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2017年10月31日火曜日

オシイなぁ♪

今日はまた息子の体調がいまいちで、保育園を休ませて、日中は一緒に過ごしていました。
(夕方の支援が始まるときには妻の実家へお預け)

こんなことを書いていくと、親バカ全開で恥ずかしい限りなんですが…

うちの子、おもろいです(笑)

最近、高いところに手を届かせる為に踏み台を使うことを覚えたようで、ますます油断が出来なくなっています。

本当に知恵がついてきてます。
(オシイ事が多すぎますが)

オシイ1
僕が昼食の支度を始めたら、退屈してきたのか、なにやら始めました。

まず、彼が向かったのは浴室。
(もう既に僕の中では可笑しいんです。1人になった途端浴室に向かって、当たり前のように戸を開けて入っていきますから)

次に出てきたとき、彼は「(よ)いしょ!(よ)いしょ!」と掛け声を掛けながら、入浴時に使う腰掛けを部屋まで運んできました(笑)

そして、リビングの床に置いて踏み台にして、腰掛けの上に器用に立ち上がり…

踏み台が無くても届く高さにあるオモチャを屈みながら取りました(笑)

オシイなぁ♪

オシイ2
今度は夕食の下拵えの為に僕がキッチンに立ったときのこと。

調理台の上に大好きなバナナが乗っていることに気がついた息子。

タッタッタッと寄ってきて、キッチンに入ってきて「(バ)ナナ」と催促。
その時はあげることの出来ないタイミングだったので、「ないない。今はあげられませ」と伝えました。

(もう、いいよ!)と言わんばかりに僕の足を叩いて(笑)引き下がった…ように見えましたが、違いました。

キッチンの下にスーパーのレジ袋やらを入れている引き出しがあるのですが、そこを開けて、ビニール袋を大量に取り出し始めました。

お、腹いせか?と思ったのですが違いました。

片付けやすいように結んであるビニール袋をいくつか持ってきて調理台の前の床に置きました。

そして、その上に立ちました!

「あれぇ?あれぇ?」と首をかしげる息子。

もう、笑うしかありませんよね(笑)

袋って結んでいるときは、かさがあるように見えるじゃないですか?
多分、柔らかさとか計算に無いので、この上に立てばバナナに手が届くと思ったんでしょうねぇ。

オシイなぁ♪

2017年10月29日日曜日

目に見えない「心」に着目できるか

先週は、本当にいろんな方と有意義に語る時間を持った1週間でした。

そこで1つ、話題の軸になったのが、子どもの「心」に着目できるか?ということでした。

ついつい目に見える事象、耳に聞こえてくるキーワードに引っ張られてしまうけれど、その事象やキーワードに、あるいはその裏にある「心」に着目していきたいものですね。

という話をたくさんしました。

この目には見えない「心」を育んだり、ほぐしたり、羽ばたかせたり、踊らせたり、伝えたり、感じたり…そういう事のために手立てや関わりを持っていきたいものです。

(僕に見えた)ある男児の「心」の動きをご紹介。

朝から体調不良「らしき」症状を言葉で訴えてくるY。
その情報が僕の元にも届いたので、ちょっと見てみることにしました。

女性支援員さんに寄り添ってもらいながら、座っている彼。
たしかに本調子ではなさそうでした。

(さて、まずは今の様子に至るまでのことを聞いてみるか)

女性支援員さんに聞いてみると、やはり先ほど届いた情報とさほど変わらない話が聞けました。

・体調不良「らしき」ことを訴える
・検温しても熱発はなし。
・いつもより元気が無さそう

なんでも小一時間のうちに本人は20回以上検温を繰り返しているとのこと。
(20回て多いな(笑)まぁ、分かりやすいこと。)

でも、そばにいる子とたまに交流を図ったりもしている様子もあった、と。
僕が顔を出した時点では、友達は他のところにいってしまっていました。

(これも余計に主張を増やさせた原因かな…さて、と本人聞いてみますか)

