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2019年2月28日木曜日

誕生日って嬉しいよね^^

プールに来ている小学校6年生の男の子。
明日、誕生日を迎えるそうです。

今日はプールに来た時からすでにワクワクが止まらない様子(笑)

ずっと文字通り「浮足立った」様子で、跳ねるようにして歩くし、小走りになるしで、なんとも可愛らしい姿でした。

内心微笑ましく眺めているのですが、やはりプールの施設の中では小走りなども控えていかなくてはいけません。
通路は狭くて、人とぶつかったら大変です。
特に高齢者の方も利用しているから、小学校高学年男子がぶつかったらあっという間に転倒してケガをさせてしまうかもしれません。

プールサイドでは、滑って転倒する可能性もあります。
もちろんそもそも施設を利用するにあたっての決まりごとの中に「プールサイドは歩く」ということがありますしね。

そこで僕は、このワクワクを損なわずに、この小走りを止める方法は?と考えるわけです。

もうこれはお喋りしかない!と思いました。
内から溢れるものが小走りとして表出しているのであって、表出の方法が変えられればというところだと思いました。

誕生日の過ごし方、プレゼント、ケーキ…とにかくワクワクの要素を一つずつ、聞いていきました。
本人もとても楽しそうに話します。

話をしていく中で思っていた通り、行動は少し落ち着きを見せました。

それはそれでよかったのですが、一つ気づきがありました。
彼が「どう伝えれば良いのか分からないんだよ」という言葉を漏らした瞬間がありました。
どうやら明日が誕生日だと知っている周囲の人たちが、やはり誕生日についていろいろと尋ねてくるそうです。
それについて、「どう話せばいいのか分からない」「どう伝えれば良いのか分からない」のだそうです。

なるほど。
確かに言われてみれば難しいかもしれない。

そこで1つずつ、質問を細分化して聞いていくことをしました。
すると、最初は「プライベートなことだから話したくない」と胡麻化していたことも楽しそうに話して聞かせてくれました。

そう。
嬉しいことだって、分かち合いたいという気持ちがこの子の中にもしっかりあるんです。
でもその伝え方が分からないから、黙ってしまって、表現の術が身体を動かすことに寄っていってしまったというだけのことなんですね。

なんだかとっても素敵な場面に立ち会えて、得した気分になりました。

本当におめでとう。
素敵な中学生活がスタートすることを願っています。

【お尋ね】未就学児の親子レッスンのためにプールを使わせていただける場所を探しています

2~3週間ほど前に遠賀郡の相談支援事業所の職員さんより「未就学児のプールの親子レッスンに対応は?」というお問い合わせをいただきました。

複数組の小グループで親子レッスンをしてくれるところを探しているようでした。

ぐるんぱの現状として、親子レッスンはしてきていません。

一組ずつであれば直ぐにでも対応が可能ですが、複数組というところで、これまで活用してきた場所の都合もあり、直ぐにはお受けすることが出来ませんでした。


そこで今、スイミングスクール、スポーツジムなどプールを所有している民間の施設で、「障がいを持った未就学児とその親での親子レッスン」のために場所を提供してくださる場所を探しています。

このブログをどういった方々が読んでくださっているか分かりませんが、もしお心当たりがある方は情報提供いただけると助かります。

あるいは、そういった施設の施設長さんや職員さんで「うちの施設使ってもいいよ」というお申し出があれば、ぜひお寄せ下さいませ。

遠賀方面で、そういうニーズが高まっているそうです。
障がいを持っていて、民間のスイミングスクールでのレッスンに参加が出来ない、という現状があるようです。
福祉的視点とサポートが必要なケースで、ぐるんぱへお問い合わせがありました。

もし場所が見つかれば、ぐるんぱだけでなく施設の方へもメリットのある条件をご相談させていただければとも思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。

2019年2月25日月曜日

周りの人と過ごし始めたR君

今日は放課後等デイサービスえるそるむなかたでの支援でした。

小学校低学年のR君。
最近ちょっとイタズラぽさを発揮している彼は、僕のそばにす~っと寄ってきて、僕の背中にキックを決めたり、部屋の電気を消して周りの反応を楽しんだりしています。

他にも周りが「やめて」と言いたくなるようなことをアレコレと“考えて”しているように見えます。
どの行動も、それ自体は以前からあるものでしたが、以前とは意味が違うように感じています。

