1985年生まれ福岡県宗像市在住。西南学院大学国際文化学部卒業。 2008年福岡県警察に入職するが突発性難聴を発症し退職。 難聴や精神の落ち込みを様々なサポートで乗り越え、支援者という立場に回りたいと考え、2009年障がい児者支援団体に就職。障がい児者に療育的プール活動と学習支援活動を提供する指導員として勤務。 2016年福岡県宗像市で療育活動を提供する知的・発達障がい児者支援団体「ぐるんぱ」設立。知的・発達障がい児者、その他困り感を抱える子どもたちへの療育的プール活動と学習支援活動、福祉事業所顧問、保護者学習会主催などの事業を展開。一般企業へも発達障がい啓発・対応研修も行う。 「オムツの取れなかった10歳児がプールを始めて3か月でオムツが取れた」「家庭学習が定着した」「自傷・他害行為が減った」「従業員の仕事効率が上がった」など各家庭や社会生活に寄り添う支援を実践。 お問い合わせは、下記のいずれかへどうぞ。 メール:gurunpa.munakata@gmail.com 電話:090-5724-0660 ぐるんぱHP:http://gurunpa-munakata.jimdo.com/
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2019年3月30日土曜日
お兄ちゃんへの階段を上るからこそ
2019年3月27日水曜日
【絵画レンタル事業】最初のラインナップご紹介
早速、興味があるという複数の方からお問い合わせがありました。
これから契約等に向けた詳細を準備をして、いよいよ開始と言うことになりそうです。
さて、昨日のことにはなってしまうのですが、作家さんの元へ行き、絵画を購入してまいりました。
手元に本事業の最初のランナップが揃いました。
少しずつ、作品も、お付き合いをする作家さんも増やしていきたいと思っています。
契約してくださる皆様には、そういう楽しみも含めてお届けしていくことを目指していきたいと思います。
この事業について、少しずつ少しずつ準備をしてきているのですが、今日は現時点で決まっていることについてご報告をいたします。
・絵画は、2か月に一度入れ替えをしていきます。
・月額5000円。
・設置場所には、作家さんのプロフィールを併せて紹介をしていきます。
・契約先の店舗情報等を絵画の入れ替えとほぼ同時期に、定期的に、ブログやSNSでご紹介させていただきます。
・設置する中で気に入っていただいた絵画については、希望に応じて販売もいたします(多くの契約年月の制限は設けていきます)。
まず、契約先に関わらず、この点は共通事項として決定いたします。
おそらく設置場所等によって、都度その他の詳細を詰めることも必要だと思いますので、そういうことへ向けた準備もしているところです。
大まかにはこういう内容です。
ここでこれ以上詳細を記載しても大変だと思いますので、都度お問い合わせください。
さて、おそらく皆さんが一番気になっているであろう作品のラインナップの紹介をしていきます。
2019年3月9日土曜日
ライフスキルメキメキ♪入学に向けて
プールに来始めて8か月。
この八か月でいろんなことが出来るようになりました。
泳ぎももちろん少しずつ上達しています。
最近はビート板を自分で指先に力を入れて握れるようになってきました。
それが出来るようになってきたので、ビート板を頭の後ろに構えて仰向けに浮かんで足を動かして、背泳ぎっぽくなってきました。
ゴーグルは一進一退^^;
やっぱり怖いですよねぇ。
見える景色がガラッと変わるから。
これはじっくり。
周りの人とのコミュニケーションは、どんどん広がっています。
最初は泣いてばかりで、声をかけられれば、さらに大きな声で泣き…でも、周りの温かいまなざしに触れて、今では声をかけられれば、ニコリととても可愛い笑顔で、他の利用客や監視員さんたちのアイドル的存在にまでなりました♪
更衣室で、目につくもの手当たり次第に手に取り、自分の荷物も他人の荷物もお構いなしに、投げたり、口に入れようとしたりしていた姿も、この数か月で変わりました。
プールでの過ごし方、流れが定着してきたためだと思われます。
それから、「1.2.3.…10」と数えながら体を拭く練習をしているのですが、これも少しずつ自分でバスタオルを持ち、身体を拭こうとする意識が見え始めています。
着替えの際、脱衣は自分で出来るようになりました。
