでは、習慣化はしません。
繰り返し同じことを言って、イライラを募らせているのであれば、環境が不十分なのかも知れません。


よくぐるんぱの学習では「家ではやらないんです。」という声が聞かれますし、その次には、支援者と子どもの「やり取りが肝」みたいに言われます。
もちろん、「やり取り」はその時々のbetterを選択するように、僕自身もスタッフにも伝えています。
でも、「取り組みやすい環境(状況)」を作っていると言うことの方が大きいです。
学習サポートの時間、取り組めるような習慣を作るために準備をしています。

ただ、その環境準備というのも、決して特別なことをしているわけではありません。
特別な道具を用意したりして環境を用意しても、生活には根ざしません。

家庭などに帰っても似た状況を用意しやすいような、そのくらいのものの中でやっています。





たまにご家庭から相談が寄せられます。
可能な限り、寄り添いながら提案をしていきます。

お気軽にどうぞ、相談だけでもまずは♪


2021年5月23日日曜日

意識的に、努力してやろうとすると上手くいかないこともある

意識的に取り組んで自らのスキルにしていく、ということはよくあります。

ですが、意識すると上手くいかなくなってしまう、ということも案外あるものです。


知的障がいを持っている子どもが何気なく口にした言葉が面白くて、もう一度聞かせて!と言うと、上手く言えないこととか。
自然にと言うか自動的にと言うか出てきた言葉でも、意識すると上手く言えなくなってしまうのです。

スキップしていた子どもに、「上手だね、もう一回して見せて」と声をかけると躓くように不自然なスキップをしてしまうことがあります。

指示されて意識的に行うというのは、指示された行為を、一旦頭の中でイメージしてたどって再現するという手順が必要になります。

一方、自然に行った行為については、どういう言葉を使わなくてはいけない、と言う具合に、心というか頭というか・・・そういう場に用意しておく必要が無いですし、動作についてもどこをどう動かすというイメージを用意する必要がないので、流れに任せるだけでできるものなのでしょう。


ということは、ですよ。
何か獲得したいものがあるとしたら、リラックスした中で引き出すようなイメージを持つ方が良いと思いませんか?
学習然り。
運動然り。

意識的に行うものは、案外崩れるのも早い気がします。
無意識に出来ているものほどいつまでも自然に出来ます。


呼吸だって意識を向けるだけで途端にリズムが変わりますw

意識して歩いてみるだけで姿勢や歩幅、手の振りが変わる人が多いはずです。


訓練を訓練っぽくしない。
そういう心構えで学習もプールもしていきたいと思っています。

意図はこちらが見失わなければ良いのです。

2021年5月22日土曜日

仮説を立てて、実践して、検討して・・・

目に見えた姿から仮説を立てて、それを基に実践をして、その結果を受けて検討をして・・・

基本的に支援ってこういう流れの中にあると思うのです。

それから、こういうことを何らかの形で記録に残していくことも大切だと思うのです。
でないと、仮説が外れたときに進路変更をする際の材料が不足して、支援の組み立てが出来なくなってしまいます。

例えば、こんなことがありました。
知的障害を持ち、言葉の少ない子どもの事例です。
「パニックを起こす」→「抱きしめてあげる」→「パニックが収まる」

という状況がありました。
支援者側としては、抱きしめることでパニックを鎮められたと捉えていました。

パニックの起こり方次第ですが、ケガなどの危険があるなら、それを防ぐことも大切なので、この手立て自体は、良いと思います。

でも、先があります。

パニックは抱きしめることで鎮められるということは確かなのですが、パニックの回数が頻発するようになってきました。

そのときに役立ったのが記録でした。
ある条件の時にパニックが起こりやすいことが分かりました。
それは、特定のAさんという支援者が支援に当たっているときでした。

Aさんがこの「抱きしめる」という手立てを講じていたのですが、それを支援者の意図とは違う形で子どもの方は、学習を重ねていたようです。

「パニックを起こす」→「Aさんが来てくれる」→「Aさんと関わる時間が得られる」

と。

パニックが人と関わるための方法になってしまっていたようです。

そこでAさんから、その子に対して「泣いたり暴れたりしなくても呼んでくれたら行くからね。」と伝えてもらって、人の呼び方を学習してもらうようにしました。

数ヶ月後、その子は、パニックを起こすことも減って、用事があるときや、暇を持て余してるときには、Aさんを含めて、人の袖や裾を引いて合図を送れるようになりました。

人って、自分の行動とその後の結果を結びつけて、学びを得ていくものですが、どこに着目するかで、学びは変わります。

よく「その人の立場で」「その人の視点で」と言います。

それって、こういうことだと思うのです。

相手がどう捉えたか。
それを考えることです。


良かれと思って講じた手立てが、中長期的に見たときにずれていたかも、と言うこともあり得るのです。
あるいはその場には相応しくないと言われるような行動を引き起こすことにつながっていることもあり得ます。
そういう時に記録があると、仮説、実践、検討がスムーズに行えます。


あ、パニック自体は表出行動の一つだと思っているので、それ自体を封じるということには、僕は慎重にありたいと思います。
そのパニックの出方、場面ということには気を配りたいと思います。
それから、パニックの原因や引き金が何になっているのかな?ということには敏感で痛いと思います。

2021年5月16日日曜日

「お父さんの方が楽しそうw」

「お父さんの方が楽しそうw」とプール指導中に言われました。

嬉しいですねぇ。

端から見てまるで親子のように見えたんでしょう。
そのくらい教え子との距離が近いように見てもらえるんは本当に嬉しいです。
目指していますから♪

それに、僕自身、この仕事が好きだし、楽しまないと子どもたちを楽しませるというか、夢中にさせることは出来ないでしょうから。


学習サポートも同様です。
なかなか学習自体を楽しくって言うのは、難しいものです。
それでも「この時間を楽しく」というのは可能です。

その子その子に合わせて話題を選んだり、間を取ったり、遊んだり・・・
そうやっていくと楽しくなったり、取り組むものに夢中になれるものです。


最近、学習中には、簡単な手品を披露する機会が多くなっていますw
なぜなら僕自身がハマっていて楽しいから。

子どもたちが「え?」となる姿、表情が嬉しいから。

最後に「俺にも教えて」と種明かしして、「家族に見せてくる」といって帰ってくれるとなお嬉しいです。


親子、家庭、そういうものが温まるのであれば、なんだってしちゃいます♪


そう。
そういうことも含めて、自分自身が楽しめているから、この仕事が好きなんですよね。

2021年5月15日土曜日

療育の視点を活かす。

今、就労支援にも携わっているわけですが、療育活動を提供してきた経験が結構活かされています。

青年たちの様子を観察して、見えてきたことを集めて、そこから特性を見極めて、手立てを考えていく。
もちろん事前情報で、大まかな情報は手元にあるのですが、それでもあくまで「今まで」の姿です。

