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2020年1月26日日曜日

ロッカーを探せるようになりました。

プールの更衣室のロッカー。

受付で鍵をもらって、更衣室で鍵に表記されている番号とロッカーの番号を照らし合わせて利用する、という手順を踏みます。 

これ、意外と苦戦する子が多いのです。

なぜか?

そもそもたくさんのロッカー中から、自分の場所を見つけるということも難しいのですが、鍵とロッカーの表記の仕方が違うというのがまた難しくしています。

特に二桁の番号。

例えば鍵に「071」と表記されていたとします。
ロッカーも、同じように表記されているかと思いきや「71」と書かれているのです。
「0」が無い。

普段の生活を振り返るとこういうことって沢山あるんですが、ぐるんぱのプールに通ってきている子の中には、この違いが大きな壁になる子も少なくありません。


小学校低学年の男の子は、その違いでなかなか番号の照合が出来ませんでした。
帰りは、「さっき使ったところ」ということでしょう、覚えているのでスムーズですが、最初がなかなか見つけられないでいました。

半年くらい、その練習をしてきていて、今日は初めて自分で確認をしてロッカーの利用が出来ました。

これが他の場面で応用が利くようになるか?というとまた難しいところですが、彼の中には「こういうこともある」が少しでも種として残って、いつか根付いて芽吹けば良いな、と思うのです。

少なくとも、ここに通って来られる圏内に生活をしているわけですから、僕とのプール以外で、例えば家族でプールに来たときなど自分で確認をしてロッカーの利用が出来るというのは、余暇活動としての定着を考えたらアリな気がします。

そして、「なんでもしてもらう」から「これは出来る」が生まれていくというのは、子どもたちのいろんな可能性を感じる機会にもなっていると思います。
介助や支援をする人がいなくても出来るということは、「待ってて」が減って、その分、自身のために時間を使いやすくなると思っています。

今日はそんな場面に立ち会えて、本当に嬉しかったです。

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