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2021年1月31日日曜日

保育問題研究会の集団作り部会をオンライン部会で 保育は人格を通して行われる

昨日は、一日の支援を一通り終えて、帰宅した後、オンラインミーティングに参加しました。
ミーティング、というか勉強会ですかね?

僕が所属している、福岡県保育問題研究会の集団作り部会でした。

今回は、若手の保育士さんが事例を提供してくださり、その場面について検討をし合う、という形で時間を過ごしました。

僕自身は保育園で働いたことは無いですが、仕事で子どもたちと関わり始めて12年が経過しました。

そうすると場は違っても似たような経験はしているもので、話を聞きながら、懐かしさに浸りながら(あぁ、そんなことあったあった)と頷きっぱなしでした(^^;)

でも、こうして事例を一緒に検討してみると、目指すところは同じでもルートがいくつもあるということを改めて気づかされます。

保育者によって、子どもによって、場によって。

子どもの権利を守る、子どもの育ちに立ち会う、そういうことのために「たった一つの正解」はないのですよね。

でも、その行動、手立てに理由を紐付けて行動をしたり、状況に仮説を立てて向き合うと言うことは、質を高めていくためには必要なことだと改めて感じました。

本当にこの部会ではたくさんのことを毎回学びます。



そして、部会後に時間の許すメンバーで流行のオンライン飲み会をそのまま開催。

これまたとっても有意義な時間でした。

次回がまた楽しみです。

ま、オフラインで会えたらもっと良いですけどね♪

先輩方もありがとうございました。

2021年1月30日土曜日

監視にならないように待つ

一緒に過ごしていてもなかなか学習には向かえていない中学生。

最近は服薬も始めて、それとの折り合いもまだ付かず、傍に居ることも難しい日があります。

ある程度離れたところで一人で、過ごしたがり、気が向いたら学習をする、みたいな。

ただ、だからと言ってこちらも放ったらかしには出来ないので、定期的に声をかけに言ったり、今の時間を伝えたりはしていました。
たまに声をかけるくらいだと目を合わせて頷いたり「うん」と返事をしたりするくらいのことはしてくれます。
それがキャッチボールみたいに何往復かすると、その場を離れて一人になろうとします。

多分、僕が今関わっている中では割とデリケートなケースです。

さて、今日はどうしたものか・・・前回と同じ手立てが功を奏することもなくて、毎回考えながら彼との時間を過ごすのです。
そして、基本的には「待つ」ことになるのですが、この「待ち」方がポイントのように最近は感じています。

当然と言えば当然ですが、それが「監視にならないように待つ」ということかな、と。
待つときに様子を見ながら待って、タイミングを図りながら声をかけたりするのですが、監視されているような窮屈さの中では心の準備など出来るわけもありません。

寂しさを感じ去ること無く、窮屈さを感じさせること無く、彼との距離山を持ちながら、僕との時間に興味を持って貰えるように、彼自身が自分で背中を押せるように、とかそういう演出を考えながら待つということをしています。

そうすると、限られた時間の中で彼の方から、近寄ってきて、口を開いてくれたりすることが増えてきています。


一人になりたがるけれど、人一倍人とつながりたがっているのだろうな、と感じるところです。
とっても温かいつながりを求めているように感じられてなりません。

予測変換

「朝の」「ケンタウロスは」「めっちゃ」「寒いね」「💦」

教え子と学習サポート中。

子どもから「先生、スマホで『あ』って入力して!そこから予測変換?で、最初に出てくる言葉5個を教えて!結構面白い言葉になる人が多いらしいよ」

と言われて『あ』を入力。
『朝の』を選択。

うんうん。まぁ、そうだな。

次に出てきた言葉『ケンタウロス』

?なぜ?
と思ったけど別の子どもと学習している途中で、空想の動物の話題になって検索をしたことを思い出す。
でも『朝の』の次に『ケンタウロス』は笑えました。

子ども「なんで『ケンタウロス』なんて出てくるん?先生ファンタジーか!?」と何とも適切なツッコミを頂きまして…

大笑いしていたら、施設の警備員さんに「楽しんで頂いて構わないのですが、一応コロナ対策中なのでボリュームを下げていただいて良いですか?」と😅

すんません。

永田「ほら~、◯◯がおかしな遊び始めるから~!」
子ども「先生がスマホで遊んでるせいやろ!ちゃんと仕事で使いよ!」

毎日楽しくお仕事もしております🎵

2021年1月24日日曜日

高校生と学習サポートスタート!!

