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2019年5月30日木曜日

発達障がいと恋愛

SNSでは一足早く書いたのですが、学習サポートの合間に、恋愛相談を受けます。

中学男子から(笑)

僕の学生時代の恋を一から聞きたがるので、初恋から結婚まで、10年分くらいの思い出を話しました。

告白したりされたり、フッたりフラれたり…(^^;

この時間自体はすごく楽しんで二人で過ごしています。

その一方で、話の端々に見える彼の特性と経験による恋愛を含めた交友関係の難しさも見えてきます。

表情や空気を読むのが苦手な彼。

余程でない限り、顔には出さず聞いていますが、彼の話を聞いていると、(お?そんな風に思うんだ)(え?それは大丈夫か?)と思ってしまうエピソードが出てくることがあります。

彼の恋愛。
彼の友情。

躓きながらでも、大切に育んで欲しいと思います。
何かあれば、受け止めてあげる準備をしつつ、見守っていきたいです。

2019年5月24日金曜日

環境設定を見直すだけで過ごしやすくなるかもしれない、という当たり前の話

かさこさん、という方が書いていらっしゃった記事。

https://ameblo.jp/kasakot/entry-12463246902.html

環境設定の仕方でこうも、過ごし方に違いが出るという分かりやすい話だと思いました。

大人でもこの記事にあるようなことは、社会に溢れているわけだから、子どもたちの過ごす場を設けるとき、環境設定は大切だと思います。

安全を目指すというのは、当然として、子どもたちが主体的に生活出来るよう、導線やモノの配置、提示の仕方を工夫するだけで、子どもたちがのびやかに過ごせるかもしれません。

ルールっていうのは、縛るためではなく、過ごしやすくするために設定するものです。

そのためにはある程度の、一般的な基準と照らし合わせつつも、「もっとこうしたら過ごしやすくなるかも」という工夫を重ねることは必須かと思います。

「ちゃんと注意書きしてたでしょ?」というのでは、配慮に欠ける気がします。

(支援やサービスを)提供する側の利便性やコストにばかり目を向けるとこういうことが起こるのだと思います。

主語がどこなのかを見失わないこと。

僕はこの記事を読んでこんな風に感じました。

2019年5月22日水曜日

平日午前中も対応可能ですか?

先週、お尋ねがありました。

「平日午前中とかも対応していただけるのですか?」と。

結論、基本的には対応可能です。

今回の件もそうですが、平日午前中には、不登校児の支援ということが、これまでの傾向では多いです。

学習したり、ウォーキングしたり、プールをしたり…

ニーズを確認したうえで対応をしていきます。

学習機会のフォローというニーズももちろんあるのですが、不登校などになると、生活リズムが作りにくく昼夜逆転してしまうことが少なくありません。

そのため、午前中から活動する機会を設けたくてご相談を頂くことがあります。


もし、気になることがあればまずはお尋ねください。
可能な限り対応を考えていきます。

2019年5月21日火曜日

安定した活動を展開するために、どうしてもお金は必要だということを知って欲しい。

この時間まで、書いては消してを繰り返してきましたが、やはり記事に残しておくようにしようと思います。

自分の身を守るためにも。
家族を守るためにも。
そして、今、ぐるんぱと関わってくださっている全ての人たちを守るためにも。

実は、お月謝の滞納が続いていたご家庭と連絡が取れなくなってしまいました。
残念なことです。


子どものこと、ご家庭のこと、今後のことを考えて個人をこの場で公にすることはしませんし、他の場でそのご家族のことを特定できるような話は一切するつもりはありません。

ただ、本当にこういうことがあると、僕の活動は継続できなくなります。
そのことだけは知って頂きたい。
入会時にその確認は十分にするのですが。


入会して間もなく1年。
ほとんど休むことなく通ってきていました。
ただ、お月謝の持参を忘れて遅れることは多かったご家庭でした。

今回の件も、お月謝が遅れていたので、最初は「先月、今月分結局お預かりできていないので、次回2か月分ご用意願います」とお会いしたときにお伝えしていました。
(それ以前にも確認は数回しておりました。)

