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2017年12月1日金曜日

「全く一緒じゃないかぁ!」

「『全く一緒じゃないかぁ!』って思っちゃうんです」

今日(日付的には昨日か)は午前中、保護者と面談をしていました。
ガッツリ2時間半、お話していました。
色々と最近の様子が気になる中学生Kさんのお母さん。
話の途中で、お母さんの口から出てきた言葉です。

Kさんへは先日も夜に急遽、「自学」の手伝いを通して訪ねたのですが、その折、お母さんの様子もちょっぴり気になったので、「お時間あるところでお話ししましょうか?」と提案したところ、今日になったという次第です。

具体的な場面まで出てきた訳ではありませんでしたが、話がお母さん自身のもう少し若い時分、あるいは学童期へと及びました。
(お母さんがどんな場面を回想しながらだったのかは定かでないですが)
その時に出てきた言葉が「『全く一緒じゃないかぁ!』って思っちゃうんです」というものでした。

文字にすると平べったくなってしまいますが、あの口調にいろんなものを感じました。

前後の話も含めてということにはなるのですが…。
「私に似てるから、こんな苦労をしてしまうんだ」というある種の自責。
「私自身は大変さを手放せるようになるまでに時間が掛かったから」という後悔。
「自分へ寛容になっても良いのに」という願い。
何より「やはり私の子だ」という愛しさ。

たった一言の中に、本当に深い深い子どもへの想いを感じました。
とっても強く僕の心を打った一言でした。

この一言が出るから親子なのだと思います。
彼に対して、僕がどう頑張ってみても出てくるものではありません。

この一言が出るから出来ること。
この一言が出ないから出来ること。

親として。
支援者として。

彼に出来ること。
彼と彼の家族へ出来ること。

彼に出来ないこと。
彼と彼の家族へ出来ないこと。

しっかりと言葉を受け止めて、しっかりと考えて、しっかりと地に足をつけて…。

自分のすべきことを見つめていくことにします。

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