そこに書かれている姿と今、僕に見えている姿が一致しているのかいないのか、変化があるのか無いのか、そういうことを見ていくことからスタートし、具体的な手立てや提案に変えていきます。

この際、特性だけで無く、青年の一人の人格を含めて考えていくことが大切で、そのときの手立ての発想を膨らませるのに、療育経験は重要だなと、感じています。

特性だけを拾い上げて、無機質な手立てを講じるのでは無く、「その人理解」を併せて深めて考えていくということを意識的に行うことをしてこそ、だと思っています。


作業が出来れば良い、と言うわけでは無くて、就労機会を提供しつつ、そこにその人の人生を、より豊かにすることにつながる要素を盛り込んで、考えていきたいものです。

2021年5月12日水曜日

コロナ重症患者の家族になって改めて医療現場の大変さを感じています

実は、僕の父がコロナウィルスに感染し、あっという間に重症化してしまって、これを書いている今現在、救急救命病棟で治療を受けています。

肺炎の状態がとにかく悪化の一途で、これから約2週間、睡眠状態にして活動量も減らし、口から挿管して酸素をガンガン入れるのだそうです。
そうして生命を維持しつつ、肺の炎症を抑えていくことを目指すというのが大まかな治療方針だそうです。



今月初旬の連休中に発症し、検査、陽性、宿泊施設で療養、入院、転院(そこでも個室対応→ICU→救命)・・・短期間であっという間に今の状態になってしまいました。

基礎疾患がある人ではありますが、普段はまだ会社員として毎日働きに出ていた元気な人が、という驚きが家族としてはあります。
進行の早さには、驚きを通り越して戸惑ってもいます。


療養施設、入院、転院、担当部署の変更、その都度連絡を現場のスタッフの型からは頂きます。
そして、多くの患者さんの対応の合間に、ドクターも丁寧な説明を電話でくださいます。
それもかなり遅い時間であることもあります。
本当にニュースなどで大げさに報道されているわけでは無く、現場は大変なのだと思います。
大抵、電話口の背後では物音が聞こえてきて、次から次へと対応が求められているのだろうな、というのが伝わってきます。

状況が状況だけに、もう任せっきりになってしまうわけですが、本当に感謝しかありません。


また全国で感染者数が増えてきていて緊張感を持っている人も多いですが、それでもまだ「ワタシは大丈夫」くらいに考えている人がいるのも事実。

医療現場を圧迫しないためにも自らの身を、守って頂きたいと思うのです。

父も受け入れ先を探すという段階で、少々時間を要しました。
そういうのが現実です。

こうして重症患者の家族となった今、改めて正しく構えることを訴えたいと思い、この記事を書いています。

必要以上に怖がることもありませんが、僕らが得られる情報の中で、出来る感染対策、健康管理は丁寧に行うべきです。


マスクを正しく着用、手洗い、うがい、手指消毒、密になる状況を避ける。


もちろんそれでも感染するかも知れません。
何しろ、目に見えないものを相手にしているのですから。

それでも、対策もそこそこに生活するというのは、あまりに無神経だと思わずには居られません。


僕自身、様々な特性を持っている方たちと関わる機会が多く、人によっては取れない対策というものもあるでしょう。
(例えば過敏等でマスクがつけにくいとか)

それでも、代替策については考えながら生活をして頂きたいし、そういう努力を続けている人やご家庭を知っています。
なので、無神経な行動だけは控えて頂きたいと、敢えて言葉に使用と思った次第です。


最後に・・・
正直、自分の中を整えるのに若干時間を要していたりします。
そのため少々スケジュール調整をお願いしたりしているところがあります。
関わりある皆さん、ご理解とご協力ありがとうございます。

2021年5月8日土曜日

文字をきれいに書くことの意味って・・・?

以前は手紙だったものをメールやLINEで済ませるようになって、レポートなどもパソコンで書くようになり・・・とにかく字を紙に書くという機会ってどんどん減ってきましたし、まだまだへっていくのだろうな、と感じています。

そんな中、学習の場では「字をきれいに書かせる意味は?」という問題が出てくるわけです。

学校では特に「字はきれいに」が強いです。

おそらく「受験」「試験」で読めないものは×というものに繋げて考えている先生が多いのだと思います。
それはそれで進路保障を考えたときには必要な理由です。
学習内容が分かっていても人に読んで貰えない筆跡では、成果物としては不十分というところでしょう。


僕は、いろんな子たちと学習する中で「“きれい”でなくとも“丁寧”に書いた方が良い」と感じています。
その方が漢字とか英単語とかは定着が早い子が多い気がします。

何人かの子どもたちの話を聞いてみると、漢字でも英単語でも教科書に印刷された文字の羅列を記憶しているというより、自分が書いた文字、練習したときのことを紐付けて思い出す子が多いようです。

そうすると丁寧に書いている子の方が、筆跡が安定していて、記憶に紐付けしやすくなっているのでは?と仮定しているところです。

きれいで無くてもいつも似た筆跡で書けることは一つ、大切な気がします。



もちろん、文字を丁寧に書くという作業自体、大まかに言うだけでも、目で見ながら、指先を使う作業に加えて、注意を払いながら行うという必要があります。
ですから、それだけで生活に必要ないろんな要素を見ていくことも出来ます。

他にも情緒も比較的よく表れるものだと感じてもいます。

落ち着かないときには字も落ち着かない雑な感じになりますし、情緒が落ち着いているときには、筆記も落ち着いて行えるものです。

受験とか試験とか、そういうこととは別のステージで、生活に結びつくものもたくさんあるので、僕はどちらかというとそういう観点を持ちながら子どもたちの書字を見守ったりサポートしたりしています。



2021年5月2日日曜日

なんでラジオ体操をするのか?

デイ・ワークセンター こみこみ では、毎朝、朝礼時に利用者、スタッフの全員でラジオ体操をするところから始まります。

“仕事熱心な”僕😂は、「毎朝ラジオ体操をする意味」みたいなことを考えたりするのです。

ただ「そういう決まりで、習慣だから」とするのでは意味も半減なので。

もちろん動きの少ない方や、薬の影響等で朝のエンジンが掛かりにくい方のサポートの一環という側面はあります。
それに、その「習慣をつくる」ということ自体も目的になっているということもあります。

でも、僕の中で一番の目的はこれ。

「事故を起こさない」

エンジンをかけるためのサポート。
それはそうなんですが、その先ですね。

例えば工場みたいな現場だと、ラジオ体操をやるところって多いらしいです。
でも、長年やっているうちに「これ必要?」みたいな意見が出て来ることがあるそうです。

で、止めてみると、その前と比べると事故率が上がるということが、統計上は出てくるというのです。

不思議ですが、そういうものだそうです。

無事に1日を終えるための習慣をつくる。
その一環なんだと、僕は認識しながら取り組んでいます。

習慣って大切です。
個人的にはとてもそう感じています。

ただ、何でもかんでも「習慣だから」「例年通り」と思考を止めるのではなく、何故習慣にしているのかを意識しながらやる必要性はあると思います。

出掛けにくい連休。

自分の持っている習慣について考えたり見直したりする時間はたっぷりあります。

ゆるりと愛犬の散歩をしながら考えておりました。

2021年4月26日月曜日

「貸してください」

プールに通ってきている、今年中学生になった男の子。

彼は言葉が堪能ではないので、本人からの訴えも割と短い言葉で行われることが多いです。

昨日のプールで、そんな彼の言葉に変化がありました。

彼は昨日、プールのレッスンにゴーグルを忘れてきてしまいました。

「ゴーグルありません」
と、これまでの彼ならこんな風に状況を報告するところでした。

それが昨日は、少し違って・・・

子「ゴーグル貸してください」
から始まりました。
(お!!いいぞ!)

