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2019年10月10日木曜日

努力が実を結ぶということを感じて欲しくて

発達障がいの類いがあると、「努力が実を結ぶ」ということを体験しにくいということはよくあります。

学習はそれが“テスト”を通して結果が丸見えになる分かりやすい場面です。

僕に言わせると、例えば「計算が苦手」とか「暗記が苦手」とかみたいなことよりも「努力が実を結ばない」という体験を重ねていってしてしまうことの方が、ずっと深刻です。

ある中学生との学習。

いろんなやり方を試みてきましたが、なかなか「実を結ばない」という感じが続いてきました。

お付き合いを始めて半年近く掛かってしまいましたが、ようやく“このやり方なら!”という手応えを二人で噛み締めることが出来ました。

彼の特性もあり、苦手な教科があることは否めないです。

恐らくは、その特性に起因してなんですが…
「俺は勉強が出来ない」という思い込みで以て、他の領域にも影響が出ている節がありました。

そこで、せめて「苦手な教科がある」くらいになることを一歩目にしたいと思って試行錯誤してきました。

その一歩目になりそうな手応えを今日は味わえました。

本人の嬉しそうなこと!

半年近く付き合ってきて、あんな晴れやかな表情で帰っていったのは初めてかもしれません。

明日、小テストがあるみたいです。
結果は分かりませんが、これまでとは違う心持ちで迎えられそうですし、これまでとは違うやり方で対策も出来そうです。

次に彼と会うのは、また来週ですが、楽しみです。

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