永田「なんだってぇ?具合がいまいちなん?」

Y「そうなんだよ。頭が痛いみたいなんだ」
(「みたい」ねぇ。よし、気持ちから来るものね。じゃあどんな気持ちなんだろうね)

永田「頭が痛くてどんな感じがする?」

Y「元気が出ないんだよ」

永田「そうなんだぁ…そしたらね…ピーポーピーポー…頭がいたいんですね、元気が出ないんですね。注射を打ってあげましょ♪さぁ、腕を出してぇ」

Yの右腕を取り、自分の手の人差し指を注射器に見立てて構えました。

永田「少しチクッとしますからね。1、2、3!…チクッ」
腕ではなく脇腹辺りに(笑)
永田「ぁあ!すみませーん!間違えちゃいましたぁ」

Y「わぁー!はははは」

永田「あ、まだ元気が出ませんか?もう1つ打ちましょうか?」

Y「わはは、大丈夫です!」

その後、少しじゃれ合って、割りといつも通りの彼で過ごしました。

なんとなーく気分が持ちあがらないときってありますよね?

天気もいまいちだし、友達も別のところに行っちゃうし…なんか、女性支援員さんの母性にに寄りかかるのも悪くない気もするし…

エンジンかけるきっかけが掴めなくなっちゃってるんですよね、多分。

体温計を使って熱(テンション)が上がらないことを訴えるようにも見えたんですよね。

目に見えない「心」を目に見えるように「行動」で示していたんじゃないかな?

これって解釈に依るところが大きいところだと思います。
ただ、彼を見た瞬間に僕の中にはほとんど確信に近いものがありました。

無意識だろうと、行動には「心」が伴う。
そう信じて子どもを見ていくと、必ず関わりの糸口が見えてくるものです。

2017年10月28日土曜日

大いに味わって!

思いがけず出来てしまった、出来てしまっているということってあると思います。

そういう事が実感として味わえて、自分の成果として味わえていれば問題ないのですが、夢中になっていて「よし、やったー!」ということすら忘れていたり、そもそも「いつもとの違いに気づけない」となることもあったりするのかもしれません。

その「出来てしまった」「出来てしまっている」ということを実感として味わえていないのが、子どもたちであるのならば「今のいいねー」「すごいやん!?」と誉めたり認めたりしてあげるのも支援員の役割としては大きいところだと思います。

えるそるむなかたのサポート中に遭遇した場面。

オセロをしている仲良し男子2人組がいました。
(おっ、楽しんでいるな。よしよし)

途中で、別の用件が発生して1人がゲームから離脱しなくてはならなくなりました。
するとそこへたまたま現れた男の子3人組。
「なら、俺たちが代わりにやるー」と、ずけずけ(笑)と参戦。

実は残された男児は、この3人組に対してかなり苦手意識があります。
(ありゃ、顔が固くなっちゃったな。ま、どうなるか少し見てみよう)

しばらくしたら、やはり3人組のペースになり始めて、元々いた男児の気持ちが、おいてけぼりになり始めた感がありました。

いつもならこのままズルズルいってしまい、男児が場を離れたり、大人の介入が入り兼ねないところだったと思います。

ところが、今日は3人組の1人が「いや、そうじゃない。ちょっと待って」と場を取り持ち始めました。

すると固くなっていた男児の顔もどこか安心感を取り戻し始めました。
(お、良い感じやなー)

良い場が出来ていれば干渉しなくても良いのは良いのかもしれません。
ただし、今日はいつもなかなか成立しない場面が出来ていた、ということがあったので、ちょっぴり干渉しにいきました。

場を取り持ち始めた男児の頭をちょんちょんと合図してこちらに向いてもらって「いいね、その感じ」と小声で伝えOKサインを見せました。
ニコリと笑みが返ってきました。
(よし)

察しの良い子なので、僕の合図と何が「いいね」なのかをしっかりと理解して、今度は意識的に他の子たちへ声をかけ始めました。

そこへ偶然顔を上げた元々いた男児。
僕と目があったのでグッドサインを見せて、続けることを促しました。
やはり少し微笑みながらゲームへ気持ちを戻していきました。
(味わえよー君ら)