それでも一応。

永田「忘れちゃった?もう一回鞄の中見てごらん」

子(鞄の中を確認)「ゴーグルありません」

永田「あぁ、そうかぁ」

子「ゴーグル貸してください」

と再び。


えぇ、えぇ、お貸ししますとも♪

こういうところかレッスンがスタートしました。

ぐっとコミュニケーションが深まる感じがありますね。
これからの彼、どんな青年へと成長していくのか楽しみです。

2021年4月24日土曜日

デイ・ワークセンターこみこみ、バッチリ稼働していますよ♪

僕も携わっている「デイ・ワークセンターこみこみ」。
就労継続支援B型と自立訓練の多機能型事業所です。

開所からまもなく半年が経過します。

利用者も集まりはじめて事業所も賑やかになってきました。

作業の合間に冗談を言って笑い合ったり、時には個別でしっかりと向かい合う時間を取ったり・・・

福祉事業所としての、「こみこみだからこそ」というところの、機能も役割も開所当初よりもより明確になってきたというところでしょうか。


スタッフ一人一人がプロ意識を持って、支援に当たっています。

どこの事業所さんでも同じことでしょうが、それぞれの専門性を持ち寄って、多角的に支援計画を立ててということが、こみこみでも出来るようになってきています。

まだまだひよっこ事業所ですが、地域に根ざした事業所になるように努力していきます。


ところで・・・

最近、僕の動きはというと、平日の午前中から14時過ぎくらいまでは、こみこみの本部、葉山の事務所にいて青年たちと過ごしている時間が多くなっています。
少し前までは出張所として登録しているラーメン店の店先に立っていることも多かったのですが、配置換えで葉山に居る時間が増えています。

この葉山の事務所では、パソコンの訓練と作業、内職作業、その他軽運動など個別のプログラムを組みながら活動をしています。

また、さつまでは店舗運営のために必要なものを分担していく形を取っています。


どちらも見学体験、大募集中です。

立ち上げ当初は、当然利用者がいない状態でのご案内でしたが、実際に利用者が集まり始め、稼働し始めたこみこみを是非みなさん見学に来てください。

アットホームで明るい事業所です。
(僕が騒いでいるだけかw?)

お問い合わせは
0940-51-5216(葉山事務所)
または
comicomi.munakata@gmail.com

までどうぞ♪

2021年4月20日火曜日

待って待って待って・・・ようやく。

僕との時間も長らく学習が出来ずに、話をしたり、ただただ近くに居るだけ会話すらしなかったりした中学3年生になった男の子。

このブログでも度々書いてきている、学校生活が上手くいっていない子です。

教科学習をすること自体を目的にしているわけでは無いけれど、本人の希望や願い、それからご両親の願いとしても、進学ということがあるので、「学習が目的では無いけれど、機会は逃したくない」と思いながら待ち続けていました。


前回、数ヶ月ぶりに10分学習を一緒にすることが出来ました。


今日、来てから数分は「車酔いした」とのことでエンジンがかかっていませんでしたが、待ちながら「今日は学習を少しやろうと思う」ということを伝えていました。

10分後、(僕も背中を押すような声かけはしつつですが)自分の意思と足で席に向かっていきました。

それから、こちらで用意していた英語の教材に取りかかり始めました。

英語も問題に向かうのは本当に1年近くぶりかも知れません。

be動詞の問題、英語の本当に最初に習う辺りですが、すっかり抜け落ちてしまっていますが、「あぁ、そういえばそうだったな」と手応えを感じながら、ドンドンと問題を解いていました。

「これはこういうこと?」と尋ねてきてくれるのもまた、僕としてもとても嬉しい時間でした。



こうやって過ごせると休憩中にお喋るするときの声も実に穏やかなものになっていました。
本当の休憩、感が感じられました。

学習をしていないときは、多分何もしていないときもオフにもなりきれていなかったのでしょうね。

充実感がそうさせる、と言う風に僕は見ています。

そういう意味で、学習の機会が彼には必要なようにも改めて思いました。


待ち続けるのも正直、歯がゆいものがありましたが、本当に良かったと思います。
無理矢理やらせるのは簡単でした。
声を荒げたり、手を引きながら席に着かせるということも手立ての選択肢として無いわけではありませんから。
でも、それじゃ駄目だという気がしていて、とにかく待ちながら機会を伺っていました。

ぐるんぱの学習サポートでしたいのは、こういうことなのだということを改めて確かめられました。


結局僕のためになっているのかな?それでも良いか(笑)
目の前の彼がとってもいい表情で帰って行ったから、それが全て。

2021年4月18日日曜日

北極の魔法の水。

小学校4年生になった男の子とのプール。

彼は身体の使い方がとにかく不器用で、いつもカチコチ。

プールでもそのカチコチのためにぎこちない動きになり、推進力が生まれず、身体が沈んでいって居ました。

そんな彼が、最近メキメキと力をつけてきて、背泳ぎで25メートル泳ぎ切ったのです。
年明けまでは、補助無しでは5メートルも泳げなかったのに。

すごいと思いませんか?


これから書くことを読んでもらう前に。
泳げなくても、ユーモアを忘れずに楽しんで、時には悔しくて怖くて泣いたときもあったけど、3年以上もの間通い続けてきた彼と引率を続けてきたご家族あってこそ、だというのは忘れずに居てくださいね♪
それで関係性が出来ていたから成立したエピソードです。

2月。

永田「今日のプールの水はね~、北極から汲んできた特別な魔法の水なんよ。身体が浮かびやすいらしいよ(超テキトー^^;)」

子「そうなの?ぼくでも浮かべるの?」

永田「多分ね。・・・ほら!あっちで泳いでいるおばあちゃん、あの人普段は泳げないからって、歩いているだけの人なんだけど、今日は泳いでいるんだよ」

子「そうなんだ、楽しみだね」


この子は、自分の不器用さを認識しているからか、自信が持てずに居る子です。
泳ぎを教えていても(もうそろそろ泳げても良いと思うのに)と、思うような状況がしばらく続いていました。

なので、(ぼくは運動が苦手)という思い込みを取っ払いたくてこんなハッタリを言ってました(笑)


