今年度中学に進学した男の子との学習。
兄弟児が病弱であることとか、保護者の仕事柄とか、諸事情でお休みしていましたが、今月、数ヶ月ぶりに学習サポートを再開しました。
保護者からも「まだコロナのことは頭にあるけれど…」と前置きはありつつ、彼の近況を聞く限り“待ったなし”という感じ。
それで再開し、訪問してきたわけですが…
当日、保護者は仕事のため不在。
家には、彼と僕の2人だけでした。
家にお邪魔して荷物を置いたところで彼が「先生、握手していい?」と。
もちろん。
手を差し出して握りました。
とても力強い握手をしてきました。
また宜しくね、と伝えると「はい、宜しくお願いします!」と。
以前は敬語とか丁寧語とか使わなかったというか使えなかったという感じの彼がほんの数ヶ月で言葉遣いまで変わっているくらいですから、大変だったのでしょう。
大変だった?
「はい、めっちゃ大変でした」
そうかぁ、そんな時に来てあげられなくてごめんなぁ。
「いえ、大丈夫です。お母さんから聞いてるかもしれないけど、勉強がめっちゃ大変で…」
うん、聞いてるよ。
また一緒にやっていこうね。
そう、声をかけて頭を撫でてやると(中学生男子ですが必要かな、って感じて)、目に涙を浮かべていました。
本当に大変だったのでしょうね。
「頭を撫でてもらうのって久しぶり」
とちょっと照れ臭そうに言っていました。
そう、中学生ともなると、撫でてもらう機会はほとんどありませんよね。
親にだって、そういう甘え方はなかなか出来ないお年頃でもあります。
「もう一度握手していい?」
彼の精一杯の甘えでしょう。
もう一度ギュウッと。
それから最近の彼の困り感をヒアリングしながら、方針を決めていきました。
コロナ云々で、接触も良しとされない風潮がありますが、子どもたちにはゼロ距離のコミュニケーションが必要なんですよね。
それは年齢とかにも関係なく。
オンラインだけでは守れないものの1つでしょう。
やはりぐるんぱは、この路線。
こういう僕のこだわりが、事業主としての事業展開のスピード感を奪っているという自覚はあるのですが(笑)
性分ですな。
0 件のコメント:
コメントを投稿