そこまでして、僕の役割は終了。
他の支援員とバトンタッチで、場を見守ってもらいました。

2017年10月27日金曜日

恋、について考えてみる

恋というもの自体は、誰にもする権利があると思います。

それが相思相愛という形で成就するかは、また別の話ですが。
あるいは、実ったと思っても、途中でお別れということもあるでしょう。

とにかく様々な、形があり、誰にもする権利があるもの、というのが僕の恋というものについての考え方です。

ただ、そこには必ず相手があるはずです。
そして、相手の事についてもう少し知りたいなっていうのが恋かな、とも思います。
(愛、ってなると「与える」という要素が強くなる気がします。しかも見返りを求めないという域が)

想いとして秘める分には何も問題は無いのでしょうけれど、相手に伝えるとなると「何でもアリ」とはいきません。

相手の受け止め方とか感性とかがあるから難しいけれど、「あなたの事を知りたいな」という発信の強弱というか濃淡というか…それには気を付けないと相手を不快にさせたり怖い思いをさせることになります。

相手に興味を持つ。
素敵なことです。

それを伝えるには練習がいるんです。

恋愛もまた人付き合い、コミュニケーションの1つの在り方なんです。

障がいが有ろうが無かろうが、人に興味を持って恋をしていくことは素敵なことです。

大いに恋をして、人を想って、失敗したり笑ったりして、情緒を育んで、人付き合い、コミュニケーションを練習して、知って、知ってもらって…

「人って良いなぁ」
「人って悪くないなぁ」

って思えたらなんて素敵なんだろう。

恋にはそういう力があると思うのです。

今日の記事は読み方とか読み手によっては叩かれるかもな(笑)

でも、

2017年10月25日水曜日

支援者として出来るたった1つのこと

信じ抜く。

支援者として出来ることは何か?と聞かれれば、これに尽きます。

何を信じ抜くのか?
「成長したい」「より良く」という願いを全ての人が持っているということを、です。

言動としては様々な表出を見せますが、この願いを持っているということだけは、疑わずに信じ抜きながら関わっていくことです。

様々な体験を重ねて、様々な思いをして、たまに不安になったり、拗ねてしまったり、いじけてしまったり、無気力(ぽく)になってしまったり、怒りっぽくなってしまったり、虚勢をはったり…そういうことがあるかもしれません。

それらを目の当たりにしても、支援者としては疑わずに信じ抜くことが大切だと思います。

本音を表現すること、願いを持つことに、躊躇いや疑問を抱いてしまうことは、誰にもあることです。

それで葛藤して、葛藤の過程として先ほど書いたような表出を見せるのです。

でも、やはり願いとしては「成長したい」「より良く」ということを持っているのです。

そこを信じ抜くのです。
疑わずに。

手立てを講じていく上では、辛抱強く待たないといけないときもあります。

手立てを講じても講じても期待通りの反応や成果が表れないこともあります。

それでも本音の本音から「もう、このままで良いや」なんて思っている人はいません。

「何か」がそうさせていると知ることです。

その「何か」を、まるで化石を掘り起こすときのように慎重に探していき、見つけたと思ったら、まるで母鳥が卵やヒナを温めるときのように優しく包みながら、関わり続けるのです。

