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2019年4月29日月曜日

お母さんたちのスキル発掘

今、ぐるんぱのパンフレットをある方に作成してもらっているところです。

その「ある方」というのは、ぐるんぱの生徒の保護者(母親)です。

このお母さん、以前は広告代理店でお仕事をしていたとのことですが、子どもが生まれてから仕事を離れて、今は別の仕事をパートタイムでしているようです。

このご家庭は、ご夫婦で交代と言うか、どちらかがプールへ引率をしてくださっています。

お父さんとお話している折、お母さんがそういう経歴を持っていることをお話してくださいました。

そこで、思い切ってお母さんへパンフレット作製の件を打診してみました。
もちろん、お仕事として、です。

すると、お母さんの方でも「そういう仕事が好き」という言葉と共に、快くお引き受けいただきました。

お忙しいとは思いますが、お願いする運びとなりました。

ゆっくり、ゆっくり打ち合わせをしながら取り組んでいただいています。


ぐるんぱのパンフレットはもともと僕自身の手作りからスタートしているのですが、それもそろそろ作り変えたいな、と思っていたところです。

そこへお母さんの話が耳に入り、「ぐるんぱのことを知っている方にお願いできたら良いのに…」とかねてより思っていたことを形にできそうだ、という次第です。


ぐるんぱの保護者の中には、結構こういう方がいらっしゃいます。
(世間を見渡すと、ぐるんぱの保護者に限った話でもないことは確かですが)

子どもの生まれる前は別の仕事をしていたけれど、子どもが生まれて、その子供が障がいを持っていて、家を空けることが難しかったり、万が一の時にはいつでも子どもの元へ駆けつけられる態勢でいないといけないという方が。
その為、フルタイムで正社員として働くことが出来ない、あるいは一時的にでもパートタイムに切り替えないと働けない、という方が。


とてもすごい、と言うか素敵なスキルや経験を持っている方が、社会には潜在的にたくさんいらっしゃいます。
そういう方たちの現況を踏まえながら、「可能な形で」というところさえ探っていくことが出来れば、初めは小さなことからかもしれないですが、社会を動かすことだってきっとできるはず。


2018年7月10日火曜日

手をつなぐ会の「まなぼう勉強会」

今日は手をつなぐ会の「まなぼう勉強会」でお話をさせていただきました。

今回僕が設定したテーマは「親だってそのままで良い」。
保護者向けに構成した自己肯定感のお話です。

持ち時間が30分というところだったので、どんな話にしようかと考えましたが…

僕が今日話の中でお伝えしたかったのは「親も子も尊ばれるべき、愛されるべき存在である」ということ。

想定される聴講者のほとんどが保護者ということもあり、役員さんとの打ち合わせで「お母さんたちがホッとできる」「安心できる」というキーワードを出されたのが僕の中に引っかかりまして、こういうテーマにしました。

と言っても、大した話が出来るわけではないので、ぐるんぱの活動をしていて保護者にどういう心持で僕が向かっているのかという話に近かった気もします。

実際に寄せられる保護者の悩み、そこへの僕のアプローチ。


イメージしていたのは、聞いてくださっている方から悩み相談が寄せられて、そこへ僕の考え方をお伝えする、というような感じでした。

勉強会という場も踏まえて「自己肯定感って?」みたいな話も少ししましたが、今回はやはり「ホッとしてほしい」というところを大切にしたかったので、ロジカルというだけでなく、ハートフルな面を出したいと思って望みました。

僕がイメージしていたことが届いていれば良いのですが^^;

これまで何度か人前でお話をする機会を頂いてきましたが、もしかしたら一番ぐるんぱらしい、永田らしい話題だったかもしれないと思っています。
帰った後に穏やかに、自分や我が子がいとおしく感じてもらえてたら嬉しいな、とそんなことを考えているところです。


その後、メイクハッピー&ピースの井本先生も発達障がいについてお話をされて、会の後半は茶話会になりました。
普段接する生徒の保護者とも違う保護者の方たちとテーブルを囲んでお話するのは、学びになります。
人の数だけ、悩みも思いも喜びも愛もあるのだと改めて感じます。

こういう声や思いに触れると「すべきこと」「したいこと」がクリアにもなって、活力にもなります。

なので、明日からもまたぐるんぱらしく、永田らしくボチボチ歩んでいきます。

2017年12月1日金曜日

「全く一緒じゃないかぁ!」

「『全く一緒じゃないかぁ!』って思っちゃうんです」

今日(日付的には昨日か)は午前中、保護者と面談をしていました。
ガッツリ2時間半、お話していました。
色々と最近の様子が気になる中学生Kさんのお母さん。
話の途中で、お母さんの口から出てきた言葉です。

Kさんへは先日も夜に急遽、「自学」の手伝いを通して訪ねたのですが、その折、お母さんの様子もちょっぴり気になったので、「お時間あるところでお話ししましょうか?」と提案したところ、今日になったという次第です。

具体的な場面まで出てきた訳ではありませんでしたが、話がお母さん自身のもう少し若い時分、あるいは学童期へと及びました。
(お母さんがどんな場面を回想しながらだったのかは定かでないですが)
その時に出てきた言葉が「『全く一緒じゃないかぁ!』って思っちゃうんです」というものでした。

文字にすると平べったくなってしまいますが、あの口調にいろんなものを感じました。

前後の話も含めてということにはなるのですが…。
「私に似てるから、こんな苦労をしてしまうんだ」というある種の自責。
「私自身は大変さを手放せるようになるまでに時間が掛かったから」という後悔。
「自分へ寛容になっても良いのに」という願い。
何より「やはり私の子だ」という愛しさ。

たった一言の中に、本当に深い深い子どもへの想いを感じました。
とっても強く僕の心を打った一言でした。

この一言が出るから親子なのだと思います。
彼に対して、僕がどう頑張ってみても出てくるものではありません。

この一言が出るから出来ること。
この一言が出ないから出来ること。

親として。
支援者として。

彼に出来ること。
彼と彼の家族へ出来ること。

彼に出来ないこと。
彼と彼の家族へ出来ないこと。

しっかりと言葉を受け止めて、しっかりと考えて、しっかりと地に足をつけて…。

自分のすべきことを見つめていくことにします。