そして、前回のレッスン時「すみません、用意していたのに持って出てくるの忘れてしまって」と申告を受けたので、「分かりましたぁ。大丈夫です。次回お願いします」と、お伝えしました。

そして、日曜日、そのご家庭の子どもさんのレッスンでした。

けれども時間になっても現れないのです。
以前お休みしていた分の振り替えで、いつもとは曜日も時間も違うので「あら?忘れちゃったかな?」と思い、連絡を取るのですが、電話に出ていただけませんでした。

留守電にスケジュールの確認の伝言を残しましたが、折り返しは現時点でもありません。



僕に至らないところもあったかもしれません。
けれども、誠意を持ちながらご家庭とは向き合ってきたつもりでした。
退会時には、お申し出を頂くお約束もしていました。

もしかしたら、ご家族が思い描いていた支援とは違ったり、物足りなさを感じていらっしゃったのかもしれません。
それでも、こういうお別れの仕方は残念でなりません。


それに、こういう別れ方をすると子どもにもよろしくないと思うのです。
遠くに引っ越すならまだしもレッスンに通って来れる圏内でお互い生活しているわけです。
どこか後ろめたさみたいなものを持ちながら過ごすのは、誰のためにもならないと思うのです。

もしかしたら、ご家族や本人に「なにか」があって、連絡が本当につかない状況なのかもしれません。
もう少し、連絡を待ちたいとは思いますが、現状、厳しいのかな…と。



ぐるんぱのお月謝は決して安くないことも承知しています。
それでも、僕がものすごい良い暮らしをしているかと言えばそうでもないと思っています。

家族の生活費、必要経費(プールの利用料、交通費、道具を作る際の材料費、教材費、勉強に行けば研修費、お手伝いしてくれる方々への謝礼、消耗品…その他交際費等)が、毎月発生します。

安定的に、活動を提供したり広げていくためにはお金は必要です。
これは事実。
どんな活動でも。

完全に無償で出来ることもあります。
でも「無償で出来る範囲」です。
実費を頂かないで手厚いものを目指すとしたら、補助金などが充てられていることがほとんどのはずです。
その補助金も「どこかの誰かが負担している」からあるものです。


今後、こういうシステムの面ももっと考えて整備していかないとぐるんぱは広がらないという、実感もありますので、早速いろいろと検討をしていきたいと思います。
学びです。

かなり迷いましたが、記事に残させていただきました。

ぐるんぱだけでなく、金銭的に頭を悩ませながらも日々頑張っている団体や活動はいっぱいあります。

そこに所属している人たちの背景へ、ほんの少しで良いので思いを巡らせてほしくて。



こういう記事は書いていて疲れる^^;

シールペタペタ




多くの子どもたちが恐らく通るであろう、シールペタペタブーム。

息子にも突然訪れました。

妻の仕事道具のシールを見つけ、おねだりの末、見事に手に入れました♪

せっせとせっせと。

オモチャに貼り、テーブルに貼り…

車に貼ってステッカーにしていました。
テーブルに貼った分は高速道路だそうです。
息子曰く「ビュンビュン道路」

良いなぁ。
なんか、見ていてほっこりなる。
楽しめ楽しめ。


一歩ずつ、一つずつ

小学校2年生の男の子。

元々、先を考える、先を想像する、ということが多い子です。

先を見通せるということではあるのですが、半年くらい前までは、先の様子を考えたり想像したものを膨らませて「失敗したらどうしよう」「上手くできなかったら怖い」ということをよく口にして、何をするにしても後込みしていました。

