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2017年2月8日水曜日

S君、君はみんなと上手くやれるようになるよ

「えるそる むなかた」での学習サポートの日。

このブログでも少し取り上げたことのある、年が明けてから利用を始めた小学5年生のS君。
「えるそる むなかた」に来ること自体は慣れてきたようです。
ただ、他の子どもたちと一緒に過ごす、ということになると、もう少し時間が必要な様子。

でも今日は、その突破の糸口になりそうなやり取りができました。

S君「うるさいけん、早く帰りたい」
と愚痴をこぼしていたS君。
永田「でも学校とかも騒がしいけど、学校でもずっとイライラしちゃうの?」
S君「学校は楽しいときもあるし、友達もおる。」

ほう。
すこーし出てきましたね。
「楽しいとき」があれば多少騒がしくても大丈夫なんだ♪
「友達」がおれば騒がしくても大丈夫なんだ♪

良い言葉が引き出せました。

しばらく彼の好きなゲームの話をしたり、学校での話を聞いたりしていました。

(しめしめ♪)

彼の話が一段落したところで切り出してみました。

永田「今、僕とお喋りしている間、周りの騒がしさのこと忘れてたやろ?気にもなってなかったやろ?」

S君は「あっ!」という感じの表情をして、頷きました。
自分でも驚いていたようです。

永田「あなたとの付き合いもなんだかんだ半年経って、場に馴染むのに時間がかかるのは知ってるからさ。直ぐに友達と仲良くせぃ、とは言わないけど、先生とか誰かと話をしたり、一人遊びでもまずは良いから、何かして過ごしてごらん。この中でもあなたは過ごせるようになるから、絶対。
文句垂れながら一人でいるよりか、馴染む練習になるよ。」

自分の特徴に気づいたのか、しばらく考え込んでいたようですが、その後は文句を言うのではなく、隣の部屋のやり取りに耳を傾けたり、「おやつは他の子がそばにいるところで食べられた」という話を聞かせてくれたりしました。

S君は、自分がイマイチ楽しみを見出だせない場で楽しんでいる他の子達が羨ましかったんでしょうね。
あるいは焦っていたか。

でも、そういう気持ちがあるのなら、必ず上手くやれるようになると思います。
だって、羨ましいって憧れに繋がる感情ですよね?
憧れたら、真似したくなりますよね?

きっと出来る。

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