年齢は確か84歳と仰っていました。
会えば、それはもう本当にお元気そうな笑顔と大きな声で「お!来たな!大将!元気か!?」と、僕の連れてくる子どもたち、全てに隔てなく声をかけて下さっていました。
僕自身へも、「あの子は上手くなったな~」「あの子は根気がいりますな~」「今日は何時間プールに入るとですか?」「ひゃー!そんなに!ふやけてしまうな」「身体壊しなさんなよ」「そのうち呑みましょう」…本当に温かく声をかけて下さいました。
僕もこんな性格なので、自分のおじいちゃんのように慕って、冗談を言ったりからかったりして、二人で何度も大笑いして、「本当の孫と爺さんみたいやな」と周りからも言われたことがあるほどでした。
「おじいちゃん、お小遣いくれないんですよ」と周りに言ったら「しっかり働いているくせに酒の一本も持ってこない孫め」というやり取りをしたこともあるくらいに仲良くさせていただいていました。
そんなMさん。
ここのところお見かけしないから少し心配していました。
年齢が年齢だけに、体調崩されたのかな?
寂しいなぁ。
と。
今日もプール支援のためプールで更衣をしていたら、他のお年寄りが声をかけてくださいました。
「先生、Mさんっておったでしょうが。あんたと仲良く話しとったじいさま。」
「はい、最近お見かけしないですよね」
「昨日、少し来たんだけどね。車でちょっとした事故を起こしちゃったみたいで、本人も他にも怪我は無かったみたいだけど」
「あら~、そうだったんですか。でも大事に至らなくて良かったですよね」
「本当にね。でも車の運転は一切止めるみたいでね。ここにも来られなくなるって挨拶に来たとよ」
「そうだったんですか。寂しいなぁ」
「そうやろ、あんたも仲良かったもんなぁ。あんたのことも言いよったよ。『頑張って』って伝えるように言われとった」
「そうですか、ありがとうございます」
とても賑やかで義理とか人情とかに溢れた素敵な方でした。
伝言を聞いたときにはさすがに、生徒がいたから普通に振る舞いましたが、車の中で思わず泣いちゃいました(^^;
ご存命で、お身体が元気なうちは、どこかでお会いする縁もあるかもしれません。
でも、日常的に会えなくなるのはやはり寂しいものです。
ぐるんぱの活動を宗像で始めて間もなく声をかけてくださいました。
約4年。
本当にありがとうございました。
どうかお身体を大切にして、お過ごしください。
大好きなお酒。
ご一緒出来ませんでしたが、飲み過ぎに気をつけて、楽しんでください。
僕も身体に気を付けながら、子どもたちと歩き続けます。
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