昨日、ぐるんぱを4年間利用してくれていた中学生が、ぐるんぱを卒業していきました^^
来年度いよいよ中学3年生。
出会った頃はちょっとしたことでメソメソしていた彼も中学に入り、卓球部に所属して、少しずつたくましさともいえるものを身に着けてきました。
性格はとても真面目で、まっすぐ、そして何より本当にやさしい。
小学校時代は特別支援学級に在籍していて、中学からは、籍は特別支援学級に置き、通常級で学習をする機会を徐々に増やすことに向けてに取り組んできました。
1年かけて確かめて、2年生からは通常級に籍を移して頑張ってきました。
小学校時代、学習状況はやや遅れていましたが、中学入学後は持ち前の真面目さと頑張りで、学習の進捗については1年でほぼ取り戻し、2年生になったときには、成績が学年順位としても上がり始めたほどです。
ずっと、授業のように学習内容を説明する時期があったのですが、去年の10月くらいだから、中2に進級して半年くらいということですかね?
そのころには、ぐるんぱの学習でもテキストを渡して、解いたら自分で採点までする。
解説を見て分からないところを一緒に確認する。
そういうやり方に移行してきました。
十分自分一人で学習する力もついてきました。
そこで、年末に保護者の方にも本人にも
「学習の困り感って最近減っているんじゃないですか?」
「もちろん、ここがあって安心するって思っていただいているのであれば、続けてもいいけれど、もし高校進学に向けて選択肢をもっと広げたい、受験に向けてもっとがっつり勉強したいというのであれば、学習塾に切り替えるのもアリだと思います。」
「そこまでなくても、自分で学習も出来ているようだし、自宅学習という道もあるかもしれません。中学生活残り1年となるので、ぐるんぱ以外の道も考え始めてもいい時期かもしれません」
とお伝えしました。
数週間後、彼の持ってきた答えは「3月でぐるんぱを卒業しようと思います」でした。
「そして、残り数か月部活を全力でやっていく」
「部活に打ち込んでも余裕がありそうだったら新学期から学習塾も考える」
「やっぱり今は部活だけと思ったら引退するころまでに塾、という風にしようと思う」
と言い添えてくれました。
そうか、と僕もうれしく受け止めました。
そして、昨日がぐるんぱでの最後の学習。
時々テキストから目を上げ、こちらを見てニコリとして、「あぁ、やっぱりちょっと寂しいな」と漏らしたりもしますが、「でも頑張ろっと」とまたテキストに目を戻す。
こういう1時間でした。
最後の5分くらいを使って、出会ってから長かったね~、とおしゃべりをして過ごしました。
ぐるんぱに来たくない、辞めたいって思った時期ってぶっちゃけあった?と意地悪な質問もしてみましたw
でも「勉強難しくていやだと思った時期はあったけど、ぐるんぱは安心してこれた」と少し大人びた答えが返ってきて、ここでも彼の成長を感じました。
最後、お母さんがお迎えに来てお互いに「本当に長い間ありがとうございました」とあいさつを交わしたら、お母さんが涙ぐむものだからこっちまで涙腺が緩んで…
本当にいい出会いでした。
それから、一昨年くらいから「途中退会」というより「ステップアップ」「卒業」という形に近い子たちには、僕の名刺を彼らに渡しています。
「何かあればいつでも事務所に寄りな」
「困ったとき、家族にもなかなか相談しづらいことがあったら連絡して」
と。
みんな嬉しそうに受け取ってくれるのがまたたまらないんです。
頑張れ!
はい!
でハイタッチしてお別れでした。
こういう瞬間、ぐるんぱをやってきて本当に良かったと思えるんです。
がんばれ!
いつも応援してるぞ!
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