出会った頃には、指先の力が弱くて、洋服を持っても、ちょっと引っかかると指が抜けてしまってズボンを下ろすのも補助が必要な時がありました。
着衣は、パンツとズボンについては向きを揃えて床に並べると自分で座って穿けるようになりました。
靴下については、柄が描いてあればそれを目印に自分で履けるようになってきました。
(100%ではないですが、かなりの確率で出来るようになっています)
もちろんプールだけではありません。
ご家族、他の支援者の働きかけもありますし…なにより彼自身から“周りの人と”繋がりたいという願いを持っているように感じます。
彼は、4月から特別支援学校に入学です。
また新しい出会いがあり、彼の世界もグッと広がることでしょう。
環境の変化に弱い一面もあるので、しばらくは大変かもしれませんが、サポートをしていきたいと思います。
2019年3月5日火曜日
【新規事業のお知らせ】絵画のレンタル事業を始めます
事業内容はタイトルの通りです。
お尋ね等は、永田までよろしくお願いいたします。
メール:gurunpa.munakata@gmail.com
電話:090-5724-0660 永田携帯
ぐるんぱで、障がいを持った方たちが作成したアート作品(主に絵画)を買い付けていくつもりです。
それを地域の飲食店、美容室など…地域の人たちが足を運びやすい場へレンタルをしていきます。
(個人でご家庭での鑑賞用の場合は要相談)
これは、「出来るだけ地域で」「出来るだけ地域と」ということを掲げてきたことの先に見出したものです。
それぞれに個展を開催している作家さんがいらっしゃるのも存じ上げていますが、美術や障がい福祉に興味のある人たち向けとなっていることが多いのではないでしょうか?
そこで「誰もが訪れる可能性のある場所へ作家さんの世界観を」という思い乗り出してみることにしました。
ここまでは比較的「ぐるんぱ目線」の話です。
もう一つ、僕はおかげさまでいろんな方といろんなお話をする機会に恵まれています。
飲食店や美容室の経営者の方たちともお話することがあります。
その中で「店内に絵画を飾りたいけれど、絵画は高価」「一度抱えると店内のイメージチェンジを図ったり季節ごとのイメージ作りがしにくくなる」という声を少し耳にしまして(“少し”なんでニーズをどれだけ掴めるか分かりませんが^^;)。
そこで絵画を複数点買い付けて、数か月ごとに絵画の入れ替えをしていくというサービスで考えております。
また、絵画の設置に際して、作家さんのプロフィールも添えて、“ファン”を増やすきっかけにしたいと考えています。
目にした人たちが作家さんのことを調べて、絵画を直接買い付けたり、商品化されているグッズなどを購入するきっかけになったりすれば、創作活動の支援にもなるだろうと思います。
ぐるんぱも立ち上げから丸3年。
4年目です。
生徒数も少しずつ増えてきて、「次のステップ」を考えてきていました。
いくつか構想があるのですが、まずはこの企画から動かしていくことにします。
これまで自分が直接関わる人たちへの支援でした。
それを通して「地域づくり」「風土・文化づくり」が出来ると信じてきました。
その方向性が間違いではないという手応えも感じることが出来ていますし、信じています。
ただ、支援を通してみてもらうことが圧倒的に多いので、「特別なことをしている」と第三者の目に映ることも少なくなかったように思いもします。
そこで、「何気なく多様な世界観に触れられる方法は?」と考えて、尚且つ事業として成立する可能性があり「ぐるんぱをステップアップさせるために出来る方法は?」という要件を満たせそうなことを絞って、今回の事業に行き着きました。
資金を集める方法としては、ほんとうにいろんなアイデアを考えましたし、知恵も頂きました。
でも、「お金さえ集められれば何でもいい」とはやはり思えなくて、「ぐるんぱらしい」というところを捨てきれませんでした。
なのでこのやり方です。
今日の午前中、ある作家さんのご家族とお会いし、事業の概要と僕の思いをお伝えし、購入した絵を商用利用する確認と承諾を得るためにお話しをしてきました。
企画にご理解を頂き、9割スタートを切れることが決まったので、ご報告をいたします。
実際にこちらで買い付ける作品については、来週作家さんご本人とお会いし、作品を生で見させていただくことになりました。
