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2018年4月4日水曜日

ハサミでチョキチョキ、君は何を見ているのかな?

つい今しがたまで「放課後等デイサービスえるそるむなかた」と「放課後等デイサービスいーりすむなかた」にて学習サポートにお邪魔していました。

と言いつつ、今日もとっても心地よい陽気で、子どもたちもほとんど外遊びに出掛けていました。

残って、室内で過ごしている子どもと遊んで(子どもの超ローカルルール有りのはさみ将棋を習っていました)、春休みの宿題の仕上げ的に見直しを一緒にして、と言う具合で、割とゆるりと過ごしていました。



新年度、新学期のスタートを控えてソワソワしている子。
は?新学期?だから何?今は春休みだし!と存分に満喫している子。

子どもたちの様子も様々です。
そんな中から、この春小学校に上がるS君の様子について。


おもむろにハサミを手に取り、僕が脇に置いていた自由帳のページを切り始めました。
学習サポートで使用するものなのですが、テーブルに置いていたら切り始めちゃいました^^;
でも、思うようにいかない様子。
すると、チョンチョンと合図をしてきて、ページを切り離すことをジェスチャーで要求してきました。
(言葉はあまり多くない子です)

「いいよ、ちょっと待ってね」と応え、ページを数枚切り離して渡しました。

すると、とても器用にチョキチョキチョキチョキ…

何を作るのかな?としばらく眺めていたら、確かに「何か」を作ろうとしているようです。
目的を持ってハサミを動かしているように見えます。

こちらからは「何か」が、なかなか分からないのですが、彼の作ったモノが次々にテーブルに並んでいきます。

楽し気に、一心に。


ただ、多分、本人も「何か」が「思い通り」の場所へ行きつかなかったようで、2,3分ものすごい集中して切っていましたが、急につまらなさそうな目をしたと思ったら、ハサミと紙をその場に置いて、他の遊びへと向かってしまいました。

しばらくはこれで良いのかな、と。


徐々に徐々に。
彼のことを知っていって、彼の作るモノ、彼の見ているモノをとらえられるようになっていくのがしばらくの間の僕の役割かも、と思うところです。

彼の作りたいモノ、あるいはしたいことがもう少し見えたら、「観察」というところから、もう少し「目的地までの同伴」というくらいのエッセンスを加えてもいいのかな。


「もし」なんていうのもナンセンスですが、「もし今日同伴が出来ていたら、彼はまだ続けたのかな?もっと何かを作っていったのかな?」と考えながら場を後にしてきました。


春。
新しい出会いが楽しみな時期ですね。

やることもてんこ盛りの時期ですが、ボチボチしていきます。

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