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2019年8月3日土曜日

「何もしない」「ボーッとする」「テレビを見る」

梅雨が開けた途端に、連日ものすごい暑さが続いていますね。

教え子たちの中にも、身体がついていかず、体調を崩す子たちが出ています。

さて、そんな子どもたちの様子を見ていたり、話を聞いたり、あるいは放課後等デイサービスへ支援でお邪魔したりする中で、色々と考えること、感じることがあります。

それは夏休みの過ごし方。

子どもたちの中には、本人の事情や家庭等の事情…様々な理由で、放課後等デイサービスや学童で過ごす時間の多くなっている子もいるわけです。

そこでの過ごし方、ということについて。

現場の指導員さんたちは、この猛暑の中、連日どのように過ごすかを検討に検討を重ねて、知恵も出し合って準備や計画をしています。

しかも、その時々で子どもたちの欲求や要求、様子や状態も違うので、臨機応変に対応が求められています。

もうこれには、頭が下がります。

「夏休み」という時期、時間をどのように“演出”するか。

思い出作りになるようなイベントを企画する日もあれば、「夏休み」 らしくのーんびりする日もあるわけです。

その、のーんびり過ごすときの過ごし方も指導員さんたちは、外遊びに長時間連れ出すことも難しいので、室内遊びの選択肢を用意していらっしゃいます。

これは本当にスゴいですよ。
その子が夢中になれそうなものを考えて…
何気なく子どもたちが過ごしている裏に指導員さんと子どもたちとの関係性が見てとれます。

それでも「常に何かする」というのも疲れるものです。

自宅で過ごしていたら、ゴロゴロしたりテレビを見たりしているかもしれないですからね。
それを“何か”をし続けるわけですから、疲れもします。

そういうことを考えると保育先で、「何もしない」とか「テレビを見る」ことが悪い、みたいな風潮がありますが、一概に悪いとは言えない気もするわけです。

もちろん、連日テレビをつけっぱなし、垂れ流し状態なんて言うのは論外。

様々な活動をしつつ、「何もしない」とか「ボーッとする」とか「テレビを見る」という時間が“あっても良い”のでは?という感じがします。

保護者のアンケートや評価は、当然テレビとか「のんびり過ごしました」という報告には後ろ向きな意見が多くなります。

特に放課後等デイサービスの位置付けとしては「療育機関」という役割がありますから、当然と言えば当然です。

それでも、事業所なりに狙いや意図を持って、必要に応じて理由を説明出来るだけの根拠があれば、そういう時間の過ごし方も良い気がするのです。

これには賛否あると思いますが…みなさんいかがですか?

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