これまで6年余りこの「ぐるんぱのあしあと」で日々の様子や僕の考えを残してきましたが、ぐるんぱの活動との親和性を考えて、他サービスに移行することにしました。
「ぐるんぱのあしあと」という名前を残せないのは少し寂しい気もしますが。
それでも中身はこれからもぐるんぱらしく、永田らしく発信を続けていきたいと思います。
どうぞこれからもよろしくお願いします。
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1985年生まれ福岡県宗像市在住。西南学院大学国際文化学部卒業。 2008年福岡県警察に入職するが突発性難聴を発症し退職。 難聴や精神の落ち込みを様々なサポートで乗り越え、支援者という立場に回りたいと考え、2009年障がい児者支援団体に就職。障がい児者に療育的プール活動と学習支援活動を提供する指導員として勤務。 2016年福岡県宗像市で療育活動を提供する知的・発達障がい児者支援団体「ぐるんぱ」設立。知的・発達障がい児者、その他困り感を抱える子どもたちへの療育的プール活動と学習支援活動、福祉事業所顧問、保護者学習会主催などの事業を展開。一般企業へも発達障がい啓発・対応研修も行う。 「オムツの取れなかった10歳児がプールを始めて3か月でオムツが取れた」「家庭学習が定着した」「自傷・他害行為が減った」「従業員の仕事効率が上がった」など各家庭や社会生活に寄り添う支援を実践。 お問い合わせは、下記のいずれかへどうぞ。 メール:gurunpa.munakata@gmail.com 電話:090-5724-0660 ぐるんぱHP:http://gurunpa-munakata.jimdo.com/
これまで6年余りこの「ぐるんぱのあしあと」で日々の様子や僕の考えを残してきましたが、ぐるんぱの活動との親和性を考えて、他サービスに移行することにしました。
「ぐるんぱのあしあと」という名前を残せないのは少し寂しい気もしますが。
それでも中身はこれからもぐるんぱらしく、永田らしく発信を続けていきたいと思います。
どうぞこれからもよろしくお願いします。
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先週くらいから新規の面談のお話を立て続けに頂いています。
プールも学習も。
年度末、新年度の生活を組み立てる、考え始める時期です。
例年この時期から連休明けくらいまでにお問い合わせや面談、見学のお話が増えます。
それだけ新年度を迎えるというのが、子どもたち、ご家庭にって特別な時期なのでしょう。
ぐるんぱは面談等随時お受けいたします。
面談をしたからと言って必ず入会しなくてはいけないものでもありません。
納得してからスタートが一番ですから。
ご連絡、お問い合わせは下記まで。
メール:gurunpa.munakata@gmail.com
電話:090-5724-0660(永田携帯)
僕自身、いろんなことに首を突っ込んでいることは、ブログを読んでくださっている方には周知の事実だと思いますw
今回、宗像市内の療育に携わるメンバーを集めて「パパママ応援ネットワークいろり」というグループを立ち上げました。
(取り急ぎの問い合わせ窓口が必要という事で、僕が拵えたものですが、これから丁寧に言葉を紡いで、情報をお届けして参ります。)
そのご案内です。
いわゆるペアレントトレーニング。
未就学児の保護者を対象にプログラムとつながりの提供をしていくものです。
ただいま準備中で、昨日も一昨日も第1回のリハーサルと打ち合わせをしておりました。
去年の6月まで一緒に学習していた男の子。
受験に向けて一般の学習塾に移行してみようと思う、とのことで言ったん学習終了していました。
その子が中学校を卒業しました。
先日お母さんからご連絡をいただき、無事目指していた高校にも合格したとのこと。
本当におめでとう、頑張ったね。
ただ、軽度の知的障がいも持っていることから、新たに始まる高校生活に本人もご家族も不安を覚えているとのことでした。
高校生活がスタートして生活リズムが見えてくると、恐らくこれまでとは違う困り感が生じるから、その時にはまた一緒に過ごしてほしい、との依頼がありました。
よろこんで。
いつでも戻ってこられる場。
いつでも飛び立てる場。
ぐるんぱとしては、そういうスタンスでずっと変わらずいたいです。
6年前、宗像市でぐるんぱの活動を始めたとき、いろんなところで「この地域では放課後等デイサービスなどがこれから充実してくるから需要はないと思いますよ」という厳しい声を頂きました。
プールの他のお客さんからは「こんな子たちに教えて出来るようになるとね?泳ぐ前にしなきゃいかん事があるやろうもん」ということを言われたこともありました。
