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2018年4月7日土曜日

学習サポートの在り方

問題が解ける、ということより意欲とか好奇心を育てることを僕は大切にしたいし、何より「『学習は嫌な時間』を如何に取っ払うことが出来るか」を目指して、僕の学習サポートは在ります。
その為に「分からないところはいくらでも時間をかける」「お喋りも目一杯する」「メリハリをつける」ということを都度使い分けていきます。

ちょっとお尋ねを頂いたので少し書いてみます。

それから…

僕との学習だけを切り取るなら、ハッキリ言って「姿勢が悪かろうが離席があろうが構わない」と思うところもあります。
でも、僕との学習はせいぜい週に1~2時間。
学校や僕抜きの家庭学習の方が多いのです。
そこで注意を受けたり、叱責をされたりして「学習が嫌な時間」になる可能性があるのであれば、それを回避するために姿勢や離席に対して、サポート、練習をします。
なかなか集団の場では「なんで離席するのか」「なんで姿勢が崩れるのか」ということについてじっくり話したり聞いたりすることは出来ません。
そこを探るのも僕の学習サポートの役割。
子どもなりに理由があるはずです。
個別の良さ、成績アップにこだわらない良さがあると僕自身は考えているところです。

もちろん、「成績アップ」が求められることもあります。
ただ、それは進学ということだけの話ではなくて、自尊感情とか自己肯定感とかの話で。
成績が、本人のそういう心持ちにマイナスに作用しているのであれば、問題を解けるようになるということや成績アップということを目指しもします。

学習も「人の育ちの一環」だと思いながら、僕は学習サポートをしていっています。

2018年4月6日金曜日

降車出来ずとも

久しぶりにブログに登場の、50歳の青年とのプール。

ブログには久しぶりですが、変わらずお付き合いは続いています。

ただ、最近はプールに入られないことも多いです。

昨日も彼の通う事業所に迎えに行き、一緒にプールへ入る予定でした。

車の中でも「プールプール」「プールいく」と表情もそう悪くない感じでつぶやいていました。

けれど、到着してドアを開けたら「いや」「入らん」と言い、ドアを閉め降車を拒みました。

こうなるとテコでも動かない、という感じで頑としてプールは入れなくなります。

体調や体型、これからの体力の低下、生活…それらを考えると出来るだけ、活動量を増やした方が良い、と僕は思っていますし、周りともそんな話をしているところです。

入れないことは残念だし、なんとか入れないかな?と思うから「入りましょうよ」というお誘いは時間の許す限りするようにしています。

今のところ、拒み始めると頑なな彼ですが、もしかしたら今日が「1度は拒んでみたけど、やっぱり入れた」という日になるかもしれないから、このお誘いは絶対に必要だと思っています。

それに、僕が彼の立場なら「あ、今日もそのパターンですね、了解しました、帰りまーす」みたいにサラッとされたら、ちょっと寂しい気もするんですよね。
諦められている感じがして。

車から降りてもらえず、閉めようとする扉に挟まれながら「いきましょーよー」と声をかける…

それでも良いのです。

彼からすると、若造がうっとーしいでしょうね(笑)

もちろん、「僕の価値観」というところでの行動だし、彼の気持ちとは別のところで「毎週永田とプール」ということが決まったので、そりゃ気分が乗らないということもあるでしょう。

そういうの全部ひっくるめて受け止めながら、ドアに挟まれながら、めげずにプールの機会を重ねていこうと思います。

2018年4月4日水曜日

ハサミでチョキチョキ、君は何を見ているのかな?

つい今しがたまで「放課後等デイサービスえるそるむなかた」と「放課後等デイサービスいーりすむなかた」にて学習サポートにお邪魔していました。

と言いつつ、今日もとっても心地よい陽気で、子どもたちもほとんど外遊びに出掛けていました。

残って、室内で過ごしている子どもと遊んで(子どもの超ローカルルール有りのはさみ将棋を習っていました)、春休みの宿題の仕上げ的に見直しを一緒にして、と言う具合で、割とゆるりと過ごしていました。



新年度、新学期のスタートを控えてソワソワしている子。
は?新学期?だから何?今は春休みだし!と存分に満喫している子。

子どもたちの様子も様々です。
そんな中から、この春小学校に上がるS君の様子について。


おもむろにハサミを手に取り、僕が脇に置いていた自由帳のページを切り始めました。
学習サポートで使用するものなのですが、テーブルに置いていたら切り始めちゃいました^^;
でも、思うようにいかない様子。
すると、チョンチョンと合図をしてきて、ページを切り離すことをジェスチャーで要求してきました。
(言葉はあまり多くない子です)

「いいよ、ちょっと待ってね」と応え、ページを数枚切り離して渡しました。

すると、とても器用にチョキチョキチョキチョキ…

何を作るのかな?としばらく眺めていたら、確かに「何か」を作ろうとしているようです。
目的を持ってハサミを動かしているように見えます。

こちらからは「何か」が、なかなか分からないのですが、彼の作ったモノが次々にテーブルに並んでいきます。

楽し気に、一心に。


ただ、多分、本人も「何か」が「思い通り」の場所へ行きつかなかったようで、2,3分ものすごい集中して切っていましたが、急につまらなさそうな目をしたと思ったら、ハサミと紙をその場に置いて、他の遊びへと向かってしまいました。

