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2020年10月13日火曜日

“うっかり”を演じながら

小学校3年生の男の子とのプール。

彼は、“忘れもの”が目立つ子です。
何か一つ取り組むと、何かを忘れてしまうことが多いです。

更衣の場面でも、途中で一緒になった方から挨拶をされると、荷物の片付け忘れや、靴下の脱ぎ忘れみたいなことが生じます。

プールでも、泳ぎ方の確認をするとゴーグルをかけ忘れて泳ぎ始めて「うわぁ、忘れてた」ということが、ままあります。


そこで、“うっかり”を緩やかにするために、僕が“うっかり”を演じてみています。
彼が忘れがちなことを僕が演じます。
それを彼が笑いながら指摘してきます。
彼自身が「先生、靴下!」「先生、タオル忘れてる」みたいに口に出します。
そして僕は「あぁ、うっかりしてた。一つずつ確認しないとね」と自分に言い聞かせるふりをして彼にメッセージを送ります。

これをしていくと、自分の忘れがちなことを、僕への指摘を通して確認できるので、そのことを忘れなくなってきました。
少しずつ振り返りをするようになってきました。


ずっとプールがお休みだったのですが、プールを再開してまた、こういうやり取りが戻ってきました。
笑いながら、楽しみながら。

プールだけど、泳ぐこと以外にもたくさん狙いを持ってやり取りは可能なんですよね。


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