他にも「うるさい」とか「弱者を食い物にする」的なこととか…
まぁ…いろいろ言われたし、無言電話もありました。
それでも、継続してきて今があります。
耳を傾けるべきはそこじゃない、って思ったからです。
そして、今はもちろんこういうことを思う人が0になったとは思わないですが、少なくとも応援してくれる人の方が僕の目に映るところには多いのです。
プール施設の職員さんたちも教え子たちとの関わりが本当に上手になって、挨拶プラスαで声をかけて下さることも増えました。
お客さんだって「上手くなったね」「いつもがんばるね」と温かなまなざしで子どもたちを見守ってくださるようになりました。
僕がこんな性格だから、いろんなことにチャレンジもすると周りは驚いたり呆れたりしていることもあるのが実際だと思います^^;
それでも「多くの人がぐるんぱを見守ってくださっている」ということをいつも感じられるくらいに応援者が周囲に増えました。
こればかりは一朝一夕にかなうものではなくて、継続してきたからだと思うのです。
今日、とあるご年配の方から。
「本当に毎日頑張っているね。あなたが来始めた直ぐの頃には、一時的なものかと思っていたけどね。物珍しく見ちゃってたけど、今はここの景色だもんね」
と仰っていただきました。
思わずウルッと来ちゃいました。
何でもない日なのにw
ということで、ぐるんぱはぐるんぱらしくを忘れずに(たまに分からなくなりそうになりますがw)頑張ります。
今challengeしているクラウドファンディングも応援してくれる人を増やすのが一番の目的。
だから、チャレンジに踏み切るのもすごく考えてきたし(最後の後押しは最近でしたが、随分前から考えていました)、リターンについても悩んだし、プロジェクト稼働中の今も対応が生じれば丁寧に応じたいと思っているのです。
プロジェクトや活動に賛同いただける方は是非、支援、シェアをお願いいたします。
昨日の午前中、学習サポートに通ってきている子の保護者と面談をしていました。
「家庭学習が習慣化しない」
「本人も焦りを感じているみたいで、でも取り組めない」
この辺りが今回のご相談の主訴。
4月から中学3年生。
受験を控えて、学校でも受験の話がちらほら持ち上がるそうで、自身の状況に焦りを感じているけれどどうしたら良いのか本人も困っているそうです。
それに対して家庭で何をどう取り組めばいいのかが分からないとのことで保護者も困っている様子でした。
お話を伺っているうちに「好ましくないことばかりあっという間に習慣化してしまう」という情報が出てきました。
あるある、かもしれませんね^^;
「学校からの帰宅後の制服、カバンなど、なんど注意しても老いたら困る場所に置いていく」のだそうです。
この話が出てきたときに、なんだか子どもの様子と家庭内の導線がマッチしていないのではないかな?という気がしました。
そこでご家庭の1階の間取り図を書いてもらい、どこに何があるのか、子どもたちの動きを確認していきました。
すると、その子の家庭内での自然な導線上に荷物置きなどが無く、行ったり来たりをしなくてはいけないことが見えてきました。
これは子どもにとっては面倒くさい。
続いて、その子の部屋についても説明をしてもらいましたが、やはり導線がよろしくないように見えました。
荷物をポーンとしたくなる感じなのでしょう。
なので、その子の部屋の家具などの配置、収納の増設などいくつか提案をさせてもらいました。
これが上手く嚙み合えば、「お母さんが子どもを怒る」頻度と時間が減る可能性があります。
このお説教的な時間は、子どもの放課後の時間では正直無駄な時間です。
「勉強しなさい」と言いながらも別の事での説教で子どもの(お互いにですが)時間を使っているわけですから。
そして、お説教の後に勉強など捗るわけもなく…
まずは、家庭学習の習慣化に直結するかは分かりませんが、日常生活をお互いにストレスなく過ごせるように、ということから。
学習についてのご相談から始まりましたが、保護者の方は「それからなら取り組めそう」と帰っていきました。
支援者として講じることの出来る手立てと、家庭で取り組める手立てというのは違います。
また、主訴の中に隠れる本当の願いと必要なこととでも言えば良いでしょうか?そういうものをキャッチすることの必要性。
相談を受けるときにはそういう視点を忘れずにいたいと思います。
今日は、学童保育の現場等で活躍されている鍋倉さん(鍋倉さんのブログ)が、ぐるんぱの事務所を訪ねてきてくださいました。
個人としての鍋倉さんの人柄が大好きだし、仕事への熱意、子どもへの愛情…いろんな面で尊敬している先輩の一人です。
そんな鍋倉さんと今日は二人きり♡で4時間半!!
