放課後等デイサービスえるそるむなかたの職員さんを対象にした研修を請け負いました。
テーマは虐待防止。
ごぐごく基本的な内容ですが、こういう確認はとても大切です。
えるそるむなかたさんに限らず、放課後等デイサービスでは、特性を持つ子どもたちを預かる中で個別の配慮を要したり、場合によっては個室でクールダウンするみたいな場面が多々あります。
こういう時に大切なのがチーム意識です。
たとえ個室に子どもと支援者が1対1で場の展開をしなくてはいけないという時が生じても、その支援者が孤軍奮闘みたいなことにならないように、チームで共有をして、何かあれば支援者側も直ぐにヘルプを出せるようにするというのはとても大切だと思います。
他の支援者にバトンタッチする、一緒に場の展開を考えていくということができる仲間がいるのといないのとでは心的負担が全く違います。
職員も心の余裕、ゆとりを持つことで虐待じみた行動を抑制できるようになります。
家庭では、保護者がワンオペで…みたいな場面もどうしても出てきてしまうので、やはり子育てっていうのは大変だと思うのです。
もちろん尊いものでもあります。
だからこそ、事業所ではチームで温かい療育機関として機能できるような仕組みなどを徹底して、子どもが家庭でも穏やかに過ごせるような役割を果たす必要があると思います。
「療育」という大義名分で子どもに制限をかけたり、言うことを聞かせるという方向へ向かうことがあってはいけません。
放課後等デイサービスの役割として訓練も含まれるわけですが、それはあくまで子どもたちが社会生活の困り感を柔らかにして、社会生活を穏やかに健やかに送るための訓練だということを忘れてはいけないとも思います。
こういう事業所様の職員研修なども請け負います。
「こんなことお願いできるかな?」と思ったら遠慮なくご相談くださいませ。