この仕事をしているとたまに悲しい事例にも出会います。
例えば、学校や保育園、幼稚園…その他の子どもたちが利用する各種施設において、お部屋から“脱走”を繰り返す子がいたとして、それを特性のせいにする…そういう悲しい現実に出会うこともあるのです。
特に、ADHDなどの特性や疑いがあると思われる児童がそういうことを行うと、障がい特性としてよく上げられる「多動」「衝動性」を引き合いに出すというケースは何度か出会ってきました。
本当にそうなのでしょうか?
彼らの特性の問題ではなく、支援者側の保育課題、支援課題というところで見落としているところはないか?ということをまずはよく考えてみていただきたいものです。
単純な話です。
居心地の悪いところに、あなたは居続けたいですか?
“脱走”するのは、居心地がよくないからでしょう。
好きな場所にはいるはずです。
その単純なことを見落としていないか?
“何か”起こったときには、まずそれを見直すべきです。
子どものことを見つめていくのは当然として、支援者側の課題と子ども自身の成長段階を混同するのはマズイです。
どちらも悲しい思いや体験を重ねるばかりになってしまいます。
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