1985年生まれ福岡県宗像市在住。西南学院大学国際文化学部卒業。 2008年福岡県警察に入職するが突発性難聴を発症し退職。 難聴や精神の落ち込みを様々なサポートで乗り越え、支援者という立場に回りたいと考え、2009年障がい児者支援団体に就職。障がい児者に療育的プール活動と学習支援活動を提供する指導員として勤務。 2016年福岡県宗像市で療育活動を提供する知的・発達障がい児者支援団体「ぐるんぱ」設立。知的・発達障がい児者、その他困り感を抱える子どもたちへの療育的プール活動と学習支援活動、福祉事業所顧問、保護者学習会主催などの事業を展開。一般企業へも発達障がい啓発・対応研修も行う。 「オムツの取れなかった10歳児がプールを始めて3か月でオムツが取れた」「家庭学習が定着した」「自傷・他害行為が減った」「従業員の仕事効率が上がった」など各家庭や社会生活に寄り添う支援を実践。 お問い合わせは、下記のいずれかへどうぞ。 メール:gurunpa.munakata@gmail.com 電話:090-5724-0660 ぐるんぱHP:http://gurunpa-munakata.jimdo.com/
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2020年10月17日土曜日
例年とは違う配慮と工夫で行われた保育園運動会
2020年10月15日木曜日
なぜゲームに向かうのか
2020年10月13日火曜日
“うっかり”を演じながら
2020年10月10日土曜日
人を感じることが出来れば、意欲が沸いてくるもの
2020年10月9日金曜日
告知はしつこいくらいで良い
デイ・ワークセンターこみこみ、利用者募集中です。
これからの学びを考える機会として
昨夜はZOOMで「個別最適な学び勉強会」という学びの機会を頂きました。
感じたことや考えたことを記録代わりに残しておきまduす。
一晩寝かして、少しまとまってきました。
・「集団」の在り方。
日本はまだまだ「作業」「活動」に注目して、「集団への所属感の有無を図る」傾向や風土が根強い気がします。
もう少し“いる”ということに注目しても良いのではないか?という感じが改めてしました。
英語を使うと例えやすいかも。
「doing」よりも「being」。
動きというよりも存在感。
そういうことを大切にして、人同士のつながりを感じながら「過ごす」。
その先に「その子が主体的に」学ぶ機会が創出できるのではないかな?
・教育者あるいは支援者も「集団の一員」
途中でとある映像を見て、そこには大人と子どもが「一緒」に過ごす様子が。
もちろん大人が、一定のリーダーシップを取りつつではあると思いますが、「子どもたち“に”」何かを「させている」のではなく、「子どもたち“と”」何かを通して「過ごしている」というように僕には見えました。
お互いに気づきを得ていく、というイメージかもしれません。
・どれだけ「視点」を持てるか?
主語をどれだけ増やせるか?ということを考えています。
「この子」「あの子」「私」「活動」「時間」…主語を変えていくイメージで、とにかく「視点」を多く持ち、習慣とか前例とかにとらわれず、多様な「考え方」をして、大人は場にいることが大切だと思いました。
だまし絵を眺めるようにして、他に何が見えるかな?みたいなスタンスで、場づくりを心掛けることが必要かと。
・何よりもまずは「楽しい」が必要。
好きこそものの上手なれ。
そもそも学びや学習といったものは何のためにあるのか?
僕個人は「人生を豊かにしていく為」にするものだと考えています。
その「人生の豊かさ」というのはそれこそ多様で、その人自身が選択していくもの。
ただいきなり「あなたはどうしますか?」ということを丸投げしても、迷うばかりだから、初めは「こんな選択肢もあるよ」という提案をして、その先に「こういうのもあるかも」と、その人自身が知っていけるようになれば良いのかも、と思います。
そういう気づきに必要なのが「楽しい」。
その子が自分の人生をワクワクしながら想像していけるくらい「楽しい」学びの機会を。
例え重度の障がいを持っていても、個々の生活や人生を満足感の得られるものにしていく為に健全な「楽しさ」を学習機会に演出していくようなことが必要かもしれません。
学習や学びの根本を忘れずにしていく必要がありそうです。
もっと時間を掛けて、いろいろなものと照らし合わせながら、消化していきたいと思います。
取り急ぎ、記録として書いておきました。
2020年10月6日火曜日
“何をするか?”ではなく“どう考えるか?”
2020年10月3日土曜日
「プールたのしい」「プールたのしい」
先日の記事にも記載した通り、今月から少しずつプール活動を再開していきます。
ようやくレッスンを行えるくらいまでに規制が緩みました。
まだ、他のサークルや教室との兼ね合いで、お休みいただく時間があるものの、保護者の皆さんにご連絡したところ、「楽しみです」「嬉しいです」「待っていました」とお返事を頂けることはとても励みになります。
そんな中、昨日、再開一発目のレッスンを実施しました。
中学生のEちゃん。
お母さんと共にプールに現れた彼女は、とても足軽で、一目で「嬉しそう」というのが分かりました。
いざプールに入ったら、とても落ち着いた様子で、今までやっていたことを一切忘れずに、まるで先週もプールをしたかのように、しなやかに過ごしていました。
バタ足、背泳ぎ、平泳ぎ、クロール、バタフライ…
これらを組み合わせながら、45分くらいの入水時間の間に700メートルも泳いで帰りました。
レッスンを終えて、ロビーで合流すると、彼女はロビーで跳ねながら、お母さんの顔を覗き込むようにして、お話していました。
何を言っているのかな?と思って近づくと「プールたのしい」「プールたのしい」と繰り返し口にしていました。
もう、この姿は感動しました。
本当に再開できてよかったです。
お母さんも彼女の様子を見て、うっすら目に涙を浮かべていました。
僕にとっても長い長い数か月でしたが、きっと彼女にとっても長い長い数か月だったのでしょうね。
本当にお待たせしました。
また楽しみながらお付き合いしていきましょう。
余暇をひろげて、深めていきましょうね。