しばらくはこれで良いのかな、と。


徐々に徐々に。
彼のことを知っていって、彼の作るモノ、彼の見ているモノをとらえられるようになっていくのがしばらくの間の僕の役割かも、と思うところです。

彼の作りたいモノ、あるいはしたいことがもう少し見えたら、「観察」というところから、もう少し「目的地までの同伴」というくらいのエッセンスを加えてもいいのかな。


「もし」なんていうのもナンセンスですが、「もし今日同伴が出来ていたら、彼はまだ続けたのかな?もっと何かを作っていったのかな?」と考えながら場を後にしてきました。


春。
新しい出会いが楽しみな時期ですね。

やることもてんこ盛りの時期ですが、ボチボチしていきます。

2018年4月3日火曜日

「やめてもいいんだよ」と

地域活動の一環で毎週月曜日の午前中は東郷駅そばにある「CoCokaraひのさと」という施設で朝市のお手伝いをしています。

それで、昨日も朝市をしていたら、途中で続々と東郷駅から人が出てきました。

なんでも人身事故で列車が動かなくなったとのことでした。


昨日は4月2日。
新年のスタート。

いろいろと推測してしまいます。

行きたくなかったのかな?とか。
嫌だったのかな?とか。


学校にしても職場にしても、「辞める」ということも言えないほどに追いつめられている人がいるということなのでしょう。
いえ、周りは追いつめているつもりもなくて、フォローをしているのかもしれないのです。

それでも責任感とか、先への不安とか、希望がなかなか見えづらくなっている人がいるというのは一つの事実だと思うのです。

「続けることが良い」という文化が日本にはまだまだあります。

僕自身も「頑張るってことは続けること」ということを子どもに伝えていくこともあります。

でも、自分を消耗して、自分を削りながら、をしてまで続けなさい、とは微塵も思いません。

「会社のため」「社会のため」と頑張ることも素敵です。

でも、「仕事のために生きている」訳ではなくて「生きていくために仕事をしている」のですし、「自分の存在を意味づける」ために役割を担っていくのだと僕は考えています。


悩んでいたり、自分を消耗していたりする人には、僕は「やめてもいいんだよ」ということを伝えたいと思うのです。
死んでまで続けなくてはならないことなんて無いと思うのです。

僕は出会う子どもたちに、「続けること」「やめてもいい」という一見、矛盾するこの二つを伝えていきたいと思います。

「かぜだー」

今日はちょっと息子のことを。

自宅の庭先で遊ばせているときに風が吹きました。

そのときに「かぜだー、きもちいいねぇ」と風の心地よいことを伝えてきました。

そのあとに風で揺れる木々を見て「あそこ、かぜだ」と言うのです。

風を目でとらえて楽しむ。

そんな彼の姿が、いとしくて愛しくて。


2018年4月1日日曜日

エイプリルフールって嘘をつく日ではない

【エイプリルフールは嘘をつく日ではない(と思う)】

もうね、ネットなんか根も葉もない噂や嘘、誤情報が蔓延してるんですよ。
だから、直ぐにエイプリルフールに嘘をつく、っていうのも「嘘か本当か分からない」ってことになってしまうんですよ。
「エイプリルフールは冗談を楽しむ」っていう認識がないとアカンのです。
もっと言えば「仲間内で」ということも必要なご時世。

「宝くじで100万円が当たりました」なんて「マジか!?いいな」ってなる嘘か本当か分からない典型だし、変な話、これが1億くらいでも書き方によっては「え?マジ?」ってなるし。

それから、こんなのは絶対アカン。

「夢のために思い切って退職しちゃいました!」なんてのも間違いなくアウト。

「体調が悪い云々…」みたいなものも当然アウト。

この手はオオカミ少年になるのがオチ。
人が笑えない、応援出来なくなるような嘘は付くだけ損。

せっかくならみんな(仲間内)で楽しめるジョークにしましょうよ✨

上手く過ごせれば仲間が寄ってくるし、下手こけば人が離れる。
モラルとセンスが必要。

エイプリルフールってそういう日だと思います。

Googleのエイプリルフールなんて毎年面白いですよ。
だから世界規模の企業なんだ、と思うんですよ。
分からない人は調べてみてくださいね😄

因みに僕は今日、ガソリンスタンドでタイヤの空気圧を調べたら減っていたので、空気を入れようと思ったら、空気を入れすぎて車が飛んでいってしまいました!

的なまるでトムとジェリー的な絵面が浮かぶようなジョークでないともはや難しいと思うのです。

以前は出来なかったことが再現できるように、時代が進んでいるから。

ま、もう今年のエイプリルフールも間もなく終わりますから、良かったらどなたか、来年一緒に楽しみましょう。

好きなことをして生きていくって


僕の場合は、仕事が好きで、「好きなことを仕事に」ということが叶っている人間です。

これを羨ましがられることも多いですが、僕は思うんですよ。

「好きなことを仕事に」=「好きなことをして生きる」ではないと思います。

仕事に対する考え方、価値観も人それぞれで、「仕事はお金を稼ぐツール」と割り切って働いて、他の時間で「好きなことをして生きる」ことだってモハメド・アリな訳です。
(こうやってしょうもない駄洒落をチラつかせることだって「好きなことをして生きる」ことの1つだし(笑))

「好きなことを仕事に」というのはやはり大変は大変です。
場合によっては好きでいられなくなるかもしれませんしね。

でも、「好きなことをして生きる」ってことは案外と、その気になれば誰でもしていけると、僕は思います。

僕は仕事以外にも「好きなこと」「してみたいこと」を割りと素直にしながら生きています。