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2021年5月23日日曜日

意識的に、努力してやろうとすると上手くいかないこともある

意識的に取り組んで自らのスキルにしていく、ということはよくあります。

ですが、意識すると上手くいかなくなってしまう、ということも案外あるものです。


知的障がいを持っている子どもが何気なく口にした言葉が面白くて、もう一度聞かせて!と言うと、上手く言えないこととか。
自然にと言うか自動的にと言うか出てきた言葉でも、意識すると上手く言えなくなってしまうのです。

スキップしていた子どもに、「上手だね、もう一回して見せて」と声をかけると躓くように不自然なスキップをしてしまうことがあります。

指示されて意識的に行うというのは、指示された行為を、一旦頭の中でイメージしてたどって再現するという手順が必要になります。

一方、自然に行った行為については、どういう言葉を使わなくてはいけない、と言う具合に、心というか頭というか・・・そういう場に用意しておく必要が無いですし、動作についてもどこをどう動かすというイメージを用意する必要がないので、流れに任せるだけでできるものなのでしょう。


ということは、ですよ。
何か獲得したいものがあるとしたら、リラックスした中で引き出すようなイメージを持つ方が良いと思いませんか?
学習然り。
運動然り。

意識的に行うものは、案外崩れるのも早い気がします。
無意識に出来ているものほどいつまでも自然に出来ます。


呼吸だって意識を向けるだけで途端にリズムが変わりますw

意識して歩いてみるだけで姿勢や歩幅、手の振りが変わる人が多いはずです。


訓練を訓練っぽくしない。
そういう心構えで学習もプールもしていきたいと思っています。

意図はこちらが見失わなければ良いのです。

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