ページビューの合計

2019年6月27日木曜日

黒一色のノート

一緒に学習をしている中学生。

ちょっと彼の勉強している姿を見て気になることがあったので、彼にお願いして、学校で授業中に板書を写したノートを見せてもらいました。

気になったのは、まずは筆箱の中。
少し前に筆箱の中身が見えたとき、新品の包装されたままの赤ペンがありました。
それが、3週経っても包装されたままの姿でした。

「この筆箱は、僕との学習専用?学校でも使ってる?」と尋ねました。

すると「わざわざ変えたりせんよ、面倒やし、俺がモノ失くしやすいの知っとるやろ?」
と返事が。

そうだよなぁ、という感じです。

ノートの中は黒一色でした。

問題の丸つけすら黒(笑)

「真っ黒やね(笑)ペンを変えるのが面倒なん?」と尋ねてみました。

彼「いや、そうじゃないけど。黒と赤の組み合わせって、なんか強そうだったり怖そうな感じやん?それ、落ち着かんのよね~。」

僕「そうなんや。でも、ノートを見返したとき、どこが大事か分かりにくくない?一色だとさ」

彼「そう!それ。テスト勉強の時に役に立たん気はしてた。先生が『ノートを見直しておけ』って言うけど、意味ないやん?って思いよった」

僕「そうかぁ(^^;そしたらさ、赤じゃなくても色を変えるって言うのはどうなん?例えば赤の代わりに青とかピンクとか緑とかでも良いやろうし。蛍光ペンとかもあるよね」

彼「あぁね、それは良いかもしれん。今度試してみよ」

意外な落とし穴かもしれません。
視覚過敏、とかそういうことなのかもしれませんし、別のことかもしれませんが…

とりあえず、“もしかしたら”彼の勉強しやすさを見つけられるかもしれないやり取りでした。

話を更に聞いてみたら、「先生が赤ペンで丸つけしたのも落ち着かんから」という理由で、ほとんど解き直しをしてきていないみたいです。

聞いて終わり。

それで似たミスを繰り返してきていたり、苦手なところは苦手なまま来ているのかもしれません。

こういうこともある、というお話。

成績とか、問題が解けた解けなかったというだけでは、学習サポートとは言えないと思うから、いろんなことを見ていきたいですよね~。

2019年6月26日水曜日

1日を踏み締めて登校。~通学サポート~

古賀特別支援学校高等部に通う教え子の自主通学の練習のサポートに入りました。

保護者とこれまでも練習をしてきていたのですが、今日はご家庭の都合上、保護者の代打でサポートをお引き受けした次第です。

サポートと言ってもこれまでも練習を積み重ねてきているので、僕は本当に見守りです。

自宅からバスに乗り、JR赤間駅に向かい、電車に乗り、千鳥駅で下車、千鳥駅から学校まで徒歩。

こういう道程で、僕は東郷駅から同じ電車に乗車して、学校まで同行しました。

電車にも同級生がおり、合流すると楽しそうにガールズトークに花を咲かせていたようです。

下車後、さらに他の友だちとも合流して一層楽しそうに通学していました。

一緒にプールをしているときもワチャワチャとしながら楽しくプールをしている子ですが、やはり友だちといるときはまた違う表情を見せてくれます。

話をしながら歩く後ろ姿。

いろんなものを感じました。

これまで積み上げた自信。
でも、まだちょっとドキドキ。
友だちと通学できる喜び。
少しずつ大人への階段を上っているという彼女自身が味わっているであろう実感。

何と言うか…今日という1日を踏み締めているようなそんな足取りなように感じました。

写真を撮ろうと何度か試みたのですが、他の子たちがどうしても写り込んでしまうので、断念(^^;

