ぐるんぱの学習サポートに通ってくる子たちの中には、算数(数学)が苦手な子も一定数います。
意外に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、数って最初は音から入るものです。
例えば小さい子どもとお風呂に入るときに「10数えてから上がろうね」と言って、数が分かっているのか分かっていないのか、という年齢の子どもたちも声に出して数を数えたりします。
その次に「具体物の数」と、それまで「唱えてきた数」の一致をさせていきます。
そしてようやく「数字」になります。
この先に四則演算などがあります。
こういう過程から考えても「声に出す」という行為自体は結構大切です。
でも算数や数学が苦手な子は自信がないので声に出したがりません。
そういう子も一緒に学習していると、口元はぶつぶつと動いている子がいます。
それをキャッチして「良いね、そうやって口にしながらだと分かりやすいよね」と伝えます。
他にも自信がないと途中式を見られたくないのでしょう。
頭の中である程度解き進めてポッと書いて、また頭の中で解き進めて…答え記入。
こういう子もいます。
声に出す。
書き残す。
これを細かにするだけでも幾分か解消される困り感というものもあります。
で、それをどうやって定着させるか?というところが大人の役割かな、と。
ぐるんぱの職員には、こういうことも考えてもらっています。
特性とかそれへの対処の理論というのは、今の時代ネットでいくらでも出てきます。
それに対して「目の前の子」に有効な手立てにすることが、現場では大切なように思います。
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