ある男の子と過ごしている時間の出来事。
その子は今日、とても饒舌で、いろんな話を聞かせてくれました。
動物の話、命の話、自分の幼児期の話、兄弟の話、学校や友達の話、放課後等デイサービスでの出来事…
実にいろんな話をしてくれました。
彼の考えていること、思っていること…
僕はほとんど「そうかぁ」「うん、それで」と言う具合に相槌を打つくらいのものでしたが、どんどんどんどんと話題を出してきました。
「聞いて」と訴えてきているようでした。
そして、今日はひたすら耳と心を傾けることに注力していたら、それが功を奏したようで、話をするにつれて、彼がどんどんと穏やかな口調になっていくという変化も見て取れました。
この子は、学習もプールもセットで支援をしているのですが、今日は学習もプールも半分はお喋りだった気がします。
それでも、ぐるんぱは良いと思っています。
話したいこと、受け止めて欲しいこと、気づいて欲しいこと…それに応えることが僕の役割だな、と強く感じました。
今日の彼のことで言うと、彼自身がきっと“素直に吐露したい”という日だったのだと思います。
これまで見てきた彼の中で、一番喋っていたし、一番まっすぐな言葉で、一番柔らかな表情で、溢れる思いのままに、僕に伝えたいことを伝えてきてくれていたように感じました。
多分、今日の話題の中には彼自身、勇気をもって話し始めた内容もあったのだと思います。
それをする相手に選んでもらえたというのは、ありがたいことなのかもしれません。
きっと、僕と彼はまたもっと仲良くなれる。
そんな気がして帰ってきました。
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