このブログでも度々書いてきている、学校生活が上手くいっていない子です。
教科学習をすること自体を目的にしているわけでは無いけれど、本人の希望や願い、それからご両親の願いとしても、進学ということがあるので、「学習が目的では無いけれど、機会は逃したくない」と思いながら待ち続けていました。
前回、数ヶ月ぶりに10分学習を一緒にすることが出来ました。
今日、来てから数分は「車酔いした」とのことでエンジンがかかっていませんでしたが、待ちながら「今日は学習を少しやろうと思う」ということを伝えていました。
10分後、(僕も背中を押すような声かけはしつつですが)自分の意思と足で席に向かっていきました。
それから、こちらで用意していた英語の教材に取りかかり始めました。
英語も問題に向かうのは本当に1年近くぶりかも知れません。
be動詞の問題、英語の本当に最初に習う辺りですが、すっかり抜け落ちてしまっていますが、「あぁ、そういえばそうだったな」と手応えを感じながら、ドンドンと問題を解いていました。
「これはこういうこと?」と尋ねてきてくれるのもまた、僕としてもとても嬉しい時間でした。
こうやって過ごせると休憩中にお喋るするときの声も実に穏やかなものになっていました。
本当の休憩、感が感じられました。
学習をしていないときは、多分何もしていないときもオフにもなりきれていなかったのでしょうね。
充実感がそうさせる、と言う風に僕は見ています。
そういう意味で、学習の機会が彼には必要なようにも改めて思いました。
待ち続けるのも正直、歯がゆいものがありましたが、本当に良かったと思います。
無理矢理やらせるのは簡単でした。
声を荒げたり、手を引きながら席に着かせるということも手立ての選択肢として無いわけではありませんから。
でも、それじゃ駄目だという気がしていて、とにかく待ちながら機会を伺っていました。
ぐるんぱの学習サポートでしたいのは、こういうことなのだということを改めて確かめられました。
結局僕のためになっているのかな?それでも良いか(笑)
目の前の彼がとってもいい表情で帰って行ったから、それが全て。
0 件のコメント:
コメントを投稿