それが、昨年度の三学期くらいから少しずつ変わってきた気がしていたのですが、最近は後込みするどころか「次は?次は?」という具合に前のめりに物事へ向かう感じです。

度胸がついてきた、という感じかもしれません。
それはそれで良いことです。

その代わり?、今していることが疎かになって、次々と目に着くものに手を出す感じが見えてきています。

日常的にそういうところがあるようで、忘れ物なども増えているとのこと。

本人に「最近、すごいいろんなもの早くしてるけど、何かあったと?」と大雑把な質問を投げ掛けてみました。
どんな返しが来るのか楽しみでした。

すると彼から「二年生は早くするんだ」という言葉が返ってきました。

「二年生は早くするの?」ともう一度問いかけてみました。

「そう!友だちも早いんだよ」と返ってきました。

その後、いくつかエピソードを聞きましたが、どうやらお友だちの間で「早く出来たらカッコいい」みたいなものがいくつかあってるみたいなんですよね(^^;

なるほど。

基本的には、見守っていこうと思いますが、忘れ物しようが、周りがどうであろうが、先のことに目を向けて、こちらが手を出していくのも違う気がするので、「あ!」という気付きを待ちながら、彼の「早いのはカッコいい!」に付き合いたいと思います。

ホームページをリニューアル中

今、隙間時間を見つけて、ホームページもリニューアルしているところです。

ブログもホームページも無料のモノを使っているので、リニューアルと言いつつ出来ることは限られていますが、その中で、使いきれていなかった機能を使ってみたり、文言を書き換えてみたりしているところです。

僕自身も、どんな風になるのか楽しみです。

「え?ホームページもあるの?」とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんので、一応添付しておきます。
まだまだ機能していないのですが、閲覧は出来るようになっていますので、お手すきの際には覗いて見て下さい。
ぐるんぱホームページ



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ぐるんぱの活動に賛同いただける方は、是非ともご協力をお願いいたします。

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成長のお便りが届きました。

先日、嬉しい報告がありました。

独立前に交流のあった子の保護者から、久方ぶりに連絡をいただきまして。

(保護者の連絡先等は、業務中に得た情報なので退職時に全て職場に置くなり、破棄するなりしたので、こちらからは気になりつつも連絡を取ることが出来ません。今のご時世、当然ですよね。心情としては、子どもたちのその後の成長が気になるところではありますが。)

さて、その保護者からの連絡では、「一浪したけれど、大学に合格した」という旨のモノでした。
写真付きのメールで大きくなった子どもの姿も確認できました。

嬉しい限りです。

中学に入学する前まで、交流があった子で、とても小柄だった印象ですが、写真の姿は、スラーっとしたイケメン君。

頼もしさすら感じました。
すっかり素敵な青年です。

もう既に大学生活が始まっているので、楽しんでくれていると良いな、と思うばかりです。
関東方面らしいので、一人暮らしかな?

風邪をひかないように、自分の思う学びと遊びを存分にしてきてくれるでしょう。


こういう報告を聞くと、やはり僕は「成長に立ち会いたいな」というところです。

今、関わっている子どもたちが、どんな成長をし、どんな人生を歩んでいくのか。
プールを通して、学習を通して。


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2019年5月18日土曜日

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よろしくお願いいたします。

なんでプールを始めたんだっけ?

幼稚園の年長の頃からプールに通ってきている男の子。
この春、その子は小学校1年生になりました。

幼稚園の年長で通い始めているわけですから、多少の確認はあったにせよ、ぐるんぱへの入会は、概ね保護者の判断ということになるわけです。
「プール?水遊び?やるやる」くらいの感じで始めたぐるんぱのプールです。

