職業支援者である以上、「伴走」と言いつつも生涯にわたって共に歩み続けることは、正直不可能です。
なので、僕と関わっている今の「次のステップ」をどこか片隅に置きながら、伴走をしていく必要があると思っています。
今、中学2年生の男子の学習サポートを請け負っています。
小学生のころからの付き合いです。
間もなく受験生、中学3年生です。
小学生のころには、ちょっとしたことでメソメソシテしまって、僕も「え?今ので泣きスイッチ入っちゃうの?大丈夫かよ…ただの計算ミスだぞぉ。」「英単語のつづりを間違えただけだよ~、さっきは書けてたのをたまたま間違えただけだよね?」という具合でしたw
今、振り返ると笑えるエピソード満載の子です♪
そんな彼も中学生になり、部活にも入りました。
それこそ最初のころは「ちょっと疲れる…楽しいけど」と言ってはメソメソ相談してきました。
それでも諦めずに少しずつタフにしなやかになってきました。
彼のまじめで頑張り屋の性格が、最近になって芽吹いて、つぼみも実り始めたという感じです。
学習状況も小学生のころには「やや遅れ気味」だったのが、今では「普通」もしくは「割とできる」と思われるくらいになりました。
メソメソする彼も随分とみていない気がします。
本人に確認してみると、「学校で大変に思うことがないわけじゃないけど、なんか頑張れるようになった」とのこと。
「学習自体もさほど苦にならないようになってきた」も。
保護者に確認しても「最近は随分たくましくなりました」とのこと。
学習の困り感もなくなり、生活面での困り感もなくなってきて…うれしい限りです。
こうなると「ぐるんぱじゃなくても良くね?」と僕はなります♪
もちろん、僕との関係性もあって「安心する」とか「何かの時に相談できる」と思ってくれていて、通い続けたいという要望があれば伴走し続けますが、ぐるんぱはあくまで「学習サポート」をする場所で、「学力を上げる」場所ではないのです。
近隣の学習塾の情報くらいは幾分か持ってもいますから、その子に合いそうな塾の提案もできます。
あるいは、学習塾に通わなくたっていいのです。
自分で自宅でやることも決して悪くはありません。
特に彼のようにまじめなタイプであれば。
自分のペースで学習を進め、周囲と相談しながら進路を検討してくことでも十分でしょう。
今日一緒に学習した彼は、いよいよそういうことを考え始めていいころ合いだと思います。
彼がどんな選択をしても応援し続けるということだけは惜しみなく伝えたので、きっとベターな選択をすることでしょう。
こんな風に囲うのではなく、外への扉、道を用意、意識して関わることを、ぐるんぱは大切にしたいです。
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