信じ抜くこと。
それしか出来ないです。
信じ抜くから支援を続けられるし、手立ても考え続けられるんです。

気がつけば1週間ブログ更新が出来ていませんでした。
またボチボチ更新していきますので、宜しくお願いします。

2017年10月18日水曜日

「すみません」で守りたいもの

「すみません」という言葉は単に謝罪の意味だけでなくて、使いどころによっては「一線を引く」ということも役割としては持つようです。

「すみません」で、相手に踏み込む余地を与えないというか…

別にそれ自体が悪いことでは無いのですが、支援として入りにくさを感じることは出てきます。

必要以上の「すみません」を口にせずに済むような姿を目指すのもまた支援の1つではないか?と思う今日この頃。

何かを大切に一生懸命に抱いて…「すみません」という言葉を口にしてでも守りたいものがある。

他人に触れられたくないものがある。

その「何か」が見えてくると支援が1つ深まる気がしています。

まぁ、独り言です。

2017年10月16日月曜日

新しい遊び

小学生のM君。
放課後等デイサービスえるそるむなかたでの様子。

彼は「パラパラ遊び」が大好き。

紙を小さく千切り丸めたもの、パズルのピース、ブロック、砂場の砂…

そういう小さいモノを使って、手ですくっては落とす、ということを繰り返して遊ぶのが大好き。

手のひらの感触が良いのか、視覚として面白いのか、夢中になっています。

先日、そんな彼が誰かの介入無しに他の遊びをしている姿を見ました。

いつものようにパラパラ遊びに興じていたので僕は一旦退室し、しばらくして部屋の戸を少し開けて覗いてみたら…

ドミノを立てて並べていました。

誰に指示された訳でもなく。

ドミノのコマ(という表現で良いのかな?)で数回パラパラをして、それを立てて几帳面に並べて、を繰り返していました。

パラパラで色(コマの色がカラフル)を選別をしているのかな?
いつもと違う表情でパラパラをしながら、一見するとランダムに並べているように見えるけれど、並べる前には色を確かめて、ある程度自分の中のルールと照らし合わせてから置いているようでした。

途中で、僕が覗いているのに気がついてニヤリと目で笑って「閉めてください」と言ってきましたが(笑)

もしかしたら、僕の知らない他の場では、こういう遊びをしているのかもしれないけれど、僕が見ているところでそういう遊びをしてくれたのは、ものすごく嬉しかったです。

2017年10月14日土曜日

小さなシェフたち

午前中、放課後等デイサービスえるそるむなかの学習サポートでお邪魔している時に遭遇した場面。

小一Y。

僕が部屋に入ったとき、ディッシャー(サラダバーとかでポテトサラダなんかをすくうアレ)を使って遊んでいました。
覗いてみると栗を入れて遊んでいました。
(カチャカチャ転がすだけだと勿体ないなぁ、遊びを広げられないかな)

散歩に出た先で栗を拾ってきたようです。

嬉しそうにYが「見て~、こんなものを見つけたんだよ」と見せてくれました。

永田「綺麗な栗を見つけたね。先生はモンブランが好きだなぁ」

Y「先生はモンブラン作れるの?」

永田「先生は食べる専門だな、あなたは作れる?」

Y「わからないけど…」

しばらく栗を眺めたり転がしたりしていました。

そのうちランチプレートに水を張り栗を入れ始めました。

Y「灰汁を抜きます」
ほぅ。
しかし、水が浅く漬かりきれないし、浸けようとして水を足してこぼして、テーブルが水浸しになり始めました。

Yももどかしそうにしています。

男性支援員「コップに入れたら良いんじゃない?」

Y「よし!先生、コップ貸してください」

男性支援員「あそこ(戸棚を指差して)から取って」

Y「はい」
そう言ってプラスチックのコップを出してきました。

コップにも水を入れ、栗を沈めて「灰汁抜き」を始めました。

ここで小一Sがタイマーを持参。

Y「あ、貸して~、60分計るよ」

S「はい」

タイマーを受け渡し。

S「僕もやる」
と、空いたプレートに自分が持っていた栗を入れて彼も「灰汁抜き」を始めました。

二人で顔を寄せ合って栗を眺める姿が、とても愛らしかったです。

S「先生、僕のも(灰汁抜きしてるよ)」

永田「うん、美味しく出来ると良いね。ちょっと、先生はお時間だから帰らないといけないから、頑張って美味しく料理してね」

Y「えぇ!?もう少し見てよ」

永田「ごめんよ。圧力鍋とかで時短出来んの?(時短は難しいか(^^;)」

本当にごめんね、もう少し早く来られたら良かった。

Y「そんなの無理だよ。元々8時間かかるのを1時間にしようとしてるのに~」

(時短を知ってた(@ ̄□ ̄@;)!!)

