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2024年1月20日土曜日

国語って後回しにされがちかも…

 学習サポートをしていると、最初の依頼としては小学生は算数、中学生は数学と英語が圧倒的に多いんです。

でも、直に国語の時間を一定量取り入れる子が多いです。

文章を読んだり、漢字の書き取りをしたり…


なぜなら、学習自体はどの強化も日本語で進めていくからです。


国語的な力が弱いとどうしても「説明されていることへの理解が追い付かない」こともでてきますし、漢字が読めないとテキストが読めない」という問題が生じるからです。


逆に例えば算数とか数学のセンス?みたいなものが良い気はするのに、楽手が遅れちゃう子は、国語的な力をサポートすると、ある時急に「化ける」ことがあります。


英語でさえ、授業中は文法の説明でも日本語で行われますから。


国語ってアプローチが難しいかもしれません。

難しい話を読んだりする必要はありません。

その代わり「あいまいになっていないかを確認」することは大切です。

指示語が何を指すのか、その熟語の意味を明確にして確認しながら読み進める習慣が必要です。

なんなら算数や英語、数学の教科書で出てきた日本語を確かにとらえられているか確認しながら読み進めるだけでも構わないケースもあります。


とにかく日本語、国語、大切です!

2024年1月19日金曜日

美容室デビューのお手伝い

この前の日曜日。

未就学児の男の子の美容室デビューのお手伝いをしてきました。

普段はプールで関わっている子で、これまで自宅でお母さんがカットしていたとのことでした。
嫌がることが多く、これから先大変になってくることも想定されるので、早めに自宅から移行したい、というお話の中から今回のことにつながりました。

結果としては、恐らく成功だったのだと思います。

まだまだ散髪することへの理解とか、じっとしていることへの困難さがありますし、今回は僕が抱っこしながらカットという時間が長かったので、これが徐々に美容台に座れるようになってくればいいかな、と思うところです。
でも座れなくても「カットが出来た」というところは大成功でしょう。

美容師さんの協力やお母さんの葛藤、本人の頑張り…

いろんなものが寄せられた良い時間だったと思っています。

もう数回立ち合いながら、いずれは家族だけで行って散髪できるようになる道筋を探していきたいと思います。

2024年1月17日水曜日

グローバル化≠英語化

 英語が喋れるとかっこいいと思います。

僕はそれが全くに近いくらいできませんw

学習サポートをしていることもあり、中学英語の文章を読んだりするくらいはこの年でもなんとかできま。

それでも、教科学習の域をやはり出ません。


国際化、一時期はやはりアメリカに寄せる、という風潮がありましたし、日本はそういう節がまだまだあります。

じゃあ、アメリカで言うところのグローバル化というと、どうなるか?


他国を知るということになるわけです。

「他国」には当然日本も含まれるのです。


多様性とか個の尊重とか、そういうものも合わさって国際化もまた進むべきというか、ベクトルは何となく向かっているようにも感じます。


自国の文化や風土を大切にしながら、で良い。


支援ってどことなく異文化交流と似ている節があると思っている僕は、そんな風に思ったりもします。

2024年1月16日火曜日

本当はみんな気になっていて思いを伝えたい

新年、ぐるんぱの活動も始めて2週間程度になります。

まだ今日がレッスン初めの子もいて、年末年始のお話をして導入する子もいたりするわけです。

今日がレッスン初めだった子が地震について語り始めました。

知的障がいも持っている子で、普段はひたすらに自分の一日の過ごし方を、話しまくるタイプの子です。
周囲の様子というよりも自分のことの発信が多い感じになります。

そういうタイプの子が「お正月は地震がありましたねぇ」と話し始めて、少し驚いたのですが、「そうだね、どんな風に思った?」と尋ねてみました。

普段なら話題が変わって、全然違う返答をしかねない子です。
ですが今日は「怖かった」と。
ハッキリ答えてくれました。

続けて「どう怖かった?」と尋ねてみました。

「家がいっぱい壊れてて怖かった」と。

こんなに質問に的確に答えることが少ないので本当に驚きましたが、それだけ外への関心が芽生えてきている事と共に、自分自身の想いを表現できるようになってきているのだと正直感心しました。

本当に現地では今もなお、大変な思いをしている方が大勢います。
連日報道もされていて、みんな気になっているんですよね。

今書いた子がそうやって語り始めたので、次のレッスンの子には、こちらから「自身のこと知ってるよね?どう思う?」と尋ねてみました。

すると、「大変だなと思った。寒いのに避難生活というのは辛いと思う」と答えてくれました。
そして、そのまま「自分が被災したら」とか「オレは好き嫌い多いけん、避難したときに食べれなかったらどうしようとか考える」とかそんな話をし始めました。

