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2017年5月25日木曜日

試したくなる気持ち

成長と共に様々な経験を、その子なりに積んでいきます。

例えば「何か質問はありますか?」と尋ねられても「何が分かっていないか分からない」ということってありますよね?
「まず、やってみて、分からなければお聞きします」というようなやり取りをしたことのある人は多いと思います。

つまり経験をしてみないと質問が出来ない、疑問が持てない、ということです。

言い換えるなら、経験をすると疑問が沸いてくるということでもあります。

好奇心とか探求(究)心とかとも言えるかもしれません。

こういう気持ちが芽生えたら基本的には育んでいって欲しいし、大人としても必要に応じて育むための手助けをしていきたいものです。

経験と疑問が揃って好奇心が芽生えたら、今度は試したくなるものです。

好奇心を持つところまでは、ほぼ無条件に認められる気がします。
ただ、試すという段階になると、させてあげられるもの、そうでないもの、させてあげたいもの、させたくないもの…と別れてきます。

見通す力が並行して備わっていけば、「想像してごらん」という方法もあります。
ここが難しいところです。

目に見える結果については、経験によって段々と見通しが立つようになりやすいです。

しかし、「感覚」ということについては「自分だけのもの」なので、「他の人も同じか分からない」です。

こういうことへの「試したい」はなかなか厄介です。

自分が嬉しいことが、他の人も「同じように」嬉しいのか?

自分が感じた痛みが他の人も「同じように」痛いのか?

こういうことは、本当に人により反応も異なるので難しいと思います。

周囲から見て好ましくない行為であっても、「試さないと分からない」ということがあるのかもしれません。
でも、試させるわけにはいかないことも場合によってはあります。

「わざと」していても「悪意がある」かは分かりません。

子どもの探求心を抑え込まず、「試す」という以外の方法で理解や納得をさせる方法を考える…

凄い難しさを感じています。

一人一人にあった方法となると尚更。

良い勉強をさせてもらっています。

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