今のご時世と照らし合わせると「効率が悪い」ということになるのかもしれません。
「枠組み」を作ってしまい、その中に当てはまるもののみを管理するということをすれば、それは楽かもしれません。でも、僕はそれを「効率が良い」という風にはとらえることが出来ません。
支援ということを考えた時に、「効率が良い」とはどういうものか?
僕の中での一つの答えは、「相手にわかってもらう」ということなのです。
自分視点だけで管理を行い、相手を置き去りにしてしまうことはどうしても避けたいのです。
相手がきちんと理解をして、自分で歩みだすためのエンジンを作っていくのがぐるんぱの目指す支援です。
時間がかかっても構わないので、相手が自分で歩み出すための足の踏み出し方を考えて、「こうすれば歩き出すことができる」という方法が見つけられたらいいと思うわけです。
その方法は人それぞれだと思うので、個別に支援が必要なのです。
例えば「頑張る」という言葉を聞いたときにひとそれぞれにイメージを抱きます。
ある人は力こぶと共に力いっぱいやることを思い浮かべ、ある人はものすごい速さで作業をこなす姿を思い浮かべ、ある人は残業を思い浮かべ…「頑張る」という一言でもイメージが多様なのです。
抱える悩みや困難さともなると、それはもう複雑極まりなく、一人として一つとして同じものはありません。
それに対して予め枠を用意して、「これでどうでしょう」と提案するのではエンジンは出来ません。
枠を取り外されて、自力歩行を始めようとしたときにエンジンがかけられずに結局進めず…場合によっては、自信を失い後戻りしてしまうこともあるかもしれません。
(別に後戻りがいけないわけではありません。それに対してのフォローも用意できればいいのですがね。)
そうやって最初から枠にはめるのではなく、その子、その人が抱える悩みやつまずきの本質がどこにあるかを考え、それを練習で克服するのか、他の長所でカバーするのか…
そういうことは個別でしか考えられません。
一人一人に合ったエンジンを作っていくお手伝いが出来ればと思っているのです。
文章で上手く伝わるかわかりませんが、こうやってぐるんぱの想いも綴っていきます。もっとお話を聞いてみたい、ということがあればお気軽にどうぞ。
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