贅沢な時間を過ごさせていただきました。
これまでもそうでしたが、これから一層鍋倉さんとのお付き合いが深まっていく予感で、勝手にワクワクw
とても勉強熱心な方なので、僕も僕なりの方法で学びを深めて、僕が楽しいだけでなくて、鍋倉さんにも「永田との時間は面白い」と思ってもらえるように精進します!
人と話して、交流して、刺激を貰ったり与えたり…こういうことってやっぱり大切だと思うのです。
またそのうちに一緒に面白いことを企みたいと思っています♪
今日はありがとうございました。
当然のことですけれど、めいっぱい遊んでいるときの子どもは柔らかです。
中程度の麻痺を持つ男子。
定期的に顔を合わせる機会がある子ですが、下校直後とあそんだ後とでは身体の緊張感(で合ってるのかな?)が全然違うのです。
関節の曲げ伸ばしなどの可動域、動作のスムーズさ…
介助をするときの介助者の負担感として、「さっきと同じ子だよね?」と言いたくなるくらいに違うので驚きます。
リハビリが専門ではないので、その理論や正しいとか間違いとか…そういう事が良く分からないのですが、本人も楽そうだし、介助者としては間違いなく楽だし、良いこと尽くしな気がしていますが、どうなんでしょう?
ぐるんぱのプール活動では、「レッスン」と位置付けていて、「練習」もしますが、こういう場面を見ると、「いかに楽しく練習するか」ということを絶対に無視してはいけない気がするのです。
子どもたちは直向きでまじめです。
遊び心は持っていますが、大人を前にすると「この人の前で遊び心を出しても良いのかな?」ということは探りながら過ごすことが多いように思います。
そんなときに「良いんだよ、出してみぃ。やり過ぎちゃったときにはストップ掛けてあげるから」くらいの心構えで子どもたちと向き合いたいものです。
誰かに褒められたり称賛されたりすると嬉しいのは、ほとんどの人にとってそうだと思います。
でも、「自分で自分を認める」というのは、ちょっと難しいけれどとっても大切だという事を子どもたちに全力で伝えます。
例えば友達とボウリングに行って、そこでストライクを取ったときに「ハイタッチをする」というのは「称賛されているという事実を感じやすくしている」ことだと思う訳です。
ストライクを取ってもシラーっとしてたらどうですか?
「?なんか物足りない」ってなる人もいるかもしれません。
でも、「ストライクを取れたこと」は事実です。
それを「自分で『よっしゃー俺ってやるぅ!』と満足して認められる」かどうか。
いっつも自信がない男の子。
まぁ特性のこともあると思うので難しいのかもしれませんが、彼が自分自身へ下している評価はめちゃくちゃ低いんじゃないかな?と感じます。
「あ、無理」「あ、なんか違う気がする」…こんな具合にやっていることを中断してしまいます。
でもこちらから見ると出来ている。
これは勿体ない。
「出来ているから続けていこう」という声掛けもしてきました。
こちらから見える姿は伝えてきました。
その上で、今度は彼自身に「出来た」という実感を持ってもらう取り組みとして?
