1985年生まれ福岡県宗像市在住。西南学院大学国際文化学部卒業。 2008年福岡県警察に入職するが突発性難聴を発症し退職。 難聴や精神の落ち込みを様々なサポートで乗り越え、支援者という立場に回りたいと考え、2009年障がい児者支援団体に就職。障がい児者に療育的プール活動と学習支援活動を提供する指導員として勤務。 2016年福岡県宗像市で療育活動を提供する知的・発達障がい児者支援団体「ぐるんぱ」設立。知的・発達障がい児者、その他困り感を抱える子どもたちへの療育的プール活動と学習支援活動、福祉事業所顧問、保護者学習会主催などの事業を展開。一般企業へも発達障がい啓発・対応研修も行う。 「オムツの取れなかった10歳児がプールを始めて3か月でオムツが取れた」「家庭学習が定着した」「自傷・他害行為が減った」「従業員の仕事効率が上がった」など各家庭や社会生活に寄り添う支援を実践。 お問い合わせは、下記のいずれかへどうぞ。 メール:gurunpa.munakata@gmail.com 電話:090-5724-0660 ぐるんぱHP:http://gurunpa-munakata.jimdo.com/
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2024年3月31日日曜日
子どもたちの成長を信じぬくこと
2024年3月26日火曜日
意欲を芽生えさせるための学習支援
2024年3月25日月曜日
野暮な大人にはなりたくないw
子どもたちが春休みに入り、毎日楽しいお話を聞かせてくれながら学習やらプールやらをしています。
当然ですが、楽しいことをして、そのことを嬉しそうに話すときの子どもたちは「らしさ」がいっぱいです。
体験そのものも子どものカラーが出ますが、その中での感じ方、その共有の仕方などもオリジナリティあふれる報告が続いています。
あるいは、「〇日から良好に行きます」みたいな話を聞かせてくれる子もいます。
「学習に来ている」「プールに来ている」と目的は様々ですが、こういう話も存分に共有してから活動に入るようにしています。
子どもたちの「らしさ」を知ってこそだし、そもそも「話を聞いてくれない人の話を何で聞かなきゃならんの?」となると思うのです。
関係を築いてこその支援です。
「話が止まらなくなって、活動が出来なくなることってないのですか?」みたいなことを訪ねてくる大人もいます。
「概ね大丈夫です」とお答えしています。
相槌の打ち方などもテクニックがあると思います。
それだけである程度その場は展開が可能です。
それに、慌てて「しなきゃ」と思って、「せっかく聞いてもらおうと思ったのに」という子どもたちの楽しみを台無しにするというのも、野暮だと思うのです。
こういう時は特に野暮な大人にはなりたくないなぁ、とおもったりします。
2024年3月21日木曜日
希望校への合格率100%!!
2024年3月17日日曜日
警察への連絡
我が家の裏は、ため池になっています。
雨の日はそれなりに増水します。
そもそも原則危ないから入らないような旨の掲示もされています。
それでもため池に釣りに来る人がいます。
多少のことは目をつぶりますが、グループで来てやかましくしていたり、増水していて足元ぎりぎりまで水が来ているのにも関わらず釣りをしに来ている人が居るときには、僕は容赦なく宗像警察署に電話をします。
迷惑だったり、危なかったり…自分の家の裏で事故というのが起こったら気持ちの良いものではありませんし。
今日、雨の止み間に愛犬の散歩に出たら、釣り人が居ました。
息子も一緒にいましたが、「危ないよね」「あそこ入って良いとぉ?」と息子が言い出したので「そうだよね、危ないし、本当は入っちゃいけない場所よね。あなたも気を付けないとだめよ」という話をしました。
続いて、息子が言い出したのは「誰が注意したり教えたりするの?」と。
良い機会だと思って「そうだね、警察さんにお願いしよう」と、少し現場から離れてから、宗像警察署に電話をしました。
そしたら、今日は日曜日の夕方で「閉庁日」でした。
緊急の場合は110番、そうでない相談は県警本部へ連絡をするようにアナウンスが流れたので、県警本部へ連絡をしました。
「宗像から電話しています。自宅裏がため池で基本釣り禁止のはずですが、釣り人が来ているのと、今日は雨で増水しているので危ないかな、と思って宗像警察署に連絡しようと思いましたが、閉庁日とのことでこちらへ電話させていただきました。」
とオペレーターの方へお伝えしました。
「そういうことでしたら、事故につながる可能性があるので110番を使っていただいて構わないので、同じ旨をそちらで伝えていただいた方が、現場へ警察官の派遣がスムーズです。とのこと。お手数ですが、通報をお願いできますか?」
との回答でした。
改めて110番。
「事故ですか?事件ですか?」との質問から。
「宗像市の〇〇の〇〇池に釣り人が来ていて、雨で増水もしているので危ないと思い、県警察本部にお尋ねをしたら、110番するように言われたので…」
「なるほど、通報ありがとうございます。閉庁日となっていますが、警察官は常駐しているので、このまま私の方から宗像警察署に連絡をして、現場へ警察官を派遣するようにいたします。安全へのご協力ありがとうございます。差し支えなければお名前を頂戴してもいいでしょうか?」