永田「そうかぁ、出来上がった感想をまた聞かせてね」

Y「はーい」

S「先生、さよならー、料理しておくね」

男性支援員にまたお任せをして、僕は退散。

(穏やかで素敵な遊びだな、そしてYの意外とも言える知識が面白い)
どうやら知識はお祖母ちゃんからの模様。

季節感に触れ、想像力を使い、友達を巻き込み、大人も巻き込み、相手の願いに触れようとして、工夫を凝らし…。

他にもあるだろうけれど、いろんな事が凝縮された素敵な遊びだなぁ、と感心しました。

一体どんな料理になったかな♪

2017年10月13日金曜日

僕の言う「らしく」って?

僕の言う「らしく」というのは、「僕が知る中で1番良い表情」のこと。

もちろん「その子『らしい』葛藤や悩み、思慮する」という姿も含めて。

「良い表情」≠「笑顔」

だから、その子のことをいろんな角度から知っていかないといけないんです。

そういう表情、姿を引き出せるような関わりを考えていきます。

「らしく」帰す

小学生のEちゃん。

文化祭も終わりホッとしている様子でした。
ご機嫌そうな表情で、今日はプールに来てくれました。

ご機嫌過ぎる?くらいに気持ちが高揚していて、お母さんの髪をペタペタ触ったり、跳び跳ねたりしていました。
(お母さんとの距離もいつもより近めだなぁ)

いつもは更衣も早いのですが、今日はなかなか出てこなくて、お母さんも「ふざけすぎちゃって」という言葉を漏らしていました。

いざプールへ。
体操は思ったよりも落ち着いて取り組めていましたが、入水した途端に跳び跳ねたり、くるくる回ったり、声をあげてケラケラ笑い出したり、が始まりました。

泳ぎ始めても、途中で泳ぐことを止めちゃったり、違う方向に向かっていってしまったり、潜って遊んだり、僕の体に触ろうとしたり…

(さて、どうするかな…まずはペース作りからかな)

と思い、普段よりも補助を増やしてベースをこちらで作るようにしました。
泳ぎと泳ぎの間に、跳び跳ねたり遊んだりする時間も出来るだけ作らないようにしながら次々とメニューを進めるようにしました。
(ちょーっとついてきてね~)

すると、徐々に跳び跳ねようとしたり潜ってしまったりしようとすることが減ってきました。

前半が終わりメニューも折り返し。

前半よりもベースを落とし始めます。

すると、前半のケラケラが無くなった代わりに背泳ぎのときにハミングで何やら鼻唄を歌い始めました。

(うん、気持ち良さそうに泳げ始めてきたぞ~その調子~)

泳げてきたので、補助もいつもどおりに戻して、出来ているときにはOKサインを出してアイコンタクトを取り合います。

(そう、それで良いよー。よし、伸びやかにいくよー)

プールを終えて、帰りの更衣はいつも通りの時間で出てきました。
出てきたときのお母さんとの距離もいつもどおり。

「らしく」帰すために時間を使う、そういうことを意識してみました。

2017年10月12日木曜日

考え続ければ

「考え続ければ必ず正解に辿り着ける」

たった今、NHKの番組でプロ棋士の藤井聡太四段の特集を見ていて、藤井四段の言葉が紹介されていました。

支援をしていると、自分自身の葛藤や苦悩、子どもたち青年たちの葛藤や苦悩と出会い、向き合うことがあります。

そこですべきは「考え続け」ること。

自信が持てなくなったり、苛立ったり、不安に駆られたり…

そういうことがあっても「考え続け」ることが大切。

そんなことを感じさせられました。

2017年10月11日水曜日

「どぅ♪?」みたいな

中学生のOさん。
プールを終えた後の「どぅ♪?」みたいな表情に、キュンとさせられっぱなしです(笑)