残念。

でも、あの後ろ姿はしっかり目に焼き付けました(^-^)/

2019年6月25日火曜日

ただ、一緒にいられるだけでいい

小6男子T。

T「ぁあ~、宿題面白くない」

永田「そうよね~、大変だよな~、僕も小学校のときはそう思いよったわ~」

T「ぁあ、毎日大変だ~」

永田「忙しいよな~、ゆっくりしたいよな~…ゆっくりする時間があったら何してるのが好き?」

T「うーん…ゲームする時間だけでいい」

永田「そうなん?」

T「あ、お母さんといる時間が欲しい」

永田「お母さんと何したいん?」

T「うんとねぇ、ただ一緒にいられるだけで良いわ」

小6で、そんなこと言えるなんて可愛すぎるだろ(^^)

その一方で、放課後の子どもたちの時間についてアレコレと考えてしまいますけどね(^^;

2019年6月21日金曜日

駄洒落合戦~学習サポート~

学習サポート。

ある男の子が、数週間前に「駄洒落で勝負しよう」と挑んできました。

もう、受けるしかないでしょう(笑)

紙に交互に駄洒落を書いていくというもの。

一回目、こてんぱんにやっつけちゃいました(笑)

「先生、すげぇ。ネタが多すぎ(笑)」と漏らしました。

僕は「はっはっは、またいつでも受けて立とう」と応えました。

それから毎週挑んできます。

毎回彼は新作を用意してきます。
勝負中にも一生懸命に考えています。


数週間取り組んだ結果、この駄洒落合戦が進化を遂げてきました。

なんと、彼、辞書を使って言葉を調べ始めました。
辞書の引き方も不得手だったのが、だんだんと早くもなってきました。

そうなると、いろんな言葉を使うのが楽しくて仕方なくなってくるのでしょうね。

「こんなの思いついたけど、駄洒落になってる?」と尋ねてきて、使いなれない言葉を盛り込んだ新作を披露してきます。

それについて言葉の意味を知っているか尋ねます。
知っているものもあれば知らずに使いだす言葉もあります。
その知らない言葉の意味を調べるようになってきました。


それから駄洒落勝負と言いつつ、駄洒落になっていなかったものも多かったのですが、今ではほとんどが駄洒落として成立しているモノにもなりました。


どうですか?
面白いでしょう?

