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2019年3月30日土曜日

お兄ちゃんへの階段を上るからこそ

今月は、面白いことがありました。

この春小学生になる男の子が2名(それぞれの接点は恐らくないであろう子どもたちです)が、「バブ」と語尾に付けて、お母さんに甘えている姿が見受けられました。

「なにぃ?その言葉~」と聞くと一人の子は「お兄ちゃん赤ちゃん」と。
もう一人の子は、「バブバブ○○(その子の名前)」と答えてくれました。

お兄ちゃんへの階段を上るからこそなのでしょうかね?

「お兄ちゃんになるのだから」といろんなところで言われる時期なのかもしれません。

どうやって甘えたら良いのかを考えた末の、彼らなりの答えなのかなぁ?なんて思いながらその姿を見守っていました。

お兄ちゃんになっていっても甘えて良いんだよ。


僕の息子も、保育園で新しいクラスへの慣らしが始まったころから「バブ~」と語尾に付けて「赤ちゃん晴だよ」とあま~い声を出して甘えてきます(笑)

その一方で、もっと小さかったころによく唄ってあげていた子守唄を、口ずさんで、歌詞の途中に「おとうちゃん」とか「おかあちゃん」とか「とわ(愛犬)」とかの名前を入れて、「寝かせてあげるね」とお兄ちゃん風を吹かせようとする姿も見えます。


この春先、大人も慌ただしいかもしれないですが、子どもたちもやっぱり心の中でいろんなことがおこっているのでしょうね。

2019年3月27日水曜日

【絵画レンタル事業】最初のラインナップご紹介

先日もご案内した絵画レンタル事業。
早速、興味があるという複数の方からお問い合わせがありました。
これから契約等に向けた詳細を準備をして、いよいよ開始と言うことになりそうです。

さて、昨日のことにはなってしまうのですが、作家さんの元へ行き、絵画を購入してまいりました。
手元に本事業の最初のランナップが揃いました。
少しずつ、作品も、お付き合いをする作家さんも増やしていきたいと思っています。

契約してくださる皆様には、そういう楽しみも含めてお届けしていくことを目指していきたいと思います。


この事業について、少しずつ少しずつ準備をしてきているのですが、今日は現時点で決まっていることについてご報告をいたします。

・絵画は、2か月に一度入れ替えをしていきます。
・月額5000円。
・設置場所には、作家さんのプロフィールを併せて紹介をしていきます。
・契約先の店舗情報等を絵画の入れ替えとほぼ同時期に、定期的に、ブログやSNSでご紹介させていただきます。
・設置する中で気に入っていただいた絵画については、希望に応じて販売もいたします(多くの契約年月の制限は設けていきます)。

まず、契約先に関わらず、この点は共通事項として決定いたします。
おそらく設置場所等によって、都度その他の詳細を詰めることも必要だと思いますので、そういうことへ向けた準備もしているところです。

大まかにはこういう内容です。
ここでこれ以上詳細を記載しても大変だと思いますので、都度お問い合わせください。



さて、おそらく皆さんが一番気になっているであろう作品のラインナップの紹介をしていきます。







以上6点でスタートを切っていきます。
2か月に一度の入れ替えなので、1年で一周りするということになります。
抽象画と花の絵になっています。
絵画が増えてくれば選んでいただける仕組みも組んでいこうと思っています。
それでも割とテイストの異なる作品を揃えることが出来たと思っているので、入れ替えの度に空間の雰囲気が変わるというお楽しみは、お届けできると思います。


皆さんのお問い合わせをお待ちしております。
この事業を“共に育てていく”という思いを共有してくださる方と、よいご縁があれば、と願っているところです。


2019年3月9日土曜日

ライフスキルメキメキ♪入学に向けて

未就学児のA君、彼は重度の知的障がいを持っています。
プールに来始めて8か月。

この八か月でいろんなことが出来るようになりました。
泳ぎももちろん少しずつ上達しています。
最近はビート板を自分で指先に力を入れて握れるようになってきました。
それが出来るようになってきたので、ビート板を頭の後ろに構えて仰向けに浮かんで足を動かして、背泳ぎっぽくなってきました。

ゴーグルは一進一退^^;
やっぱり怖いですよねぇ。
見える景色がガラッと変わるから。
これはじっくり。

周りの人とのコミュニケーションは、どんどん広がっています。
最初は泣いてばかりで、声をかけられれば、さらに大きな声で泣き…でも、周りの温かいまなざしに触れて、今では声をかけられれば、ニコリととても可愛い笑顔で、他の利用客や監視員さんたちのアイドル的存在にまでなりました♪

更衣室で、目につくもの手当たり次第に手に取り、自分の荷物も他人の荷物もお構いなしに、投げたり、口に入れようとしたりしていた姿も、この数か月で変わりました。
プールでの過ごし方、流れが定着してきたためだと思われます。

それから、「1.2.3.…10」と数えながら体を拭く練習をしているのですが、これも少しずつ自分でバスタオルを持ち、身体を拭こうとする意識が見え始めています。

着替えの際、脱衣は自分で出来るようになりました。
出会った頃には、指先の力が弱くて、洋服を持っても、ちょっと引っかかると指が抜けてしまってズボンを下ろすのも補助が必要な時がありました。
着衣は、パンツとズボンについては向きを揃えて床に並べると自分で座って穿けるようになりました。
靴下については、柄が描いてあればそれを目印に自分で履けるようになってきました。
(100%ではないですが、かなりの確率で出来るようになっています)