僕が「出来たね」と評価を伝えるのを止めて「出来た?」と尋ねるようにしました。
最初の内は頷きもしなかったのが、少しコクリ。
よしよし。
そこから数か月、今日は彼が「出来てたよね?」と自分で実感しながら確認してきました。
良かった!
でも僕はニコニコで「どうだった?」と尋ねるだけにしました。
そしたら「出来てた!!」と満面の笑顔。
もう、サイコー!!
「そうだね、自分で認められて気持ちいいやろ?」
「うん」
こんなやり取りをしました。
最初は誰かに認めてもらうのでも良いんですが、自分で自分の頑張りや成果を認めるってとっても大切だと思うんです。
自己満足万歳!です。
自己肯定感云々と、直ぐになりますがそんな難しい言葉じゃなくて、子どもたちには自分の行いについて気持ちよく振り返ったり感じたりして欲しい。
そう思うばかりです。
知的障がいを伴う 自閉スペクトラムの女児のお母さんより。
「気持ちって何なんですかね?なかなかこの子の気持ちが分からないことが多くて…でも先生(僕)や他の事業所の職員さんは、そういうのが凄くわかるみたいで…説明をされると、なるほどって思うんですけど、私は気づいてあげられていないことも多いんじゃないかなって思うんです」
こんな言葉を漏らされていました。
でも、このお母さん、今はとってもとってもいい親子関係を見せてくれています。
子どもの気持ちにもいっぱい気づいているだろうし、自分の気持ちについても上手に子どもに伝えているように、こちらからは見えます。
それでも、というところです。
とってもデリケート。
この親子。
もっともっと小さい頃は、本当に大変な時期がありました。
お互いにどうコミュニケーションを取って良いのやら…と困り果てている時期が確かにありました。
僕が出会った当初は本当にそんな感じでした。
お母さんも事あるごとに「すみません」を口癖のように使っていましたし、表情も少なかったことを今でも覚えています。
最近の、特にこの2,3年の様子からまさか「気持ちって何なんですかね?」みたいな言葉が出てくるとは思わなかったので、今日は少し驚きました。
それでも、これまでこちらからお伝えしたり、お母さんの方から聞いたエピソードを引っ張ってきたりして、「大丈夫ですよ」というメッセージをお返ししたところでした。
毎週のように会っているお母さんが、急にこんなことを口にするのには恐らく何か理由があるのでしょう。
今日はハッキリときっかけを聞くことはできませんでしたし、無理に聞く必要もないのかもしれません。
親子が「わたしたちはこれで大丈夫」とつながり感を感じながら生活していければそれでいいのではないかと思うんです。
ところで、気持ちを汲むのには確かにちょっとしたコツみたいなのはあるかもしれません。
僕も仕事を始めてすぐの頃は「分からん…」の連続でした。
でも、レッスンの数とか、子どもとの時間とか、保護者からのお話とか…そういうものを通して、少しずつ「どういう動作や表情に、どんな気持ち(きれいに一致しないまでも近いもの)が表れるのか」ということを学んできました。
動き(体全体も、顔のパーツなどの細部も)、姿勢、顔の表情、声、体温、緊張感、何だったら排せつにだって体調は表れるわけでそれに伴う気持ちがあるはずです…こういうものにいろいろ表れるのは確かです。
それらをキャッチするコツはある気がします。
これまで仕事を始めてから出会った子たちの2分の1くらいは言葉が少ない子たちです。
それでも彼らが嬉しそうにしているとか、ちょっとしょんぼりしているとかくらいはパッと見て感じます。
そこに頭の中でロールプレイをしてみて、「自分ならこういう様子の時にはこういう気持ちかな?」という細かなニュアンス、解釈を加えていきます。
「正解」はない問題です。
その子の気持ちはどこまで行ってもその子だけのものです。
それでも「どんな気持ちだろう」と考え続けることを止めてはいけない気がしています。
「分からないけれど、分かろうとし続ける」という意志が、つながり感を育んで、「気持ちが分かる(ように見える)」関係性を作る気がしています。