どういうことか、と言うと…

プールの練習を終えて更衣室で、それぞれに着替えを済ませて、ロビーで待ち合わせる時のことです。

着替えのサポートに入ってくれているリサ先生が、彼女の髪をきれいに結ってくれてからロビーに現れます。

その髪型、彼女自身がリクエストしているのか、あるいはリサ先生が毎回レッスンを終えたOさんの表情を見てから決めているのか、その辺りは定かではありませんが、毎回違う髪型で出てきます。

その出てきたときに「見てぇ、二つ結びにしてもらった」と言ってくるときもあれば、気付いて欲しそうに髪を撫でているときもあります。

今日は、結ってもらった髪を掻き上げるような仕草をしながら、流し目のような視線を送ってきました(笑)

僕が、わざとしれーっとしていたらスーっとつまらなそうに歩いていこうとしていました。
もう、その様子が可愛らしいんですよ。

まるで「気の利かない男ね」と言われているようで(笑)

参りました!
「可愛いよ」と声をかけちゃいました♪

するとニコリと微笑みながら靴を履き始めました。

プールが上達していく姿も嬉しいけれど、こういうのも良いなぁ、と思うわけです。

2017年10月8日日曜日

息子の運動会

息子の保育園の運動会。

日々息子の成長は感じていますが、あくまで「僕が見ているところ」での話。

保育園でどんな日常を彼が送っているか、というのは先生との連絡帳で知るくらいなものです。

沢山遊んでいろんなことを学んでいるというのが、たっぷり伝わってきました。

色々と驚くことが多かったのですが、一番驚いたのが、友達の名前を呼び分けていたということ。

「なおなお」
「ずっちゃん」
「じーめー」
「のーりー」

愛称で、ちゃんと呼び分けていて、彼の社会性を見た気がしました。

こういうのは、連絡帳だけではなかなか見てとれない様子で、行事そのものも楽しいし、面白いけれど、子どもの世界の広がりを見れるのが良いなぁ、と感じました。

タブレット持参して、動画を撮りまくる親バカぶりに浸った一日でした(笑)

なんだかとても嬉しい一日でした。

2017年10月7日土曜日

引かれるよりも、押されるような

先月からお付き合いの始まっている小学生のT君、プールでの様子をご紹介。

ロッカーキー(入浴施設とかでもあるバンドで手首に巻くタイプ)を手首に巻くのを手伝おうとすると「自分で出来るから…」と。

一旦、彼に任せてみます。
(彼を傷つけず手伝うには?)

彼の不器用さというより、大人でも若干難しさを感じるものなので、直に出来ずにイライラし出します。

永田「じゃあ、ここを押さえておくから、そっちを引っ張ってごらん?」

と声かけして、彼のサポートをして無事に巻き終えました。

永田「少し難しいよね?」
T君「うん、少しね」
永田「でも、出来たろ~?」
T君「僕はやれば出来るんよ♪」
永田「うん、そうだよね~」

場面が変わって、ビート板を使ってバタ足をしているとき。

まだ、真っ直ぐ泳げないし、ちょっとした波で押し戻されたり、進まなかったりします。

すると足をついて、プールの底を蹴って進もうとします。
(進むことより続けることをさせたいな)

足を着く前に、足や腰をを下から支えてみる。
進まないときにはビート板を引っ張ってみる。

T君「自分で出来るから」
永田「そうだよね、知ってるよ」
T君「でしょう?見てて」
永田「はーい(でも足は着かないで欲しいんだよね)。そしたら、早くなくて良いから足を着かないように続けてみてごらん?」
T君「してたよー。」
(「してたよー」か…)
永田「そうだったね、そしたら僕は横にいるね」
T君「うん、そうしてよ」

やはり足を着いて蹴り直します。
そこで、横について、水面に出る彼の背中に手を添えて軽く押してお手伝い。

じっと、続けて泳いでいます。
(これか!)

泳ぎ終えて。
T君「ふぅ。」
永田「続いたね~♪出来た!?」
T君「出来たね、泳げてたよね?」
永田「うん、誰が泳いだと?」
T君「僕だよ、決まってるじゃないか。」
(なんだ、その得意気(笑)でも、味わえて良かった)

手を引かれるようなやり取りよりも、背中を押してもらうようなやり取りが、満足感、充足感、自尊感情が引き出される。
そういうことかなぁ?