今日から新しい高校生の男の子との学習がスタートしました。

おとなしめの彼。

お互いに自己紹介。
初対面で緊張はしていましたが、時折マスク越しにニヤリと笑うかわいい子です。

これからお互いのことをじっくりと知り合って、仲良く、友達のように楽しい時間を学習を介しつつも作っていきたいと思います。

2021年1月23日土曜日

時間がかかっても大丈夫

「九九を覚えるのに◯ヶ月かかった…」と、ある男の子、他の子よりも時間がかかったようです。

でも、良いじゃん?
これから数十年は「九九を覚えた」状態が続くんだから。
というか数か月後には「◯ヶ月かかった」ことなんて関係なくなります。

もちろん、今、この子が感じている劣等感はフォローしていくものとして。

学習は慌てても良いことはないです。
ゆったりとリラックスした方が絶対効率が良いです。

まずは「大丈夫」と思うこと、そう思えるように関わること。
これがぐるんぱの役割かな。

ただただ傍にいるだけだけど

もうかれこれ4年半くらいプールや学習で付き合いを重ねてきている中学2年生の男の子。

この1年弱、特に学校生活が上手くいかず、悩んでいます。
本人もご家族も。

それでも僕の元には週に二回は、来てくれます。
キャンセルになることもありますが、長期的に見ると継続できていると言えるでしょう。

最近、特に調子が悪いようで、ぐるんぱに通ってきても、学習などほとんど出来ず、お喋りが出来れば良い方で、来てもずっと周囲をぐるぐるウロウロしてたまに僕の元に来てボソッとお喋りをして、またウロウロに戻るという感じが多いです。

時には、到着した頃から悪態をついて、僕やものに当たっているときもあります。
それで僕とケンカになることもありますが、それでも1時間の間に和解をして、次も来て・・・

とにかく、建前上“学習サポート”にはなっているけれど、とにかく居場所、という役割の方が強い気がします。
それでも良いかな、とも思うので、僕の方もただただ傍に居ることを続けてきています。


今日は、薬の問題もあるのかな?心理的なものもあるのかな?あるいはその両方なのかも知れないけれど、来てくれたのは良かったけれど、お喋りも億劫そうで、直に首を動かして相槌を打つくらいになり、目を閉じ、身体を横にしてしまいました。

たまに話しかけてみると眠っては居ないようだけど「とにかく眠いし、怠い」とのこと。

少しずつ声をかけて、彼の状態について知ろうと試みながら、過ごすだけになってしまいました。

慌てることもないのでしょうが、彼の“今”をどうサポートすべきか・・・

もっともっと視野を広く、僕自身が持って、考えて、彼を取り巻く大人に必要な提案など出来るようにならなくては、と感じるところです。

2021年1月22日金曜日

自分の道を選んだお姉ちゃん、楽しめ~♪

特別支援学校中学部に在籍していて、プールに通ってきてくれているEちゃん。

彼女には、二つ年上のお姉ちゃんがいて、今年は高校受験でした。

中学校で成績優秀だったようです。

学習塾にも通っていたようで、そちらからは地元のいわゆる進学校の受験を奨められていたそうです。

彼女自身もそこへの進学には前向きでした。

でも彼女、実はとっても好きなことがあったんですね。

美術。

それで、いよいよ受験が差し迫ってきて進路を本格的に決めなくてはいけなくなった頃からご家庭で、たくさん話し合いをしたみたいです。

そうして彼女が選択したのは、美術が学べる環境の整った高校。
自分のやりたいことを選んだようです。

とっても素敵です。

「進学校に行っておいた方が、進路の幅が広がる」というもっともらしい大人の説得もあったようです。

特に学習塾は、生徒の実績を掲げることで、次年度の生徒集めにもつながるので、「なんで?」と、彼女の選択に最後まで首をかしげていたようです。

聡い彼女は、進学校に行くその意味も、学習塾というものの色もよく理解しています。

それでも、自分のやりたいことを選びました。
自分が満足できる人生でありたいと願っていたのでしょうね。
誰かに主導権を握らせるのではなく、自分で舵を取って自分の人生を歩む。