それから最後は「『大変だよね、毎日大切にしましょう』という話はいろいろされたけど、こうやって『どう思う?』って聞かれることは少ない」とも聞かせてくれました。

まぁ、環境によるでしょうが、本当は、大人が色々と語り合ったりするように、子どもたちも社会で起きていることについて関心はあるし、それを誰かに受け止めて欲しいとも思っているんだと思います。

ちょっと自分自身の関わりも反省がありました。
子どもたちの想いを聞き出すことを疎かにしていたな、と。


子どもたちを「癒す」みたいなことは僕は苦手かもしれません。
でも、想いを抱え込ませないという事くらいはできる距離にいるとも思っています。
子どもたちとのやりとり、会話に必要以上にタブーみたいなものを生み出さないということは、ぐるんぱとしてはやっていきたいです。

2024年1月11日木曜日

学習状況を見るというのは…

少し前に学習サポートに来る子どもたちの筆箱が小さい、ペンも短いという話をしたと思います。

昨日学習に来た中学2年生男子は、気になるほどの大きさではありませんが、中身は以下の通りでした。

シャープペンシル2本
替え芯1ケース
消しゴム1個
3色ボールペン1本
定規

決して悪くはないですが、「もしも」の時に弱い中身です。

中学生くらいだと当たり前ですが、使っているシャープペンシルも比較的安価で、一緒に過ごしている間にもしょっちゅう芯詰まりを起こしてしまいます。

3年生目前、少しずつ入試や進路のことを意識し始めています。

そんな彼が、昨日も一緒に学習している間に芯が詰まって困っていました。

そこで「シャープペンシルだけでなく、鉛筆も数本入れておくと安心感につながって、落ち着いて試験とか受けられるようになるかもよ」とアドバイスをしました。


本人は「これまでも学校の試験で芯が折れたり詰まったりして困ったことがあった。それは良いかも」と目を輝かせました。

一緒にいるときに学習状況を見る。
学習サポートの基本ですが、「学習状況」が「内容理解」だけではないという事だと思います。
不安、葛藤、悩みを抱えながら学習をしている子どもたち。
彼らのそういった重荷を少しでも軽くするということを広い視野で考えていきたいものです

2024年1月8日月曜日

「インクルささぐり」のことも

 インクルささぐりの現場も預かっているので、そちらのことも。

インクルささぐりのFacebookに投稿したものを再掲します。



明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
1月4日よりインクルささぐりもお仕事を始めております。
今年も頂いたお仕事に、誠意と真心を持って取り組ませていただこうと思います。
インクルささぐりはPC業務を得意とする事業所です。
データの入力や整理、それに加えて分析まで行えますので、業務改善をお考えの企業様、個人事業主さまはご相談ください。
また、「人を雇うほどでは…」みたいなお仕事の受託もお任せください。
事業所運営としては、利用者様の自立支援に真面目に向き合う事業所として、受託業務を唯々こなす日々にするのではなく、様々な取り組みをして参りたいと思っています。
おとなのSST
マナーアップ講座
レクレーション
などで、「継続」できる心身の土壌を耕す現場にしていきたいと思います。
更に地域交流として
地域向け講座
を引き続き定期開催していきたいと思います。
就労支援として直接的に利用者様の利益につながるかという問題とは別の軸かもしれませんが、事業所内を「小さな社会」としていくために必要なことと感じています。
いろんな軸で物事を見つめ、地域貢献、社会貢献できる事業所としてレベルアップしていけるように、スタッフ、利用者様とともに歩んで参ります。
お気軽にお問い合わせくださいませ。

「したい」に従って動く1年に。

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

ぐるんぱも立ち上げから丸8年、9年目突入となりました。

思い描いていたように言っている部分、言っていない部分…いろいろあります。
今年は、この「思い通りに言っていない部分」の強化のために動く一年にしようと思っています。

この1年、プラプラと暇をしていたわけではありませんでしたが、「しなくてはいけない」という優先順位で物事を推し進めてきた感じがあります。
「したいこと」の優先順位に従って働いてきた僕としては、珍しい1年でした。

再び今年は「したいこと」に従って動いていきたいと思います。

仕事の仕方も、時間の使い方も。


人とも会いたいし、学びもしたいし、もちろん働きたいし。

もともと落ち着きなく何かを常にしている人間なので、いろんなお誘いもお待ちしています!