小学校1年生にもなると、いろんなことを自分で相手に伝えたり、考えたりも出来るようになってきています。

すると、先日彼がこんなことを僕に尋ねてきました。

更衣室で着替えをしているとき。

「先生?僕はなんでプールを習っているんだろうね?」

ほう。

どういう意味でのお尋ねなのか、もう少し知りたかったので、「なんでだろうね?不思議なの?」と尋ね返しました。


A君「うん、だって僕さ、先生とプールで初めて会ったよね?」

僕「そうだったよね。それから少しずつ仲良くなっていったよね?」

A君「そうそう!なのに、なんで先生のところに来れたのかな?」

僕「あぁ、なるほどね。A君のお母さんが、プールを探して、僕を見つけてくれて連絡をくれたんだよ」

A君「お母さんすごいんやね。よく僕がプール好きって知ってたよね」

僕「(笑)そうやねぇ。あなたのお母さんはよーく、あなたのことを知ってくれているね。プールは好き?」

A君「うん、楽しいよ。泳げるようになってきたしね。学校でもね、プールがあるんだって!楽しみなんだよ」

そうか、プールが楽しいか、よかった。


でも、物心つく前と言うか…本人の中にきっかけらしいきっかけがあって始めたわけじゃないものへの疑問。
当然ですよね。

いろんな疑問、不思議に出会って、自分自身への探求も深めていって欲しいなぁ。

2019年5月14日火曜日

今年度も保育問題研究会に参加していきます

先日、夜に勉強会に参加してきました。

福岡県保育問題研究会の集団づくり部会。

今年度も部員として、都合のつく限り参加していこうと思います。
(というか、すごい面白い場だから何としてもスケジュール調整を目指します!)


ここでは、素敵な保育者に出会えるということ、素敵な言葉に出会えるというのが、僕にとっては大きいです。


以前、ある方が「人は言葉に隷属して生きている」ということをおっしゃっていました。

言葉を磨くというか、言葉に出会うことで、その分思考も幅や奥行きを持ち、より緻密な行動が選択できるというようなことをお話しくださいました。

そういう言葉を僕は信じているので、こういう場にはドンドン出ていきたいと思っています。

部員の皆様、今年度もよろしくお願いします!

もちろん、ここで学んだことを子どもたちや青年たち、ご家庭へと還元していきます!

幸い、ぐるんぱの生徒も保護者も、こういうところでとても協力的で、学びの場へは気持ちよく送り出してくださいます。
レッスンをお休みさせていただくことも、ご理解いただいています。

生徒にも、保護者にも…本当に感謝するばかりです。


2019年5月6日月曜日

身近な人が愛情を注ぐということが、最初の防衛になるという話

昨日、大学時代の友人と奥様とゆっくり話をしていたときのこと。

我が家は、現在3歳児の育児真っ最中。
先方は、10ヶ月の子どもの育児真っ最中。

ということで、会話も子育ての話とか子どもの話になりがちです。
友人と奥様は全く別業種ですので、完全に家族としてのお話です。

「子どもたちを虐待やDV、それから犯罪から守るための最初の防衛策は、愛情を注いで子育てしていくことだと思う」

こういう旨の言葉が奥様から発せられ、「そうだよね~」と納得しました。

我が家も友人宅も、子育てを楽しんでいる方だと思います。
もちろん色々ありますが。
それでも、子どもの存在への愛しさと、日々直面する子どもとの出来事にも愛しさを感じています。

また、恐らく僕も友人たちも、親から健全な愛情を受けながら育ってきたのだと思います。

でも、いろんな環境、状況、境遇の中で育ったり、子育てしたりする人が世の中にはいます。

それをここにいたメンバーは、ある程度分かっています。
だから、ここで言う「子育て」は必ずしも我が子についての話という訳ではなくて、近所の子であったり、孫であったり、仕事であったり、地域であったり…とにかく、「その子の周りにいる大人が、愛情を持って子どもと過ごす、関わる」ことだという認識を共有しながら、話していたように思います。

「子育てに正解はない」ということがよく言われます。
それは、確かにそうですが、「子どもに幸せに人生を歩んで欲しい」と願うことは、忘れたくないし、子育てする人には忘れてほしくないと、思ったりはします。

この「奥様の子育て観」が「僕の子育て観」に近いだけ、そう言われればそれまでですが、こんな風にどこかで思いながら子育てに向かうお母さんと話をすると、ホッとするし励まされるし、勇気を貰います。

教育も必要だけど、その教育を受けるための土台というか、もっと言えば自分で考えたり判断したりしながら身を守る、大切なものを守るということをするための土壌作りこそ、子育てなんじゃないかな?