この数週間同じものは一度も出てきていないし。


さらに、一生懸命考えるからでしょうか?
駄洒落愛が深まってきて(笑)、とても丁寧な字で書くようにもなりました。

ドリルなどに取り組むときの何倍も丁寧に慎重に、作品を仕上げるかのように丁寧に書くこともあります。


こうやって楽しみながら学習しています♪

衝動性のある子どもたちの交通安全

ボールを追いかけて道路に飛び出す。
公園までの移動中にも、ボールで遊んで手元からボールがこぼれると、やはり追いかける。

一度気になったら、目的物までまっしぐら。

それで何度かヒヤリとする場面に遭遇はしている。

頭では、分かっているのだけど、身体がついつい動いてしまうよう。

大人から「○○君危ない!」と声をかけられたら、その大人の方を見ながらも、やはり身体は止まらず走り続けてしまう。

事前に飛び出すと危ないから、という旨を話すと「分かっとる」と言いつつ、その数分後には、飛び出してしまう。

そうすると話をした大人も驚くし、子どもの方も(あ、またやっちゃった)とも思うでしょう。

だから、お互いに「飛び出したら危ない!」「もう分かっとる!」の綱引きが始まってしまう。

こういうことが起こっている子どもについて、話題が上がりました。

これ、恐らく大人も子どもも困っている典型的なケース。

お互いに「また失敗しちゃった」みたいなことを繰り返していますから。

まずは、ケースを振り返って1つずつ環境を整えるということが必要でしょう。
「飛び出しをしなくても良いように」という意味で。

それをしつつ、その子自身が「衝動と折り合いをつけやすくする」ことも考えなくてはいけない気がします。

この話を聞いていて、まず僕が気になったのは、「○○君危ない」と声をかけたら、大人の方を見ながらも止まれずに走り続けたというところでした。

これと、ボールを追いかけて飛び出すということを併せて考えると、「注目するところが違う」ということが見えてくる気がしました。

ボールが転がって行ってしまっても、見るべきは、「車が来ていないか」だし、大人から声をかけによる制止を求められても、見るべきは「車が来ていないか」です。

「視野がせまい」という一言で済ませても、解決にはならないし、直ぐに「視野を拡げる」ことも無理です。

そしたら、「注目すべきところ」の本人と大人の誤差を埋める事が必要な気がしました。

ボール遊びをしているときには「ボールをしっかりと見て」と言われることが多いし、会話をしているときには「相手の顔を見て」と言われることが多いわけです。

「今は、道路にいる」「車が来るかもしれない」ということを除けば、それぞれ日頃大人から言われがちなことをしているに過ぎません。

ただ、この場面でそれでは危険と隣り合わせです。

そこで提案させてもらったのが声かけの仕方を変えることから。
「車」「信号」など、注目すべきところを端的に伝えること。
それを習慣付けるということ。

「危ない!」「分かっとる」のやり取りにズレがないか?という確認も必要かもしれません。

大人は、「(飛び出したら)危ない(っていうの分かっとる?)」かもしれません。

じゃあ子どもの方は?
「(これをしたら怒られるのは)分かっとる(でも、どうしたら良いかは分からん)」かもしれません。

大人の“分かって欲しい”ところと違うかもしれませんからね。

目に見えるところでは、衝動性が見えやすくなるから、「制止させる」ことに目が向きがちかもしれません。

でも、この場面で大切というか必要なのは「止まること」ではなくて「確認すること」だと思いました。

こういう風に考えてみています。

本人が許すのであれば、手を繋いで止まって左右確認して、それから渡るということをして、それが出来たら「出来たね」という成功体験を確認するというのが、早い気もしますが。

このケースでは直ぐにはいかないかもしれませんね…。

この手のことで頭を抱える大人は多いはずです。
いろんな意見、考え方があると思います。

しばらく、この子のことを観察していこうと思います。

2019年6月19日水曜日

子どもたちの頑張りは学校だけで終わりはしない、という話。

昨夜、中学生男子との学習サポートでした。

でも、昨日は学習をせずに50分間、おしゃべりで終わりました。


彼との学習は地域のコミュニティセンターを使用して行っています。
施設内で待っていたら、彼が予定の時刻にお母さんと共に現れました。

でも、なんだかいつもと違う気がしました。

駐車場をお母さんと並んで歩いてきていて、普通に歩いているのですが、なんだか違うなぁという気がして、外に出てみることにしました。

外に出て声をかけるけれど、反応がイマイチ。

これは何かあったなぁ…

「何かあった感じですね?」とお母さんに尋ねると「学校でちょっと」とのこと。

まだお母さんも詳しくは聞けていないみたいだったので、一緒にお話をすることに。

散歩を提案したり、ベンチに座ることを提案したりしてみますが、ソワソワとするばかりで落ち着きません。

しばらくして「先生から嫌なこと言われた」と。
涙をぽろぽろと流しながらボソッと漏らしました。

ただ、その先はなかなか話し出せないようで、具体的には何を言われたのか分かりませんでした。

日ごろから馬が合わない先生のようで、先生の言動で彼の限界が来て「大泣きしたり、わめいたりしちゃった」とのこと。

なかなか話したがらないので、少し冗談を言いながら解したり、彼が「車の中で落ち着いてきたい」と言えば5分くらい時間を取ってみたりして、ということを繰り返しながら時間を過ごしていきました。

最初は落ち着かなかった彼も、少しずつスキップのような足取りで周囲を歩いたり、ニヤリと笑顔を見せてくれるようになってきました。

永田「少し落ち着いてきた?話したいなら聞くけど、どうする?」
教え子「うん、落ち着いてきたけど、今日は話さなくていいや。」
永田「そうなん?愚痴は言っても良いからね」
教え子「うん、大丈夫。明日先生になんであんなことになったのか聞いてみる。」
お母さん「少しずつでも、話してね。話してくれんと力になりたくてもなれんから」
永田「オッケー。そしたらもし話が出来そうならお母さんに話したらいいね。またね」
教え子「うん、また!」


