久しぶりに小学校高学年のEちゃんのプールについて書いてみようと思います。
彼女との付き合いも2年半を越えました。
ほとんど毎週、休まずにプールに通ってきてくれる彼女。
初めは、ビート板の使い方も分からず、プールと言っても、水の中で跳ねたり、その場で潜ったりするくらいの過ごし方しか持っていませんでした。
“泳ぐ”なんて概念は持っていなかったかもしれません。
プールサイドも小走りしたり、跳ねたりして、転びそうになってもいました(^^;
そういう“泳ぐ”以外にも“場に応じた過ごし方”の獲得からしていくことが必要な子でした。
1つずつ練習を重ねてきて、今では、ばた足だけでなく、クロールも平泳ぎも背泳ぎも25メートル泳ぐことが出来るようになりました。
クロールは、横を向きながら息継ぎすることも出来るようになったし、平泳ぎの独特な足使いも“らしく”なってきました。
背泳ぎなんて、周りの人が「きれいに泳ぐね」と呟くくらいに上手になっています。
小一時間の入水時間で、実に700メートル泳いで帰ります。
最近は、さらにステップアップを目指しており、僕がスタート地点から「よーい、スタート!」の合図を送るだけで、一往復泳いで戻ってくるということもやってみています。
これが大切。
僕の誘導無しで、周囲の人たちの動きを見ながらペースを変えたり、避けたりしながら泳ぐ必要があります。
最初は、立ち止まって、振り返って「どうしたらいいの?」みたいな表情を向けてくることもありましたが、その辺りも上達してきました。
そろそろカードを準備しようと思います。
「え?これからカード?」と思うかもしれません。
でも、これからなんです。
彼女とのプールにおけるコミュニケーションで、カード類は使わずに重ねてきていて、「クロール」「平泳ぎ」「背泳ぎ」「ビート板キック」など、メニュー名と動作のマッチングは問題なく出来ています。
なので、これは「僕以外の人ともプールに来られるように」なるための準備です。
「これだけ泳いだら終わり」というのが、彼女にも“僕以外の誰か”にも分かりやすくするためです。
いよいよ、“レッスン”から余暇活動にしていくための段階です(レッスンももちろん、余暇活動の一環かもしれませんが、「先生」とではない誰かと過ごすというのは、また違う効果がありますよね♪)。
基本的には、本人で泳げますが、“誰と来ても同じように泳げる”ということを目指すための補助アイテムですね。
近々、製作に取りかかろうと思うので、出来上がったら、写真と共にご報告しますので、お楽しみに♪
そんな風に順調にお姉さんへの階段を上っているEちゃん。
出会った頃よりも、親子関係も深まっているみたいです。
お母さんも毎週プールの上達を楽しみにしてくれています。
「最近、ようやく彼女のことが可愛いと思えるようになってきた」とお母さんが聞かせてくれたのは数ヶ月前のことです。
彼女の人生がより豊かなものになりますように。
彼女の成長に立ち会えている僕は、とってもラッキー♪
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