そんなことを昨日の帰り道に考えながら運転していました。

2019年5月4日土曜日

刺激たっぷりの連休


連休2日目、今日は夕方に家族で愛犬も連れて、また福津市の宮地浜に行っていました。
(午前中は例によって息子とプールに行っていました(笑))


今日は、海辺で息子と共に裸足になって歩きまくっていました。

乾いた砂浜、潮が引いた後の乾ききっていない砂浜、足の甲まで波が来る砂浜、それから流れ着いた海藻を足で踏み踏み…

それぞれの感触の違いを存分に味わっていました。

「気持ちいいねぇ」「冷たいねぇ」「ヌルヌルしてるね」と、とっても楽しそうでした。

いわゆる住宅街に住んでいると、普段は外を歩くときには、余程じゃないと靴を履いたままになります。
アスファルトだし、いろんなものが落ちているし…

でも、裸足でいろんな刺激を受けるのって大切だと思います。


今のご時世、学校の帰り道も寄り道、道草も良しとされない風潮があります。

僕が小さい頃はまだ、寄り道もしていたし、どぶ川に入ってザリガニを捕まえて、それを手に持って帰るということもしていました。
今だと「危険!入るな」みたいな立て看板があってもおかしくないところに、ズブズブ入って遊んでいました。

他にも、落ちている小石でアスファルトに落書きして帰ったり…傘が壊れるまで振り回して帰ったり(笑)

とにかくいろんなことをしながら帰り道も楽しんで、帰りついたと思ったら直ぐに外に遊びに出ていました…


今の子どもたちは、今の子どもたちで、素敵な過ごし方をしている子たちが多いのも確かです。

でも、「行儀よく」が求められる感じがしています。


遊びもそうだし、生活の中で様々な刺激を入れて、感じて、自分自身のことについてたくさん気づきを得て欲しいと思ったりします。

この連休、目いっぱい息子と体を使って遊ぼうと思います。


明日は、朝から大学時代の友人家族らと共に海の中道でピクニックの予定。
遊びまくるぞ~!と、子ども並みに張り切っている永田です♪

写真の二枚目は、じぃじに双眼鏡をねだって、小さなオペラグラスをゲットしてご満悦な様子です。

2019年5月1日水曜日

ミニカーを人に見立てること

今朝のこと。

息子が「見て~!あぶく立ったしてるよ♪」と声をかけてきました。

見に行ってみると、ミニカーを写真のように並べて「あぶく立った♪煮え立った~♪」と歌ってくれました。


ミニカーを擬人化しているわけですね。
アニメなんかだと一般的です。
例えば乗り物を擬人化したものとしては、機関車トーマスが代表的ですね。

この半年、1年くらい、この手の遊びがどんどんと増えてきています。

我が家は犬を室内外している影響もあって、「愛犬を喋らせる」的なものが、僕が見た最初の擬人化だった気がします。

動物から始まって、ぬいぐるみの擬人化が次でした。
その後は、アンパンマンの影響でしょうか?食べ物を擬人化して、いつだったかは「えーーん、食べられちゃうよー!助けて―」「いーよー、晴が助けてあげるからね」なんて言って食べたくないものを脇にやっていたこともあり「ぅおぃ!」とツッコミを入れたことがありました(笑)

そして、最近はディズニーのカーズにハマっている影響か、乗り物の擬人化をしてよく遊んでいます。


そこから普段の息子の様子をさらに結び付けてみると、感心することがいっぱいです。

例えば、こんな風に僕には見えます。
・生物と非生物の区別が出来ている。
・動物は僕らと同じように感じたり考えたりしていると、ある程度理解しつつ、そうであって欲しいと願っている。
・「いのち」の学びの入り口に立っている。
・身の回りのモノ、生き物へ愛着を持つことが出来るようになってきている。