どう違うか?
もうこれは捉え方次第と言われても仕方ないように思いますが。

以前は、「やりっぱなし」だった気がします。



彼に対して、周りが反応しようがしまいがキックを仕掛ける。
周りが怒ろうが、無視しようが、電気を点け直そうが、電気を消したらそのまま。

そんな感じだった気がします。


それが、今は「相手が必要」なコミュニケーションになっているようなのです。

もちろん、人を蹴るとか、電気を消して相手を困らせようとすることとか、それ自体だけを見てしまうと、「コミュニケーションの誤学習」と言われかねないことです。

それでも、「相手を見ている」というのは彼にとっては大きな変化だと僕は思います。


結構な力でキックしてくるから、まぁ痛いんです(笑)
それで「止めて」と伝えると、こちらの意思が伝わるようで、ピリッと構えます。

電気も周りの人が「消さないで」「点けて」と言うと、ニヤリと一瞬ほくそ笑む表情を見せて、その場を離れます。

相手の反応を見てから、次のアクションを決めているようです。


そして、今日、このことを記事にしようと思った決定的なきっかけはこれ↓

「おやつを分けてくれた」

自分に必要な要求は、以前から要求してきていました。
(言葉は少なかったので、相手の前に差し出したり、「はい」と一言だけで依頼をしてきたりしていました)

それがこの数か月で随分と言葉が出るようになったので、「○○して」と言葉と共に要求を伝えられるようになってきました。
(言葉が出てきたというのも、僕が最近の彼の行動がコミュニケーションだと捉える一因です)

今日は、「おやつの封をあけたい」という彼の要求がありました。
「開けて」と。
スナック菓子の「おっとっと」の小袋を渡されたので、少しだけ切れ目を入れて「開けてごらん」と返しました。
受け取った彼は「はい」と返事を小さな声でして、おやつを食べ始めました。

そこに「おいしい?」と僕が尋ねると、しばらく僕の目を見返して…おっとっとを一つ、差し出してきました。
「いいの?」と確認して、手を出すと僕の手の上におっとっとを置いてくれました。

「ありがとう」と伝えて食べると、とっても嬉しそうな表情で、自分もまた食べ始めました。
“一緒に”だったんでしょうね♪

半年くらい前には、彼がおやつを分けてくれるなんて、正直随分先の話だろうなと思っていました。
「ちょうだい」と言っても、表情一つ変えず、ひたすらおやつに向かっていた時期もありましたから。

彼が、「他の人と過ごす」ということを体験し始めているようだと僕は考えています。
もう、可愛くてかわいくて。

存分に人との交流をして、温かさに触れて、笑いあったり、怒りあったり、「一緒に」を味わって欲しいと思います。

今までただただ痛かった彼のキックも「なに?」と返したくなります♪
(周りへのアプローチをキックではない方法に移行したい、という思いはあるので、実際には「なに?」に♪を付けて反応するわけにはいかないですが^^;)

忘れ物をしたって

今日は、ある男の子が、ゴーグルを忘れてプールに来てしまいました。
家でもちょっとした出来事があって、気分が落ち着かなくなったところにゴーグルを忘れてきたことにも気が付いたものだから、到着したときには、それはそれは可愛い涙を見せていました。

「ゴーグル!」「取りに帰る」「新しいの」

と、いろいろと主張をしてきました。

「うん、そういう時もある。中で借りようね」と伝えますが、初めてのことで想像が難しいのか、なかなか気持ちがおさまらず、更衣室でも「ふぇ~」と声を時折出しながら着替えていました。

「帰る」「ゴーグル無い」更衣室でも何度も繰り返していました。

真面目だなぁ~、本当に。

でも、なんとかかんとか着替えを終えて、係員さんにゴーグルを貸してもらいに行って、「今日はこれを使おうね」と伝えると、ニコッといつもの彼らしい笑顔を見せてくれました。

そうしたらもう、あとはいつも通りです。

うん、よかったよかった。


忘れ物をして、取りに帰るというのも大切です。
特に代替物の無いものは、そうしないといけないときもあります。
でも、今日の場合は取りに帰らずとも「借りる」ということが出来るものでした。

そういう時には、「借りる」という事だって立派な解決の手立てなのです。

今日の体験で、プールについては「取りに帰る」という方法以外にも「借りる」という解決方法に出会えました。


そして、今日の彼は、そういう一波を越えてレッスンに入ったためか、どこか堂々と泳いでいたように見えました。
いつもよりも僕との距離を置いて大丈夫でしたし、身体も大きく動かして、それでいて確かめるように丁寧なようすもありました。

