支援をするとき、バランス感覚というのを僕は大切にしています。
どちらかに偏りすぎていないかな?と。
相手に求めすぎていないか?
こちらだけが頑張りすぎていないか?
例えば、プールではいろんな方が利用する場を使わせてもらっているわけですが、ルールやマナーはもちろん定着するように練習を取り入れていきます。
その一方で、多くの人と交わる機会があるという場は、ある種の文化が成立しているので、その文化に、無い価値観は取り入れて欲しいと思うこともあります。
例えば自閉症と知的障がいを持つ子がいたとして、ルールやマナーは守れるようになっても、周囲から「ん?なんだ?」と思われるような場面がよくあります。
そのときには「こういう子もあなたたちの住む地域にいるんですよ」「今、こういうことを練習しているんですよ」ということが伝わるような工夫をしながら、過ごしていきます。
そういうのって大切だと思いませんか?
異文化交流みたいなものです。
自分の価値観にないものが来れば驚きます。
なじむのに時間がかかることもあります。
それでも“何”がということが掴めるようになってくると、新しい文化とか習慣が根付くように思います。
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