1985年生まれ福岡県宗像市在住。西南学院大学国際文化学部卒業。 2008年福岡県警察に入職するが突発性難聴を発症し退職。 難聴や精神の落ち込みを様々なサポートで乗り越え、支援者という立場に回りたいと考え、2009年障がい児者支援団体に就職。障がい児者に療育的プール活動と学習支援活動を提供する指導員として勤務。 2016年福岡県宗像市で療育活動を提供する知的・発達障がい児者支援団体「ぐるんぱ」設立。知的・発達障がい児者、その他困り感を抱える子どもたちへの療育的プール活動と学習支援活動、福祉事業所顧問、保護者学習会主催などの事業を展開。一般企業へも発達障がい啓発・対応研修も行う。 「オムツの取れなかった10歳児がプールを始めて3か月でオムツが取れた」「家庭学習が定着した」「自傷・他害行為が減った」「従業員の仕事効率が上がった」など各家庭や社会生活に寄り添う支援を実践。 お問い合わせは、下記のいずれかへどうぞ。 メール:gurunpa.munakata@gmail.com 電話:090-5724-0660 ぐるんぱHP:http://gurunpa-munakata.jimdo.com/
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2019年2月19日火曜日
講演会後の話
前半と中盤までは、発達障がいについての入門みたいな内容で話し、終盤は、「障がいを見るわけでなく、子どもを見ていく」ということの大切さについてお話をさせていただきました。
その日もその場で、数件個別の対応をしました。
そして、週が明けてから、18日の月曜日には、複数のご相談とお尋ねがありました。
いずれもきっとこれまで「抱えてきた」んだろうなと感じる案件でした。
何か、ぐるんぱにできることがあれば、と思うところです。
僕自身が出来ること、出来ないことあるでしょう。
もし出来ないのであれば、幸いこれまでに様々な人との出会いを経てきましたから、そこへお繋ぎすることもできるかもしれません。
そういうことをしながら、囲い込むなんてことをせずに、子どもや家族が過ごしやすい、生きやすい、ということを目指しながら歩んでいきます。
2019年2月11日月曜日
聖マリア学院大学公開講座にて
「医療的ケア児の豊かな地域生活のために」というテーマで、午前中は講演が行われ、午後はシンポジウムが行われたものです。
残念ながら午後はスケジュールの都合上、参加できなかったのですが、午前中の話は、本当に面白かったです。
NPO法人ソーシャルデベロップメントジャパン
療育室つばさ 代表理事の矢部弘司さんのお話でした。
今回、参加には目的がありました。
ぐるんぱは現状、プールと学習を提供していて、講演の中で位置づけられていた医療的ケア児の利用はありません。
けれど、医療的ケア児の余暇活動について、ぐるんぱでも取り組めることはないか?ということは、考えてきていました。
ただ、自分のスキルや経験、あるいは知識ではなかなか案が浮かびませんでした。
そこで実践している方のお話も聞き、声も聴き、医療的ケア児の余暇の意味や位置づけ、それから彼らに近い現場から見える職業支援者の視点…そういうことがいろいろと聞けたり感じられたりすれば良いなと思っていました。
その先に、ぐるんぱで出来ること、したいことが見えてきはしないか?と思っていました。
直ぐには、まだ思いつきませんが、とってもいい刺激を頂きました。
何というか、「こういう方向性」みたいなものが見え始めました。
それから、帰り間際に厚かましくも名刺をお渡しして、少しばかりお話をしてきました。
そしたら、いろいろな取り組みを展開してきている方なので、ぐるんぱの事業を広げるための案までいただきました。
これから、一つずつ実行に移していきます。
話を聞いてもらって、共感してもらって、応援してもらって・・・嬉しくて嬉しくて。
頑張りますよ!