最後はそんな感じのやり取りをして、帰っていきました。

彼はこの春中学生になりました。
教科担任制の仕組みで、先生が次から次に変わることでなかなか、先生たちとの相互理解が深まらないようです。
中学。
小学校とは、がらりと雰囲気が変わるから、子どもたちは大変ですよね。

子どもたちは、本当によく頑張っていると思います。



子どもたちの頑張りは、学校だけではありません。
昨日の彼も、こんなことを途中で漏らしていました。

「お母さんとかお父さんに心配かけたくないから、頑張ってるのにこんな結果になる」と。
そう、心配かけまいとして愚痴もこぼさずに頑張ってきていたのです。
子どもは親を思って頑張っているんですよね。


一方、保護者の方では、「子どもの声を聴きたい」と願っています。
そして、話してくれないと分からないことも多いから不安にもなります。

お互いに想ってのこと。

目に見えにくい親子のつながりを、結びつきを実感してもらえるような手立てを少し考えていきたいと思います。

2019年6月17日月曜日

大学生4人と顔合わせ&ミーティング

来月からスタートする「学習サポートin CoCokaraひのさと」の大学生サポーター4名と顔合わせ&ミーティングの為、現地で会ってきました。

既にプールで関わってくれている学生。
初めてぐるんぱの活動に携わってくれようとしている学生。

いずれの学生さんも勉強熱心だし、子どものことも好きだというのが伝わってくる人たちでした。

頼もしい限りです。

今日のミーティングでは、これから始める事業について話して、学生さんたちに担ってほしい役割をお話ししました。

これからお互いの理解を深めて、チームとして機能出来るよう頑張っていきます。

2019年6月14日金曜日

ベビーカーを押して車道を歩いているママの話

晴哉もすっかりベビーカーを卒業したけど…

先ほど車で、ベビーカーを押す若いお母さんとすれ違いました。

すれ違うときに少し目が合って会釈をされました。
それも申し訳なさそうに。

何故だと思いますか?

そのお母さん、車道を歩いていたんです。
ベビーカーを押しながら。

日の里は、基本的に素敵な団地です。

住民も概ね穏やかで、親切な方ばかりだし。

ただ、歩道が荒い。

起伏も激しいし、路面もガタガタ。

そういうところが多いんですよね~。

僕も晴哉をベビーカーに乗せて散歩するときは苦労しました。
僕は腕力もあるから、「よっ!」とベビーカーを持ち上げたり、片手に晴哉を抱えて、空いた手でベビーカーを持つことも出来ました。

でも、妻は必ずしもそういうわけにいかなかったです。

押していてもタイヤが路面に引っかかって進まなくなることもありましたし、引っかからなくてもガタガタと小刻みにベビーカーが揺れ続けることも気になっていました。

恐らくずっと車道を歩いている訳ではないでしょう。
あのお母さんも、危ないことは百も承知なんです。
だからあんな表情をしていたんだと思います。
一時的にでも、車道を押さないといけないと判断したのでしょう。

子どもって宝じゃないですか。
多くのパパママが、授かった喜びを噛み締めながら過ごしているし、そうやって子育てしていきたいって願っているはずなんです。

あんな風に申し訳なさそうにしなくても、安心して気持ちよく歩ける町になったら良いな~。

直ぐにどうこう出来るものではないでしょうけれどね。

ただ、息子がまだ3歳なのに、ベビーカーを卒業した途端に、こういう経験とか感覚って薄れるんですよ。
だから、なかなかリアルでタイムリーな声が届かないのかも、と思ったのと、自分が何かの折りに思い出せるように残しておきます。

2019年6月13日木曜日

人といる楽しさを味わいながらイタズラしてる

放課後等デイサービスえるそるむなかたに学習サポートに行った時のこと。

小学校低学年のS君との学習を終えて、他の子たちが来所するまでの時間に、二人で遊んでいました。

外に行きたがったので、一緒に玄関先に出ました。

すると彼は、水撒き用の水道とそこに繋がれているホースに気がつきました。

S君「み、ず、だ、す」
永田「いいよ~」

S君は、蛇口を捻って水をチョロチョロと出し始めました。

最初は、自分のそばの土に水を撒き水溜まりが出来るのを見て喜んでいたのですが、直に物足りなくなってきたみたいで、僕にホースを向けてきました(^^;

