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2021年2月20日土曜日

支援とか立場とか脇に置いちゃえ~!(^^;

今日学習サポートに来ていた中学生。

学習サポート、と言いつつ、もう数ヶ月は学習が出来ていません。

それでも保護者の方は、学校に行っても寝ているだけらしいから、他の人との接点を持てていない。
ここで少しでも人と関われたらと思うし、親に話したくないこともあるかもしれないから。
と、連れてきてくださいます。
もちろん休んでしまう日もありますが、来られたら、自分の足で歩いてきますし、僕の事は嫌いじゃないと言って、毎回、少しは話をする時間を取るようにしてくれます。

それでも毎回、来てもどこか落ち着かず数十分はうろうろしていたり、1人で考え事をしたり、爪を噛んだり…


僕自身、いわゆる学習はしなくても良いと思っていますから、遊びを用意したり、話の種を用意したりしています。
学習する、と意欲を示した時に迎えられる用意もしながら。

“待つ”という支援です。

特にこの2週間は、気候や学校での出来事もあり、全く僕を寄せ付けませんでした。
(場所には来るから、その姿を見てほしい、というサインと僕は受け取っていました。)

今日もそうやって1人で過ごそうという感じでした。

ただ、今日は見るからに体調も情緒も調子が良さそうでした。
なのに、ここ2週間の習慣で、「僕はこれで良い」と決めつけているかのようにして、僕の事を無視しようとします。

近づくとあからさまに目を背けます。
そして、 僕が離れようとするとまた自分のペースで鼻唄を歌い出したりまでします。

10分毎に経過時間を伝えるということと併せて声をかけに行きました(これは本人からの要望で、経過時間と残りの時間を教えてほしいとの事だったので毎回しています)。

なのにその態度で、僕もちょっとカチンと来ちゃいまして(^^;

「ちょっとさ、スッゴい感じ悪いわ、今日の君は」と(支援とか脇に置いちゃえ!僕という人間を伝えたる!)って思って、今日感じたことを全部一気にぶっちゃけてやりました(笑)

で、10分近く(長っ!)話をしまくりました。
途中で「ちょ、なんだか頭痛くなりそう」と訴えもありましたが、「いたく“なりそう”なんやろ?まだ痛くないけん、大丈夫!まだ僕の思いを伝えきっていないから最後まで聞きぃ。」と遮って伝えまくりました。

そして最後に「今日はもう先生だとか支援者だとかそういうの抜きにして話をさせてもらったわ。自己中で悪かったなとは思うけど、立場もどうでも良いと思ったし、今日の事であなたが僕との時間を止める、って言われても良いと思いながら言わせてもらったわ。以上!」と打ち切りました。

10秒くらい間があって、彼がおもむろに立ち上がって、荷物を置いた机の方に向かいました。

さすがに、?キレた?「帰る」とか言い出すかな?とか思いました。

でも彼は椅子に座り、顔を明るくさせながら「なんかいろいろ言われて頭の中のホコリが払われた感じ」と(^^;

で、「またホコリがたまるかもしれないけどその時には宜しく」と(^-^)
(なんかよく分からんけど結果オーライw)

その次に彼が話し始めたのは学校のこと。

「学校は、僕が頑張ったところを褒めてくれないし、どうでも良いところで変な褒め方をしてくるから気持ちが悪いし、腹が立つ。バカにされているみたいで」

と。

「永田先生は、褒めたり怒ったり普通」

とも(^^;


多分、彼は、等身大の自分を見てほしいんでしょうね。

この後にまた少しやり取りをしたのですが、この一年で、僕が見た中では、1番にこやかな顔で帰っていきました。



支援とは言い難い時間だったかもしれないけれど、記録まで。

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