1回2時間、週に2日。
その方のおかげで、いつでも気持ちよく支援や来客対応が出来ています。
もともとは掃除だけをお願いしていたのですが、「庭で育てている花を生けても良いですか?」と相談というか提案を受けまして快諾♪
買ってきて飾りたいというのであればちょっと検討するところですが、「たくさん庭に咲くから」ということでお言葉に甘えることにしました。
以来、いつも事務所の何か所かに花を生けて下さっています。
本当に全てお庭の花だそうです。
お写真を拝見したら、半ばプロ?というくらいに見事なお庭なんです。
そして、どうしても冬は花が減るんですが、そういう時には枝や茎を上手に生けて下さったときもあるし、どうしても生花が用意できないと言う時には、造花を生けて下さっていた時もあるし。
本当にその方の花や空間づくりへの愛情を感じます。
それからぐるんぱのことを大切にしてくださっていると感じられる、大切なスタッフです。
直接支援だけでなく、間接的に、事務所に訪れる人たちの心をほぐしてくれています。
いつもありがとうございます。
どうですか?良いでしょう♪
ぐるんぱの自慢はスタッフに恵まれていること♪
小学校高学年の男の子と、 つい先ほども1か月半ぶりくらいにプールのレッスンを終えました。
とにかく身体の使い方がぶきっちょさんな彼。
幼稚園の年長さんからのお付き合いだったと思います。
腕をぐるぐると回すのも、カクカクとどこかに引っかかるような印象で回していたほどでした。
ボディイメージ全般が弱かったので、この他にも仰向けで浮かぶとか、水中で足を動かすとか…とにかく彼にとってプールは壁の連続だったのではないかな?と思うほどです。
プールを嫌がっていた時期もあった気がします。
それでも真面目で、やり遂げたいという思いも並行して持ち続けてきた彼は、昨年の5月頃に背泳ぎで25メートル泳げるようになり、年明けにはクロールで25メートル泳げるようになりました。
まだまだぶきっちょさんの名残はありますが、かなりボディイメージも出来てきてこちらのがお手本をやるとそれに沿ったイメージを持ちながら体を動かせるようになってきました。
コロナのこともあり、レッスンが途切れ途切れになることもありますが、それでも今日は1か月半ぶりのプールでしたが、バタ足、背泳ぎ、クロールとを泳ぎ、合計で400メートルを小一時間で泳ぎ切りました。
「できた~、久しぶりだけどできたよ」
本人がはにかみながら見せてくれた笑顔が印象的でした。
まだお休み中の教え子もいますが、彼らが戻ってきたら、彼らが夢中になって取り組めて、終わったときにはホッと笑顔になれるような準備をして待っていたいと思います。
具体的に道具を用意するときもありますが、プールのレッスンの準備というのは、その子の前回にあったときのことを思い返して、その子のキャラクターを思い描いて、どんな感じで到着するのかいくつかのパターンを考えて…
と頭の中でシミュレーションをいろいろとする、という準備が大半を占めます。
どうしても想定外の状況は起こることがありますが、それでもこういう準備をすることで多少のことはその場で対処して、レッスンとして時間を過ごすことが可能です。
こういうことを通して「レッスンだけどホッとする」につながる時間を提供していきたいです。
学習サポートで通ってきている、今度中3に進級する女の子が、とてもとても悩んでいます。
彼女の話を聞いていると、こちらまで苦しくなってくるくらいに悩みを抱えているのが分かります。
友人関係、成績、進路…
ただ、悩み方が漠然としている印象です。
「はぁ…」「どうしよう…」「なんで?」
こういうことがぐるぐると回って、その上「友達とうまくいかないなぁ」「成績が良くないし、進路どうしよう」と、悩みが大きいところで止まっている感じです。
こちらは、話を聞きながら彼女の悩みを具体化するお手伝いをしました。
その上で、「こんな風にしてみては?」という提案。