「永田です。」
「ありがとうございました。」
それから数分後本当に警察官が来られて、注意をして釣り人は帰っていきました。
更にその直後、僕の携帯に警察の方からお電話がありました。
「通報ありがとうございます。私がこの地域に異動してきて間もないのでお尋ねしたいのですが、あの池はこういうことが繰り返されていますか?管理は市の管轄だと思うのですが、『危険』という表示はありましたが厳密に、『立ち入り禁止』や『釣り禁止』の文言がないことが問題かもしれません。明日月曜日になったら、こちらから市へ表示の提案をしますが、もしかしたら『市民からの要望』といったものの方が改善が早いかもしれません。また続くようでしたら、そういう手段もご検討ください。今後も地域の安全のためにご協力をお願いいたします。気になることがあればまたご連絡ください」
とても丁寧にご対応いただきました。
息子にも
「緊急か分からないときには、まず警察署の電話へかけてみる。今日は110番にかけなおして、って言われたから、110番にかけなおしたんだよ。」
「知らない人に注意とか教えたいことがあるときに、直接言うと喧嘩になったりすると怖いじゃん?そういう時には、警察さんがこういう風に安全のために動いてくれることもあるからまずは相談してみると良いかもね」
と、説明して、納得していたようでした。
こういうことを小学生のうちに伝えるのってもしかしたら賛否あるかもしれません。
安易に警察に、みたいな。
でも、僕は必要だと、少なくとも今日の彼を見ていたら感じました。
2024年3月14日木曜日
ぐるんぱの仕事をしてきて本当に良かったと思える瞬間
昨日、ぐるんぱを4年間利用してくれていた中学生が、ぐるんぱを卒業していきました^^
来年度いよいよ中学3年生。
出会った頃はちょっとしたことでメソメソしていた彼も中学に入り、卓球部に所属して、少しずつたくましさともいえるものを身に着けてきました。
性格はとても真面目で、まっすぐ、そして何より本当にやさしい。
小学校時代は特別支援学級に在籍していて、中学からは、籍は特別支援学級に置き、通常級で学習をする機会を徐々に増やすことに向けてに取り組んできました。
1年かけて確かめて、2年生からは通常級に籍を移して頑張ってきました。
小学校時代、学習状況はやや遅れていましたが、中学入学後は持ち前の真面目さと頑張りで、学習の進捗については1年でほぼ取り戻し、2年生になったときには、成績が学年順位としても上がり始めたほどです。
ずっと、授業のように学習内容を説明する時期があったのですが、去年の10月くらいだから、中2に進級して半年くらいということですかね?
そのころには、ぐるんぱの学習でもテキストを渡して、解いたら自分で採点までする。
解説を見て分からないところを一緒に確認する。
そういうやり方に移行してきました。
十分自分一人で学習する力もついてきました。
そこで、年末に保護者の方にも本人にも
「学習の困り感って最近減っているんじゃないですか?」
「もちろん、ここがあって安心するって思っていただいているのであれば、続けてもいいけれど、もし高校進学に向けて選択肢をもっと広げたい、受験に向けてもっとがっつり勉強したいというのであれば、学習塾に切り替えるのもアリだと思います。」
「そこまでなくても、自分で学習も出来ているようだし、自宅学習という道もあるかもしれません。中学生活残り1年となるので、ぐるんぱ以外の道も考え始めてもいい時期かもしれません」
とお伝えしました。
数週間後、彼の持ってきた答えは「3月でぐるんぱを卒業しようと思います」でした。
「そして、残り数か月部活を全力でやっていく」
「部活に打ち込んでも余裕がありそうだったら新学期から学習塾も考える」
「やっぱり今は部活だけと思ったら引退するころまでに塾、という風にしようと思う」
と言い添えてくれました。
そうか、と僕もうれしく受け止めました。
そして、昨日がぐるんぱでの最後の学習。
時々テキストから目を上げ、こちらを見てニコリとして、「あぁ、やっぱりちょっと寂しいな」と漏らしたりもしますが、「でも頑張ろっと」とまたテキストに目を戻す。
こういう1時間でした。
最後の5分くらいを使って、出会ってから長かったね~、とおしゃべりをして過ごしました。
ぐるんぱに来たくない、辞めたいって思った時期ってぶっちゃけあった?と意地悪な質問もしてみましたw
でも「勉強難しくていやだと思った時期はあったけど、ぐるんぱは安心してこれた」と少し大人びた答えが返ってきて、ここでも彼の成長を感じました。
最後、お母さんがお迎えに来てお互いに「本当に長い間ありがとうございました」とあいさつを交わしたら、お母さんが涙ぐむものだからこっちまで涙腺が緩んで…
本当にいい出会いでした。
それから、一昨年くらいから「途中退会」というより「ステップアップ」「卒業」という形に近い子たちには、僕の名刺を彼らに渡しています。
「何かあればいつでも事務所に寄りな」
「困ったとき、家族にもなかなか相談しづらいことがあったら連絡して」
と。
みんな嬉しそうに受け取ってくれるのがまたたまらないんです。
頑張れ!