もちろんプールだけではありません。
ご家族、他の支援者の働きかけもありますし…なにより彼自身から“周りの人と”繋がりたいという願いを持っているように感じます。

彼は、4月から特別支援学校に入学です。
また新しい出会いがあり、彼の世界もグッと広がることでしょう。

環境の変化に弱い一面もあるので、しばらくは大変かもしれませんが、サポートをしていきたいと思います。

2019年3月5日火曜日

【新規事業のお知らせ】絵画のレンタル事業を始めます

ぐるんぱとして新規事業を始めることにしました。

事業内容はタイトルの通りです。
お尋ね等は、永田までよろしくお願いいたします。

メール:gurunpa.munakata@gmail.com
電話:090-5724-0660 永田携帯


ぐるんぱで、障がいを持った方たちが作成したアート作品(主に絵画)を買い付けていくつもりです。
それを地域の飲食店、美容室など…地域の人たちが足を運びやすい場へレンタルをしていきます。
(個人でご家庭での鑑賞用の場合は要相談)


これは、「出来るだけ地域で」「出来るだけ地域と」ということを掲げてきたことの先に見出したものです。
それぞれに個展を開催している作家さんがいらっしゃるのも存じ上げていますが、美術や障がい福祉に興味のある人たち向けとなっていることが多いのではないでしょうか?
そこで「誰もが訪れる可能性のある場所へ作家さんの世界観を」という思い乗り出してみることにしました。

ここまでは比較的「ぐるんぱ目線」の話です。

もう一つ、僕はおかげさまでいろんな方といろんなお話をする機会に恵まれています。
飲食店や美容室の経営者の方たちともお話することがあります。

その中で「店内に絵画を飾りたいけれど、絵画は高価」「一度抱えると店内のイメージチェンジを図ったり季節ごとのイメージ作りがしにくくなる」という声を少し耳にしまして(“少し”なんでニーズをどれだけ掴めるか分かりませんが^^;)。
そこで絵画を複数点買い付けて、数か月ごとに絵画の入れ替えをしていくというサービスで考えております。

また、絵画の設置に際して、作家さんのプロフィールも添えて、“ファン”を増やすきっかけにしたいと考えています。
目にした人たちが作家さんのことを調べて、絵画を直接買い付けたり、商品化されているグッズなどを購入するきっかけになったりすれば、創作活動の支援にもなるだろうと思います。


ぐるんぱも立ち上げから丸3年。
4年目です。

生徒数も少しずつ増えてきて、「次のステップ」を考えてきていました。
いくつか構想があるのですが、まずはこの企画から動かしていくことにします。

これまで自分が直接関わる人たちへの支援でした。
それを通して「地域づくり」「風土・文化づくり」が出来ると信じてきました。
その方向性が間違いではないという手応えも感じることが出来ていますし、信じています。

ただ、支援を通してみてもらうことが圧倒的に多いので、「特別なことをしている」と第三者の目に映ることも少なくなかったように思いもします。
そこで、「何気なく多様な世界観に触れられる方法は?」と考えて、尚且つ事業として成立する可能性があり「ぐるんぱをステップアップさせるために出来る方法は?」という要件を満たせそうなことを絞って、今回の事業に行き着きました。

資金を集める方法としては、ほんとうにいろんなアイデアを考えましたし、知恵も頂きました。
でも、「お金さえ集められれば何でもいい」とはやはり思えなくて、「ぐるんぱらしい」というところを捨てきれませんでした。
なのでこのやり方です。

今日の午前中、ある作家さんのご家族とお会いし、事業の概要と僕の思いをお伝えし、購入した絵を商用利用する確認と承諾を得るためにお話しをしてきました。
企画にご理解を頂き、9割スタートを切れることが決まったので、ご報告をいたします。

実際にこちらで買い付ける作品については、来週作家さんご本人とお会いし、作品を生で見させていただくことになりました。
その中で購入する絵画を選定し、決まり次第、またご紹介をしていこうと思います。


絵画を飾りたい、空間デザインに一工夫したい、お客様にこれまでとはまた違う価値ある時間を提供したい、それから障がい福祉に興味がある…

そんな店舗経営者の皆様、いかがでしょうか。


当面は宗像を中心に車で小一時間程度で伺える範囲を取引先として考えております。

少しずつ、ホームページも更新していくつもりです。


興味のある方は遠慮なくおたずねください。

2019年3月3日日曜日

お兄ちゃん心

一件、兄弟理解を深めるという目的で、プールを兄弟で請け負っています。
弟が僕の生徒と言う事になります。
お兄ちゃんにも泳ぎを教えることもしていきますが、傍で弟が練習を積み上げることを見てもらうことが目的です。

弟は知的障がいと自閉症を持っています。
言葉が少なくて、言語での発信が殆どありません。

優しくてまじめなお兄ちゃんは、弟のことが大好きで、心配なようです。

このお兄ちゃん、一緒にプールをしていると、ほんとうにいろんなお話を聞かせてくれます。
自分のことも、弟のことも、お父さんやお母さんのこと、彼の目線で、彼の心で。


実は弟君が、生活の中で困り感が大きくなっています。
食事量が減ってしまって、数週間で数キロも痩せてしまいました。
元々言葉は少なかったですが、声も少なくなっています。

こんな弟の様子が心配で、兄としての心配や不安を聞かせてくれました。

お母さんから聞く話とはまた違う話も出てきます。

お兄ちゃん、よく見ているし、よく考えているなぁ。


「絶対」とは言えないけれど、きっと大丈夫、そういう家族の思いも弟君には届いているはず。
ご家族と一緒に弟君の困り感に、寄り添いながら考えていきたいです。