この辺りは、この遊びを通して学んでいっているのかな?と見えます。


他にもいろんなことを学んだり考えたりしながら遊んでいるんだろうなぁ…と思います。
いっぱい遊んでのびのびと育っていって欲しいです♪

時計が読めない辛さって思いの外大きい

時計が読めない、ということって、思っているよりもずっとたくさんの困り感に遭遇する気がします。

今、学習で関わっている中学生の男の子。
自閉傾向がある子ですが、知的にはグレーゾーンと言われるくらいの子です。

彼は、辛うじてデジタル表示の時計は読める様ですが、アナログ時計はほとんど読めません。

〇時、〇時半というくらいは、なんとか分かるようですが、それより細かい〇分という表記になると途端に曖昧になります。

算数(今年、中学生になったので数学と言うことになるけれど)の計算問題は、四則計算もできます。
応用問題になると難しいけれど、各単元の基本問題みたいなレベルだと、まぁまぁ解いていきます。

でも、時計が読めません。
だから、時間の計算になると途端にできなくなります。

「今、何分で、〇分までやるからね」と言って伝えると「うん」とは、応えます。
でも、それが「何分間」なのかと言う事には、もう1,2段階噛み砕いて説明しないと分からないみたいです。

ちょっと洒落た時計で、数字が書かれていない、点や四角で表記された文字盤になると、もうチンプンカンプン。

だから、時計を敬遠する傾向があります。

時計を敬遠して生活するものだから、時間感覚がなかなか身に着きません。


彼はプールでお付き合いをしてきていましたが、この春から学習もスタートしました。僕との付き合いも直に2年になるのですが、何曜日の何時から僕と過ごすのか、本人が把握していないことが先日分かりました。

プールで時計を確認する場面は何度か設けてきましたが、視力の問題で「プール内に設置してある時計が見えない」との本人からの申告で、時間についてはこちらで伝えてきていました。

会話をしていても、時間が分からないということには気づけませんでした。

でも、学習を一緒にしだしたら、それが見えてきました。


あまりにも時間を気にして、数分おきに「今何分?」と尋ねてくるので、初めは答えていましたが、その頻度があまりにも多く、彼自身が感じている感覚も、僕の持っているそれとはかなりのズレを感じたので、彼が確認しやすいように時計を用意しました。
それがアナログ時計だったものだから、この件が浮き彫りになりました。

彼自身が「時計、苦手」と言い始めて、話を聞いていくと「これまでお母さんとか先生たちに『コレをする』と言われて、やってきたから時間が分からんくても良かった」というのです。

なるほど。

指示待ちの生活をしていたわけですね。

聞けば、その日によって(恐らく体調とか情緒が影響している)感じる時間の長さにバラつきがあるようです。
「同じことをしていても、長く感じたり短く感じたりする」というのです。

まぁ、僕らも若干はありますよね。
それが彼の場合は全然違うようです。

計算問題を数問解いて、実際には5分くらいなのですが、「30分くらい経った?」となるのです。
反対に、計算問題を解いていて⒑分くらい固まっているように見えたから、声を掛けたら「早すぎる、まだ1分も経ってないやろ?」的なことを返して来ることもありました。


彼も「場面の切り替えが苦手」ということを言われるタイプの子です。

でも、時間感覚がこれだけ身に着いていないと、切り替え云々ではない気がします。
周りが感じている時間感覚とは違うのですから。
もしかしたら、声掛けをして5分待ったとしても、彼の中では1分経っていないくらいの時間感覚かもしれませんし。
まぁ、それを一般的には「切り替えが苦手」と括ってしまうのでしょうが。


指示待ちになって生活していて、さらに周りの時間感覚で行動を区切られて…

想像するだけで苦しいですよね?


その子、その人に合った生活ということを目指していかなくてはいけないと思います。

この子は、今のところ一般の高校進学を、本人も保護者も希望しています。
そういう生活を目指したとき、やはり時計を読むことやある程度の時間感覚の獲得は大切なように思います。


保護者と本人の主訴としては「教科学習」「試験の成績アップ」です。
でも、僕の方では「教科学習を通して」というところで関わっていくことを目指していこうと思っています。

半年後、一年後に、教科学習にもつながる形で現れて来てくれることを狙いながら。