1985年生まれ福岡県宗像市在住。西南学院大学国際文化学部卒業。 2008年福岡県警察に入職するが突発性難聴を発症し退職。 難聴や精神の落ち込みを様々なサポートで乗り越え、支援者という立場に回りたいと考え、2009年障がい児者支援団体に就職。障がい児者に療育的プール活動と学習支援活動を提供する指導員として勤務。 2016年福岡県宗像市で療育活動を提供する知的・発達障がい児者支援団体「ぐるんぱ」設立。知的・発達障がい児者、その他困り感を抱える子どもたちへの療育的プール活動と学習支援活動、福祉事業所顧問、保護者学習会主催などの事業を展開。一般企業へも発達障がい啓発・対応研修も行う。 「オムツの取れなかった10歳児がプールを始めて3か月でオムツが取れた」「家庭学習が定着した」「自傷・他害行為が減った」「従業員の仕事効率が上がった」など各家庭や社会生活に寄り添う支援を実践。 お問い合わせは、下記のいずれかへどうぞ。 メール:gurunpa.munakata@gmail.com 電話:090-5724-0660 ぐるんぱHP:http://gurunpa-munakata.jimdo.com/
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2019年10月31日木曜日
何が“違う”のか
2019年10月24日木曜日
“やり易い”は人それぞれ
2019年10月21日月曜日
自分で「面白い」を作り出す
2019年10月11日金曜日
認めてもらえるから、次に進める
2019年10月10日木曜日
努力が実を結ぶということを感じて欲しくて
発達障がいの類いがあると、「努力が実を結ぶ」ということを体験しにくいということはよくあります。
学習はそれが“テスト”を通して結果が丸見えになる分かりやすい場面です。
僕に言わせると、例えば「計算が苦手」とか「暗記が苦手」とかみたいなことよりも「努力が実を結ばない」という体験を重ねていってしてしまうことの方が、ずっと深刻です。
ある中学生との学習。
いろんなやり方を試みてきましたが、なかなか「実を結ばない」という感じが続いてきました。
お付き合いを始めて半年近く掛かってしまいましたが、ようやく“このやり方なら!”という手応えを二人で噛み締めることが出来ました。
彼の特性もあり、苦手な教科があることは否めないです。
恐らくは、その特性に起因してなんですが…
「俺は勉強が出来ない」という思い込みで以て、他の領域にも影響が出ている節がありました。
そこで、せめて「苦手な教科がある」くらいになることを一歩目にしたいと思って試行錯誤してきました。
その一歩目になりそうな手応えを今日は味わえました。
本人の嬉しそうなこと!
半年近く付き合ってきて、あんな晴れやかな表情で帰っていったのは初めてかもしれません。
明日、小テストがあるみたいです。
結果は分かりませんが、これまでとは違う心持ちで迎えられそうですし、これまでとは違うやり方で対策も出来そうです。
次に彼と会うのは、また来週ですが、楽しみです。