忘れ物をしたって大丈夫。
こういうことも子どもが一歩歩むためには大切な体験だと思います。

周りの大人の捉えよう、ってことですね。

2019年2月19日火曜日

講演会後の話

宗像市の西海保育園の保護者かい主催の企画で「発達障がいについて話を聞きたい」ということで、ご相談を頂いていて、2月16日に「まなざしを持って支援にあたる」と題して、1時間程度お話をさせていただきました。

前半と中盤までは、発達障がいについての入門みたいな内容で話し、終盤は、「障がいを見るわけでなく、子どもを見ていく」ということの大切さについてお話をさせていただきました。

その日もその場で、数件個別の対応をしました。
そして、週が明けてから、18日の月曜日には、複数のご相談とお尋ねがありました。

いずれもきっとこれまで「抱えてきた」んだろうなと感じる案件でした。

何か、ぐるんぱにできることがあれば、と思うところです。

僕自身が出来ること、出来ないことあるでしょう。
もし出来ないのであれば、幸いこれまでに様々な人との出会いを経てきましたから、そこへお繋ぎすることもできるかもしれません。

そういうことをしながら、囲い込むなんてことをせずに、子どもや家族が過ごしやすい、生きやすい、ということを目指しながら歩んでいきます。

2019年2月11日月曜日

聖マリア学院大学公開講座にて

聖マリア学院大学の公開講座に参加してきました。

「医療的ケア児の豊かな地域生活のために」というテーマで、午前中は講演が行われ、午後はシンポジウムが行われたものです。

残念ながら午後はスケジュールの都合上、参加できなかったのですが、午前中の話は、本当に面白かったです。

NPO法人ソーシャルデベロップメントジャパン
療育室つばさ 代表理事の矢部弘司さんのお話でした。

今回、参加には目的がありました。

ぐるんぱは現状、プールと学習を提供していて、講演の中で位置づけられていた医療的ケア児の利用はありません。

けれど、医療的ケア児の余暇活動について、ぐるんぱでも取り組めることはないか?ということは、考えてきていました。
ただ、自分のスキルや経験、あるいは知識ではなかなか案が浮かびませんでした。

そこで実践している方のお話も聞き、声も聴き、医療的ケア児の余暇の意味や位置づけ、それから彼らに近い現場から見える職業支援者の視点…そういうことがいろいろと聞けたり感じられたりすれば良いなと思っていました。

その先に、ぐるんぱで出来ること、したいことが見えてきはしないか?と思っていました。

直ぐには、まだ思いつきませんが、とってもいい刺激を頂きました。
何というか、「こういう方向性」みたいなものが見え始めました。


それから、帰り間際に厚かましくも名刺をお渡しして、少しばかりお話をしてきました。
そしたら、いろいろな取り組みを展開してきている方なので、ぐるんぱの事業を広げるための案までいただきました。
これから、一つずつ実行に移していきます。

話を聞いてもらって、共感してもらって、応援してもらって・・・嬉しくて嬉しくて。

頑張りますよ!

2019年2月9日土曜日

願いを形にしていくために

プールを2年ちょっと続けてきている小学校高学年女の子のEちゃん。

最近は、言葉も増えてきていて、言葉に対する興味もモリモリです。
内面も思春期の入り口が見え始めています。
泳ぎもメキメキ上達していて、クロールも横に顔を上げて息継ぎが出来るようになってきました。

彼女の保護者から「プール以外にも関わる時間を」というありがたいお話を頂いて、これから打ち合わせをしていくところです。

このお話、どうやらお父さんから持ち上がった話のようです。

普段はお母さんとプールに来ていて、お父さんは1度見に来てくれたことがあるだけなのですが、プールでの様子をお母さんから聞いてくれていたのでしょう。

なかなかゆっくりとお話する機会の無かったお父さんから、そんな風に信頼を頂けて嬉しい限りです。

月曜日にお宅へ訪問して、お父さんも交えてお話をする予定です。

保護者から見える彼女の姿。
彼女への願いや思い。

彼女自身の願いや思い。

僕から見える彼女の姿。

擦り合わせをして、その上で僕にしか出来ない、僕だから出来ることを考えて提案していけるようにしたいと思います。

2019年2月8日金曜日

積み重ねの大切さ~うみのいえを訪問して~

今日は午前中に放課後等デイサービスうみのいえにお邪魔してきました。
もちろん、午前中なので利用児童はおらず、職員さんの対応のみでしたが、実に有意義な時間を過ごさせていただきました。

