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2018年11月11日日曜日

タンポポだって宝物

放課後等デイサービスえるそるむなかたに伺った際のこと。

小学校1年生のY君が、他の子どもたちよりも一足早く帰ってきました。
「宿題ないけん、外に遊びに行きたい」と言われて、僕と共に外へ繰り出すことになりました。
(本当は宿題もあるようですが、遊びに出たくて最近の彼は、こういう言葉でお出かけに繰り出すのです)

カナヘビを探したくて、近所をウロウロ。

結局、カナヘビは見つけられず、だったのですが、代わりにとっても大きくて綺麗に咲いているタンポポを見つけました。
黄色い花びらが円形に均等に開いていて、二人で「うわぁ、これ大きいね!」「うん、それにまんまる!」と興奮しました。

Y君に「取ってもいい?」と尋ねられたので、「いいよ」と応えると、彼は身をかがめて花を傷めないように、慎重にタンポポを摘みました。

嬉しそうに持って帰って、えるそるに戻ってきました。

敷地に入ったら「ちょっと待って!」とY君が言い出したので「どうしたと?」と彼の方へ目を向けると、敷地の角にしゃがみ込んでいました。

また何か見つけたのかな?と思ったら、今度は先ほど摘んでいたタンポポを人目に付きにくい塀の下に植え直していました。

「なんしよぉと?」と聞いてみたら、「せっかく見つけたけんね、僕だけ…先生言わんでね?秘密にすると、他のみんなに見つからんようにしとくと」と。

道端に咲いていたタンポポだって、宝物なんですよね。

お出かけして、その先で自分だけが出会えたちょっとした贅沢、そんな感じかな?

とっても嬉しそうにタンポポを隠す彼の穏やかでワクワクでニコニコな表情。
たまらん!!

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