水量はちょっとなのですが、振り回すから水が遠くまで届いてきます。

永田「うぉっ!やめーぃ(笑)」
S君「あははは!(爆笑)」
永田「本当に濡れるから止めてくれー(汗)」

ちょっと考え始めたS君。
敷地の外の道路に向かってチョロチョロ…

坂道を水が流れていくのを見て楽しんでいました…が、人が通った時に、その人に向かってホースを振り回し始めました(^^;

まだ距離があったから全然かかる距離じゃないんですが、相手の方がニコニコしながら通りすぎました。

知らない人に向かって水をかけるのは困るけど、すごい楽しそう。

人とのコミュニケーションを楽しめるようになってきて、楽しくてたまらないのでしょうね。

もしかしたら、「人の反応を見て面白がるような誤学習に繋がるかも」と考える人もいるかもしれません。

でも、「かも」のうちに先回りしてしまうと、いろんな可能性を摘んでしまう気もするので、楽しみながら少しずつで良いから、加減とか限度を知っていくことでいい気がします。

2019年6月8日土曜日

7月よりスタート!学習サポートinCoCokaraひのさと

【お知らせ】
7月よりJR東郷駅併設の「CoCokaraひのさと」にて、学習サポートを開始予定です。
これまでの永田とのマンツーマンではなく、大学生とのマンツーマンで学習機会を提供していきます。
永田は、場作り、学生さんのサポート、保護者対応などのコーディネーター的な役割に徹します。
もちろん、いろんな状況が想定出来るので、直接介入することもあるかもしれませんが、基本は全体把握を担います。

個別学習塾のようなイメージです。

こうすることで、これまでの学習サポートより幾分か安い費用で提供出来るようになります。
以下に現時点での確定事項を記載致します。

〈対象〉
・知的障がい、発達障がい等で学習に困難さを抱える子ども。
・特に小中学校までの学習内容を必要とする高校生以下の子ども

〈曜日〉
月曜日(月3回)
※会場の都合等もあるので、毎月打ち合わせをして決めていきます。

〈時間〉
18:00~18:50
19:00~19:50
上記2枠用意しますので、いずれかをお選びください。。
(お申し出によって、2枠連続での受講にも対応します)

〈料金〉
入会金 2,000円
月謝制で、1枠6,000円(2枠希望の方は12,000円で対応します)

〈内容〉
大学生とお子さんのマンツーマン(担当制)を基本とします。
いわゆる中学以下の内容の教科学習を行います。
ニーズに応じて、教科学習以前の生活に関わる座る、鉛筆を持つ・かく(書く・描く)、読むなどの練習にも対応を目指します。

やり方は、これまでと変えたものですが、「学習を通して」というスタンスは変えません。
「学習はあくまでツール」で、子どもたちの生活が豊かになることを目指したい、という点は、サポーターの学生さんともしっかり共有していきたいと思います。
申し込みやお尋ねは、これまで通り永田へ直接お願いします。

この企画の告知を、一足早くFacebookで行ったところ、早くもお尋ねなどを頂いています。
会場の広さもあるので、人数に限りがあります。
お申し込みいただいた時点で、ご希望に添えないこともあるかもしれません。
予めご了承くださいませ。

それから、利用についてのお尋ねとは別に、尋ねられたことを以下に挙げておきます。


「なぜCokaraひのさとを利用するのか?」

僕自身が、市場などで携わっており、運営スタッフの方とも打ち合わせや理解してもらうのがスムーズであることが1つです。
それから、駅の直ぐそばなので、場所が分かりやすいです。
また、ご家庭との打ち合わせ次第では、電車利用の練習も含められるかもしれないということなどが主な理由です。


「なぜこの時間設定なの?」
まずは、もちろん僕自身のスケジュールの都合もあります。
それと放課後等デイサービスなどの福祉サービスを利用している子どもにも対応できる時間帯を考えていました。
送迎を行っている事業所も多いですが、送り届け先を東郷駅という風にしてしまえば、利用もスムーズになると思っています。
あとは、部活動をやっている子どもも少しでも通いやすい時間と思い、19時スタートという時間も設けました。