2019年2月9日土曜日
願いを形にしていくために
プールを2年ちょっと続けてきている小学校高学年女の子のEちゃん。
最近は、言葉も増えてきていて、言葉に対する興味もモリモリです。
内面も思春期の入り口が見え始めています。
泳ぎもメキメキ上達していて、クロールも横に顔を上げて息継ぎが出来るようになってきました。
彼女の保護者から「プール以外にも関わる時間を」というありがたいお話を頂いて、これから打ち合わせをしていくところです。
このお話、どうやらお父さんから持ち上がった話のようです。
普段はお母さんとプールに来ていて、お父さんは1度見に来てくれたことがあるだけなのですが、プールでの様子をお母さんから聞いてくれていたのでしょう。
なかなかゆっくりとお話する機会の無かったお父さんから、そんな風に信頼を頂けて嬉しい限りです。
月曜日にお宅へ訪問して、お父さんも交えてお話をする予定です。
保護者から見える彼女の姿。
彼女への願いや思い。
彼女自身の願いや思い。
僕から見える彼女の姿。
擦り合わせをして、その上で僕にしか出来ない、僕だから出来ることを考えて提案していけるようにしたいと思います。
2019年2月8日金曜日
積み重ねの大切さ~うみのいえを訪問して~
もちろん、午前中なので利用児童はおらず、職員さんの対応のみでしたが、実に有意義な時間を過ごさせていただきました。
先方も4年目を迎えたと仰っていたので、ぐるんぱと同級生ということになります。
少し前にもお邪魔して、意見交換の機会を頂いていましたが、またその時とは何倍もパワーアップしている印象でした。
対象も、目的もものすごいクリアに研ぎ澄まされていて、そこに向かって着実に、一歩ずつ積み重ねていることが伺える話をいっぱい聞かせていただきました。
今後の展望も、今していることも、僕としても共感できることが多く、「よし!僕も一歩ずつ!」と気持ちを新たに事業所をお暇しました。
「子どもたちのために」
やはりこれしかないと思います。
今日も、この言葉が何度出されたことでしょうか。
明日も「子どもたちのために」と歩きます。
気持ちのいい一日でした。
2019年2月7日木曜日
お尋ね、ご相談、あれこれ
2019年2月3日日曜日
安全基地のはずが…
特別支援学級在籍のある子の話。
彼はとってもマイペース。
自分のペースとかスペースとか、そういうものを人一倍大切にしながら生活を送ってきている子です。
それから、これはこれから練習というか身に付けていく必要に迫られる気がしますが…ストレスを感じたときに、それを逃がすというか発散していくのが、ちょっと苦手なところがあるようです。
そんな子なのですが、今年度入学してきていた、一年生にどうも相性とでも言えば良いのでしょうか?折り合いを付けにくい子がいたようです。
彼のペースとかスペースとかにぐいぐい入ってくる感じなのでしょう。
話を聞いている限り。
「やめて」「嫌だよ」ということを彼なりに伝えてきていたようですが、上級生に甘えたい1年生は、ついつい繰り返してしまいます。
決して悪気がある訳ではないのだと思いますし、その事は彼もよく分かっているようです。
だから困っているのだと思います。
一年生の気持ちはわかる。
でも僕は、しんどい。
葛藤したり苦悩したり考えたり…いろいろしてきたのでしょう。
でもちょっと疲れちゃったみたいで、今週は休んだり早退したりしたようです。
それでもプールには来てくれたから、少しでもリフレッシュして欲しいと思い過ごしました。
まぁ、直ぐに解決する話ではないのかもしれないけど、少しでもリフレッシュするのは大切だと思っています。
リフレッシュ出来ないまま、いろんなものを抱えても疲れてしまいますから。
これ、難しい問題だと思うのです。
特別支援学級は、彼の言葉で言うと「落ち着ける場所」らしいのです。
そうだと思います。
現状、多くの学校の特別支援学級は、複数の学年が同じ教室で過ごしています。
知的、情緒、病弱という具合には、分けられていることが多いようですが、学年は混在している。
