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2020年5月1日金曜日

レポート課題に取り組む新高1の子の話

今春、私立高校へ進学が決まったH君。
1年半ほど学習でお付き合いをしてきています。
この緊急事態宣言の影響で、入学も先延ばしにされています。
けれど、高校から課題プリントが送付されてきて、取り組んでいます。

教科のプリントと、レポート形式のプリントと、彼一人で取り組むにはなかなか難儀するであろう課題…(^^;

昨日はレポート形式の課題を持参して「行き詰まったら助けて」と。

レポートは「最近の気になるニュースを1つ取り上げて、そのニュースの概要と感想をまとめなさい」というもので、B5サイズのプリントに枠線があり、その中にまとめるものでした。
字数制限も無いし、途中に図を描いても良いとのことでしたから、分量としては負担になるようなものでは無いのですが、ニュースの選定と、それをまとめる作業、彼なりの感想を書くこと、これらは大変そうでした。
特性と経験の不足により分からないことが多いのです。
自信が持てないのです。
彼との付き合いでは、この自信を持てるように経験を作る手伝いをする、が僕の役割だと決めています。

さて、彼がスマホを使ってニュース記事を探し、選んだのはコロナウイルスが日光で死滅する可能性について書かれた記事でした。

書かれている内容は、理解したようです。
でも、それがどういうことか?ということは、変換が難しいようです。

「日光でコロナウイルスは死滅する」は分かる。
でも、例えば「どういうところは死滅しやすくて、どういうところは死滅しにくくて残るのか」という想像が難しいようです。

記事の要点はまとめられるけれど、そこに自分の考えを反映させるのは難しい、ということが起こっています。

まだいくつか類似の課題があり、僕と一緒に取り組む予定もあるので、自信の芽生えに繋がるような関わりを目指したいと思います。


ところで、この子のように学習サポートを休校期間中も続けることにしている子が何人かいます。
時間、換気、手洗いうがい、座る位置、マスク、お互いにそういうものに気を付けながら、僕の自宅の一室で学習を行っています。
民間なのに、この期に及んでまだ個別の支援をしているの?学習塾だって休んでいるじゃないか、という声があるのも承知しています(直にメールで1件来ましたし…)。

でも特別支援が必要な子にとって、中長期に及ぶ中断というのは、特に深刻になることがあります。

そういう意味でご家庭の意向があれば、出来る限り対応を目指したいと思っています。







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