もちろん、漠然としか話し出せなかった彼女の悩みを具体化しながら、話を促して発散をすることも狙いとしてはあります。
そうすることで彼女自身が気づくこともあるかもしれませんし。
いま彼女の学習サポートは、大学生のサポーターさんに委ねている時間が多くなっています。
サポーターと共に情報を擦り合わせしながら、もうしばらく伴走していきたいです。
を整えました。
まだ投稿は少なめですが。
Facebookのアカウントをお持ちの方は、そちらにも普段の様子を投稿することもありますので、是非チェックをお願いします。
今のご時世、ほとんどの人がこのブログもスマホで読んでくれているのではないかと思うのですが、PC版の表示だと、プラグインしているので、併せて表示もされるように設定もしました。
自分自身の状態について敏感でいるというのは、大切だとつくづく実感しています。
自分の情緒、体調…そういうものについてアンテナを張り、「いつもと違う」という違和感があったときには、休息を取る。
これは絶対に必要なこと。
振り返るとここ数日、僕は違和感を持っていたと思う事が多々ありました。
子どもたちの「いつも」を考えているのに、自分の「いつも」のリズムが違うのに気が付けていなかったのかもしれません。
実は、怪我はなかったのですが、自動車で事故を起こしてしまいました。
幸い、人も巻き込まず、ちょっとした物損で済みました。
自分でも良く分からないというのが正直なところですが、恐らく考え事をしていたのだと思います。
前方不注意です。
今一度、僕は、自分自身の状態について見直して、深呼吸しながらリスタートしていきます。
昨日も1月下旬から2月いっぱいまるっとお休みしていた子とプールのレッスンを行いました。
更衣室に入り、着替えながらお喋りをする子です。
更衣室に入るなり「先生、元気でしたか?僕はね~」と語り始めました。
ちょっと遠方から通ってきている特別支援学校の中学3年生で、間もなく卒業し新しいステップに進む子です。
高等部の生活も楽しみのようですが、その前の卒業式がドキドキみたいな話が出てきました。
それもそのはず、学級閉鎖やらで登校が出来ず、練習が出来ていないことが不安なようです。
また、クラスの子も「最近○○さんが直ぐないちゃんですよ」とも。
いろんなことが不安なのでしょう。
僕は目の前に来てくれた、出会えた子どもたちの力にしかなれませんが、その子との関わりを通して、出来るだけ子どもたちみんなに日常が戻ってくると良いな、と思うばかりです。
病弱児も多数在籍する特別支援学校、慎重な措置が仕方ないところもあるでしょう。
ご家族も休校の度にリスケジュールで大変です。
放課後等デイサービスなどへの負担もかかります。
ワクチンの3回目の摂取も始まりましたが、まだまだ直ぐに解決するというものでもありませんから、少しでも今より、より良い案が出てきてみんなの過ごしやすさが叶っていきますように。
今、すぐ隣でサポーターさんと生徒が学習をしています。
来月から中学生になる男子。
アラフォーのサポーター。
この二人のやり取りは、とても面白いのです。
自分の苦手な学習を介して関わるこの大人にどんな風に関わろうか。
思春期、反抗期に足を踏み入れ始めた男子に、ちょっぴり長く生きている大人として、どう関わろうか。
2人が探り合っているような距離感が、とても興味深いです。
半年くらい前には、まだまだ子どもっぽく笑っていた男子が、ちょっと変化球を放ってきます。
それに対してひたすらにキャッチャーミットを構える、という感じです。
加えて、僕。
基本的に僕は口を出さずに、見ているのか見ていないのか判然としない様子で、こうやってブログを書いているわけです。
シュールな絵面ですw
個人的には、とても良いやり取りだと思っています。
本人たちはもしかしたらやりづらさ?みたいなものを感じているかもしれませんが。
それでも、二人のやり取り。
2人にしか作れないものをぜひとも見出してほしいです。
頼もしいサポーターと可愛い教え子。