その中で購入する絵画を選定し、決まり次第、またご紹介をしていこうと思います。
絵画を飾りたい、空間デザインに一工夫したい、お客様にこれまでとはまた違う価値ある時間を提供したい、それから障がい福祉に興味がある…
そんな店舗経営者の皆様、いかがでしょうか。
当面は宗像を中心に車で小一時間程度で伺える範囲を取引先として考えております。
少しずつ、ホームページも更新していくつもりです。
興味のある方は遠慮なくおたずねください。
2019年3月3日日曜日
お兄ちゃん心
2019年2月28日木曜日
誕生日って嬉しいよね^^
プールに来ている小学校6年生の男の子。
明日、誕生日を迎えるそうです。
今日はプールに来た時からすでにワクワクが止まらない様子(笑)
ずっと文字通り「浮足立った」様子で、跳ねるようにして歩くし、小走りになるしで、なんとも可愛らしい姿でした。
内心微笑ましく眺めているのですが、やはりプールの施設の中では小走りなども控えていかなくてはいけません。
通路は狭くて、人とぶつかったら大変です。
特に高齢者の方も利用しているから、小学校高学年男子がぶつかったらあっという間に転倒してケガをさせてしまうかもしれません。
プールサイドでは、滑って転倒する可能性もあります。
もちろんそもそも施設を利用するにあたっての決まりごとの中に「プールサイドは歩く」ということがありますしね。
そこで僕は、このワクワクを損なわずに、この小走りを止める方法は?と考えるわけです。
もうこれはお喋りしかない!と思いました。
内から溢れるものが小走りとして表出しているのであって、表出の方法が変えられればというところだと思いました。
誕生日の過ごし方、プレゼント、ケーキ…とにかくワクワクの要素を一つずつ、聞いていきました。
本人もとても楽しそうに話します。
話をしていく中で思っていた通り、行動は少し落ち着きを見せました。
それはそれでよかったのですが、一つ気づきがありました。
彼が「どう伝えれば良いのか分からないんだよ」という言葉を漏らした瞬間がありました。
どうやら明日が誕生日だと知っている周囲の人たちが、やはり誕生日についていろいろと尋ねてくるそうです。
それについて、「どう話せばいいのか分からない」「どう伝えれば良いのか分からない」のだそうです。
なるほど。
確かに言われてみれば難しいかもしれない。
そこで1つずつ、質問を細分化して聞いていくことをしました。
すると、最初は「プライベートなことだから話したくない」と胡麻化していたことも楽しそうに話して聞かせてくれました。
そう。
嬉しいことだって、分かち合いたいという気持ちがこの子の中にもしっかりあるんです。
でもその伝え方が分からないから、黙ってしまって、表現の術が身体を動かすことに寄っていってしまったというだけのことなんですね。
なんだかとっても素敵な場面に立ち会えて、得した気分になりました。
本当におめでとう。
素敵な中学生活がスタートすることを願っています。
【お尋ね】未就学児の親子レッスンのためにプールを使わせていただける場所を探しています
複数組の小グループで親子レッスンをしてくれるところを探しているようでした。
ぐるんぱの現状として、親子レッスンはしてきていません。
一組ずつであれば直ぐにでも対応が可能ですが、複数組というところで、これまで活用してきた場所の都合もあり、直ぐにはお受けすることが出来ませんでした。
そこで今、スイミングスクール、スポーツジムなどプールを所有している民間の施設で、「障がいを持った未就学児とその親での親子レッスン」のために場所を提供してくださる場所を探しています。
このブログをどういった方々が読んでくださっているか分かりませんが、もしお心当たりがある方は情報提供いただけると助かります。
あるいは、そういった施設の施設長さんや職員さんで「うちの施設使ってもいいよ」というお申し出があれば、ぜひお寄せ下さいませ。
遠賀方面で、そういうニーズが高まっているそうです。
障がいを持っていて、民間のスイミングスクールでのレッスンに参加が出来ない、という現状があるようです。
福祉的視点とサポートが必要なケースで、ぐるんぱへお問い合わせがありました。
もし場所が見つかれば、ぐるんぱだけでなく施設の方へもメリットのある条件をご相談させていただければとも思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。