先方も4年目を迎えたと仰っていたので、ぐるんぱと同級生ということになります。

少し前にもお邪魔して、意見交換の機会を頂いていましたが、またその時とは何倍もパワーアップしている印象でした。

対象も、目的もものすごいクリアに研ぎ澄まされていて、そこに向かって着実に、一歩ずつ積み重ねていることが伺える話をいっぱい聞かせていただきました。

今後の展望も、今していることも、僕としても共感できることが多く、「よし!僕も一歩ずつ!」と気持ちを新たに事業所をお暇しました。


「子どもたちのために」
やはりこれしかないと思います。
今日も、この言葉が何度出されたことでしょうか。

明日も「子どもたちのために」と歩きます。

気持ちのいい一日でした。

2019年2月7日木曜日

お尋ね、ご相談、あれこれ

今週は、いろんなお尋ねとご相談を頂いています。

まず、プールでお付き合いを重ねてきていた、小学校高学年の女の子の保護者から、「療育活動をもう少し増やしたいと思うので、学習サポートとしてプールとは違う関わりを持てないか?」という旨のお尋ねを頂きました。

ありがたいことです。

彼女の最近の様子からすると、療育活動を増やす時期としては適当だという風に僕自身も感じるところがあります。
ただ、トレーニングというより、彼女の世界が広がるようなそういうことに重きを置いた関わりを軸にした関わり、ということの方がよい気がします。
彼女自身が自ら新しい扉の取っ手に手をかけてみようと思えるようなきっかけを作る感じ。
近々、保護者の方とお話をしてみて、保護者の意図と思いを改めて聞き、僕に何が出来るのか?僕で良いのか?ということを一緒に精査してみたいと思います。
僕以外にも恐らく彼女の周りには素敵な人がいるので、ベターを探していくことからです。


他にも、遠賀の相談支援事業所からお尋ねを頂きました。
ぐるんぱの活動についてと、ご連絡をくださった相談支援員さんの担当の未就学児童のご家庭から「親子でスイミングを出来るところはないか?」と尋ねられているようで、ぐるんぱでそのようなプログラムは持っているのか?あるいは対応可能かどうか?というお問い合わせでした。

これについては、現在はしていませんが、親子レッスンについては考えていきたいとずっと思ってきていたことなので、具体的に動いて、出来ないか関係各所に当たってみようと思います。
「声がある」という事実を伴っていることなので、相手も説得しやすいですし。
…ただ、営業じみたことは苦手なんです^^;
…よし、弱音も吐いたしやります!
少々お待ちを!



それからこれは、学習サポートをしているご家庭からのご相談だったのですが、
「月曜日の忘れ物が多くなる。何とかなりますかね?」
と。
「忘れ物が多い」のではなく「『月曜日の』忘れ物が多い」というのは、難しいですよね^^;
生活リズム、行動パターン、癖…いろんなことを聞いて、その場でもいろいろとお話しましたが、「人に頼むと、その人との関係性が終わったときのことが不安だから、自分で出来る方法を見出したい」とのことなので、習慣作りのためにアレコレと策を練っています。
本人への働きかけは必須として、彼が少しでも楽になるツールがいるかな?
そんなことを考えています。

考えることがたくさんあるって素晴らしい!

2019年2月3日日曜日

安全基地のはずが…

特別支援学級在籍のある子の話。

彼はとってもマイペース。

自分のペースとかスペースとか、そういうものを人一倍大切にしながら生活を送ってきている子です。

それから、これはこれから練習というか身に付けていく必要に迫られる気がしますが…ストレスを感じたときに、それを逃がすというか発散していくのが、ちょっと苦手なところがあるようです。

そんな子なのですが、今年度入学してきていた、一年生にどうも相性とでも言えば良いのでしょうか?折り合いを付けにくい子がいたようです。

彼のペースとかスペースとかにぐいぐい入ってくる感じなのでしょう。
話を聞いている限り。

「やめて」「嫌だよ」ということを彼なりに伝えてきていたようですが、上級生に甘えたい1年生は、ついつい繰り返してしまいます。
決して悪気がある訳ではないのだと思いますし、その事は彼もよく分かっているようです。

だから困っているのだと思います。

一年生の気持ちはわかる。
でも僕は、しんどい。

葛藤したり苦悩したり考えたり…いろいろしてきたのでしょう。

でもちょっと疲れちゃったみたいで、今週は休んだり早退したりしたようです。

それでもプールには来てくれたから、少しでもリフレッシュして欲しいと思い過ごしました。

まぁ、直ぐに解決する話ではないのかもしれないけど、少しでもリフレッシュするのは大切だと思っています。
リフレッシュ出来ないまま、いろんなものを抱えても疲れてしまいますから。