そういう現状が多数だと僕は、認識しています。
そうなると今回のケースみたいに“今年”云々という話が出てくるのです。
同学年だと、多少時間はかかるかもしれませんが、お互いに知っていく時間もありますし、時間割等で一緒に過ごす時間を調整しながら折り合いをつけることをしていけることも多いと思うのです。
だけど、学年が違うと折り合いをつける難易度が少し上がってしまいます。
彼曰く、遊びも話題も共通点を見つけるのが難しい、そうです。
多人数での一斉指導、一斉授業、生活に苦手さを感じる彼にとっては、まさしく特別支援学級の教室は“落ち着ける場所”で安全基地だったのでしょう。
そこに“思わぬ”出来事というか出会いがあって、安心できない時間になってしまっている様子です。
彼自身も保護者も「ストレスを全て回避するのは無理だし、練習することも大切だと思う」という旨のことを話します。
確かにそうも思います。
でも、彼だけの問題ではないとも思えるのです。
特別支援学級って、必要な子にとってはとっても大切な場所です。
僕は、身内にも教員がいるので、学校現場がいかに頑張っているかも、割と近くで見てきています。
先生たちのせいでもありませんし、もちろん子どもたちのせいでもありません。
ただ教員の頭数を増やせば良いという問題でもありません。
子どもたちが、安心して過ごすことの出来る体制や仕組みを大人は考えていきたいものです。
まず僕の事で言えば、密な連携ということになるのでしょう。
家庭、学校、関係事業所、地域…
もしかしたらこういうことが、もっともっと当たり前に仕組みの中に組み込まれるかもしれない、という願いや期待を持ちながら、実績として、実践として積み上げていきます。
2019年2月1日金曜日
市議会議員さんとの勉強会
昨日の話にはなるのですが、午後から市議会議員さん数名とご一緒させていただきました。
と言うのも、宗像市議会議員さんの1期生の方たちが、自主勉強会を定期的に企画しているようで、今回は障がい福祉について勉強をするとのことで、上野議員から僕へご相談を頂いていたためです。
僕は、午後イチから市役所に行き、まずは宗像市の行政の方から現状というか、制度についてご説明頂きました。
これはスゴく勉強になりました。
もちろん知っている制度の話ではありましたが、現状に至るまでの経緯とか、課題とか、伺うことが出来ました。
ぐるんぱとしては、基本的には隙間を縫うということをしていきたいと思っているので、考えることが盛りだくさんでした。
その後、のぞみ園に行き、取り組みと現状のお話を聞き、施設の見学をさせていただきました。
現在は、のぞみ園の在園児さんは、生徒にはいませんが、卒園児さんはいますし、今後、生徒としてお付き合いの出てくる子どももいるかもしれません。
それこそお互いに必要に応じて連携をして、必要な支援を必要な人のもとへ届けることが出来ればと思うところです。
その後は、議員さんと共にメイトムへ移動し、僕の方でお時間を頂戴しました。
一応話の内容も準備はしていたのですが、行政の方やのぞみ園の方からの話と重なることも多かったので、急遽内容は変更(^^;
せっかくのぞみ園を見学したので、のぞみ園の施設の作りや置いてある療育道具から、「恐らくこういう狙いや目的があるものです」的な話をさせていただきました。
その後「せっかくだから」とお心遣い頂いたので、ぐるんぱの活動についても話をさせていただきました。
議員さんは、市民の代表で、代弁者だと僕は思っています。
僕くらいの話では、たかが知れているとは思いますが、僕は、こういう方たちとも交流を深めて、子どもたちや家族のありのままの姿を間接的にでも伝えていくこともしなくてはいけないと、勝手に思っています。
いろんなしがらみがあるし、いろんな価値観や考え方があるので、一朝一夕に動くものではありませんが、声を伝え続けることは本当に大切だと思っています。
ご一緒した市議のみなさま、ありがとうございました。