本当に素敵なお姉さんになっていっています。

福岡は今、緊急事態宣言の最中です。

入学の頃がどんな様子か・・・
それでも慌てることも無く、新しい生活も彼女らしく過ごしてくれたら、良いのかな、と。


昨日が、その高校の入試で、終わったこともあり、久しぶりに妹のプールを見学に来てくれました。
妹の成長と変化に、「すごい」と、本当に嬉しそうに寄り添ってくれていました。
本当に素敵なお姉さんで、お姉ちゃん。

僕は彼女にとって、“妹のプールの先生”くらいのものだけど、勝手に彼女の成長を喜んで、勝手に祝福をしています。

彼女が小学校の頃から知っているから、本当に嬉しかったです。

僕も頑張らねば♪

2021年1月19日火曜日

スタッフ募集

会員さんが増えたことに伴い、僕一人で受け入れられるキャパもギリギリになってきたので、スタッフを募集したいと思います。

基本的には、まずはプール活動に入ってくれる人を募集致します。

ぐるんぱの活動の土台になる部分です。
プール活動の支援で、このぐるんぱの根っこを理解してもらったら、学習サポートもお願いするかも知れません。

学習サポートの支援者のみの募集はもう少し先にしようと思っています。

お給料に関しては、時間給では無く、受け持ってもらうレッスンの数に、応じてお支払いをしていこう考えています。

プール活動の経験がない、障がいを持った子どもと関わったことの無い方も、丁寧に指導するので安心してください。

もちろん経験者も歓迎です。

詳細は面談にてお伝えします。

興味のある方はおたずねくださいませ。


メール:gurunpa.munakata@gamil.com

電話:090-5724-0660(永田携帯)

新しい子どもたちとの出会い

ちょっと不思議に思われる方も多いかも知れませんが、入会の申し込みって、重なる時って重なるんですよね。

毎年、大体1月と6月~7月が問い合わせや入会の多い時期です。

年が明けて、今年一年の生活をどう組み立てていくか?
あるいは、4月、新年度の生活ってガラリと変わることが多いので、その前に年度が変わっても変わらないものを生活の中に組み込みたい、という狙い。

これが大体1月に入会や問い合わせの多い理由のように思います。


そして6月、7月は、新年度1学期の生活を少し経て、生活の見通しが本人や家族で持てるようになって、新しいスケジュールを加えても良いかな、と思えるようになったと共に、生活する中で困り感が整理できてきて、と言うことのように感じています。


今年の1月は、3件の問い合わせが寄せられています。

昨年末まででサポートを終了したケースもあり、ちょうどその時間で折り合いが付くケースは入会手続きに移行します。

この問い合わせとは別に、時間の折り合いが付かず、支援スタートを待ってもらっているケースも2件あります。

コロナのこともあり、スケジュールにもなかなか余裕が生まれず、ご迷惑をおかけしているところもありますが、できる限り多くの方を受け入れ定期対と思ってもいます。


新しい子どもたちとの出会い、ドキドキもしますが、楽しみつつ喜びたいと思います。



それから腰を据えて、一緒に支援に当たってくれる仲間も募集しています。

2021年1月16日土曜日

ココガワカリマセーン

中学生との英語の学習サポート中。

彼は、問題が分からなかったり難しかったりするとお喋りを始めます。
だいたい、大好きな名探偵コナンの劇場版の話です。
そうやって気分を落ち着かせると共に、察してもらって「分からん問題が出てきたんやろ?」と僕から尋ねられるのを待っています(^^;

