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2019年10月11日金曜日

認めてもらえるから、次に進める

サポートに行っている保育園での場面。
11時から30分程度外遊びをして、給食の為にお部屋に戻るという時のこと。

僕が対応を求められている対象園児は2名。

彼らは、仲良しで二人で過ごす時間がとても長く、その遊ぶ時間が楽しくて楽しくて仕方無いようです。
自由な遊びから「◯◯しようね」というような設定のある時間への切り替えが揃って苦手です。

他の園児がお部屋に戻ってから10分ずれてお部屋に戻るということも珍しくない状況が続いています。

K君という子どもにフォーカスします。
今日は、若干の寄り道をして彼、独自のルートは経たものの、他児とほぼ同時刻に、お部屋の前の廊下まで戻ることが出来ていました。

僕としては、「他児と一緒に給食の準備が始められそうで良かった」というところでした。

年長さんということもあり、保育士の先生方の頭には半年後に迫っている就学の準備があります。
“なんとかみんなと一緒に過ごさせたい”“歩調を少しでも合わせられるようになって欲しい”という思いがあるようです。

だからでしょうね。
廊下までは来たけど、あと一歩、部屋に入っていない子どもの姿を見て「どうしたら良いんでしょうね…」と漏らされました。

うーん…そうか…とにかく保育者側としての困り感が先立つんですね…

そこで、その保育士さんに「でも、みんなとほぼ同じ時間でここまで戻って来られましたよね?そこを先ずは彼の一歩目として見てあげましょ♪そうする方がお互いに楽だと思いますよ」とお伝えしました。

すこし考えて「そうですか…そうですね…(子どもの方へ向かって)そうだね、K君!みんなと一緒にお部屋に戻ってきたんだもんね、良かったよね~」と頭を撫でながらお話をしに行ってくれました。

そしたらそれまで「まだ入らない」と言っていたK君は、自らお部屋に入っていきました。





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