結果、いつもよりずっと泳げたんです(笑)

その日のレッスンが終わってから「実は普通の水」というネタばらしをして、自分の力で泳げたという自覚を持ってもらっ、その日は終えました。

それからです。

一旦、(ぼくは出来る)が入ると、子どもの成長はめざましいものがあります。
成長と言って良いのか分かりませんが。
世界が加速度的に広がっていきます。

水の中、と言うもの自体を楽しんで、これまで慎重派だったのにいろんな遊びをし始めて、自由に伸びやかに身体を使えるようになって・・・言い循環が生まれます。


そうして今日、背泳ぎで25メートル泳ぎ切りました♪


「魔法の水が無くても、ぼくかっこよかったろ?」

彼の決めゼリフ、最高でした。

2021年4月13日火曜日

ドキドキの学習サポート

事務所を用意して1ヶ月。
早いものです。

今日から本格的に僕以外のスタッフに任せる学習ケースが発生し始めました。

ぐるんぱのことを理解してくれたり、興味を持ってくれた人たちです。

自身を磨くためであったり、もちろん幾分かの収入のためということもあったり・。

いずれにしてもとても責任感にあふれ、真っ正面からぐるんぱと向き合ってくれるという意思を示してくれました。
頼もしいし嬉しい限りです。


とはいうものの、初めてはドキドキするものです。

僕もこうやってお任せすることに不慣れでドキドキしています。
スタッフも初めてのことでドキドキしているという声を聞かせてくれました。

はてさて、どうなるものか・・・


個室を用意しているのですが、少しずつ和やかそうな声が聞こえてきて安心しました。


案外、僕が勇気を出すだけで、ぐるんぱらしく、というのをやってくれる人はいるのかもしれないな、という大きな収穫を得られた気分です。

2021年4月11日日曜日

同じ景色を見ていく

話を聞くとき・・・それに限ったことでも無いかも知れませんが、誰かと一緒に過ごすとき、その相手と同じ景色を見ていくことがとても大切です。

それに巻き込まれる、ということではなくて、「相手はこういう景色を見ているのか、なるほど」という具合に、一歩引きながら客観的に観察するようにしていくことが大切です。

自分と他人の境界をハッキリさせるという感じですね。

そして、自身が見えた景色を整理していきます。
整理が付かなかったり、虫食いのように一部がハッキリしないようであれば、そこをハッキリさせるように質問をしていくと、同じ景色を共有できるようになっていきます。

僕は、概ね映像、あるいは画像のようにして話を聞いていきます。
分かるときにはそれが鮮明に思い浮かべられますし、そうでないときには、空白が出来るわけです。
その空白を埋めるような質問をして自分の中のイメージをクリアにしていきます。

ある程度話を聞いたところで「こんな風に聞こえたんだけど合ってる?」という確認をして、それから話を次に深めるように努めています。

仕事のことでいうと、こうしていくことで相手の困り感を共有できるようになっていきます。

「出来事」と「困り感」がイコールではないこともあるからです。

更にいうと、職業支援者としては「相手が困り感を抱えて考えてきたこと」の先を考えなくてはいけないので、こうして景色をクリアにしてからでないと手を打てません。
「そんなこともうやったよ」と、なってしまいますからね。


同じ景色を見て、相手が見たがっている景色を知って、そこに向けての道筋を一緒に考える。
そういうことが支援では大切な気がしています。

支援というより人付き合いか。


未就学児向け療育活動をスタートします

詳しくはお問い合わせいただくとして。
よろしければ、チラシにお目通しを🎵

2021年3月21日日曜日

時計の勉強


まもなく6年生になる男の子。
計算の類いはかなり出来るようになったけれど、時計の読み方が定着せず、ドリルを繰り返してきていましたが、ドリルを離れて学習をする段階まで数ヶ月かけて漕ぎ着けました。

ドリルには、時計のイラストが付いているところから段階的にイラストも無くなるということになっていくのですが、ページをめくれば時計のイラストを見ながら解ける、ということに気がついてしまった彼(笑)

そこで、ルーズリーフに文章題を書いて、「自分で必要だと思う図とか時計の絵とかは書きながらやってごらん」と指示を出しました。

彼の定着度をより正確に推し測ることと、どういう考え方をしてて、どこで躓くのかを見ていくということをするには、こういう手が一番です。

こちらで1から説明するよりも、その子の分からない、躓きにだけ干渉する感じです。

正直、考え方って自分の考えやすい方法で良いと思うんです。
学校でも、そのほかのところでも「基本的な考え方」を一斉に、一律に習います。
でも、その「基本的な考え方」で理解が深まらなかったのですから、その子の考える過程に寄り添って、考えやすいルートを探すことが僕は大切だと思います。


こうやって学習サポートを仕事でしていると、自分が小学校の時に習った方法とは違う方法や言葉を使って、今の子どもたちが学習していることに触れます。

それでも、特に算数などは同じ問題であれば、同じ答えに行き着くのです。

なら、その子なりの思考の過程で答えに行き着けば良いと思いませんか?
型はめするようにして、「こう考えなさい」ではなく、「どうしたら思考が流れるかな?」と、いうのが支援、学習サポートではなかろうか?というのがぐるんぱの学習サポートです。

子どもに自由に紙面を使ってもらって、その子の考える過程を書く様子から読み取っていくのです。
教える、のではなくて本当にサポートする感じ。
その方が子どもたちも楽しそうに学習しますよ。

そして、この時間のノートを見るだけでも、彼が書き込む量が減っていくのが分かるでしょう?

2021年3月16日火曜日

環境を整えたら学習が出来る

学習サポートに通ってきている中学生。

学校にも行ったり行かなかったり。
行ってもゴロゴロしたり、一人で遊んだりして、学習時間はほとんど取れていない子です。

学習をするのが良し、とは思わないけれど、活動をしないでなんとなく時間を過ごしてしまうと、満足感も得られず、エネルギーも持て余して生活リズムを崩すことにつながりもします。


僕との時間には、やってくるけれど学習も著しく減っていました。

ところが、事務所を用意して、少し環境を変えただけで、学習時間がぐっと伸びました。
無理するでも無く、自ら座って持参した教材を始めたり、パラパラと教科書をめくり始めたりしていきます。



本当に、ちょっとしたきっかけと、工夫や配慮でとっても過ごしやすくなったり、目的に向かうことが出来るのです。

もちろん予算の兼ね合いもあるから、直ぐには整えきれなかったものもありますが。

それでも最低限必要と思われるものを揃えて、不要なものは入れず、というだけで心が活動へ向かうことがあるということを、改めて実感しました。

事務所の場所や室内を見学したいという方は気兼ねなくお声かけください。

2021年3月12日金曜日

【お知らせ】事務所開設しました

今月からぐるんぱの事務所を開設しました。
東郷駅日の里口徒歩1分のマンションの一室を借り上げました。
自分の仕事場でもあり、学習サポートの会場にもなります。

外的要因に左右されず実施していけるようになります。

事務作業スペース兼学習サポートスペースのリビング。
学習サポート用の洋室。
同じく和室。
そして、休憩等に使う洋室。
同時に3組までは、学習サポートに対応が可能になります。