僕との学習に関してはそれでも良いんですが(彼が好きなことについてお喋りをする姿は、例えこういう状況でも微笑ましく思えますから)、学校のような一斉授業だと「ここが分からない」と言い出せないと、誰も気付いてくれません。

僕は「わからない」と言えることも大切な力だと思っています。
なので、そういうことを伝えること自体悪いことではない、ということを彼に知って欲しいと思っています。

たくさんお話もしてきましたし、あの手この手と試してきました。
面白おかしく、という路線を中心に。

昨日、例によって彼が、急に劇場版コナンの話を始めました(本当に分かりやすい^^;)。

永田「アナタ、キュウニ、コナンノハナシヲ~、ハジメマシタネ。ワタシ、オドロイタシ、ワァカリマセーン」

と相槌の代わりに返しました。

大爆笑の子ども。
それから

子ども「オレモ、センセイガァ、キュウニ、ガイコクジンニ、ナッタリユウガ、ワァカリマセェン」

と応じてきました。

それから大笑いしながら、カタコト日本語で漫才チックにやり取りをしばらくしていると最後に

子ども「ジツハァ、コノモンダイ、ワァカリマセーン。ワタシ、チンプンカンプンデェスネ」

と。

永田「オォ、ソウデシタカ。キヅカナクテゴメンナァサーイ」

子ども「ヨカッタデス、ツタワッタミタイデ」


と、こんなやりとりをして、彼が「教えて」サインを出してきました。

言いやすい雰囲気をつくって、「出来た」体験を作る、というのも学習サポートとしてはありだと思っています。

ただ、「わかりません」→「これはね…」という生真面目なやり取りだけだけで無くて、良いと思うのです。


2021年1月1日金曜日

ゆく年くる年2020→2021

2020年が終りました。

2021年が始まりました。

この1年、本当にいろんなことを考えた一年でした。


3月からプール活動ができなくなり、6月までは一か月の収入が10万を切ってしまって…ぐるんぱの継続も無理かな、と真剣に悩んだ時期もありました。

プールに関しては、結局利用制限等の兼ね合いで、10月までお休みしました。

会員の皆さんには本当にご迷惑とご心配をおかけしました。

ようやく11月から9割の教え子たちがプールに戻ってきました。


自粛期間と、その後の学校再開のことで学習サポートは、需要が高まった印象がありました。

と、言いつつも学習内容よりも、そこに向かう為の準備が必要な子どもたちが多かったように思います。

宗像市も自粛期間が明けてから不登校児が増えているとのことです。

学校教育がすべてではないと僕は思っていますが、それでも子どもたち同士のつながりが薄くなり、子どもたちが背を丸めるようにして生活していくことは、なんだか寂しく感じました。

同じように保護者の悩みともたくさん出会い向き合った気もしています。

孤立させないように、そういう思いが一層強くなった一年でした。

そのせいか、これまで以上に学習サポート中に“ピエロ”を演じるようにして、賑やかな時間を作ることを心掛けて臨むことが多かったです。


それから11月からは就労支援事業にも参加して、これまでとは違う視点で支援を考えたり、支援云々以前に「生きる」とか「人」とかそういう根幹的なものについても思考を巡らせる機会にも恵まれました。

こちらは、まだまだよちよち歩きで、これからですが。

ぐるんぱの「療育活動」と大きく違うのは「どうやったら一緒に働くことが出来るか」という考え方が必要だというところだと、今のところ感じています。

制度上は「支援者」「利用者」と区分があるわけですが、「支援者として方策を考えて」「同僚のようにして一緒に働く」体制を作ることを目指したいと思っています。


こう、振り返ると独立してから一番しんどい一年間だったのは間違いないですが、同時にやってきて良かったという実感も一番感じられた気がしています。


なんとかかんとか、ですが事業主として事業を、そして支援者として支援を継続できたことに、それを支えてくれた皆さんに感謝しながら、2021年もぐるんぱらしく歩んでいきます。


毎度ですが、まとまりのない記事で、新年をスタートしました。


皆さん、今年もどうぞよろしくお願い致します。