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2019年3月9日土曜日

ライフスキルメキメキ♪入学に向けて

未就学児のA君、彼は重度の知的障がいを持っています。
プールに来始めて8か月。

この八か月でいろんなことが出来るようになりました。
泳ぎももちろん少しずつ上達しています。
最近はビート板を自分で指先に力を入れて握れるようになってきました。
それが出来るようになってきたので、ビート板を頭の後ろに構えて仰向けに浮かんで足を動かして、背泳ぎっぽくなってきました。

ゴーグルは一進一退^^;
やっぱり怖いですよねぇ。
見える景色がガラッと変わるから。
これはじっくり。

周りの人とのコミュニケーションは、どんどん広がっています。
最初は泣いてばかりで、声をかけられれば、さらに大きな声で泣き…でも、周りの温かいまなざしに触れて、今では声をかけられれば、ニコリととても可愛い笑顔で、他の利用客や監視員さんたちのアイドル的存在にまでなりました♪

更衣室で、目につくもの手当たり次第に手に取り、自分の荷物も他人の荷物もお構いなしに、投げたり、口に入れようとしたりしていた姿も、この数か月で変わりました。
プールでの過ごし方、流れが定着してきたためだと思われます。

それから、「1.2.3.…10」と数えながら体を拭く練習をしているのですが、これも少しずつ自分でバスタオルを持ち、身体を拭こうとする意識が見え始めています。

着替えの際、脱衣は自分で出来るようになりました。
出会った頃には、指先の力が弱くて、洋服を持っても、ちょっと引っかかると指が抜けてしまってズボンを下ろすのも補助が必要な時がありました。
着衣は、パンツとズボンについては向きを揃えて床に並べると自分で座って穿けるようになりました。
靴下については、柄が描いてあればそれを目印に自分で履けるようになってきました。
(100%ではないですが、かなりの確率で出来るようになっています)


もちろんプールだけではありません。
ご家族、他の支援者の働きかけもありますし…なにより彼自身から“周りの人と”繋がりたいという願いを持っているように感じます。

彼は、4月から特別支援学校に入学です。
また新しい出会いがあり、彼の世界もグッと広がることでしょう。

環境の変化に弱い一面もあるので、しばらくは大変かもしれませんが、サポートをしていきたいと思います。

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