また、マンツーマン以外の学習サポートもスタートします。

僕自身ももちろん支援者として学習サポートにも入っていくこともありますが、徐々に他のスタッフに任せつつ、子どもたちとスタッフの様子を見ながら場をコントロールする役割も担っていくことを目指したいと思います。

ぐるんぱをパワーアップするのに必要な過程と考えての判断です。

お問い合わせ等は永田までどうぞ。

メール gurunpa.munakata@gmail.com
電話 09057240660

2021年3月9日火曜日

3人でプール♪

先日、特別支援学校高等部の卒業式を終えたOさんとYさんの女子二人組。

「いつかは一緒にプールをやりたい」

学校でも仲の良い二人は、時折こういうことを口にしていました。

それぞれプールを始めて4年ほどになり、泳力もだいたい同じくらいなので、一緒にプールをしてみようか、ということになりまして。

今日は、初めて一緒のプールが実現しました。

二人とも送迎を伴うレッスンだったので、車の中から既に大盛り上がり(笑)

はてさて、この調子でお喋りされちゃうと泳ぐ時間がなくなるかもな・・・車の中では、そんな心配をしてしまうほど、楽しそうにガールズトークを展開している二人でした。


でも、到着するととっても二人にとって良い時間になりました。

付き合いの長い二人、お互いの癖とかが分かっているからでしょう。
ずっと傍に居て、必要になると「ちょっと手伝って」とお願いをして、お互いの苦手さをフォローし始めました。

そうするからなのでしょう。

二人とも更衣時間もいつもよりかむしろ短縮されて、泳ぐ時間もしっかり確保が出来ました。

更に、泳ぎ始めたら、競わせることはしないけれど、「すごい上手なんだね」とお互いの泳ぐ姿を初めて見た彼女たちは、褒め合って、大好きな友人にも認めて欲しくて、やる気満々で目一杯身体を使って泳ぎました。

二人の終わった後の感想は、お喋りもしてたくさん泳いで楽しかったね、とのこと。


本当に良かった。
これから楽しみです。

2021年2月28日日曜日

“変態”の集まり!?

つい先ほどまで、福岡県保育問題研究会の集団づくり部会のオンライン部会でした。

19時~始まり、一旦21時には終わり。

“一旦”です。

時間と都合の許す(本当に許されているのかは不明w自己責任。大人~w)5人が残り、各々食事や酒をお供にお喋りを続行。

いろんな話題が上がりましたが、更に4時間話した結果、永田は“変態(変わり者)”。
とのこと。
そして、他の4名もそれぞれの“変態”具合だという確認をして。

基本子どもや保育や支援の話で4時間(^^;
“変態”同士の集まりで楽しいね~♪
と、心から有意義な時間を過ごしました。


「でもね…」「最後にこれだけ!」そういうのが許される仲間。

こういう重ね合いが場とか人を育むと、確認出来ました。


また次回も楽しみです‼️

2021年2月27日土曜日

【お知らせ】東郷駅徒歩1分の場所に事務所を用意します

3月の中旬から、宗像市東郷駅そばにテナントを借りることにしました。

東郷駅日の里口から徒歩1分という立地で用意出来そうです。
まだ契約手続きの途中ですが、必要審査を終えて、書類をそろえている最中です。
数日中に契約手続きです。

マンションの1室をテナント扱いで借りることにしたので、間取りも3LDKという構造です。

ここで事務作業や支援の準備もしていけるように場を整えていきます。
また、これまで家庭訪問をしたり、メイトムなどの公共施設を利用しながら展開してきた学習サポートも、この部屋で行うようにします。

テナントの維持費は当然発生しますが、それでもぐるんぱの活動をする上で、まずは以下のようなメリットがあると考えての判断です。

・外部の都合に左右されず、支援の場を確保できる。
・限られた空間にはなるけれど、その分、安全が確保できるので少人数同時の学習サポートが可能になる。
・大学生などのサポーターさんたちの通勤がしやすく、人材確保しやすくなる。
・サポーターさんが確保できれば、同時にマンツーマンの学習を複数組実施可能になる。
・持ち運びの必要がなくなるので、教材が充実させられる。
・駅から近いので教え子たちが場合によっては電車の利用の練習をかねて通ってこられる。
・車の運転が出来ないご家庭でも通ってこられる。
・サポーターさんたちとのミーティング、サポーターさんのフォローもアイデアを実現させるだけの環境を用意しやすくなる。
・僕個人のことで言うと移動が減るというのは、事故などのリスクも減る(年間走行距離もなかなかだったので)と思う。
・仕事で自宅を使う必要がなくなる。

ざっと挙げてもこのくらいのメリットがあると考えています。

更に、ここで考えたいのは、マンションの一室ではあるけれど、どんな取り組みをすると「開かれた場」という印象が作れるか?ということ。

考えることもあるけれど、ぐるんぱをもっと根付かせたり、広げたり、ということに向かうためには必要な手続きと考えています。

ブログ意外にもお世話になっている人たちの元には紙媒体のお知らせもお持ちできればと思っています。

当面は、今までのスタイルで運用してみて、場の使いやすさや使いにくさを洗い出していって、改善できるところは改善をしながら、活用の幅を広げていきたいと思います。

2021年2月20日土曜日

支援とか立場とか脇に置いちゃえ~!(^^;

今日学習サポートに来ていた中学生。

学習サポート、と言いつつ、もう数ヶ月は学習が出来ていません。

それでも保護者の方は、学校に行っても寝ているだけらしいから、他の人との接点を持てていない。
ここで少しでも人と関われたらと思うし、親に話したくないこともあるかもしれないから。
と、連れてきてくださいます。
もちろん休んでしまう日もありますが、来られたら、自分の足で歩いてきますし、僕の事は嫌いじゃないと言って、毎回、少しは話をする時間を取るようにしてくれます。

それでも毎回、来てもどこか落ち着かず数十分はうろうろしていたり、1人で考え事をしたり、爪を噛んだり…


僕自身、いわゆる学習はしなくても良いと思っていますから、遊びを用意したり、話の種を用意したりしています。
学習する、と意欲を示した時に迎えられる用意もしながら。

“待つ”という支援です。

特にこの2週間は、気候や学校での出来事もあり、全く僕を寄せ付けませんでした。
(場所には来るから、その姿を見てほしい、というサインと僕は受け取っていました。)

今日もそうやって1人で過ごそうという感じでした。

ただ、今日は見るからに体調も情緒も調子が良さそうでした。
なのに、ここ2週間の習慣で、「僕はこれで良い」と決めつけているかのようにして、僕の事を無視しようとします。