はい!
でハイタッチしてお別れでした。
こういう瞬間、ぐるんぱをやってきて本当に良かったと思えるんです。
がんばれ!
いつも応援してるぞ!
2024年3月12日火曜日
あくまで「学習を通して」
2024年3月11日月曜日
姿勢と学習
2024年3月10日日曜日
大切に思ってもらえるような場を作る
今月から新しいスタッフを仲間に迎え、土曜日の午前中は彼女に学習サポートを任せるようにしようと準備を着々と進めてきています。
今日も、申し送りを済ませた、これまで僕と学習してきていた中学生男子と彼女の学習を見守っていました。
上手にコミュニケーションをやりながら、彼女自身の支援観、教育観、子ども観を示しながら、展開してくれていました。
もちろんぐるんぱの方針から外れることもなく。
安心して、見守ることができます。
頼もしい仲間が少しずつ、本当に少しずつだけど増えてくるのはうれしいこと。
ぐるんぱを大切に思ってくれる仲間をこれからも少しずつ増やしていきたいと思います。
そのために、まずは「ぐるんぱを大切にしたい」と思ってもらえるような、僕自身の振る舞いとぐるんぱの体制を考え続けていきたいと思います。
2024年3月8日金曜日
歯を食いしばる、という体験
いつの時代の人間だよ!
と突っ込まれそうなタイトルをつけてみました。
…が、みなさんはそういう体験をしてきたことがあるのではないでしょうか?
嫌なこと、嫌がらせ、いじめのような陰湿なものに「歯を食いしばって堪える」必要は無いと思っています。
そんなものに付き合わずに逃げることもとっても大切。
今日ここで書きたいのはそういう話ではありません。
好きなことについてです。
どんなに好きなことでも、深めていこうとすると壁にぶつかって「伸び悩む」時期が来ることがあります。
そんなときに「あ、もういいや」とあっという間に放棄をするのではなく、「好きならもうちょっと頑張ってみようよ」という話です。
この「伸び悩み」の時期は正直きついことも多いです。
そして、壁にぶつかって放棄するのであれば、好きの度合いも「そのくらい」なのだとも思うのです。
直ぐにできなくても「チックショー」と思いを抱えながら「どうしたらできるかな?」という試行錯誤も楽しんで「好き」の中には含んでほしいと思ったりします。
もちろん止めてもいいですが、それを繰り返していても本当に好きなものを続けていくことって難しいし。
1人で続けることが難しければ「がんばれ~」と背中に手を添えて見守ってもらいながらでもいいと思うのです。
好きなことで「歯を食いしばって頑張る」、個人的には素敵な体験だと思うのですが、「特別支援」にどっぷりだと、ちょっと辛そうだと「無理しなくていいよ」とする風潮がありますが、それがつらいのか、「上達したい」ともがいていたりする姿なのかという見極めをしていくこともとっても大切だと思いませんか?
歯を食いしばるということも、物によっては素敵な体験となるのです。
子どもたちの素敵な体験を奪うようなことがあってはいけないと思うのです。
2024年3月6日水曜日
他の地域での展開を検討しています
毎日の中の小さな感動に気づきたい
日常生活、社会生活を送っていると驚くことってたくさんありますよね?
「えっ!?」「まさか!?」
みたいな感じですよね。
驚くような事象自体を減らすこと、無くすことは自分の意志では難しいところがあるかと思います。
でも、驚くような場面で、心を必要以上に揺さぶられたくはないと思う方は多いはずです。
驚くことになれる、というと変な表現ですが、訓練のようなものは可能だと思うのです。
(避難訓練などはその最たるものですよね)
ただ、日常的な驚きになれるためにわざわざ負荷をかけるというのは、これまた変な話になってしまいます。
そこで、同じ驚きでもよい驚きを重ねるという方法もありだと、個人的には考えています。
「お!あの花きれいだな」「これおいしい!」「やった!上手にできた」
こういう小さな感動を積み重ねて自分自身の心の動きに敏感になるということが、いざという時に自分の心の揺れに対してもいち早い気付きをもたらすとも思います。
客観的に見つめて眺めて、やり過ごすことがしやすくなるかもしれません。
小さな感動は、日常的にたくさんあるはずです。
それらに気づけるような丁寧な日常を送っていきたいものですね。