以前から時折要望を頂いていた複数人同時に学習するというスタイル。
今年度が大学生とのつながりが太くなったことで実現できました。
本当に、いろんな方に助けてもらいながら、一歩ずつ、という感じです。

2019年6月6日木曜日

子どもたちの「集団」ということについて考え中

頭の中のメモのようなもの。
なので、読みにくいかもしれません^^;
自分向けの記事です。

例えば「永田らしく」と一言で言っても、僕自身が家族に見せる姿と教え子たちに見せる姿と保護者に見せる姿と友人らに見せる姿と…すべて同じか?というと違う気がします。

でも、余程のことでもない限り、どの一面も「永田らしさ」を含んでいると思います。


「永田らしい家族との付き合い方」
「永田らしい子どもたちとの付き合い方」
「永田らしい保護者との付き合い方」
「永田らしい友人との付き合い方」

そういうものがあるんです。

子どもたちにだって同じことが言えるはずで、家族に見せる顔、先生たちに見せる顔、友達同士での顔…そういうものがあって当然だと思います。

そういうのも含めて見ていって良いんじゃないかな?と。

この辺を見落として子どもたち同士の集団を作っていくことって、なかなか難しいと思うのです。


それから、「子どもたち“同士”」の集団を考えようと思ったとき、子どもたちを中心に考えつつ、「大人を外す」というのも違う気がします。
例えば、僕の目の届く範囲で「子どもたち同士」で遊んでいるとしたら、例え同じ遊びをしていなくとも、僕も、「集団」には属している気がします。

そうやって心のどこかに安心感が芽生えるのではないかな?と。


あとは、「マンツーマン」も集団の最小単位だということ。
そこから。


職業支援者として関わる場合。
「子どもと子ども」と「子どもと指導員」というものを天秤にかけて、差をつけて考えている人が案外多い気がしています。
「子どもたち同士で」みたいなものを目指したいからだと思うのですが、指導員の介入はない方がいい、みたいに考えがちなのかもしれない。

介入の仕方次第だと思うのだけれど。

僕としては、どの関わりも「その人たち同士」のもので、かけがえのないもの。


本当にメモみたいな記事。

2019年6月4日火曜日

地域の力

今日の17:30からは、小学校1年生のダウン症の男の子H君とプールをしていました。

その直前まで、先の記事で書いたウォーキングをしていたので、プールのロビーに早めに行き、H君の到着を待っていました。

時間になり、H君がお母さんと共に到着。


永田「こんちは!」
敬礼ポーズを取りながら。

H「ほんちあ~!」(発語がはっきりではないのですが、愛らしい挨拶をいつもしてくれます)敬礼ポーズで。

彼は今日も元気。
お母さんもニコニコ。

永田「こんにちは~」

Hママ「こんにちは~。今ですね、直ぐそこで、ここから出てきたおじいちゃんが『先生が待っとるぞ、がんばれ』って声をかけてくれたんです。すごい嬉しい」

どの方か、直ぐに分かったので、その方がぐるんぱの活動をいつも応援してくれていて、子どもたちにも温かいまなざしと声をかけてくれることを伝えました。

Hママ「本当にありがたいですよね。良かった~」


こういう風に、地域で行っていると、地域の方が、子どものことも保護者のことも自然と寄り添ったり背中を押してくれたりするということが出てきます。

地域とかご近所づきあいとか、そういうことが失われつつある、なんてことを言われるご時世ですが、いえいえ、そんなことありませんよ。

あるところには、今もしっかりあるものです。

そういうある種の地域資源を、発掘したり耕したりするのもぐるんぱの役割だと思うのです。
いや、おしゃべり好きを発揮しているだけかな(笑)

不登校児支援~ウォーキング編~

不登校中の中学生との時間。
生活リズムを整えたいとのことから、プールをしていたのですが、本人の希望もありプールを一時中断して、陸上でのウォーキングに切り替えています。

