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2019年9月15日日曜日

筆箱の中身を数えることも、その子には必要なこと

学習サポートの途中で、急に筆箱の中身を広げた教え子。

まずはその中身の多さに驚くのですが…(^^;

おもむろに、その中身の鉛筆の数を数え出しました。
中身は短くなった鉛筆が溢れていました。

(今、数えなくても良いんじゃね?)

僕も思わないことはないんです。

でも、その言葉はまずは飲み込んで。

「いくつあると?」と尋ねてみました。

「うーん…58」と、教え子。

「58本もあった?すごいな」と、応えました。

「僕、頑張って勉強してきたんだよ」と。
「そうだね~、頑張ってきたよね」と返します。

「…でも多すぎるよね」と教え子。

「そうかもね~」

「すこーし捨てようかな…」

整理や捨てることが苦手な子が、随分と思い切ったことを口にしました。

保護者のニーズとしても「整理が出来なくて鞄の中も、筆箱の中もごちゃごちゃしてる」というものがあったくらいです。

僕は相槌を打っていたくらいです。

こういう言葉に行き着くということは、本人もなんとかしよう、と思っていたのかもしれません。

でも、なかなか踏ん切りというか、きっかけが掴めなかったのかな…

本当に中身と決別が出来るかは分かりませんが、「今じゃなくて良くね?」と口に出してしまうと、片付けてしまっておしまい、だった気もしています。

もちろん、ずーーっと付き合い続けるだけでも、目的が見えなくなっちゃいますから、折を見て「そろそろ勉強に戻ろうか」と声をかけることはあります。

でも、ある程度は許容して、子どもが“したいこと”をキャッチしてあげることが大切なことだと思います。

その方が、子どもだって“気になっていたこと”が棚卸しされて、落ち着くのです。

その証拠に今日、その後は、嬉しそうに時間を過ごしてくれていました。
意欲的でしたよ♪

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