2017年10月6日金曜日

お父さんにも見てもらえて嬉しい!

またまたプールのお話です。

小学4年生のEちゃん。

今日は初めて、お父さんがプールを見に来てくれました。

ちょっぴり気負っている感じが、なんとも可愛らしかったです(笑)

いつもの練習、いつものやり取りを比較的見てもらえたと思います。

お父さんは、とても驚き喜んでくれていました。

Eちゃんの積み重ねを見てもらえて、僕も嬉しい限りです。

こういう事を通して、家族の絆が、お互いの理解が益々深まるきっかけになればと思います。

お父さん、という立場。

世の中のお父さんたちの、ほとんどが子どもの成長を誰よりも願っている人間の一人です。

でも、なかなか直に「日頃の頑張り」を見る機会は無いのかもしれません。
発表会、大会、試合…「日頃の成果」を見ることは多いかもしれないけれど。

本当は見たいはずです。

そういう場を見てもらえて、なんだか僕がホッとしている、そんな夜です。

小さな可愛い新しい仲間とプールスタート!

今日からプールで新しいお付き合いが始まりました。
4歳のS君。

ぐるんぱの最年少です。
(下は4歳、上は50歳…幅広い~っ!それだけ勉強していかねばならないということか…(^^;)

いえ、本当に嬉しいしありがたいことです。

さて、S君。
初めまして、というところからだったのですが、よく頑張りました。

ドキドキしながらも、最後までやりきりました。
↑僕へのドキドキ、初めてのプールへのドキドキ、出来るかな?のドキドキ…いろんなものを背負いながら来てくれました。

ドキドキを笑いで誤魔化しながら頑張る、そんな印象の彼。
もちろん楽しいのもあったと思いますが、半々かなぁ?

「頑張るぞー!」と張り切りながら、目一杯力を入れて。

首周り~肩辺り、肩甲骨周辺にとても力を入れて気張るような感じでビート板を持ちながら水に向かっていました。

下半身は、と言うと…太ももをカッチンカッチンにしながら、姿勢を保とうと頑張っていました。

そう。
頑張る、というのは力を入れることをイメージしているのでしょうね。

その「頑張る」という気持ちというか、意思や意志を保つために、彼が取った行動は「ウルトラマンごっこ」でした。

ビート板を持って、手を伸ばし、足も伸ばして「ウルトラマン!僕は強くなるぞー」という言葉はとても印象的でした。

なので、今日は遊び要素満点で過ごしました。

それでもちょっぴり疲れただろうね。
今日はゆっくり休んでね。

彼の気持ちに寄り添いながら、じっくり味わい合いながら歩んでいきたいです。

「僕はこんな子だよ~っ」っていう自己紹介を沢山してもらった一時間でした。
これからもっともっとお互いの事を知っていこうね~っ。

ゆったり、楽しむ、それを通して心も身体も育んで。
地域の人に見守られながら一歩ずつ。

ルールの次は…

プールキャップをなかなか被らなかったKさん。
もう、一時間のうちに一、二回外すくらいになってきたし、外しても本当に被り直すというくらいのもので、すっかり気にならなくなりました。

昨日も別の子とプールに来ていたら、彼がご家族に連れられて現れました。

少し前まではご家族と来たときにはキャップを脱いでしまうことが多かったのですが、昨日は随分と被っていました。

半年掛かりましたが定着してきたようでホッとしています。
(長年の週間を変えるのは勇気が要ります。本人も、支援者も)

何か一つ伝わると関係性はグッと縮まる気がします。
今日は、顔を合わせてから、とても表情が良くて、足取りも軽く、歩行のサポートのために僕の腕を掴んでもらうのですが、それも実に柔らかでした。

指示待ち傾向のあった彼が、自ら更衣を始めて、更衣にかかる時間も普段の半分くらいで済みました。

(今日は、たっぷり入れるなぁ)