近づくとあからさまに目を背けます。
そして、 僕が離れようとするとまた自分のペースで鼻唄を歌い出したりまでします。

10分毎に経過時間を伝えるということと併せて声をかけに行きました(これは本人からの要望で、経過時間と残りの時間を教えてほしいとの事だったので毎回しています)。

なのにその態度で、僕もちょっとカチンと来ちゃいまして(^^;

「ちょっとさ、スッゴい感じ悪いわ、今日の君は」と(支援とか脇に置いちゃえ!僕という人間を伝えたる!)って思って、今日感じたことを全部一気にぶっちゃけてやりました(笑)

で、10分近く(長っ!)話をしまくりました。
途中で「ちょ、なんだか頭痛くなりそう」と訴えもありましたが、「いたく“なりそう”なんやろ?まだ痛くないけん、大丈夫!まだ僕の思いを伝えきっていないから最後まで聞きぃ。」と遮って伝えまくりました。

そして最後に「今日はもう先生だとか支援者だとかそういうの抜きにして話をさせてもらったわ。自己中で悪かったなとは思うけど、立場もどうでも良いと思ったし、今日の事であなたが僕との時間を止める、って言われても良いと思いながら言わせてもらったわ。以上!」と打ち切りました。

10秒くらい間があって、彼がおもむろに立ち上がって、荷物を置いた机の方に向かいました。

さすがに、?キレた?「帰る」とか言い出すかな?とか思いました。

でも彼は椅子に座り、顔を明るくさせながら「なんかいろいろ言われて頭の中のホコリが払われた感じ」と(^^;

で、「またホコリがたまるかもしれないけどその時には宜しく」と(^-^)
(なんかよく分からんけど結果オーライw)

その次に彼が話し始めたのは学校のこと。

「学校は、僕が頑張ったところを褒めてくれないし、どうでも良いところで変な褒め方をしてくるから気持ちが悪いし、腹が立つ。バカにされているみたいで」

と。

「永田先生は、褒めたり怒ったり普通」

とも(^^;


多分、彼は、等身大の自分を見てほしいんでしょうね。

この後にまた少しやり取りをしたのですが、この一年で、僕が見た中では、1番にこやかな顔で帰っていきました。



支援とは言い難い時間だったかもしれないけれど、記録まで。

2021年2月18日木曜日

やっぱり人との繋がり感が大切

YouTubeで見つけた動画でちょっと耳にした話。

ハーバード大学が、75年くらいかけて、卒業生のその後の職業や年収やらをはじめ、生活をを調査、研究しているらしい。
で、分かってきたのは人付き合いが充実している人ほど、幸福感を味わっていて、年収も高くなる傾向があるとのこと。

それから人のためにお金を使った人の方が幸福感を感じられるとのこと。

この調査の方法、詳細までは動画では語られなかったけど、卒業生が亡くなった後は、その子どもとかにもアンケート調査しているらしい。

人との繋がり感が、幸福感をもたらす。

お仕事頑張ろう。


コロナを機に分断が目につくようになった。
オンライン。
繋がり方が変化してくる。
でも、やっぱり繋がりたいんだと思う。

他にも、子どもたちのゲーム依存。
オンラインゲームがゲーム依存を加速させているのも、日常生活で親密な人たちとの子どもたちが繋がり感を満足するだけ味わえないから、そこに向かうのだとも思う。

出会った人が孤立に向かわないように、ぐるんぱの活動はやっていきたい。

2021年2月15日月曜日

スタッフ募集

 少し前にも挙げましたが。


療育活動を手伝ってくれる仲間を探しています。

プール。

学習。

単なる泳ぎだけでなく、単なる学習内容だけでなく。


子どもたち、青年たちの生活に繋がる活動を考えてくれる、そういう人との出会いを希望しています。


興味のある方は是非お問い合わせを永田まで。

パートタイム契約、業務委託。

形態は相談に乗れます。


連絡先

永田携帯:090-5724-0660

メール:gurunpa.munakata@gmail.com

子どもの一途さに向き合って

 小学校中学年の男の子。


最近、“何か”を掴み始めている感じ。


泳ぎに必要な力の入れ方。

泳ぎに不要な力の抜き方。


今は足を着いてはいけないという場面。

今は一旦足を着いて仕切り直しをしようという場面。


そういう判断が自分の中で持てるようにもなってきているようで、落ち着いて“何か”を確かめようとしながらプールのレッスンをしている。


なんだろう?

“何か”を手放したくない!みたいな、健気な感じ。


“何か”を敢えてことばにしようとするなら…泳ぐことの心地よさ?


それに向かって、一途にやってやる!みたいな感じ。


彼がそうやって一途に“何か”に向かう姿を見れば見るほど、僕も応えたくなるし、そこに比例するように僕自身は穏やかになっていく。


本当に彼との時間は、心地いい。

2021年1月31日日曜日

保育問題研究会の集団作り部会をオンライン部会で 保育は人格を通して行われる

昨日は、一日の支援を一通り終えて、帰宅した後、オンラインミーティングに参加しました。
ミーティング、というか勉強会ですかね?

僕が所属している、福岡県保育問題研究会の集団作り部会でした。

今回は、若手の保育士さんが事例を提供してくださり、その場面について検討をし合う、という形で時間を過ごしました。

僕自身は保育園で働いたことは無いですが、仕事で子どもたちと関わり始めて12年が経過しました。

そうすると場は違っても似たような経験はしているもので、話を聞きながら、懐かしさに浸りながら(あぁ、そんなことあったあった)と頷きっぱなしでした(^^;)

でも、こうして事例を一緒に検討してみると、目指すところは同じでもルートがいくつもあるということを改めて気づかされます。

保育者によって、子どもによって、場によって。

子どもの権利を守る、子どもの育ちに立ち会う、そういうことのために「たった一つの正解」はないのですよね。

でも、その行動、手立てに理由を紐付けて行動をしたり、状況に仮説を立てて向き合うと言うことは、質を高めていくためには必要なことだと改めて感じました。

本当にこの部会ではたくさんのことを毎回学びます。



そして、部会後に時間の許すメンバーで流行のオンライン飲み会をそのまま開催。

これまたとっても有意義な時間でした。

次回がまた楽しみです。

ま、オフラインで会えたらもっと良いですけどね♪

先輩方もありがとうございました。

2021年1月30日土曜日

監視にならないように待つ

一緒に過ごしていてもなかなか学習には向かえていない中学生。

最近は服薬も始めて、それとの折り合いもまだ付かず、傍に居ることも難しい日があります。

ある程度離れたところで一人で、過ごしたがり、気が向いたら学習をする、みたいな。

ただ、だからと言ってこちらも放ったらかしには出来ないので、定期的に声をかけに言ったり、今の時間を伝えたりはしていました。
たまに声をかけるくらいだと目を合わせて頷いたり「うん」と返事をしたりするくらいのことはしてくれます。
それがキャッチボールみたいに何往復かすると、その場を離れて一人になろうとします。

