計算の類いはかなり出来るようになったけれど、時計の読み方が定着せず、ドリルを繰り返してきていましたが、ドリルを離れて学習をする段階まで数ヶ月かけて漕ぎ着けました。
ドリルには、時計のイラストが付いているところから段階的にイラストも無くなるということになっていくのですが、ページをめくれば時計のイラストを見ながら解ける、ということに気がついてしまった彼(笑)
そこで、ルーズリーフに文章題を書いて、「自分で必要だと思う図とか時計の絵とかは書きながらやってごらん」と指示を出しました。
彼の定着度をより正確に推し測ることと、どういう考え方をしてて、どこで躓くのかを見ていくということをするには、こういう手が一番です。
こちらで1から説明するよりも、その子の分からない、躓きにだけ干渉する感じです。
正直、考え方って自分の考えやすい方法で良いと思うんです。
学校でも、そのほかのところでも「基本的な考え方」を一斉に、一律に習います。
でも、その「基本的な考え方」で理解が深まらなかったのですから、その子の考える過程に寄り添って、考えやすいルートを探すことが僕は大切だと思います。
こうやって学習サポートを仕事でしていると、自分が小学校の時に習った方法とは違う方法や言葉を使って、今の子どもたちが学習していることに触れます。
それでも、特に算数などは同じ問題であれば、同じ答えに行き着くのです。
なら、その子なりの思考の過程で答えに行き着けば良いと思いませんか?
型はめするようにして、「こう考えなさい」ではなく、「どうしたら思考が流れるかな?」と、いうのが支援、学習サポートではなかろうか?というのがぐるんぱの学習サポートです。
子どもに自由に紙面を使ってもらって、その子の考える過程を書く様子から読み取っていくのです。
教える、のではなくて本当にサポートする感じ。
その方が子どもたちも楽しそうに学習しますよ。
そして、この時間のノートを見るだけでも、彼が書き込む量が減っていくのが分かるでしょう?
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