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2024年1月22日月曜日

道具の「使い方」を具体的に伝えて、困り感を解消する

学習サポートで関わっている中学生男子。

彼の課題は「続けられない」だそうです。

学習サポート開始前に話を聞いたときに本人も保護者も「続けられない」ということを言っていました。


学習サポートを始めて間もなく6か月。

「続いて」います。


忘れてて遅刻してきてしまったことはありましたが、連絡したら「すぐに行きます」と言って、遅れながらも来ます。

多分、特別な理由がなくて休んだことは一度もないはずです。


保護者が仕事をしているので自分でスケジュール管理をしなくてはいけないので、忘れることがあるのは理解が出来ます。

「遅れたけど来れた」のですが、本人としては「時間通りにこれなかった」という認識のようです。

僕がそこをどんなにフォローしても、本人は肩を落とします。


そこで、スマホのアラームの繰り返し機能で「毎週」という設定して登録をしました。

出発すべき時間になったら鳴る。

これで忘れなくなりますよね。

本人は目からうろこといった感じで、喜んで帰りました。

そうは言っても煩わしくて解除してしまうこともあるかもしれません。


ですが、この取り組みを実装して2か月。

一度もこちらから連絡を入れることなく、時間通りに到着します。

本人としても負担になっていないようです。


同様に、家庭学習の習慣も作りたいけど「続かない」ということを本人が言い出したので、平日の本人が決めた時間にアラームが毎日なるように設定をしました。

そして、量自体は15分~20分で終わるような量にして、平日は毎日自学をするということにチャレンジしてきました。

出かけた折にアラームを解除してしまったことがあって、その週は毎日が実現しませんでしたが、1週間に一度顔を合わせて確認することで、アラームを再設定できるので、再会できています。

そうして「続けられている」ということを毎週確認しています。



今、子どもたちの手元にあるツールもかなり充実しています。

スマホなんて万能です。

でも、実際持ち始めるとおもちゃの延長になりがちです。

ゲーム、動画、ラインで友達とおしゃべりやチャット。

そこへ「ちょっと大人な使い方」として提案すると、背伸びしたがりの子たちは、しっかり乗っかってきます。


「買い与えたはいいが、遊んでばかり」という保護者の声もありますが、案外使い方を具体的に教えていません。

そこを代わりに請け負って、こんな使い方もするといいかもよ!という提案と使い方の確認までします。

おまけとして「こういう使い方もすると『遊んでばっかり』っていう親の文句を封じれるはず」ということまで伝えると、「マジでうざくなくなった」という報告が来ることまでありますw

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