現在、彼の生活は室内で過ごすことが大半を占めており、体力がやはり低下しています。

スイミングをしている時には、ハイになったような状態で疲れを感じにくく、終わった後に疲れを訴えることが続いていました。
メニューの調整も試みましたが、難しく、ウォーキングを提案した次第です。

ウォーキングと言っても、本当にゆっくりと散歩するくらいです。
それでもやはり疲れを訴えてくることがあります。

僕自身、学校が楽しくないと感じていた時期が少なからずあるし、学校に行くことがすべてでもないし、その先の人生だって大多数と同じような就業形態が良しとも思いません。

ただ、これだけ体力が無いと、チャンスを逃してしまう可能性があるということが、僕の中には心配としてあります。

今はなかなか意欲を持って物事に向かったり、興味の対象を広げることにエネルギーを使うことが出来ていない彼ですが、今後「あ、面白そう」「やってみたい」と思ったときに、今の体力では、それらに取り組むことすら難しいかもしれません。

15分歩くくらいの体力は、備えていて欲しいと、個人的には願っています。
今は疲れたり、足に痛みを感じるという訴えを出し始めます。

中学生男子としては、明らかに体力が少ないと言わざるを得ません。


日光に当たる。
ストレッチとウォーキングで有酸素運動をする。
僕とおしゃべりをして気分転換を図る。

こういうことで時間を共にしながら、チャンスを逃さないように、僕も彼の変化を見逃さないように備えていきたいと思います。

2019年6月1日土曜日

学生サポーターさんの力

僕が男なので、プールの際、女の子の更衣サポートには限りがあります。

そこで、力を借りているのが女子大生のサポーターさんたち。

今年度、一人の学生さんを通して呼び掛けをしたところ、何人もの大学生がサポーターに名乗りを挙げてくれました。

土曜日の17:00~のレッスンに現在、二人の学生がサポーターとして入ってくれています。
学生さんにもスケジュールがあると思うので、二人のうちどちらかが来てくれたら大丈夫、という形を取っています。

この二人、どちらも、この春大学生になったばかりの一年生。
初々しさいっぱいの素敵な二人です。

そんな二人ですが、この数週間の間に、本当に色々と考えながら取り組んでくれています。

更衣室での様子は見られない訳ですが、話を聞く限り、本当によく考えてくれています。

彼女たちには初め、ぐるんぱの活動についてと、生徒についての最低限伝えておかなくてはいけないと思ったことだけを伝えるだけでスタートをしてもらいました。
ぐるんぱの活動から大きく外れなければ自由にコミュニケーションを展開して、子どもとの時間を楽しんで、と伝えて。

初めは、二人とも戸惑いながらでした。

でも、みるみる子どもと歩調を合わせて、子どもも学生さんも楽しそうに更衣室から出てくるようになりました。

すごいなぁ、良いなぁ、と思いながら様子を見ていました。
これは本当に。

支援ってやっぱり積み重ねなので、二人で組ませてスケジュール次第、ってことになると子どもの方も、学生さんの方も戸惑いが出るかな?混乱しちゃうかな?と心配もしました。

でも、想像していた10倍どころではなく、うまーく機能しています。

僕の中で、良い意味でクエスチョンマークが浮かんできていました。
「間が空いてもしっかりと子どもの様子を捉えているよなぁ…」と。

そしたら、今日サポートに入ってくれた学生さんが聞かせてくれました。

「この前、どんな様子だったか、っていうのを聞いているんですけど…」

と。

ほう!それはスゴい!

こちらから「様子を共有してね」なんてことは、全く注文していなくて、彼女たちが自ら初めたこと。

支援をしていると当然のことでもありますが、それを大学一年生の、初めて現場に出るようになった人たちが、自らそういうことを始めたのは、スゴいし、嬉しい限り。

せっかく関わってくれる学生さんに、素敵な体験と学びを得てほしいと思っていたので、良かったなぁ、と思います。

まだ一年生。
とっても楽しみな、頼もしいサポーターです。