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2018年9月21日金曜日

やんちゃライダーとダーク先生

幼稚園児の男の子。

ここのところ何やらお疲れの様子。
虫の居所も悪く、いろんなことが思うように運ばない様子。

今日もプールに到着した時、お母さんと問答していました。

その様子から(よし、今日はお話しながらやろ)と決めました。

受付から更衣室、入水するまでにも他愛ないお喋りをしながら(核心を話しやすくなる下準備)、コントさながらのやり取りを展開しながら進行しました。

程よく身体も動かして、お喋りもしたところで、本人の気にかかっている事へと話題を転じました。

すると表情を改めて、しばらく溜めて、大きく一息ついて、話を始めました。

話題は転々とします。
それでも彼の顔は真剣そのもの。
急に話題が変わっても、それを全て聞いていきます。

うん、そうなんだね、それで?

話を促しながら、最後に「こういうことなんだよ。分かった?」と。

「なるほどね。よーく伝わったよ。話してくれてありがとう。」と伝えました。

少しホッとした表情でした。

良かった、話が聞けて。
本当にそう思えました。

彼は今、葛藤しているようです。

“お行儀良く”頑張ることへの疲れと、頑張りたいし、期待にも応えたいという思いとの間で揺れているようでした。

「あなたが思う、カッチョ良くで良いよ!」

そう声掛けたら、
「こう?…ライダーキック!ダーク先生、覚悟しろ!」
とライダーごっこをしながら、ビート板キックを見せてくれました!

「なにをーー!?ダーク先生ビーム!」と返したら、また
「そんなのかわしてやる!」
と、泳いで避けました。

「ほらぁ!それで良いじゃん!?楽しいやろ?」
と伝えたら、とても満足そうな顔でニカッと笑いながら、
「うん!」
と返してくれました。

彼の止まり木のようにして、来週も、来週の彼が現れるのを待っていようと思います。

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