これ、難しい問題だと思うのです。

特別支援学級は、彼の言葉で言うと「落ち着ける場所」らしいのです。
そうだと思います。

現状、多くの学校の特別支援学級は、複数の学年が同じ教室で過ごしています。
知的、情緒、病弱という具合には、分けられていることが多いようですが、学年は混在している。
そういう現状が多数だと僕は、認識しています。

そうなると今回のケースみたいに“今年”云々という話が出てくるのです。

同学年だと、多少時間はかかるかもしれませんが、お互いに知っていく時間もありますし、時間割等で一緒に過ごす時間を調整しながら折り合いをつけることをしていけることも多いと思うのです。

だけど、学年が違うと折り合いをつける難易度が少し上がってしまいます。

彼曰く、遊びも話題も共通点を見つけるのが難しい、そうです。

多人数での一斉指導、一斉授業、生活に苦手さを感じる彼にとっては、まさしく特別支援学級の教室は“落ち着ける場所”で安全基地だったのでしょう。

そこに“思わぬ”出来事というか出会いがあって、安心できない時間になってしまっている様子です。

彼自身も保護者も「ストレスを全て回避するのは無理だし、練習することも大切だと思う」という旨のことを話します。

確かにそうも思います。

でも、彼だけの問題ではないとも思えるのです。

特別支援学級って、必要な子にとってはとっても大切な場所です。

僕は、身内にも教員がいるので、学校現場がいかに頑張っているかも、割と近くで見てきています。

先生たちのせいでもありませんし、もちろん子どもたちのせいでもありません。

ただ教員の頭数を増やせば良いという問題でもありません。

子どもたちが、安心して過ごすことの出来る体制や仕組みを大人は考えていきたいものです。

まず僕の事で言えば、密な連携ということになるのでしょう。
家庭、学校、関係事業所、地域…

もしかしたらこういうことが、もっともっと当たり前に仕組みの中に組み込まれるかもしれない、という願いや期待を持ちながら、実績として、実践として積み上げていきます。

2019年2月1日金曜日

市議会議員さんとの勉強会

昨日の話にはなるのですが、午後から市議会議員さん数名とご一緒させていただきました。

と言うのも、宗像市議会議員さんの1期生の方たちが、自主勉強会を定期的に企画しているようで、今回は障がい福祉について勉強をするとのことで、上野議員から僕へご相談を頂いていたためです。

僕は、午後イチから市役所に行き、まずは宗像市の行政の方から現状というか、制度についてご説明頂きました。

これはスゴく勉強になりました。
もちろん知っている制度の話ではありましたが、現状に至るまでの経緯とか、課題とか、伺うことが出来ました。

ぐるんぱとしては、基本的には隙間を縫うということをしていきたいと思っているので、考えることが盛りだくさんでした。

その後、のぞみ園に行き、取り組みと現状のお話を聞き、施設の見学をさせていただきました。

現在は、のぞみ園の在園児さんは、生徒にはいませんが、卒園児さんはいますし、今後、生徒としてお付き合いの出てくる子どももいるかもしれません。

それこそお互いに必要に応じて連携をして、必要な支援を必要な人のもとへ届けることが出来ればと思うところです。

その後は、議員さんと共にメイトムへ移動し、僕の方でお時間を頂戴しました。

一応話の内容も準備はしていたのですが、行政の方やのぞみ園の方からの話と重なることも多かったので、急遽内容は変更(^^;

せっかくのぞみ園を見学したので、のぞみ園の施設の作りや置いてある療育道具から、「恐らくこういう狙いや目的があるものです」的な話をさせていただきました。

その後「せっかくだから」とお心遣い頂いたので、ぐるんぱの活動についても話をさせていただきました。

議員さんは、市民の代表で、代弁者だと僕は思っています。

僕くらいの話では、たかが知れているとは思いますが、僕は、こういう方たちとも交流を深めて、子どもたちや家族のありのままの姿を間接的にでも伝えていくこともしなくてはいけないと、勝手に思っています。

いろんなしがらみがあるし、いろんな価値観や考え方があるので、一朝一夕に動くものではありませんが、声を伝え続けることは本当に大切だと思っています。

ご一緒した市議のみなさま、ありがとうございました。