僕は変わらず、見守り応援しますぞ。
宗像市、福津市、古賀市、岡垣町…ぐるんぱに通ってくる子どもたちはこの地域に住んでいる子が多いです。
福岡県は、まん防も明けることになりましたが、この地域は以前自治体規模の割に新規感染者数が多い印象です。
宗像市のことで言うと、約9万人の自治体ですが、ばらつきはありますが新規感染者数が50人を超える日もままあります。
そうなると、子どもたちの学校生活も不規則になりがちです。
「学級閉鎖で家に閉じこもることが増えたら、家の中でも一人で過ごせなくなってきたんです。朝起きたらまず『お母さん来て!』と呼ばれることから始まって…最近はテレビゲームでさえ一人でしたがらなくて、傍にいることを要求されることもあるんです」
子どもたちにとって、コロナはただの生理的な感染症というだけでなく、心理的にも大きな影響を与えているのです。
この類のことは、少し前からメディアでも言われていますが、僕の周りにもリアルな声が増えてきました。
自分の世界が閉ざされる。
自分の世界が収縮する。
大切な誰かとのつながりが断たれる。
こういう目に見えない影が、ひっそりと子どもたちに忍び寄っているのです。
ケアがもっともっと必要。
今日は保護者の話を聞いて、そんなことを思いました。
困りごとがあればお問い合わせください。
遠方の方もご相談承ります。
3月もぐるんぱ事務所にて学習&交流会開催いたします。
日時:3/12(日) 14:00~
小一時間「早期療育の必要性」と題して、お話させていただきます。
その後は自由交流、自由解散です。
参加費:500円
対象:療育に関心のある方はどなたでも
申し込みは、永田まで。
電話:090-5724-0660
メール:gurunpa.munakata@gmail.com
今日もらったお尋ね。
例えば自転車や泳ぎや鉄棒…出来ないときは苦しいけれど、出来るようになると、それまでできなかったのがウソみたいで、出来なかったときの気持ちを忘れてしまうことがあります。
苦手なことを教えられている時には、(厳しい)(きつい)(こわい)というネガティブな感情も湧きやすかったりしませんか?
学習サポートに来ている子たちの多くは、やはり「俺って勉強苦手」「僕ってバカ」みたいに学習についてかなりの苦手意識と劣等感を持っていることが多いです。
「別にいい」と強がる子も、(本当は出来たら良い)とか(わかるようになりたい)とか(出来る子がカッコいい)みたいな話が垣間見えることがあります。
多くの子が、本当はそう思っているんですよね、きっと。
「出来ないよりは出来た方が良い」「出来た方がお母さんが喜ぶ」みたいに、そう思う理由はそれぞれでしょうけれど。
その勉強が苦手だという子たちの話で結構耳にするキーワードが「怒られる」。
でも、よくよく聞いていると恐らく大人というか周りの「怒っている(と思われている)側」は「教えている(つもり)」なんだろうな、と思います。
苦手なものを「詰め込めさせようとする」からそういう印象になるのだと思います。
ゆるりと言葉も少なく、「こうしてみたら?」「良いんじゃない?」「こうかな?」と一緒に考えるフリをして行き着くとそういう印象も減るようです。
何かスキルの定着を図る時もそうですが、支援者側にはある程度の演技は必要です。
(おいおい、何言うてんねん!)とツッコみたくなるときもありますが、それをそのまま伝えるのではなく、「あ、そうなん?」と惚けてみたり。
定着という事では時間がかかるやり方かもしれないけれど、窮屈さを取り除いて、続けられたりコミュニケーションが膨らんだりするやり方を選んでいきたいと思いながら学習もプールも取り組んでいます。
「放課後等デイサービスえるそるむなかた」さんでの学習サポートも、請け負い始めてから間もなく6年になります。
通所してくる子どもたちの宿題のお手伝いを、週に2回程度実施させてもらっています。
直接子どもたちとやりとりをすることもあれば、他の職員さんと子どもが宿題に取り組む姿を見守ることもあります。