入水してからも好調でした。
まずは毎回、その日の調子を見るために彼のペースで2周~3周歩いてもらうのですが、それも軽やかで、上半身も上手に力を抜きながら歩いていました。

(今日はいけるかも)

永田「Kさん、少しビート板を使って泳いでみましょ」
(初めてでは無いですが、これまでは、こちらが足を持たないと動かさないし、動かしても数回で、とてと「泳ぐ」というイメージとは言えない感じばかりです)

ビート板を持ってもらい「せーの!」と声をかけたら足を上げて、顔を水に浸けて浮かびました。

そのまま手を彼の背中に添えながら「1、2、1、2…」と声を掛けました。

すると、足を動かし始めました!

明らかに「泳ごう」という意志を持った動かし方でした。

(よし!やったー!!)

永田「Kさん!上手!」(OKサインを手で作りながら)

Kさんは、満面の笑みで応えてくれました。

ルールが定着してきたら、次は余暇として深めるためのやり取りです!

2017年10月5日木曜日

どーせ、と思ったら…ぇえ!!?

一緒に勉強をしている中学生のS君。

マイブームがマジックとのこと。

今度見せて、とお願いしていたら、今日見せてくれました。

勉強もそこそこにマジックショーになってしまいました(笑)

トランプマジックを5種類ほど披露してもらいました。

見せてもらう前は、正直(どーせ中学生のやるちゃっちいやつやろ)くらいに思っていましたが、いやー、驚きました。

何度見せてもらっても分からないし、おねだりして種明かししてもらっても「ん?」ってなるし、分かってもマネは出来なさそうやし…参りました!

「勉強つまらん」
「勉強すかん」

と僕の前でも言い切る彼。

マジックをするときの彼の表情!
なんて可愛らしいんだ!
直向きさ、良いなぁ。

あの表情を、他のやり取りで引き出すことを目指すぞー。

2017年10月2日月曜日

迷いそうになった時に

いろんな物事に触れて

いろんな物事を感じて

いろんな物事を考えて

自分の思考と感性で決断して

自分の責任で動いてみて

僕はそういうことにものすごい尊さを覚えます

目的、ゴール

その設定も

そこへ向けた道程も

それぞれで良いと思います

そこに寛容さが持てないとか

結果を誰かとか何かとかのせいにしてしまうとか

なんとも情けない話。

持論や自論をかざすのは大いに構わない

けれど

自分が絶対だという言葉や態度は

よろしくない

傲慢さは音もなく忍び寄り足元をすくってくる

謙虚に。

これを知らないとある程度止まり。

さ、自分らしく

2017年10月1日日曜日

文化祭前はドッキドキ

来週の土曜日は古賀特別支援学校の文化祭だそうです。
仕事の調整がつけばお邪魔したいと思っているところです。

さて、文化祭に向けて子どもたちは一生懸命に練習している時期です。
ぐるんぱの生徒たちの中にも古賀特別支援学校に在籍している子達がいます。

中には、こういう行事が苦手だったり、それに向けた練習でストレスを溜め込んでしまう子もいます。

そういう面もやはり支援の対象としていかないといけないと思います。

僕の場合、子どもたちを預かっている時間にすることが大きく変わるわけではありませんが、様子が気になるときにはペースを変えたりやり方を変えたりします。

なんと言えば良いでしょうか…。

することが変わるわけではないけれど、それでも背景は把握していき、どんな心持ちになっているかを察しながら関わると言うか…。

無駄なストレスは排除していきたいと思いますが、やはり生きていく、成長していく、生活していくなかで、ストレスが必要なこともあるんですよね。
多分。

そういうものへの向き合い方を学んでもらうことも大切だと思います。

ストレスの表出の仕方も様々です。

イライラしちゃったり、ソワソワしちゃったり、シクシクしちゃったり…。

ドキドキしたり、ワクワクしたりももちろんあるでしょう。

イライラしているようで実はシクシクしちゃっていたり…。

背景を知っていたら、その姿の意味に近づく足掛かりになって、関わりのあり方も変わってくる気がするのです。