ページビューの合計

2020年4月28日火曜日

何故パチンコ店も自粛する必要があるのか?清掃経験者としてパチンコ店での感染リスクをお伝えします。

パチンコ店への自粛要請も出る中(これも本当に遅かったと思います)、自粛に応じない店舗の公表に大阪府が踏み切ったのは数日前の事。

未だに営業している店舗もあり、ネットでは「パチンコは横並びだから大丈夫なんだ」という声まで残っているから驚きです。

僕は、パチンコ店での清掃をしています。
独立して収入が安定するまで、と思って始めたものですが、実はまだ在籍していて出勤する日がありました。

基本的には閉店後の清掃ですが、閉店と同時に作業開始なので、閉店ギリギリまで遊戯する客の様子を目にすることもありました。

そこで如何にパチンコ店での遊戯がコロナウイルス感染へのリスクが高いかお伝えしたいと思います。
この期に及んでまだ遊戯に行く人間がいるので、改めて整理して是非家族なんかは止めていただきたい(もう、この段になっても行く人は依存症で、その場合は、難しいとは思うのですが…)。
パチンコ店も早急に休業、という雰囲気を作る一助になれば、と。

遊戯台に隣り合って座ったときの距離はせいぜい1.5メートル。
座ったまま、互いの遊戯台を覗き合って、何やら会話できるくらいの距離しかないということを自覚してください。

・不特定多数の人が、台を共有している。
遊戯するための資金が尽きたら、当然客は帰るなり、別の台に移動するのですが、その台を店員や営業中の清掃スタッフが拭き上げる前に座っている人が多数います。
コロナの問題が出始めてから、拭く頻度を増やしたようですが、遊戯台全体を拭くのではなく、「触れている可能性の高い場所」のみを部分拭きしているだけ、のことがほとんどです。

・店内の大音量により会話は皆、声を張っている。
営業中は、店内は大音量です。
その為、客同士、店員との会話はみんな大きな声を出さないと届きません。
「マスクしてたら、口元も見えないし、声がこもるんだから外せ」というクレームまで出たというから驚きです。
こんな事態で自分の感染だけでなく、相手にもマスクを外せという人がいるという場所だと知ってください。

・インフルエンザでも遊戯に来る依存症者もいる。
毎年インフルエンザの流行時期に耳にする話です。
顔を真っ赤にしながら遊戯している人がいる、との話は店員さんやらから耳にします。
インフルエンザでも遊戯にきてフラフラになって医務室へ連れていったこともある、とのエピソードも聞いたことがあります。
出勤、出校も停止になるインフルエンザだろうが、遊戯に来る人がいる場所だと思ってください。

・遊戯台に向かって咳やくしゃみをする人がいる。
僕は、清掃時に台を拭き上げることもしますが、正面の台に向かって咳やくしゃみをして、唾などを吐きかける人もいるのです。
しかも、台までの距離は腕を伸ばさずとも届いてしまう距離、飛沫など台にぶつかった後は、周囲に拡散すること間違いありません。
下手したら横を向いて大きなくしゃみをする人だって居かねないのです。

・基本的に窓もない。
周囲はの防音の配慮のためか、換気に適した大きな窓もないです。
換気システムは取り入れて「十分な換気」を謳っていますが、ほぼ密室なのは間違いありません。

学校や会社が休業になっているのです。
パチンコ店では感染しない、というくらいなら、ここまで大がかりな対策をする必要もないという、ごく当たり前の事に目を向けて頂きたいものです。

それからパチンコ店でのトラブルというものは一定数あります。
パトカーや救急車が閉店間際に来ることもあります。
そんな中に、警官や救急隊員が入って、感染リスクを背負うなんて、馬鹿馬鹿しいにもほどがあるというものです。

多分、この他にもリスクとして挙げられるものは、遊戯したことのある人でしたら言えるでしょう。
遊戯ではなく閉店後の清掃スタッフとしての視点だけでもこれだけ列挙出来るのです。

この時期のパチンコ店営業は、断固として止めさせなければと思うのです。

0 件のコメント:

コメントを投稿