そういう姿を記録用紙に残し、職員さんと共有をして日常の支援に少しでも役立ていただく、という感じでしょうか。
子どもたち一通りが宿題を終えて、遊びだすと僕も一緒に遊ぶこともあります。
普段は個別療育が中心で、なかなかガッツリ遊ぶということが出来ないので、僕にとっても貴重な時間を頂いています。
そこで思うのが「自由保育」ってすげーな。
子どもの「やりたいこと」を拾い上げて、そこに特性を見出して必要な手立てをさりげなく織り交ぜ、放課後の「あそび」と「生活」を保障していく。
こっちが用意したものではなく、子どもたち発信だし、その発信が弱めの子に対しては提案をして、その子が乗ってこられそうなものを用意していくのです。
それこそ「性格」も「特性」も「育ち」も…捉えていないと成立しないことをやり遂げているスタッフさんに脱帽です。
子どもたちの「したい」「やりたい」だと、当然すぐに出来るものばかりではないのですが、どうやったら出来るか?をすごい考えていらっしゃるのが伝わってくるんですよね。
普段の関わりから。
とってもいい雰囲気で保育と支援が行われていると思っています。
今年度、利用を卒業する子もいて、新年度の受け入れに余裕もあるとのことなので、興味のある方は見学等お問い合わせしてみてください。
Facebookが利用できる方は、子どもたちの遊びの様子などがアップされていますので、探して見て下さい。
をリニューアルしました。
ブログばかりで、ほったらかしにしていましたが、提供メニューも変わったことだし書き換える必要性を感じて、今日はちょっち気合い入れていじくりまわしていました。
これからもどうぞよろしくお願いします。
ぐるんぱとしてはプールの実施をしてきていましたが、コロナウイルスの新規感染者の状況で「利用はご家庭でご判断ください」という話をさせてもらって、2月は実にプールの利用者の8割がお休みでした。
3月になるので、「今月はいかがしましょうか?」とお休みをしていたご家庭に連絡をしていました。
結構な数のご家庭が再開を申し出てくださいました。
本当にうれしいです。
ほとんどのご家庭との連絡手段にLINEを利用しているのですが、何軒かのご家庭からのお返事で、子どもたちのボイスメッセージを添えて下さいました。
「よろしくおねがいします」
「およぎてー」
「げんきですか?ぼくは元気ですよ」
「いっぱい話したいことあるからきいてね」
もう、本当にこんな嬉しい連絡はありません。
どのメッセージもこういう一言だけなんですが、本当に子どもたちの表情が目に浮かびます。
あーー!!会いてーーー!!待ってるぞ!!
ネットでも、テレビでも、ロシアのウクライナ侵攻についてたくさん取り上げられています。
仕事で出会う子どもたちも同じようで、今日は顔を合わせた小学校低学年の男の子が「ウクライナってさ…」「ロシアってさ…」と話をしていました。
うちの息子も昨日だったでしょうか?
「いけんことしたら謝るよね」
「なんで戦ったりするんだろうね?」
「戦車っていろいろ壊すん?」
「この人怒りよるん?」
「この人たち隠れとるん?」
と彼なりに感じるというか考えるところがあるのでしょう。
ドキッとします。
で、特に息子については聞かれたことにどう答えるか…ものすごい考えます。
平和の尊さは伝えたい。
ただ伝えたいというより、彼なりに考えて欲しい。
すぐに答えが出なくても良い。
子どもたちなりに入ってくる情報と、なんとなく非常事態だという感覚をキャッチして、口に出したりして消化しようとしているのでしょう。
コロナに戦争に…子どもたちの心に、ひっそりと近づく感じが怖い気がしています。
でも隠したりごまかしたりするのも違うだろうというのは僕の感覚です。
身近な大人がこういう問題にどう向き合っているのか?きっと子どもたちは見ていると思うのです。
そう思うと、僕もこれらの問題と真っすぐに向かい合って、考えて、「僕はこう思うけどどう思っている?」と聞かれた時には真っすぐに子どもとも向き合いたいと思っています。