多分、僕が今関わっている中では割とデリケートなケースです。

さて、今日はどうしたものか・・・前回と同じ手立てが功を奏することもなくて、毎回考えながら彼との時間を過ごすのです。
そして、基本的には「待つ」ことになるのですが、この「待ち」方がポイントのように最近は感じています。

当然と言えば当然ですが、それが「監視にならないように待つ」ということかな、と。
待つときに様子を見ながら待って、タイミングを図りながら声をかけたりするのですが、監視されているような窮屈さの中では心の準備など出来るわけもありません。

寂しさを感じ去ること無く、窮屈さを感じさせること無く、彼との距離山を持ちながら、僕との時間に興味を持って貰えるように、彼自身が自分で背中を押せるように、とかそういう演出を考えながら待つということをしています。

そうすると、限られた時間の中で彼の方から、近寄ってきて、口を開いてくれたりすることが増えてきています。


一人になりたがるけれど、人一倍人とつながりたがっているのだろうな、と感じるところです。
とっても温かいつながりを求めているように感じられてなりません。

予測変換

「朝の」「ケンタウロスは」「めっちゃ」「寒いね」「💦」

教え子と学習サポート中。

子どもから「先生、スマホで『あ』って入力して!そこから予測変換?で、最初に出てくる言葉5個を教えて!結構面白い言葉になる人が多いらしいよ」

と言われて『あ』を入力。
『朝の』を選択。

うんうん。まぁ、そうだな。

次に出てきた言葉『ケンタウロス』

?なぜ?
と思ったけど別の子どもと学習している途中で、空想の動物の話題になって検索をしたことを思い出す。
でも『朝の』の次に『ケンタウロス』は笑えました。

子ども「なんで『ケンタウロス』なんて出てくるん?先生ファンタジーか!?」と何とも適切なツッコミを頂きまして…

大笑いしていたら、施設の警備員さんに「楽しんで頂いて構わないのですが、一応コロナ対策中なのでボリュームを下げていただいて良いですか?」と😅

すんません。

永田「ほら~、◯◯がおかしな遊び始めるから~!」
子ども「先生がスマホで遊んでるせいやろ!ちゃんと仕事で使いよ!」

毎日楽しくお仕事もしております🎵

2021年1月24日日曜日

高校生と学習サポートスタート!!

今日から新しい高校生の男の子との学習がスタートしました。

おとなしめの彼。

お互いに自己紹介。
初対面で緊張はしていましたが、時折マスク越しにニヤリと笑うかわいい子です。

これからお互いのことをじっくりと知り合って、仲良く、友達のように楽しい時間を学習を介しつつも作っていきたいと思います。

2021年1月23日土曜日

時間がかかっても大丈夫

「九九を覚えるのに◯ヶ月かかった…」と、ある男の子、他の子よりも時間がかかったようです。

でも、良いじゃん?
これから数十年は「九九を覚えた」状態が続くんだから。
というか数か月後には「◯ヶ月かかった」ことなんて関係なくなります。

もちろん、今、この子が感じている劣等感はフォローしていくものとして。

学習は慌てても良いことはないです。
ゆったりとリラックスした方が絶対効率が良いです。

まずは「大丈夫」と思うこと、そう思えるように関わること。
これがぐるんぱの役割かな。

ただただ傍にいるだけだけど

もうかれこれ4年半くらいプールや学習で付き合いを重ねてきている中学2年生の男の子。

この1年弱、特に学校生活が上手くいかず、悩んでいます。
本人もご家族も。

それでも僕の元には週に二回は、来てくれます。
キャンセルになることもありますが、長期的に見ると継続できていると言えるでしょう。

最近、特に調子が悪いようで、ぐるんぱに通ってきても、学習などほとんど出来ず、お喋りが出来れば良い方で、来てもずっと周囲をぐるぐるウロウロしてたまに僕の元に来てボソッとお喋りをして、またウロウロに戻るという感じが多いです。

時には、到着した頃から悪態をついて、僕やものに当たっているときもあります。
それで僕とケンカになることもありますが、それでも1時間の間に和解をして、次も来て・・・

とにかく、建前上“学習サポート”にはなっているけれど、とにかく居場所、という役割の方が強い気がします。
それでも良いかな、とも思うので、僕の方もただただ傍に居ることを続けてきています。


今日は、薬の問題もあるのかな?心理的なものもあるのかな?あるいはその両方なのかも知れないけれど、来てくれたのは良かったけれど、お喋りも億劫そうで、直に首を動かして相槌を打つくらいになり、目を閉じ、身体を横にしてしまいました。

たまに話しかけてみると眠っては居ないようだけど「とにかく眠いし、怠い」とのこと。

少しずつ声をかけて、彼の状態について知ろうと試みながら、過ごすだけになってしまいました。

慌てることもないのでしょうが、彼の“今”をどうサポートすべきか・・・

もっともっと視野を広く、僕自身が持って、考えて、彼を取り巻く大人に必要な提案など出来るようにならなくては、と感じるところです。

2021年1月22日金曜日

自分の道を選んだお姉ちゃん、楽しめ~♪

特別支援学校中学部に在籍していて、プールに通ってきてくれているEちゃん。

彼女には、二つ年上のお姉ちゃんがいて、今年は高校受験でした。

中学校で成績優秀だったようです。

学習塾にも通っていたようで、そちらからは地元のいわゆる進学校の受験を奨められていたそうです。

彼女自身もそこへの進学には前向きでした。

でも彼女、実はとっても好きなことがあったんですね。

美術。

それで、いよいよ受験が差し迫ってきて進路を本格的に決めなくてはいけなくなった頃からご家庭で、たくさん話し合いをしたみたいです。

そうして彼女が選択したのは、美術が学べる環境の整った高校。
自分のやりたいことを選んだようです。

とっても素敵です。

「進学校に行っておいた方が、進路の幅が広がる」というもっともらしい大人の説得もあったようです。

特に学習塾は、生徒の実績を掲げることで、次年度の生徒集めにもつながるので、「なんで?」と、彼女の選択に最後まで首をかしげていたようです。

聡い彼女は、進学校に行くその意味も、学習塾というものの色もよく理解しています。

それでも、自分のやりたいことを選びました。
自分が満足できる人生でありたいと願っていたのでしょうね。
誰かに主導権を握らせるのではなく、自分で舵を取って自分の人生を歩む。

本当に素敵なお姉さんになっていっています。

福岡は今、緊急事態宣言の最中です。

入学の頃がどんな様子か・・・
それでも慌てることも無く、新しい生活も彼女らしく過ごしてくれたら、良いのかな、と。


昨日が、その高校の入試で、終わったこともあり、久しぶりに妹のプールを見学に来てくれました。
妹の成長と変化に、「すごい」と、本当に嬉しそうに寄り添ってくれていました。
本当に素敵なお姉さんで、お姉ちゃん。

僕は彼女にとって、“妹のプールの先生”くらいのものだけど、勝手に彼女の成長を喜んで、勝手に祝福をしています。

彼女が小学校の頃から知っているから、本当に嬉しかったです。

僕も頑張らねば♪

2021年1月19日火曜日

スタッフ募集

会員さんが増えたことに伴い、僕一人で受け入れられるキャパもギリギリになってきたので、スタッフを募集したいと思います。

基本的には、まずはプール活動に入ってくれる人を募集致します。

ぐるんぱの活動の土台になる部分です。
プール活動の支援で、このぐるんぱの根っこを理解してもらったら、学習サポートもお願いするかも知れません。

学習サポートの支援者のみの募集はもう少し先にしようと思っています。

お給料に関しては、時間給では無く、受け持ってもらうレッスンの数に、応じてお支払いをしていこう考えています。

プール活動の経験がない、障がいを持った子どもと関わったことの無い方も、丁寧に指導するので安心してください。

もちろん経験者も歓迎です。

詳細は面談にてお伝えします。

興味のある方はおたずねくださいませ。


メール:gurunpa.munakata@gamil.com

電話:090-5724-0660(永田携帯)

新しい子どもたちとの出会い

ちょっと不思議に思われる方も多いかも知れませんが、入会の申し込みって、重なる時って重なるんですよね。

毎年、大体1月と6月~7月が問い合わせや入会の多い時期です。

年が明けて、今年一年の生活をどう組み立てていくか?
あるいは、4月、新年度の生活ってガラリと変わることが多いので、その前に年度が変わっても変わらないものを生活の中に組み込みたい、という狙い。

これが大体1月に入会や問い合わせの多い理由のように思います。


そして6月、7月は、新年度1学期の生活を少し経て、生活の見通しが本人や家族で持てるようになって、新しいスケジュールを加えても良いかな、と思えるようになったと共に、生活する中で困り感が整理できてきて、と言うことのように感じています。


今年の1月は、3件の問い合わせが寄せられています。

昨年末まででサポートを終了したケースもあり、ちょうどその時間で折り合いが付くケースは入会手続きに移行します。

この問い合わせとは別に、時間の折り合いが付かず、支援スタートを待ってもらっているケースも2件あります。

コロナのこともあり、スケジュールにもなかなか余裕が生まれず、ご迷惑をおかけしているところもありますが、できる限り多くの方を受け入れ定期対と思ってもいます。


新しい子どもたちとの出会い、ドキドキもしますが、楽しみつつ喜びたいと思います。



それから腰を据えて、一緒に支援に当たってくれる仲間も募集しています。

2021年1月16日土曜日

ココガワカリマセーン

中学生との英語の学習サポート中。

彼は、問題が分からなかったり難しかったりするとお喋りを始めます。
だいたい、大好きな名探偵コナンの劇場版の話です。
そうやって気分を落ち着かせると共に、察してもらって「分からん問題が出てきたんやろ?」と僕から尋ねられるのを待っています(^^;

僕との学習に関してはそれでも良いんですが(彼が好きなことについてお喋りをする姿は、例えこういう状況でも微笑ましく思えますから)、学校のような一斉授業だと「ここが分からない」と言い出せないと、誰も気付いてくれません。

僕は「わからない」と言えることも大切な力だと思っています。
なので、そういうことを伝えること自体悪いことではない、ということを彼に知って欲しいと思っています。

たくさんお話もしてきましたし、あの手この手と試してきました。
面白おかしく、という路線を中心に。

昨日、例によって彼が、急に劇場版コナンの話を始めました(本当に分かりやすい^^;)。

永田「アナタ、キュウニ、コナンノハナシヲ~、ハジメマシタネ。ワタシ、オドロイタシ、ワァカリマセーン」

と相槌の代わりに返しました。

大爆笑の子ども。
それから

子ども「オレモ、センセイガァ、キュウニ、ガイコクジンニ、ナッタリユウガ、ワァカリマセェン」

と応じてきました。

それから大笑いしながら、カタコト日本語で漫才チックにやり取りをしばらくしていると最後に

子ども「ジツハァ、コノモンダイ、ワァカリマセーン。ワタシ、チンプンカンプンデェスネ」

と。

永田「オォ、ソウデシタカ。キヅカナクテゴメンナァサーイ」

子ども「ヨカッタデス、ツタワッタミタイデ」


と、こんなやりとりをして、彼が「教えて」サインを出してきました。

言いやすい雰囲気をつくって、「出来た」体験を作る、というのも学習サポートとしてはありだと思っています。

ただ、「わかりません」→「これはね…」という生真面目なやり取りだけだけで無くて、良いと思うのです。


2021年1月1日金曜日

ゆく年くる年2020→2021

2020年が終りました。

2021年が始まりました。

この1年、本当にいろんなことを考えた一年でした。


3月からプール活動ができなくなり、6月までは一か月の収入が10万を切ってしまって…ぐるんぱの継続も無理かな、と真剣に悩んだ時期もありました。

プールに関しては、結局利用制限等の兼ね合いで、10月までお休みしました。

会員の皆さんには本当にご迷惑とご心配をおかけしました。

ようやく11月から9割の教え子たちがプールに戻ってきました。


自粛期間と、その後の学校再開のことで学習サポートは、需要が高まった印象がありました。

と、言いつつも学習内容よりも、そこに向かう為の準備が必要な子どもたちが多かったように思います。

宗像市も自粛期間が明けてから不登校児が増えているとのことです。

学校教育がすべてではないと僕は思っていますが、それでも子どもたち同士のつながりが薄くなり、子どもたちが背を丸めるようにして生活していくことは、なんだか寂しく感じました。

同じように保護者の悩みともたくさん出会い向き合った気もしています。

孤立させないように、そういう思いが一層強くなった一年でした。

そのせいか、これまで以上に学習サポート中に“ピエロ”を演じるようにして、賑やかな時間を作ることを心掛けて臨むことが多かったです。


それから11月からは就労支援事業にも参加して、これまでとは違う視点で支援を考えたり、支援云々以前に「生きる」とか「人」とかそういう根幹的なものについても思考を巡らせる機会にも恵まれました。

こちらは、まだまだよちよち歩きで、これからですが。

ぐるんぱの「療育活動」と大きく違うのは「どうやったら一緒に働くことが出来るか」という考え方が必要だというところだと、今のところ感じています。

制度上は「支援者」「利用者」と区分があるわけですが、「支援者として方策を考えて」「同僚のようにして一緒に働く」体制を作ることを目指したいと思っています。


こう、振り返ると独立してから一番しんどい一年間だったのは間違いないですが、同時にやってきて良かったという実感も一番感じられた気がしています。


なんとかかんとか、ですが事業主として事業を、そして支援者として支援を継続できたことに、それを支えてくれた皆さんに感謝しながら、2021年もぐるんぱらしく歩んでいきます。


毎度ですが、まとまりのない記事で、新年をスタートしました。


皆さん、今年もどうぞよろしくお願い致します。